付き合う前のデートで、脈ありなのかを見極めることはできるのでしょうか？デートのお誘いからデート中、デート後までに見せる「脈ありサイン」について解説します。自分に対する接し方やデート中の表情、仕草といったポイントを見ていきましょう。また付き合う前のデートで控えるべき行動など、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナーの講師を行う恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに伺いました。

デートのお誘い前に脈ありサインを見極めるには？

気になる相手をデートに誘うとき、脈ありなのかどうか気になってしまうものです。そこでデートに誘う前の、自分に対する接し方から分かる脈ありサインについてご紹介します。

連絡にリアクションや返信がある

メッセージツールでの連絡にリアクションがあれば脈ありと言えます。質問内容はさほど関係なく、それよりも返信があるのか、連絡頻度が高いのかがポイントになります。

自己開示をしてくれる

連絡先を交換しメッセージのやりとりをしているときに、どれくらい自己開示をしてくれるかも見ておきましょう。「私は●●の仕事をしていて休みは不規則です」とメッセージを送ったときに、同じように「素敵な仕事ですね！私は●●の仕事で、土日が休みです」といった自己開示をしてくれる人は、脈あり度が高くデートに至りやすいと言えます。

一方で、「そうなんですね」といった自己開示をしない返事が戻ってくる場合は、脈なしとまでは言えないものの、温度差があるためデートが成立しにくい傾向があります。

【お誘い～デート前】までに見せる脈ありサインを見極めるポイント

デートに誘ったときに相手が見せるリアクションと、デート当日までのやりとりから見える脈ありサインについてチェックしてみましょう。

会う予定が成立する

会う約束ができるかどうかは大切なサインです。脈ありの場合はデートの約束に結び付きやすいですが、会おうと提案をしても、「今忙しくて……」などと断られる場合は少し難しいかもしれません。

お誘いの日程調整が早い

デートのお誘いをしたときに、あまり遠くない日程を相手が提示してくれるなら脈ありと言えます。「明日会える？」など3日以内の急な日程を提示される場合は、脈あり度は高めです。

マッチングアプリの場合なら、2週間以上先の日程を提示されてしまうと、他にもたくさん会っている人がいる可能性が高く、脈ありと断定しづらいかもしれません。

デート当日までのやりとり

デートに向けて連絡を取り合う中でやりとりが途切れない、当日の予定を詰めてくれる、「楽しみ」と言ってくれる場合は相手も好意があると考えられます。

またマッチングアプリなら、写真や項目、自己紹介文の変更があるかにも着目しましょう。現状で満足していて、積極的に多くの人とのマッチングを希望していない場合はプロフィールの情報を大きく変化させないため脈ありの可能性があります。

【デート中】に見せる脈ありサインを見極めるポイント

デート中の相手とのやりとりの中にも、脈ありかどうかを見分けられるポイントがあります。デート中に相手が見せる好意のサインをチェックしておきましょう。

笑顔が多い

好意がある人とコミュニケーションをとっているときは嬉しい、楽しいと感じているため、自然と笑顔が多くなります。また、笑顔はお相手に良い印象をアピールしたいという気持ちの表れでもあるため、笑顔が多く楽しげな表情を見せてくれるようであれば脈あり度は高めと言えます。

体勢がこちらを向いている

好意的な気持ちがあると、「もっと相手を知りたい」と興味を示すようになるため、無意識に体勢を相手に向けていることがあります。こちらに向き合うように座っていたり、前のめりで話を聞いていたりするようであれば脈ありと考えられます。

自分に興味を持って質問してくれる

「相手のことをもっと知りたい」「距離を縮めたい」という気持ちがあると、質問を通じてコミュニケーションを深めようとします。自分に興味を持って質問をしてくれるということは、内面を知って、より深い関係を築きたいという気持ちの表れの一つです。

メッセージのやりとりを覚えている

何気ない会話やメッセージツールのやりとりを覚えているのは、自分との関係を特別に感じているからです。「あなたのことをよく知りたい」という好意や関心を抱いていると言えるでしょう。

ガチガチに緊張している

恋愛感情や好意があるからこそ、良い面を見せることを意識してしまい緊張している可能性が高いです。また、好きな気持ちを隠そうと、照れ隠しで「緊張する」と言っている場合もあります。

【デート終盤～デート後】に見せる脈ありサインを見極めるポイント

デートの終わりごろからデートの後も、自分に対して好意があるのか確認できるポイントがあります。デート終盤からデート後に見せる脈ありサインを見ていきましょう。

次に会う約束をして解散する

好きな相手には「また会いたい」と感じるため、積極的に次に会う予定を提案してくれます。具体的な日程や出かける場所などの話が出るようであれば脈ありを期待して良いでしょう。

また、マッチングアプリの場合、連絡先の交換を持ちかけられていれば、脈ありの可能性は高めです。連絡先を交換するということは、相手は次のデートを見据えていると言えます。

別れ際に名残惜しそうにしてくれる

別れ際に見えなくなるまで見送ってくれたり、何度も振り返ってくれたりといった行動は、「もっと一緒にいたい」「別れが惜しい」という気持ちがあるからです。

一方で、早くデートを切り上げたそうにしている、時計を確認して時間を気にしているといった場合は、脈なしの恐れがあります。別れ際の態度は、特に本音が出やすいかもしれません。

デートのお礼メッセージがある

恋愛関係に発展させたいと考えているなら、デートの後にメッセージツールやアプリのチャットでお礼の連絡が来ることも少なくありません。デートで楽しかったことや意外な一面が見られて嬉しかったなど好意的な気持ちを具体的な言葉にして伝えてくれる傾向があります。

それまでと同じようにやりとりが継続する

相手も好意を持っている場合は、デート以降のやりとりの頻度がデート前と変わらず継続する、もしくは増えることがほとんどです。少しプライベートに踏み込んだ話をしたり、また会う約束をしたりと、自分から少し距離を縮めてみて引かれないなら脈ありです。

付き合う前のデートで控えるべき行動?

デートの前後で脈ありサインが見られた場合であっても、控えるべき行動があります。相手との関係を進展させるためにもチェックしておきましょう。

距離を詰め過ぎてしまう

他にデートしている人がいるのか詮索したり、相手が敬語なのにタメ口のなれなれしい態度を取ったり、家の最寄り駅を聞いたりといった、相手が踏み込み過ぎだと感じるようなコミュニケーションは避けましょう。

踏み込んだ質問をしたとしても正直に答えてくれる可能性は低いですし、悪い印象を与えてしまうかもしれません。相手と口調を合わせる、連絡の返信速度を合わせるなど、少しずつ距離を縮める意識を持ちましょう。

相手の意見を聞かない

まだ親しいとは言えない状況なので、相手が正直に意見を言えなくなるような強引な言動は控えましょう。

例えば次のデートに誘う場合、「連れて行きたい焼肉屋さんがあるから行こうよ！」といった一方的な誘い方は、相手が希望を言いにくくなってしまいます。

「おいしい焼肉屋さんがあって、一緒に行きたいなと思ったのですがお好きですか？●●さんが行きたいお店があれば、そちらでも大丈夫です」といった、相手が意見しやすい誘い方をすることが大切です。

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脈ありサインを意識しつつ、相手と向き合うことも忘れずに?

気になる人とどうしたら付き合えるのかを考えると、デートに誘うときもデート中も緊張してしまうものです。自信を持てない人もいるかもしれませんが、実は初デートをする前から100％脈あり、脈なしと決めていることはあまりなく、「どちらとも言えない」という状況がほとんどであると考えられます。本当に脈なしであれば、そもそも連絡を取り合っていないはずです。

脈ありの可能性が少しでもあるならば、相手のサインをチェックしつつ、少しずつ関係を発展させて、脈ありに持っていこうという姿勢で向き合ってみてはいかがでしょうか。その行動が、素敵な恋愛に繋がっていくはずです。

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取材・文／高坂晴奈

【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。 29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。
著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト https://www.bestpartner-prj.jp/
Twitter @koakumamt
恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog http://ameblo.jp/koakuma-mt/