婚活服選びの基本は？好印象を与える女性の婚活ファッション

婚活デートや婚活パーティで大切なファッション。男性に好印象を与えたいものの、いまひとつ自分に合った婚活服が分からないという人も多いのではないでしょうか。ただ華やかな格好やブランド服を着れば良いというわけではありません。婚活服選びの基本からNGファッション、シーン・年代別のおすすめ婚活服についてまで、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに解説していただきます。

婚活服のお手本としておすすめなのは、華やかなで知的なイメージを持たれるテレビ局の女性アナウンサーです。女性アナウンサーの服装の特徴から、好印象を与える服装のポイントをご紹介します。

フェミニンな服装

柔らかな印象をアピールできるアイテムはワンピースやスカートです。特にワンピースは、トップスとボトムスのコーディネートを考える必要がないので手軽に取り入れやすいです。柔らかい素材やレース、花柄のデザインなどを選ぶとさらにフェミニンさがアップします。

品のある服装

シンプルで大多数の人から好感を持たれやすい服装を心かけるのもポイントです。派手なカラーやデザイン、露出の多い洋服は避けた方が、上品な雰囲気を演出しやすいでしょう。また個性的な服装で自分をアピールするのは、交際が始まってからがおすすめです。最初は自分の印象を悪くしないことを意識して、無難なファッションを選びましょう。

明るい色みの服装

服の色は、黒や紺よりも、白やピンク、黄色、ブルーなどの明るい色を選びましょう。黒や紺は素材によってはほこりが目立つ可能性もあります。また、ブルーベース、イエローベースなど、自分のパーソナルカラータイプに合わせることも意識しましょう。

婚活服でありがちな【NGファッション】

全身真っ黒の服装

色彩心理では、黒は「相手を拒絶する」ともいわれており、重たさを感じさせる色でもあります。初対面で重いイメージを持たせてしまうのは、できるだけ避けたいもの。特にトップスは顔周りの色であるため印象の明るさに強く影響します。もし黒を取り入れる場合はボトムスのスカートや靴、バッグなどの小物ならOKです。素材は透け感のあるものや、レース素材が良いでしょう。

全身ブランドなど華やかすぎる服装

過度に華美な服装は「交友関係が派手そう」「金銭感覚が合わなそう」というイメージを持たれやすいです。アクセサリーなども、ブランドロゴが目立つものはなるべく避け、主張が強すぎない装いを心掛けましょう。

露出が多い服装

へそや太ももが出るような露出が多い服装は、軽くて奔放な印象につながる原因に。ダメージジーンズやミニスカートは避けることをおすすめします。逆に、首や足首、手首は抜け感をアピールできるので、露出することで自分をより魅力的に見せましょう。

【シーン・年代別】婚活に向いているファッション

「婚活デート」のおすすめファッション＆ポイント

20代前半
アクティブなデートプランならカジュアルで爽やかなパンツスタイル、お食事デートなら定番の花柄のワンピースやフレアスカートなどがおすすめです。夏はノースリーブや肩見せで、ヘルシーさをアピールするのも吉。パステル色で可愛らしすぎる柄の服装などは、子どもっぽく見えてしまうので避けましょう。

メイクは素肌の美しさを生かしたナチュラルメイクが基本です。夜のデートならラメやグロスも追加して、大人っぽい雰囲気を演出すると良いでしょう。

20代後半〜30代前半
アクティブなデートプランならカジュアルすぎない、きれいめなパンツスタイルがおすすめです。お食事デートならボディラインの出るカシュクールワンピース、トップスはややタイト気味なもの、ボトムスもタイトスカートもしくはスリット入りのスカートが良いでしょう。夏は首元が詰まったデザインのノースリーブを選ぶと、ヘルシーで控えめな肌見せが叶います。

メイクは個性的になりすぎないように注意が必要ですが、オフィスメイクほど落ち着いていなくてOKです。アイシャドーやリップでアクセントを付けましょう。

30代後半〜40代
アクティブなデートなら足首が出るクロップドパンツ、カプリパンツなどが若々しく見えます。お食事デートなら光沢感のあるトップスやワンピース、顔周りはアクセサリーや小物で華やかに飾りましょう。スカートは膝下のミディアム~ロング丈だと上品な印象に。夏はノースリーブにストールをまとって腕を部分見せ、またはさりげなく二の腕をカバーしてくれるフリル袖のトップスなどがおすすめです。

メイクは厚化粧にならないように、アイメイクかリップ、どちらかにポイントを置いて抜け感を出しましょう。

「婚活パーティ」のおすすめファッション＆ポイント

20代前半
20代前半は、甘めのテイストを出してまだ大人になりきれていない、あどけない可愛らしさをアピールしましょう。おすすめなのは、花柄やドット柄などの膝丈か膝上丈のワンピースやスカートです。ラインはプリンセスラインで、色は淡いパステルカラー、生地はシフォンなどの柔らかめのものに。

メイクは基本的なナチュラルメイクで、ヘアはナチュラル感を出しましょう。短めならストレート、長めならゆるふわがおすすめです。

20代後半〜30代前半
20代後半からは上品で清楚、かつ大人のセクシーさもアピールしたいです。ややロング丈の上品なニットワンピースなら清楚な雰囲気に。ウエスト、ヒップラインが強調できる少しタイトなラインを選ぶと良いでしょう。トップスもタイト気味なものを意識し、ボディラインを出して大人のセクシーさを見せるのもおすすめです。柄は花柄なら小花柄、無地なら部分的に透け感のあるレースを使用したもの、もしくは総レースならより清楚感があります。

メイクはオフィスでのメイクから少しアレンジする程度でOK。華やかなリップをワンポイントにするなどがおすすめです。ヘアは短めならスプレーで固めず、あくまでナチュラルさや清潔感を意識しましょう。長めなら毛先を巻く程度はした方が良いですが、派手に見えない自然なヘアセットを心掛けましょう。

30代後半〜40代
30代後半～40代は落ち着きのあるシックな雰囲気で、上品さや清楚さをアピールしてください。この年代はシンプルすぎると地味に見えてしまうことがあるので、華やかさを取り入れることも重要です。ワンポイントにデザイン性のある服を選ぶと華やかさがグッと出ます。また、20代後半～30代前半ほどタイトではなくゆるやかなシルエットのものが良いですが、ウエストラインは高めに絞りスタイリッシュに見せることも忘れずに。総レースのワンピースや襟や袖にデザイン性のあるもの、フェミニンなボウタイのブラウスなどがおすすめです。色は肌を明るく見せてくれるようなベージュ、コーラルピンク、ミモザなど柔らかなカラーを選びましょう。

メイクはベースメイクに重点を置き、素肌を若々しく健康に見せ、リップで顔色を明るくしましょう。ヘアは短めならサイドに寄せてスッキリさせると良いです。長めなら重たくならないように、ゆるくまとめて軽やかに見せましょう。

自分に合った婚活服を見つけることも大切

婚活服＝勝負服と意気込みすぎると何を着たら良いか分からなくなり、シーンや年代に合っていないものを選んでしまう原因に。人に与える印象を大きく変える服装やメイクは、シーンや年齢に合わせることはもちろん、自分の気持ちが上がるようなものを選びたいですね。自分に合ったファッションで、婚活ライフを楽しみましょう。

取材・文／ペパーミント

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令出版）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/