婚活の費用はどのくらいかかるもの？
男女別の費用相場をチェック

婚活費用はどれくらいかかるものなのでしょうか。男女別に見た、実際の婚活費用の内訳をご紹介します。また、婚活費用を抑えるポイント、逆にお金を惜しまない方がよい費用について、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに解説していただきました。

主な費用は、婚活サービスの利用料金、お見合いやデートの飲食代、洋服代、美容室代、写真代などです。結婚相談所で1年間活動した場合の総額相場は男性だと75万円ほどで、女性だと65万円ほどです。利用する婚活サービスによって金額が変動します。

婚活サービスの利用料

男性の場合
■婚活サービスの利用料は1年間で約2万～50万円程度
・マッチングアプリを利用する場合、1カ月3000円前後、1年プランの場合1万5000～2万円程度
・婚活パーティの場合は1回の参加費で5000円程度
・結婚相談所の場合は、登録料が約10万円、月会費約5000～2万円、成婚料20万～30万円程度です。また老舗の結婚相談所や地方の結婚相談所の場合、お見合い料などが別途発生する可能性があります。

女性の場合
■婚活サービスの利用料は1年間で0～約50万円程度
・マッチングアプリは女性無料のサービスあり
・婚活パーティーの場合は1回の参加費で1000円程度
・結婚相談所の場合は男性と同じく、登録料が約10万円、月会費約5000円～2万円、成婚料20万～30万円程度です。男性と同様に、お見合い料などが別途発生する可能性があります。

その他準備における諸費用

男性の場合：10万〜12万円程度
洋服のバリエーションが少ないと感じている人は、デートを数回重ねることを想定してある程度の服を揃えることをおすすめします。何を買うか次第ですが、靴、バッグ、アウター（コート）、ジャケット、スラックス、ベルト、シャツなど全て揃えると10万円程度必要です。ビジネスシーンのカジュアル化の流れもあり、お見合いだからといってスーツを着るのではなく、ジャケット+パンツの方も増えています。ファストファッションや紳士服量販店などで購入すれば、オシャレなアイテムも比較的リーズナブルです。

また、婚活写真の撮影に1万～2万円程度必要です。メイクをして撮影できるスタジオを利用すると、2万円以上かかります。

女性の場合：12万円程度
服装は男性と同じく、デートに使える服を持っているかどうか次第でかかる金額は変わってきます。女性はプチプラ服のバリエーションも多く、ファストファッションもどんどんオシャレになっているので、バッグ、パンプス、トップス2、3着、スカートを合わせて5万円程度から揃えることが可能です。美容室に行く頻度は、婚活中の場合は2カ月以上空けずに行くのがおすすめです。そうなると美容室代は1年で安くても5万円以上はかかります。

また、女性の婚活写真はヘアメイク込みで2万～4万円程度必要です。

デート費用

結婚相談所を約1年で成婚退会した場合を想定してご紹介します。お見合いのお茶代はホテルの場合、コーヒーは1100円程度。ドリンク1杯1100円×2で、2200円。会った人数を15人と仮定すると、お見合いのお茶代で約3万3000円です。

お見合い以降のデート代は、1回6500円程度です。2回目デートに進む割合は3割程度なので、5人と2回目デートに進み、3人と3回目以上デートを重ねたと仮定すると、成婚退会するまでに15回デートをすることになります。デート代15回の合計は9万円程度で、お見合いと合わせるとデート費用は12万3000円程度です。また交通費も別途必要になります。 毎回割り勘にすると単純にかかる金額は2分の1になります。

婚活費用を抑えるポイント

まず重要なのは、短期集中で婚活することです。婚活の予定を優先して短期間で成婚退会することができれば、ランニングコストを減らせます。婚活を長引かせないためには、条件にこだわりすぎないことが大切です。「●歳年下の人」「年収●万円以上の人」「身長●センチ以上の人」など、条件を増やしすぎないようにしましょう。たくさんの人と会える機会を逃さず、一つ一つのご縁を大事にすることは婚活費用を抑えることにもつながります。

また結婚相談所では無料相談会を行っているので、複数の相談所に出向いて相場を把握しましょう。地方自治体でも結婚相談所や婚活イベントを運営していることがあります。登録料は２年で１万円など、非常にリーズナブルなので行政サービスの情報も常にチェックすることをおすすめします。

スムーズな婚活のためにココは減らさないように！

男女ともに、清潔感に気を付けることが大切です。同じ服を着ても、顔回りに気を使っていると印象ががらりと変わります。清潔感を意識してひげをそったり、似合う髪型やメイクのカラーを知っておくことを大切にしましょう。流行のコスメ一つ使うにしても、デパートの化粧品売り場で似合う色をすすめてもらったり、場合によってはプロにマンツーマンで教えてもらうことも。

希望の条件に近い相手からの申し込みが少ない場合、写真で魅力を伝えきれていないかもしれません。今一度、服装やメイク、髪型など写真を見直しましょう。眉毛を整えるだけでも印象はガラッと変わるので、男女ともに眉サロンに行くのはおすすめです。細かいところに気を使うことでイメージアップを。
お相手を探す際に写真は大事な要素の１つとなりますので、費用を惜しまずメイク込みで撮影してもらいましょう。

婚活費用は使用する婚活サービスによって異なりますが、工夫次第で費用を抑えることができます。まずは短期集中で婚活することを心掛けましょう。写真や身なり、デート費用などお金をかけるべき大切なポイントで惜しまずにしっかり費用にかけることは、婚活を長引かせないことにもつながります。費用のバランスを大切にして素敵な結婚相手と出会いましょう。

取材・文／ペパーミント

【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。 29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。
著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト： https://www.bestpartner-prj.jp/
Twitter @koakumamt
恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog： http://ameblo.jp/koakuma-mt/