婚活パーティでマッチングしたその後に交際につなげる方法

婚活パーティでマッチングした後、交際、結婚へとつなげるにはマッチング直後の行動が大きく影響します。まずはとにかくマッチングしたいと思うものですが、本当に大切なのはマッチング後のデートやメッセージのやりとりです。婚活パーティ後のデートを成功させ、真剣交際へとつなげるために大切なことを、婚活女子メンタルサポート専門家の一色美華さんに解説いただきました。

婚活パーティでマッチングしたお相手とのデートはパーティ当日がおすすめです。婚活パーティではたくさんの人と話をするため、マッチングしたといってもお互いに「ちょっといいな」と思っている程度。話ができた時間が10〜15分くらいだと、まだお互いに何もわからない状態です。できれば当日中の気持ちが高まっている状態でデートをして、もう少し「お互いのことを知る」会話をしましょう。
デートに誘うのは男女どちらからでもOKです。あまり構えず「良かったら、少しお話しませんか？」とさらっと誘ってみましょう。誘われるのを待つだけになったり、マッチングした後に「やっぱり違うかも？」と頭で考えすぎたりしていると、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性があります。気楽な気持ちで「相手ともっとお話してみる」というスタンスが大切です。

当日にデートができない場合は？

お互いの良い印象が残っているうちにコミュニケーションを取ることが重要
当日にデートができない場合は、その日中にお礼のメッセージを送ることをおすすめします。もし深夜になってしまうようなら翌朝には必ず送りましょう。マッチングしてから時間がたつほど、気持ちが落ち着き「どんな人だったかな？」「どこが良かったのかな？」と冷静に考えてしまうものです。知り合ったばかりなので、失礼のないよう、きちんと相手との距離を保ちながら連絡してみましょう。

■メッセージ例
こんばんは！婚活パーティでマッチングした○○です。今日はありがとうございました。 マッチングできて嬉しかったです。どうぞよろしくお願いします！

パーティ中の話題に触れると返信しやすい
パーティではお互いにたくさんの人と話していますので、どんな人だったか記憶が曖昧になっている場合もあります。「〇〇さんがしてくれた△△のお話がとても印象的でした」「とてもお話していて楽しかったです」など、お相手について覚えていることや、良いと思った点など、何か感想を入れるとお相手に喜んでもらいやすいです。

■メッセージ例
パーティ中に教えていただいた「本・映画・ドラマなど」を早速見てみました。とても面白かったです。

改めて近い日程でデートに誘ってみる
パーティの翌週末か、遅くとも２週間以内にはデートできるようお誘いを。会話の中で話題になったお店や雰囲気の良いカフェかレストランなどに誘ってみましょう。時間は1〜2時間程度のお茶かランチがおすすめです。

■メッセージ例
こんにちは！パーティではお世話になりました。
たしか〇〇さんはパスタ料理が好きとおっしゃってましたよね？おすすめしたい「カルボナーラ」がおいしいお店があるので、今週末か来週末にでもランチに行きませんか？

お店の選び方

事前にパーティ会場の近くや、デートする駅付近のカフェやレストランを調べておくことをおすすめします。ふたりでゆっくり話すのにふさわしいお店を探しておきましょう。お店選びに時間がかかりすぎたり、混雑していたりすると落ち着いて会話を楽しむのが難しくなるため、気を付けておきたいポイントです。

所要時間

デートの所要時間は1〜2時間程度が良いでしょう。いくら話が弾んでも初対面の相手と長時間過ごすのはお互いに少々疲れてしまいます。また、人は気持ちが満たされると興味が薄れてしまう傾向があるので、次につなげるためにも「もっと話したい」「少し足りないな」と感じるくらいで帰るようにしましょう。

会話の内容

知り合ったばかりなので、答えにくいような話題は避けましょう。仕事や趣味・休日の過ごし方・好きな食べ物など、パーティで話した内容を少し掘り下げてみるのがおすすめです。同じ趣味があれば話は盛り上がりますが、趣味が一致しないこともよくあるので、読書・映画・漫画・食べ物・時事ネタ・スポーツなど多くの人に共通する話題を用意しておくと良いでしょう。

帰り際は、まだお相手がどう思っているかわからないので「今日は楽しかったです。近いうちにまた連絡しても良いですか？」「また近いうちにお話できたら嬉しいです」のように、お礼を込めつつ次への期待を伝えておくと良いでしょう。そうすることで自分から連絡がしやすくなります。

一緒にいる時間が楽しいと思ってもらうことが重要

一緒にいて楽しいと感じてもらえると、恋愛対象になりやすいです。楽しく会話するには以下のことを気に留めると良いでしょう。

・相手の話に共感する
・良いところを見つけて褒める
・相手の「得意なこと」を話してもらう
・明るい話題を提供する
・相手からマイナス発言があってもポジティブに変換する
（例：私は気が弱いです→優しい性格なのですね）

楽しく会話をして、一緒に笑える話題があるとグッと距離が縮まります。相手を気遣いながら、心地よい時間を過ごしましょう。

一方だけが話しすぎない

どちらか一方が話しすぎると、聞く側の人が疲れてしまいます。まだお互いを知るための時間なので「相手の話を聞くこと」に重点を置き、何か質問をされて答えたら「〇〇さんはどうですか？」と質問を返すようにしましょう。コミュニケーションは「話す」ことより、「聞く」ことが大切です。お相手の話に興味を持って聞き、そこから話題を広げていくと良いでしょう。

時間に配慮する

お相手の予定や、帰りの所要時間などを確認し、終わりの時間を決めてお誘いするようにしましょう。「帰りがそれくらいなら、◯時くらいまでお茶でもしましょうか？」という誘い方には思いやりが感じられます。まだ関係性ができていない状態なので、お相手に配慮することがとても大切です。

次回のデートの約束をする

パーティ後のデート中、ふたりの雰囲気が良さそうであれば、なるべくデート中に次回の約束をしましょう。「そのお店に行ってみたいです！」「その映画、今度一緒に行きませんか？」など、話題に出てきた内容を次のデートにつなげるきっかけにすると良いです。あくまでもお相手の反応次第ですが、良さそうであれば具体的な日時まで決めてOKです。しかし、早急にデートの話を進めすぎると強引に感じさせたり、遅すぎても「脈なしかな？」と思われたりする可能性があるので、お相手とペースを合わせることも意識しましょう。

3回目以降のデートがおすすめ

3回以上デートをして「もっと知りたい」「もっと一緒にいたい」と思っているなら、交際を申し込んでも良いでしょう。しかし、人によって好きになるのに時間差があります。ある程度早い段階で「好き」と感じる人もいれば、徐々に気持ちが高まっていく人もいるので、せっかくのチャンスを逃してしまわないようにお相手の反応を見ながら進めましょう。

曖昧な関係を長引かせない

婚活パーティで出会っているので、お互いに結婚相手を探しているはず。しかし、どんなつもりで会っているかは言葉にしないと相手に伝わらない上に、本人に確認しないとわからないものです。勇気を出して一歩踏み込むことを大切にしましょう。

伝え方で返事が変わることも

「交際してください」とストレートに伝えるのはもちろん良いですが、白黒つけられないときもあります。「私は〇〇さんと一緒にいるととても楽しい」や「自分はきちんと交際したいと思っている」など、アイ・メッセージ（主語を自分にするメッセージ）で伝えるのもおすすめです。自分の気持ちを伝えつつも、相手の気持ちに配慮しているので、気持ちを受け取ってもらいやすいです。「待つ」姿勢を大事にすれば、いずれ相手の気持ちがつかめてくるでしょう。

婚活パーティ後はできれば当日にデートをして、気持ちが落ち着いてしまう前に何かしらのアクションを起こしましょう。いざデートするとなったときに慌てないように「マッチングしたら駅前の◯◯でデートする」など、事前に考えておくことも大切です。マッチングすることも重要ですが、本当に大事なのはその後の行動です。素敵な結婚相手を見つけられるよう、まずは最初のデートを成功させましょう！

取材・文／ペパーミント

【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。600名以上の相談実績から、恋愛が上手くいかない人の感情のパターンを読み解き、本来の“愛される自分”を取り戻す「パーソナルLOVEレッスン」を主宰。結婚相談所の婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子へ応援メッセージを発信している。
公式サイト：https://www.cariocastyle.net/