- 譲れない条件を決める
- 共通点がある人を探す
- 直感でピンとくる人を探す
- 迷ったら会ってみる
- 興味を持って話をしてくれた
- 安心感がある
- 生理的に受け入れられる
- 一緒にいて楽しいか
- 嫌いな部分が多くないか
- 結婚生活が想像できるか
- 結婚生活のお金
- 新居について
- 子どもについて
- 大きな問題はないか、あっても乗り越えられそうか
- ふたりの相性
- 選ばれる立場ということを忘れる
- 条件ばかり見て人柄や相性を見ない
- 自己開示をせず、距離が縮まない
- 仮交際の人を増やし過ぎる
- 相手に伝えたいことを我慢する
お見合いでの相手の選び方、交際に進む際の見極め方などのポイントを解説します。結婚相談所でお見合いを経て結婚に進むまで、お見合い相手選び、お見合い、仮(プレ、お試し)交際、真剣交際とさまざまなステップがあります。それぞれのタイミングでどのように決断するといいのか、婚活スペシャリストの佐藤律子さんに伺いました。これからお見合いをする人も、すでに活動中でお見合いをしている人も、ぜひ参考にしてください。
お見合い相手を選ぶポイント

まず、お見合い相手を選ぶ際のポイントを紹介します。お見合いは自分で申し込む場合と、相手から申し込まれる場合があります。申し込まれた場合は、お見合いを受けるか、断るか判断します。どちらも「お見合い相手を選ぶ」という点では同じです。
お見合い相手を選ぶには、基本的に写真とプロフィールのみで判断せざるを得ません。たくさんの会員の中から選ぶ際に気を付けるポイントはこちらです。
譲れない条件を決める
まず、自分にとって譲れない条件を洗い出しましょう。お見合い相手を選ぶ条件は、結婚相手に求める条件につながります。たくさんある希望条件の中から「絶対にこれだけは必要」もしくは「これだけはNG」という条件を確認しましょう。紙に書き出し、上位3つなど順位付けをすると頭の中が整理できるのでおすすめです。
共通点がある人を探す
お見合い相手を選ぶ際、一つの目安になるのが、共通点がある人です。趣味や休日の過ごし方、結婚観などが一致している相手なら実際に会った時にも会話が盛り上がりやすく、楽しい時間を過ごせる可能性が高くなります。
直感でピンとくる人を探す
希望条件と合っていなくても、何となく気になる、会ってみたくなる人がいたら、実際に会ってみる価値があります。
迷ったら会ってみる
お見合いを申し込まれて「会うか断るか迷う」という状況であれば、とりあえず会ってみるのがおすすめです。写真やプロフィールだけではわからない魅力があるかもしれません。
お見合い時の見極めポイント

お見合いの場で、相手をどのように見極めればよいのか、ポイントを解説します。
そもそも「また会いたい」「感じがいい人だった」と思うのであれば、交際希望を出せばいいので、迷うことはありません。
見極め方を知りたいと思うのは、「可もなく不可もなく」という感覚になっているからです。お見合いは通常1時間程度なので、また会ってもいい相手かどうか、短時間では決められない人もいます。その場合、下記の条件をクリアしているなら、仮交際に進んでもう一度会ってみるとよいでしょう。仮交際の段階でじっくり相手を見極めるというスタンスでOKです。
興味を持って話をしてくれた
自分に興味を持ってくれた印象があれば、仮交際に進んでもいいでしょう。逆にどんなに話題を振っても反応がイマイチだったり、会話中つまらなそうな様子だったりという場合は、自分に興味がないか、相性が良くない相手だといえます。
安心感がある
対面している時に受ける印象は大切です。一緒にいて安心感がある人ならもう一度会ってみましょう。挙動不審だったり、なれなれしい態度だったりして不快な気分になる相手であれば交際を見送っても構いません。
生理的に受け入れられる
特に好みではなくても、生理的にイヤだと思う部分がなければ仮交際に進んで、様子を見ることをおすすめします。逆に条件や人柄が良くても生理的に受け入れられない相手とは、結婚生活は難しいものです。「手をつなぐのもムリ」と感じる相手は見切りをつけてもいいでしょう。
仮交際から真剣交際に進むまでの確認ポイント

お見合い後の仮交際の段階は、相手との仲を深め、真剣交際に進むかどうかを決める大事な期間です。真剣交際に進むまでの確認ポイントを紹介します。
一緒にいて楽しいか
一緒にいて楽しいというのは大きなプラスポイントです。たとえ、ドキドキするようなときめきがなくても、デート中楽しく過ごせる相手は、結婚相手に向いています。逆にデートに誘われても面倒だという思いが先に立ったり、デート中に早く帰りたくなったりする相手とは、結婚は難しいでしょう。
嫌いな部分が多くないか
「嫌いな部分が少ない」というのも、重要なポイントです。人間なので嫌いなところがあるのは仕方がないのですが、「言葉遣いが気になる」「食べ方がイヤ」などといった許せない部分や嫌いな部分が多いと、いくら条件が良い相手でも遅かれ早かれうまくいかなくなります。
結婚生活が想像できるか
真剣交際を見据え、一緒に暮らすことができそうか見極めることも大切です。具体的には金銭感覚や価値観が大きく異ならないか、生活の支障になるような問題がないかを確認します。
お見合い相手と結婚を決める前に確認すべきポイント

真剣交際は恋人としてお付き合いをする段階です。普通のカップルと違うのは、結婚を決めるまでの期間が短いこと。結婚相談所の方針やお互いの状況にもよりますが、平均2〜3カ月で結婚するかどうかを判断することになります。真剣交際に入ったら、現実的な話のすり合わせをしつつ、恋人として関係を深めることが必要です。この段階での確認ポイントを解説します。
結婚生活のお金
結婚生活を送る上で、お金の話は避けて通れません。結婚後の生活費の分担や貯蓄額、お金の使い方の傾向などについて確認します。ここで意見が食い違う、金銭感覚が大きく異なる、話し合っても歩み寄りができないなどの場合は結婚生活が難しくなる可能性が高いです。
新居について
新居の場所、賃貸か購入か、家賃の目安、費用負担はどうするか、といった新居にまつわる話をして意見が一致しているか、歩み寄りできるかなどを確認しておくと安心です。
子どもについて
「子どもが欲しい・欲しくない・どちらでもよい」ということはプロフィールに記載してある場合がほとんどです。ただ、実際の熱量やどのタイミングで子どもが欲しいのか、妊活にお金をかけられるかなどはこのタイミングで確認しておくとベターです。
大きな問題はないか、あっても乗り越えられそうか
結婚生活を送る上で大きな問題がないか、問題があっても乗り越えられそうか、確認します。問題とは借金、大きな病歴、家族の問題、転職や転勤予定などです。逆に自分が問題を抱えているのであれば、相手に伝えておくことで後々のトラブルが避けられます。
婚活で不利な情報を伝えるタイミングはとても難しいものです。真剣交際に入る前に話した方がいいケースもあれば、真剣交際に入って仲を深めてから話した方がいい内容もあります。相談所のカウンセラー(担当者)に相談しながら進めていくとよいでしょう。
ふたりの相性
何より大事なのは相性の確認です。デートを重ねて金銭感覚や食の好みなど夫婦になる上で大切な相性を確認しましょう。
お見合い〜交際のありがちな失敗例

お見合い〜交際の間での失敗にはどんなものがあるでしょうか。主なものを紹介します。
選ばれる立場ということを忘れる
お見合いをしていると、自分が相手を選び、判断しているような気になってしまう人がいますが、実際には相手もこちらを見極め、選んでいます。上から目線の発言や、相手任せの受け身の行動をしているようでは、どんな相手からも敬遠されてしまいます。
条件ばかり見て人柄や相性を見ない
お見合いは、最初から相手の条件がある程度わかることが大きなメリットではありますが、条件だけを見て、実際に会った時に感じた人柄や相性を軽視すると、良い出会いがあっても気付かないこともあります。
自己開示をせず、距離が縮まない
自分を知ってもらう努力をしないと、距離が縮まず関係が進展しません。いつまでも他人行儀でいると「相性が良くない」「どういう人なのかわからない」などと思われてしまうケースも。何度かデートをしているのであれば、性格や結婚観など、内面をさらけ出すことで相手との距離が近くなります。
仮交際の人を増やし過ぎる
仮交際の人数は何人でもいいのですが、あまりに多くなるとデートが組みづらくなったり、一人一人としっかり向き合えなくなってしまったりという問題が発生しがち。多くても5人までに抑えるなど、自分の中で基準を作って婚活が重荷にならないようにしましょう。
相手に伝えたいことを我慢する
相手にマイナスの印象を与えたくないからといって、言いたいことを我慢するのはやめましょう。自分の気持ちや意見を抑えて交際をしていると、いずれ不満やズレが生じてきます。伝えたいことがあれば、相手にきちんと伝え、それを受け止めてくれるかどうか見ることが大切です。
それぞれの段階で見極めポイントがある!

お見合いから交際を経て婚約、結婚するまでにはさまざまな段階があり、それぞれ相手を見極めるポイントがあります。逆にいえば、自分も相手に見られているということです。段階ごとにポイントを押さえ、納得感のある決断をすることが、良い出会いにつながります。
婚活のそれぞれの段階で、アドバイスをもらったり、相談したりしながら進めたいなら、ゼクシィ縁結びエージェントで活動してみてはいかがでしょうか。婚活のプロであるコーディネーターに相談できるプランがあり、悩んだ時に適切なサポートが受けられます。まずは、気軽に無料カウンセリングを受けてみませんか?
取材・文/関原のり子
【監修】
佐藤律子(さとうりつこ)さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事、婚活スペシャリスト。「異性間コミュニケーション協会」は恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQなど人間関係についての研修や講演、運営、相談を行う専門協会で、認定講師100人以上が在籍している。運営した自治体婚活イベントのカップル成立率は60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ3万人を超える。『2年以内に幸せをつかむ 大人婚活 完全ガイド』(ビジネス社)、『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』(かんき出版)、『最高に幸せな“たった1つの恋”を実らせるレッスン』(大和書房)他、著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
公式サイト:https://www.iseikan.jp/
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