- 1位/毎日小まめにSNSなどで連絡を取る 67.3%
- 2位/定期的に会う 44.0%
- 3位/束縛しすぎない 39.9%
- 会話のような言葉を送る
- 放置や既読スルーをしない
- お互いのペースを大切にする
- 日常的な出来事を共有する
- ボイスメッセージ、ビデオ通話の活用
- 束縛しすぎる
- 連絡の頻度が減る
- 約束を守らない
- 不安や不満をため込む
- 未来の話を避ける
恋人と遠距離恋愛になった場合、不安になってしまいますよね。そこでこの記事では、遠距離恋愛の経験がある20~30代の男女168人にアンケートを実施しました。遠距離恋愛中はどれくらい離れていた?どれくらいの頻度で会っていた?どれくらい続いた?などの実態と長続きさせるコツを、婚活講師でマナー講師でもある江頭美鈴さん監修の下、解説します。遠距離恋愛中の連絡の取り方のコツや破局してしまう言動についても教えていただいたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
遠距離恋愛は、どれくらい離れていた?

※複数のご経験がある場合は距離が最も遠かったケースで回答
※データ出典:マクロミル
アンケートの結果を見ていきましょう。まずは、遠距離恋愛中に相手とどれくらい離れていたか移動時間を目安に回答してもらいました。
遠距離恋愛の概念は、ふたりの状況や感じ方によって異なってきます。アンケートでは「2時間~3時間未満」と答えた人が33.9%と一番多いので、遠距離恋愛とは2時間以上かかる距離が一般的な認識といえます。「1時間~2時間未満」の回答が11.3%と少ないのは、この程度なら遠距離恋愛に当てはまらないと考えている人が多いからと考えられます。
一方で、「1時間~2時間未満」でも11.3%の人が遠距離恋愛と思っている、という側面もあります。恋人が飛行機や新幹線、高速道路を利用して1時間~2時間の距離の所にいる場合は、気軽に会うことができず、距離的にも心理的にも遠距離恋愛と感じてしまいます。
遠距離恋愛は、どれくらいの頻度で会っていた?

※複数のご経験がある場合は距離が最も遠かったケースで回答
※データ出典:マクロミル
遠距離恋愛中はどれくらいの頻度で会っていたか、という質問は、上の円グラフのような結果となりました。一番多かったのは「1カ月に1回」の33.3%で、全体の3分の1を占めています。
遠距離恋愛のデートは、日帰りまたは泊まりで会うパターンが考えられます。例えば休みが同じだとしてもお互い用事もあり、毎週会いたくてもなかなか難しいでしょう。そして遠距離の移動は時間や労力、お金もかかることから、1カ月に1回の割合が妥当といえそうです。
遠距離恋愛は、どれくらい続いた?

※複数のご経験がある場合は距離が最も遠かったケースで回答
※データ出典:マクロミル
遠距離恋愛がどれくらい続いたかという質問では、「半年~1年未満」と回答した人が29.2%と最も多く、次いで「3カ月~半年未満」が22.6%、「1年~2年未満」が19.0%という結果となりました。
1年未満の回答数を合計すると61.3%で、高い割合となっています。これは、遠距離恋愛がカップルの今後を決めるきっかけになっていることを物語っているでしょう。
遠距離恋愛をするカップルの方向性は大きく分けると3つのケースが考えられます。
1つ目は、遠距離恋愛をするうちに気持ちの擦れ違いが起こり、別れるケース。
2つ目は、遠距離になったことで、お互いを唯一無二の存在だと再認識するケース。同棲に踏みきったり結婚したりするので、遠距離恋愛という形は終わりになります。
3つ目は、遠距離恋愛でちょうどいいバランスが取れているケース。お互いのライフスタイルが確立されているので、日頃はSNSなどを活用しながら良い関係性を保っています。遠距離恋愛の状態で安定しているので、数年継続することも考えられます。
上記のデータの中には、転勤が終了して遠距離恋愛が解消になるなどのケースも入っているかとは思いますが、どちらにせよ、1年をめどにふたりの方向性が見えてくるといえるでしょう。
遠距離恋愛を長続きさせるコツとは?

遠距離恋愛経験者は、良い関係性を保つためにどのような工夫や努力をしていたのでしょうか。アンケート回答の上位をランキングで紹介します。
1位/毎日小まめにSNSなどで連絡を取る 67.3%
遠距離恋愛中は、意識的にコミュニケーションを取ることが大切です。何げないやりとりを毎日するだけでも、相手の様子が分かるので安心です。距離は離れていても、いつも近くにいる感じがして、お互いの心の支えになるでしょう。
文字のやりとりだけではなく、寝る前にビデオ通話などでお互いに顔を見ながら今日あったことをおしゃべりすると、一層ふたりの絆を深めてくれますよ。
2位/定期的に会う 44.0%
距離があればあるほど大変かもしれませんが、ふたりで調整して会う努力をすることは、遠距離恋愛を長続きさせる上で大切です。毎日小まめに連絡を取っていても、実際に会って一緒の空間にいる安心とぬくもりを感じると、多幸感で満たされます。
楽しい時間の後のお別れはつらいかもしれませんが、次に会うまでの励みになるでしょう。
3位/束縛しすぎない 39.9%
遠距離だと何かあってもすぐに駆け付けられないので、ちょっと連絡がつかないだけでも不安になりやすいものです。そのため「休みの日は家にいて」「仕事帰りに飲みに行かないで」「電話は必ず出て」「メッセージの返事はすぐにして」など、つい束縛しすぎてしまうこともあるかもしれません。
そうすると、相手は「信用されてない」「うざい」などと感じ、心が離れる原因となってしまいます。不安を感じる時や心配な時は、相手の行動を束縛するのではなく、自分はこんな気持ちになっている、ということを素直に伝えてみましょう。
遠距離恋愛で長続きするSNS・メールのコツ

遠距離恋愛では、SNS・メールなどがコミュニケーションのメインとなります。ふたりの仲をより深めるやりとりのコツがあるので、紹介します。
会話のような言葉を送る
変化のない定型文は誤解を招くので避けましょう。例えば、「おはよう。出勤中です」と、毎日同じメッセージが届くと、「コピペしてない?」「気持ち入ってる?」と思われてしまいます。
短い文章でいいので、「寒いから風邪ひかないようにね」「今日は残業になるかも……」など、リアルに会話をしているような文章の方が響きます。また、文字だけだとクールな印象になるので、絵文字や顔文字、スタンプなども上手に取り入れ、感情が伝わるように工夫しましょう。
放置や既読スルーをしない
放置されたり既読スルーされたりすると、体調が悪いのか、事故に遭ったのではないか、他の人に気持ちが移ってしまったのではないか……などと、妄想してしまい不安になることもあります。忙しくてすぐに返信できない時は、「遅刻しそうだから帰りに連絡するね!」などとひと言だけでも返しておくと、相手は安心します。ちょっとした配慮も大切です。
お互いのペースを大切にする
返信が遅かったり既読がつかない時は、イライラしてしまうことがあるかもしれません。「確認するのが遅いよ」「もっとまめに送ってほしい」など、返事をせかしたりメッセージの量を指摘したりすると、相手は生活が乱されだんだんと面倒になってくる可能性があります。
お互いのペースを尊重しながら、気長にやりとりできるといいですね。
日常的な出来事を共有する
会話をするように、気軽にやりとりすることが長続きのコツです。小さなことでいいので、日常的な何げないことを共有するのもおすすめです。
「今日は寒かったから、ラーメン食べて帰ってきた」「遅い時間なのに、甘い物食べたくなっちゃった!」など、リラックスしたやりとりをすると自然体でいられ、より仲が深まるでしょう。
ボイスメッセージ、ビデオ通話の活用
文字だけではなく、たまには意表をついてボイスメッセージを送ると、ちょっとドキドキして効果的です。ビデオ通話もぜひ活用しましょう。部屋着でくつろいだ雰囲気で話すと、親密感も増します。寝落ちするまでおしゃべりを楽しむのもいいですね。
遠距離恋愛が破局してしまう言動とは

簡単に会えないため、別れのリスクも伴う遠距離恋愛。不安になりすぎて暴走すると、気持ちが擦れ違う原因になってしまいます。遠距離恋愛で避けたい言動を紹介するので、参考にしてみてください。
束縛しすぎる
「今どこにいるの?」「誰と一緒なの?」など細かく質問をすると、最初は相手も答えようとしてくれるかもしれませんが、度重なると「面倒くさい」「うるさい」「友達といても楽しめない」など、負の感情が湧き起こってきます。それが原因でけんかになってしまっても、すぐに会って誤解を解くことができないのも遠距離恋愛のつらいところです。
相手を束縛したくなったら、その根底にある自分の本当の気持ちを見つめてみましょう。遠距離恋愛だからこそ、不安になったり心配になるのかもしれません。あるいは、寂しさが束縛という形で相手に向いてしまうのかもしれません。
その根底にある自分の気持ちをそのまま素直に伝えてみましょう。「離れていると様子が分からないから、不安になってしまう」「会えないから寂しい」など。その気持ちは束縛するよりも何倍も相手に響き、一緒に遠距離恋愛を乗り越えようという気持ちが生まれるはずです。
連絡の頻度が減る
返信を後回しにしたり、相手から数回連絡が来てからようやく返事をするなど、明らかに以前より連絡の頻度が減ってしまった時は要注意です。「以前はもっと気にかけてくれていたのに……」と、相手は寂しい気持ちになり感情に変化が生まれるきっかけとなります。
忙しくても隙間時間で連絡を入れたり、休みの日にゆっくりコミュニケーションを取るように心がけましょう。遠距離恋愛で良い関係を続けていくためには、お互いの努力が必要です。
約束を守らない
ゆっくり電話で話す約束や久しぶりに会う約束を「ごめん、ダメになった」と軽く言ってしまうと、相手は自分の優先順位が低いと思ってしまいます。
遠距離恋愛中のコミュニケーションは毎回がスペシャルです。相手はその日を楽しみに仕事を頑張ったり、一緒に行くお店選びをしたり、いろいろ準備をしていることでしょう。そこで約束を破られたりドタキャンされると、想像以上に相手をがっかりさせるものです。
どうしても予定変更をしなければならない時は、本当の理由を伝えることと、「次の休みの○日はどう?」と代替案を提案して、さらに「以前行きたいって言ってたイタリアンのお店、予約しておくから。今回は本当にごめんね」とフォローを入れると、誤解や擦れ違いを避けられるでしょう。
不安や不満をため込む
離れていると相手の細かい様子が分からないだけに、何かと不安や不満を抱いてしまいます。我慢してため込んでいると、何かのきっかけで爆発してしまうかもしれません。なるべく小出しにして、相手に伝えることも大切です。
遠距離恋愛だからこそ、正直にその都度自分の気持ちを伝えることも必要です。
未来の話を避ける
ふたりの将来の話を避けていると、「遠距離恋愛はいつまで続くの?」「離れている状態をずっと続けた先はどうなるの?」という不安を抱いてしまいます。しかし、方向性や目標が見えてくると不安が解消されて希望が持てるでしょう。
「今は離れているけど、いずれ一緒に住みたい」「仕事が落ち着いたら、こっちに来てほしい」などと、それぞれの考えを伝え、しっかり話し合えるといいですね。
遠距離恋愛は素直な気持ちと思いやりが大切!

遠距離恋愛は、相手の状況や気持ちを尊重するだけでなく、我慢しすぎずに自分の気持ちを素直に話せる関係性を築くことが大切です。ふたりのペースでコミュニケーションを育み、将来のことも話し合えると、前向きに遠距離恋愛を楽しめます。
取材・文/仲西なほ子
【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション 代表/一般社団法人 エグゼクティブ・イメージコンサルタント 代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会などの話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の4つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト:https://me-pro.biz/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2025/1/22~2025/1/23
有効回答数:168人(男性84人、女性84人)
(インターネットによる20~30代男女向けアンケート調査 調査機関:マクロミル)
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