【体験談あり】初めての婚活パーティは楽しめる？参加者の声＆良い出会いをつかむコツ

婚活パーティへの参加を考えているけれど、初めてだから不安……。実際に参加した人の体験談を参考にしたい！という人のために、今回は、婚活パーティに参加したことがある人にアンケートを実施しました。「楽しかった」「あまり楽しめなかった」というリアルな声だけでなく、どうしたら素敵な出会いが生まれるか、自治体や行政による婚活関連イベントのプロデュースやセミナーを数多く手掛けてきた、婚活スペシャリストで異性間コミュニケーション協会理事長 佐藤律子さんのアドバイスもあるのでチェックしてみてください！

婚活パーティに初めて参加する人は、パーティの準備や当日の流れも気になるところ。主催者やテーマによって違いはあるものの、基本的な婚活パーティを例に、申し込みからパーティ後までの流れを紹介します。

パーティの選び方

最近は、さまざまな婚活パーティが開催されています。「◯◯（趣味など）好きな人限定」などテーマが決まっているものや、バスツアーや飲み歩きツアーなど、イベント形式のものもあります。

自身と同じ趣味を相手にも求める場合は、このようにテーマなどが限定されている婚活パーティも良いのですが、初心者にとっては少しハードルが高いかもしれません。

そもそもタイプが明確化していない、たくさんの人と話してみたい、という場合は、年齢だけを条件にしているパーティなど、もう少し範囲を広げて探して申し込んでみましょう。

パーティ前に準備しておくべきこと

・鉄板プロフィールを考えておく
婚活パーティは、自分のプロフィールを作成・記入することから始まります。当日その場で考えるのではなく、事前に自分をアピールできる鉄板のプロフィールを考えておきましょう。

＜プロフィール内容例＞
・趣味／特技
・休日の過ごし方
・お相手に求めるもの（理想のタイプ）
・自身のチャームポイント
・自己PR（もしくはひと言）

・ドレスコードの有無を確認しておく
パーティによっては、もともとドレスコードが指定されている場合があります。指定されている場合は、あらかじめ当日の服を用意しておくと安心です。

特に指定がない場合でも、婚活パーティでは服装選びは大切です。「いつもの自分」をアピールするのではなく、初対面の方へのおもてなし、という意味でも普段よりもオシャレをして参加しましょう。

＜女性の場合＞　
トップスは黒やダークカラーの服は避け、明るいカラーを選びましょう。パンツよりスカートなど女性の魅力が発揮しやすいボトムスが◎。

＜男性の場合＞
ビジネススーツは極力避けます。女性との「初デート」を想像し、明るい印象の服装を選びましょう。

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当日のパーティの流れ

一般的に、会場受付後、パーティがスタートするまでにプロフィールを記入する必要があります。そのため、パーティ開始15分前には受付を済ませておくと安心です。

受付からマッチングまでの流れは以下の通り。所要時間は、1.5～2時間程度です。

＜当日の流れ＞
1. 受付
2. プロフィール記入
～ パーティスタート ～
3. 自己紹介
4. 中間の印象報告
5. フリータイム
6. マッチング希望相手の報告
7. 主催者によるマッチングカップルの発表

パーティ参加後

＜マッチングが成立した場合＞
パーティによっては、マッチングカップルのために別途2人だけのトークタイムを設けている場合があります。もしくは、個別の時間は設けず、代わりにカップル2人のみで会場から送り出すこともあります。

＜マッチングしなかった場合＞
残念ながらマッチングしなかった場合、パーティ後、ある程度ほかの参加者とタイミングをずらして退場が案内されます。

ここからは、実際に初めて婚活パーティに参加した際の体験者の声を聞いていきましょう。アンケートでは、ほぼ半々で「楽しめた」という人と「楽しめなかった」という人のコメントがありました。それぞれの理由も併せて紹介します。

婚活パーティを“楽しめた”人の声

「普段話せないような人と会話ができ、たくさんの人と連絡先の交換ができた」（女性／28歳）

「いろいろな人と接することができて楽しかった」（男性／48歳）

楽しめた、と回答した人の理由の多くが、普段は出会わないような人たちと話せたから、というものでした。婚活パーティでさまざまな職種や年齢の異性と同じ目線で会話できることに楽しみを感じる人も多いようです。

また、アプリやお見合いと違い、一度に多くの人と出会えるのも婚活パーティのメリット。パーティによっては、数人との連絡先交換をOKとしているものもあります。ご自身の希望によって参加するパーティを見極めましょう。

婚活パーティを“楽しめなかった”人の声

「雰囲気は良かったが、緊張していたので疲れてしまった」（女性／36歳）

「ある程度人数が絞られていたが、うまく自分を表現することへの難しさを感じた」（男性／46歳）

楽しめなかった、と答えた人は“緊張”がネックとなっている人がほとんど。初対面の人にイチから自分をアピールするのは体力も気力も使うものですよね。仕事では話せるのに、自分のこととなると、うまくアピールできなかったという人も多いようです。

では、どうしたら婚活パーティを楽しむことができ、素敵な出会いをつかむことができるのでしょうか。今まで多くのカップルを誕生させ、自治体や行政による婚活関連イベントのプロデュースやセミナーを数多く手掛けてきた、婚活スペシャリストで異性間コミュニケーション協会理事長 佐藤律子さんに、そのコツを聞いてみました。

会話が苦手でも相手には伝えない

人見知りな人に多いのですが、会話の初めに「口下手なんですが……」と付けていませんか？　緊張をほぐすために口に出しているのかもしれませんが、相手にとっては「自分が会話をリードしなければ」とプレッシャーを与えてしまったり、会話を広げることを放棄していると受け取られたりしてしまうことも。

緊張しているのはお互いさま。一緒に会話を楽しもうとする心意気を大切にしましょう。また、緊張しやすい人は、笑顔をいつもよりオーバーにすることも心掛けてください。人は、緊張すると顔の筋肉がこわばってしまうものなので、オーバーかな、と感じるくらいが実はちょうどよいくらいです！

「2人で楽しめる」趣味を記載する

先に記載したように、婚活パーティではプロフィール表を埋めることから始まります。このとき、自分の趣味や特技のところには、自分が好きなことの中でも「2人で楽しめる（楽しめそう）」なことを記載しましょう。

例えば、スポーツ観戦、ご飯屋さん巡りなど、カップルになったときに2人でデートしているイメージが湧きやすいと◎。「趣味」を「好きなこと/もの」と捉えると、間口が広がり書きやすいかもしれません。

声掛けしやすいネタを作っておく

フリータイムで声を掛けるときに、足掛かりになるような質問ネタを考えてきましょう。難しく考えなくても大丈夫です。

例えば「（立食など）この料理、お皿に取りましょうか？」、「今日は電車で来られたんですか？」などでOK。

そこから、自己紹介タイムで気になった趣味や特技、休日の過ごし方などから話を広げていきます。ポイントとしては、初めの声掛けでは、プライベートに踏み込みすぎた質問をしないことです。まずは誰でも受け答えしやすい質問から入っていきましょう。

基本的には1人で参加する

婚活パーティにはできるだけ1人で参加しましょう。特に初心者の人に多いのが、恥ずかしさから婚活中の友人・知人を誘って複数で参加すること。そうすると会場でも、友人とばかり会話してしまったり、「いいな」と思う異性が友人と同じ人だった場合に遠慮してしまったり、と希望の結果にならないことがあります。

他の参加者も1人参加が基本なので、恥ずかしがる必要はありません。もしも複数で参加する場合、現地では別行動、お互いに話し掛けない、などルールを決めて参加するようにしましょう。

マッチングしたら、その日に行動を起こす

マッチングが成立したら、主催者側が連絡先を交換するタイミングをつくってくれる、と思っている人も多いのでは？実はこれはまちまちで、パーティによっては、会場から送り出したら後は参加者に委ねるパーティも多いです。

お相手と次のステップに繋げるために、マッチング後は、すぐに連絡先の交換と次の約束を取り付けるようにしましょう。

パーティ後にそのまま2人でカフェに行ってお話しする、というのもおすすめです。予定があって当日は難しいという場合でも、その日のうちには連絡先交換とメールや電話で次の約束について連絡を入れましょう。

恥ずかしくて連絡先が交換できなかったり、次の約束について聞けない人も多いですが、せっかくつかんだ出会いを生かすためにも、一歩踏みだすことが大切です。勇気を出してお相手とのコミュニケーションを楽しみましょう！

特にパーティ初参加のときは、緊張でうまく振る舞えなかったり、上手にアピールできなかったりして落ち込んでしまうこともあるかもしれません。初めての参加ですぐに素敵な出会いをつかめることは多くはありませんので、焦らず、何度か参加してみましょう。

もしも何度か参加しても、パーティでの婚活がうまくいかないと感じた場合は、婚活アプリや結婚相談所など、違う方法での婚活も試してみるのもありです。

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取材・文／小森理恵

【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会理事長。OLからウエディングプランナーに転職後、婚活・イベント・講師業で起業。1,000組以上を結婚に導いた経験から、一般社団法人異性間コミュニケーション協会を設立。恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTなど人間関係の専門協会として、認定講師100名以上が在籍する。テレビや雑誌などのメディア出演、『ずるいくらい思いのままに恋が叶う（かんき出版）』など著書も多数。

異性間コミュニケーション協会：https://www.iseikan.or.jp/
佐藤律子オフィシャルサイト：https://www.iseikan.jp/
Instagram：https://www.instagram.com/ritsuko.satoh/

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2022/6/24～2022/6/26
有効回答数：155人（男性）155人（女性）
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）