婚活パーティ攻略法！マッチングするための事前準備＆流れごとのコツ・注意点を解説

婚活パーティでうまくマッチングできずに悩んでいる人もいるのでは。そこで今回は、婚活パーティの攻略法やコツ、気を付けた方がいい注意ポイントについて、婚活パーティの企画運営も行う婚活コンサルタント 一色美華さんにお伺いしました！初めて婚活パーティに参加する人や、何回か参加してもうまくマッチングしない、という人はぜひ参考にしてみてください。

婚活パーティで一人の異性とお話しできるのは、基本的に５～10分程度です。その短時間の中で相手に好印象を残すには「マッチングスキルが必要」と、一色さん。このマッチングスキルは、社交性などのコミュニケーション能力だけではなく、見た目やつくり出す雰囲気、心意気も入ります。詳しく紹介していきます。

「初デート」を意識した服装・身なりを心掛ける

初対面では、視覚から得る情報も重要な要素です。パッと見て「素敵だな」と思ってもらうためには、TPO（場所、季節、天気など）を考慮した、清潔感のある服装を選びましょう。

当日マッチングが叶った場合、実際にその後、相手と一緒にカフェなどに行くこともあるかもしれません。そのときに場所が限られないように「初デート」を意識するのがポイントです。女性は、華やかさを演出するパステルカラーや白色の洋服を取り入れ、メイクもナチュラルに。男性は、落ち着きが感じられるシンプルな色使いの洋服を選び、ひげやヘアスタイルも整えて行きましょう。「今日は頑張っておしゃれしてきました」という会話があっても◎。相手に本気度を伝えられるはずです。

笑顔をキープする

当たり前のようで、意外と難しいのが笑顔をキープすること。初対面の人と話す機会が普段から少ない人や、婚活パーティ参加に慣れていない人などは、緊張から顔がこわばってしまう人も多いのではないでしょうか。

常に歯を見せて笑顔でいる必要はありません。口角を上げて、話をしたり聞いたりすることを意識しましょう。笑顔でいるだけで相手は「受け入れられている」と思い、話し掛けやすくなるはずです。緊張でどうしても難しい、という人は「緊張してしまって……」と口に出すだけでも幾分リラックスできるはずですよ。

一緒に会話を楽しむ言動を意識する

緊張していても、口下手でも、相手がタイプでなくても、一人一人と会話を楽しもうとすることを忘れないようにしましょう。うまく話せないことに落ち込んだり、反省したりするのは、パーティが終わってから。パーティの時間は短いので、その時間は目いっぱい楽しむことに集中しましょう！

相手の話に興味を持っているか、一生懸命会話を楽しもうとしているかは、相手に伝わるものです。相手に興味を持ち、会話を楽しもうと思えば、一問一答になることもなく会話が続きますし、自然とリアクションも大きくなるはずです。会話のリードをどちらがするか、などは気にせず、お互いが同じ立場で“一緒に”会話を楽しめるように意識しましょう。

会話の糸口になるようにプロフィールを充実させる

会話の糸口のほとんどは、お互いのプロフィールシートから始まります。自分のことをアピールする大切なツールですが、相手の目線から見たときに「相手が魅力的に感じる内容になっているか」を考慮するのも忘れないようにしましょう。

例えば趣味の欄を「映画」で終わらせるのではなく、「映画館で見るのが好きです。次は『◯◯（映画タイトル）』が気になっています！」などひと言付け加えれば、お出掛けに誘うきっかけにもなるかもしれません。

婚活パーティでなかなかマッチングできないという人に共通する特徴についても、一色さんに聞いてみました。ここから紹介する内容は、パーティで避けたい言動ともいえるので、注意しましょう。

「自分らしさ」を意識し過ぎている

「いつもの自分をアピールしたい」という思いから、TPOに合わない服装・身なりや、いつものラフな言葉遣いのままで話す人がいます。先述の通り、婚活パーティで一人の異性と話ができるのは多くて10分。自分らしさを知ってもらうには短か過ぎる時間ですし、相手に残る印象は、身なりや話し方、言動が多くを占めてしまいます。

まずはマッチングしなければ何も始まりません！ 自分らしさは、マッチングした後に知ってもらおうと考えて、パーティでは多くの人が好印象を持つような身なりや言動を心掛けましょう。

一問一答の質問をする

相手との会話で間ができることが怖くて、手当たり次第にプロフィール内容を質問する人がいます。「会話＝質問すること」ではありませんので、注意しましょう。プロフィールの情報は、会話の“糸口”でしかありません。その糸口から会話を広げていくことが大切です。そのためには、質問に対する相手の回答へ興味を持ち、リアクションも忘れずにしましょう。表情のリアクションだけでなく、回答に追加で疑問があれば聞いたり、自分ならではの意見を伝えたりすることで、会話は自然に続くはずです。

「みんなが好きそうな人」を選ぶ

「みんなが好きそうな人」、いわゆる「（多くの人に）モテそうな人」を無意識的に選ぶ人も少なくありません。その人自身が好印象だったというのはもちろん素敵なことですし、本当に惹かれている場合はマッチングを希望してもいいと思います。しかしながら、アイドルや著名人を素敵だな、と思うのと同じで憧れの要素で相手を選んでいないかどうか、改めて考えてからマッチング相手を選ぶようにしましょう。マッチした人が、これからお付き合いをする相手かもしれません。自分にとって話しやすい人だったか、自分が自然体でいられたか、が重要な要素です。

マッチング希望を誰にも出さない

どなたにもマッチング希望を出さず、白紙のまま投票する人も意外といるそうです。これは、相手への理想が高過ぎる、または希望条件を100％満たしていないとマッチングしたくない、という人に多いようです。

マッチングしたからといってすぐにお付き合いを開始するわけではありませんし、結婚するわけでもありません。婚活について話せる異性の友人ができるだけでも良し！とするくらいの心意気で、せっかくのご縁を無駄にしないことが大切です。100％条件に合わなくても、少しでも「いいな」と思う人がいたらまずは申し込みをしてみましょう。

婚活パーティでマッチングするためには、事前準備も大切な要素です。当日のパーティを楽しめるよう、しっかりと準備をしておきましょう！

短時間でプロフィールを記入できるようにする

会話の糸口になるプロフィールですが、カードやタブレットに記入できるのは、当日会場で受け付けしてから約15分程度の所がほとんどです。短時間で記入するためにも、事前にプロフィール内容を考えておくことが大切です。婚活パーティによっては、事前にオンラインでプロフィール内容を記入できるものもありますし、プロフィールシートの項目を公開しているものもあります。主催のホームページやインターネットで事前に調べておきましょう。

記載するプロフィールが「相手が魅力的に感じるものになっているか」も重要なポイントです。自分のアピールポイントは何なのか、相手が想像しやすく伝わりやすい文章になっているかをしっかりと分析・確認し、短時間で記入できるように準備しておきましょう。

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婚活パーティの目標を決めておく

婚活パーティで「マッチングすること」を目標にするのは当たり前だと思われる人も多いかと思いますが、残念ながら、１回や２回でマッチングすることは、確率でいうとそこまで多くはありません。特に、初参加の人やまだパーティに慣れていない人は、初対面の人と話すこと自体に緊張してしまって、うまくいかないこともあります。

婚活パーティには、ある程度の“慣れ”も必要です。そのため、婚活パーティに慣れることを目標にしてみるのもいいかもしれません。例えば「マッチングタイムに３人は必ず書く」、「笑顔を絶やさずに話をする」など、小さなことでも構いません。前回できなかったことをクリアできるような目標立てをしてみてください。回数を重ねるにつれ、きっとパーティを楽しむ余裕が出て、マッチングの可能性も高まるかもしれません。

「自分基準」を決めておく

婚活パーティでは、規模によっては何十人もの人と会話を交わします。印象に残った会話のネタをメモしていたりすると、すぐに次の人との会話が始まってしまいますので、自分にとって「あり」「ありかも」「なし」などが一瞬でメモできるような基準と、それを表す簡単な記号を決めておくと、見直す際にも分かりやすいです。この際、「◯・△・×」だと、相手の視界に入った途端に意味が伝わってしまうので、別の記号や数字などを使うのがおすすめです。

この記号を決める判断材料として、事前にどんな人や条件なら「あり」もしくは「ありかも」に入るのかを考えることも、自分の大切にしたいことを見直す大切な機会になるはずです。

パーティ会場周辺のカフェを調べておく

パーティでマッチングが叶った場合、そのままお茶に誘う（誘われる）ことも多いです。「もう少しお話しをしましょう」、となったときにスマートに移動ができるよう、パーティ会場周辺のカフェを調べておきましょう。うるさ過ぎない場所かどうか、口コミを見たり、事前にお店をのぞいておくと◎。週末などは混雑も予想されるので、いくつかピックアップできるとベターです。

婚活パーティの多くは、ほとんど同じ流れで行われます。そのため、当日のそれぞれのタイミングでどんなことを意識すればいいのか分かっているだけで、立ち居振る舞いも変わってくるはずです。ここでは、当日の流れに沿って、それぞれのポイントを紹介します！

受付

「婚活パーティは、自宅を出てから始まっていると思いましょう」と一色さん。服装や向かう方向、スマホを見ながらどこかを探していたりする行動から、意外と他の参加者に「同じパーティに参加する人かな」と分かる場合があるそうです。そのため、自宅を出たときから気を引き締めておきましょう！

また、受け付け時や席の案内時など、スタッフへの対応も見られています。「パーティスタート」の掛け声前から、相手へのアピールタイムは始まっているという意識を持って振る舞いましょう。

プロフィールシート記入

先述のように、プロフィールシートを記入する時間は短いので、事前に準備した内容やメモを見ながら記入していきましょう。空白の部分を作らないことがポイントです。また、手書きで記載する場合は、字に自信がないとしても丁寧に書くことを意識しましょう。

自己紹介タイム

プロフィールシートを交換して話す際、共通点や自分が知っている話題を見つけられるのがベストですが、もしも共通点がなくても、基本的には相手の得意な話題にリアクションして、話を盛り上げることを意識してみましょう。例えば「面白そうですね！」や「興味があります」と素直に相手に伝えてもOK。話の内容よりも、リラックスして話せた、居心地が良かったと思ってもらえることが大切です。

他にも、去り際に「楽しかったです」や「もっと◯◯について話したかったです」など、どういう印象を持ったか相手に伝えたり、名残惜しさを伝えたりするのも好印象に繋がります。

中間投票／マッチング希望投票

一通り全員との自己紹介タイムが終わると、「現時点で誰が気になるのか」という中間投票を行うことがあります。中間投票がある場合は、この後フリータイムが設けられており、再度気になる人と話ができることがあります。最近では、この中間投票を行わず、自己紹介タイムが終わった時点ですぐにマッチング希望の投票を行うパーティも多いです。

どちらの投票においても、もしもタイプの人がいなくても白紙で出すことは避けましょう。マッチング後にもっと話すことで、より魅力を感じることもあるかもしれません。「この中なら◯番」でも構わないので、ご縁を大切にするという意味でも、どなたかは記入するようにしましょう。

フリータイム

フリータイムがある場合は、積極的に「いいな」と思う人に声を掛けましょう。勇気がいることかもしれませんが、好意を持ってくれている相手に、人は悪い気は持たないものです。好意を持っていることをしっかりとアピールすることで、最終結果が中間投票と変わることもあります。

また、フリータイムはスタッフや他の参加者とやりとりが発生することもあります。その際の対応も見られていることがほとんどなので、気を抜かず、他の参加者やスタッフへの態度など気を付けましょう。

マッチング（解散）

幸運にもマッチングが成功したら、必ず連絡先の交換をしましょう！できれば事前に調べていたカフェなどで話すと、次回に繋がりやすいです。当日が難しい場合でも、次に会う約束までは取り付けられるようにしておきましょう。

婚活パーティは、一度で複数人と話せることや、異性と一対一で会話をする機会を持てることがメリットです。普段から異性との交流や出会いがあまりない人にとっては、婚活で身に付けておきたいスキルを鍛えるためにも絶好の場所といえるかもしれません。初めは緊張することも多いかもしれませんが、会話を楽しむことを一番に考えていれば、きっとどのシーンでもうまく進めることができるはずです。

もしも今回紹介したポイントを実践しつつ何度か婚活パーティに参加しても、緊張が取れない、どうしてもマッチングできない、という人は、他の婚活方法を検討するのも一つの手です。一人一人、じっくりと相手と話をするお見合いスタイルが合う人もいます。

お見合いスタイルの婚活が気になる人は、「ゼクシィ縁結びエージェント」の無料カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。ご自身がどんなスタイルの婚活が向いているのか分からない、という人も、不安や疑問も含めてぜひ気軽に聞いてみてくださいね。

取材・文／小森理恵

【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。30代で人生をゼロからやり直し、結婚相談所で婚活。めでたく再婚・出産。後に、結婚相談所カウンセラーとなる。500人以上の女性の悩みから根本的な問題に気付き、相談実績を心理学で裏付けた「婚活成功メソッド」をつくり主宰。「結婚？仕事？幸せとは？」と人生の岐路に迷う女性たちに向けて、公式ブログやインスタグラムで応援メッセージをつづり発信している。
公式サイト：https://www.cariocastyle.net/matrimonio/