「お見合いパーティ」とは？２人以上のお相手との出会いがあれば同時進行してもOK？

「お見合いパーティ」とは、たくさん人と効率的に出会える婚活パーティです。一度の参加で多くの出会いのチャンスがあるので、「結婚はしたいけれど出会いがない」「婚活したいけれど時間がとれない」という人にぴったりです。婚活コンサルタント・澤口珠子さんに、「お見合いパーティ」とはどういう雰囲気なのか、もし気にいった人が複数いたときはどうしたらいいのかを教えていただきました。

「お見合いパーティ」とは、「お見合いパーティ」とは、婚活パーティの一種で、数人から数十人ほどの男女が集まり、入れ替わりながら１対１のふたりきりで会話できるものです。澤口さんによると、一番の特徴は ふたりきりのコミュニケーションが取れること です。

事前に記入したプロフィールカードを基に、５分から10分ほど１対１で会話をします。多くの場合、女性が座る席に男性が入れ替わりながら現れるスタイルで、自分から声をかけなくても多くの人と話せるので、積極的にアプールするのが苦手な人にはぴったりです。

全員と話した後には、好印象の相手を主催者サイドに伝えます。お互いに指名し合っていれば、さらに話を続けたり、連絡先を交換したりしてふたりの時間が始まります。また、最近では、年齢や職業、趣味などのテーマを設定したパーティもあり、求める条件の相手に出会えるチャンスも増えています。

「お見合いパーティ」を含め、婚活中、特定の相手との真剣交際を始めるまでは複数のお相手と同時進行でやりとりをしてもOKです。「お見合いパーティ」の短時間の会話で、相手が自分にとってふさわしい結婚相手なのかどうかまで判断はできないので、その後、日常的に連絡を取ったり、デートを重ねたりして理解を深める時間が必要だからです。

「この人と交際したい」と気持ちを決めるまでは、交際未満の見極めの時間なので、やりとりの同時進行は問題ありません。この間に他の「お見合いパーティ」に参加して気に入った人と出会えたとしたら、そのチャンスを手放すのはもったいないことですよね。複数のお相手とのやりとりを通して、自分に合う人を決めていくことは婚活ではとても大切なことなのです。

「お見合いパーティ」など婚活の場で出会った複数の人と同時進行でやりとりすることには、澤口さんによると３つのメリットがあるのだそうです。

異性と話すことに慣れることができる

「お見合いパーティ」など婚活に慣れていないと、異性と話をするだけでも緊張しますし、真剣交際をするかどうか決められずに悩んでしまうこともあるでしょう。同時に複数の人とやりとりをしていると、短期間で異性と話すことに慣れ、真剣交際をするかどうかの判断がしやすくなります。また、一人にこだわりすぎて気になるところを我慢して交際することもなくなるので、ストレスなく婚活が進められます。

より相性の良い相手を探せる

複数のお相手と同時進行でやりとりをするということは、それだけ多くの異性に会っているということです。選択肢が広がるので、相性の良い人に出会える確率が上がります。また、「この人はここがすてき」「こういう考え方をする人もいるんだ」など、一人の人と会うだけでは気付けなかったことがわかり、自分にとって相性の良いお相手を見極められることもあるでしょう。

結婚までスピーディに進められる

婚活で出会った人と一人ずつやりとりをすると、マッチング成立後には他の「お見合いパーティ」などに参加せず、一人の相手と連絡を取り、何回かデートをして、本格的な交際をするかどうかを決めることになります。この間は、少なくても１～３カ月ほどでしょう。もしご縁がなかった場合はまた最初からスタートすることになるので、時間がかかってしまいます。でも、複数の人と同時進行でやりとりしていれば、ゼロに戻ることなく婚活を続けられるので、結婚までスピーディに進められます。

複数の人と同時進行でやりとりするときには、３つ気を付けたいことがあります。

初めに基準を決めておく

本命の人かどうかを見極める期間や選ぶ基準をあらかじめ決めておきましょう。例えば「見極める期間は３カ月まで」や「基準はこちらの話を聞いてくれるかどうか」など、自分の中できちんと決めておかないと、 お相手との関係を一歩進めていいのかの判断が付かず、同時進行が長引いてしまう恐れがあります。 基準は途中で変えたり増やしてもいいので、行動の前に決めておくこと、つまり「大事なのは○○である」と決める心構えが必要です。

相手を困らせたり不快にさせたりしない

同時進行するのは悪いことではありませんが、そのためにお相手を困らせたり、不快に感じさせたりするのはNGです。スケジュール管理をしっかりと行い、ダブルブッキングや遅刻はしない、誰とどんなことを話したかをメモして、お相手を混乱させないなど、気を付けて行動しましょう。

真剣交際を始めるときは一人に絞る

複数の人とやりとりを続けていく中で本命のお相手を決めたなら、その時はけじめをつけて一人に絞りましょう。これまでやりとりをしていた他の人にはきちんと経緯を説明して、やりとりを終わらせましょう。

短期間で多くの人に出会いたい人、自分から積極的にアピールするのが苦手な人は「お見合いパーティ」が向いていますが、それ以外にも婚活の方法はさまざまです。条件がマッチした人とだけ会いたい、お見合いをしっかりサポートしてほしいという人は結婚相談所が向いていますし、忙しくてパーティになかなか参加できないなら婚活アプリの活用もおすすめです。

「ゼクシィ縁結びエージェント」の無料カウンセリングでは、マッチングコーディネーターがプロの幅広い視点から相談に乗り、一人一人に合ったアドバイスもしてくれるので、ぜひ活用してみてくださいね。

取材・文／福原敦子

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで８年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を１対１で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の３軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/