結婚相手の条件にこだわりすぎ？婚活で譲れない条件を変えるにはどうすればよい？

婚活中の方へ、または「婚活したいな」と興味を感じている方へ、婚活でこだわりを持つことの注意点などについて恋愛＆婚活コンサルタントの松尾知枝さんにお話しを伺いました。こだわりが強いとはどういうことなのか、こだわる理由について、またこだわりすぎるとどうなるのかについて解説。さらに婚活のこだわりや条件を変えるにはどうすればよいのかを教えていただきました。楽しく婚活を進めるための参考にしてください。

婚活においてこだわりが強いのかどうかを判断することはできるのでしょうか？こだわりが強すぎる人の特徴や心理的傾向を挙げてみました。

物事をゼロか100かで考えてしまう

ものの見方が白黒をはっきり付けたいタイプや、曖昧なグレーゾーンが許せない心理傾向がある場合、婚活でもすぐに「この人はナシ」と判断してしまうことが多く、こだわりが強くなる可能性があります。妥協することができないのも心理的特徴といえるでしょう。

自分の当たり前を相手に押し付けがち

自分ができたことを相手もできて当然だと思う心理的傾向のある場合、自分にとっての「当たり前」を相手にも押し付けてしまいがちです。自分の中の「こうあるべき」という基準を相手にも求めてしまうので、婚活でもこだわりが強くなるでしょう。

完璧主義

完璧主義の人も、婚活で相手に完璧を求めてこだわりが強くなる傾向があります。自分が最初に決めた相手に求める条件などを臨機応変に変えることが難しいでしょう。

ささいなことが気になる

ささいなことが気になる人や神経質な人も、婚活ではこだわりが強くなりがちです。例えば、潔癖症の傾向がある人なら、自分以外の相手のいろいろな面が気になってしまい、受け入れるのが難しいかもしれません。

婚活でこだわりが強すぎるのはよくないのでしょうか？こだわりを持つことは大切ですが、こだわりすぎるのは決してよいことではありません。こだわりが強すぎるとどうなるのか、具体例を挙げて解説します。

デートの２回目に進むことが少ない

こだわりが強すぎると減点法で相手を見がちなので、初回のデートで「この人はナシ」と選別してしまうことが多いようです。お互いに意気投合して楽しんだりすることはできにくいので、２回目のデートに進むことはあまりないでしょう。

相手の短所に目が行く

自分の物差しが強すぎると、相手を品定めする雰囲気で見てしまうので、短所ばかり気が付いてしまうでしょう。婚活でも「いい人がいない」「いい人は結婚している」と嘆くあまりに婚活に後ろ向きになってしまうかもしれません。

チャンスを逃しやすい

こだわりが強すぎると、「最初はそう思ったけど、これもありかも？」といったふうに柔軟に間口を広げて相手を受け入れることができにくいでしょう。せっかくの出会いのチャンスを逃してしまう可能性が高くなります。

相手を好きになりにくい

こだわりが強すぎる人は、こだわりのあまりない人と比べて相手を好きになる可能性がぐんと低くなります。頭で考えてしまいがちなので、直観的に惹かれたり、一瞬で恋に落ちたりするといった体験はほとんどないでしょう。

婚活にこだわりすぎるのはなぜでしょうか？主な理由を紹介します。

過去の成功体験の影響

資格試験や仕事などで、スケジュールやタスク管理など「こだわりを持って行動したからうまくいった」と思っている場合、婚活でも「こだわりを持った方がうまくいく」と思い込んでしまっている可能性があるでしょう。

過去の恋人や父親と比較している

過去に付き合っていた相手を美化してしまうと、婚活でも今の相手と元カレ・元カノを無意識に比べる気持ちが働いてしまい、こだわりが強くなる可能性があります。また「父が理想」と思っている女性が、無意識に相手を父親と比べてしまうケースも少なくありません。

妄想が膨らんでいる

ドラマや映画などの影響もあり、「これが理想の人」というイメージが強く出来上がってしまう場合もあります。「こんな人と結婚したい」という妄想が膨らんでしまうと、現実離れして夢見がちになり、こだわりも強くなるでしょう。

向上心が強く、妥協したくない

向上心が強く、目的意識をはっきり持って取り組むタイプの人も、婚活でのこだわりが強くなりがちです。「ここまで頑張ったのだから、いまさら妥協できない」といった気持ちから理想の相手を追い求めてしまうかもしれません。

周りの目を気にしている

友人や家族など周りの人の声や目を気にしすぎると、「〇〇さんのパートナーより条件のよい人を」「みんなをうらやましがらせたい」といった気持ちから、学歴や仕事、容貌などの条件で相手を選び、「よりハイスペックな相手を」といったこだわりが生まれます。

自分が幸せかどうかより、「幸せに見られたい」という承認欲求に駆られると、人と自分を比べてしまったり、競争心にとらわれたりして、こだわりが膨らんでいくでしょう。

どうすれば婚活へのこだわりや条件を変えられるでしょうか？おすすめの方法を紹介します。

スペック以外の内面の要素を見る

例えば、年収や学歴など条件だけを気にしすぎると、相手の人となりや人間的な魅力は見えてきません。婚活では相手のスペック以外の要素を意識して見るようおすすめします。例えば、趣味を通して相手の興味の方向性が分かったり、日常生活の過ごし方が見えてきたりするかもしれません。特に初対面の相手に対してはいろいろな質問をして人柄や考え方などを知るように努めましょう。

直観や肌感覚を大事にする

結婚生活は長期戦です。ですから婚活では、「この人と一緒にいて楽しいだろうか」「心地よく過ごせるかしら」という肌感覚やフィーリングを大事にしましょう。「感じるのは苦手」という人は、普段から自分の感覚に意識を向けて日常生活を送ることを心がけてください。

感覚を大事にすることで、直観的に「この人」と思えるような出会いを体験したり、心から「好き」「一緒にいて安らげる」と思える相手に出会えたりすることで、自然にこだわりが変化していくでしょう。

こだわりを書き出して優先順位を決める

自分が何にこだわっているのかをノートに書き出してみるのもいいでしょう。それらのこだわりを客観的に見て、必要な理由などを自己分析しましょう。それぞれに優先順位を付けてみてください。最下位付近にある小さなこだわりは、「もう必要ない」と思えるようになるかもしれません。

周りの理想のカップルに聞いてみる

周りにいる理想の先輩カップルに、出会いのきっかけや惹かれた部分など話を聞いてみましょう。また結婚相手を選んだ決め手や結婚へのこだわりなどを聞くことは、婚活相手を選ぶ際の参考になるはずです。

婚活へのこだわりがあるのは大事ですが、ありすぎるのも困りものです。「こだわりを減らす＝妥協すること」と思い込んでいる人も多いですが、実はそうではありません。こだわりを客観視して自分軸を持つことで、大切なこだわりだけを残すことができます。こだわりを整理してシンプルになっていくにつれ、すっきりと前向きな気持ちで婚活に臨めるようになるでしょう。

婚活へのこだわりや条件を客観的に見つめ直すためにプロの手を借りたいときは、ゼクシィ縁結びエージェントもおすすめです。マッチングコーディネーターと一緒に婚活する楽しみを体験できます。興味のある方は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか？

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、（株）インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、“合コン総研アナリスト”としてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious　美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』（青春出版社）、『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』（KADOKAWA） 他
【公式HP】：https://chie-matsuo.studio.site/
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