お見合い会話を盛り上げたい！事前準備から会話が盛り上がるポイント、NGな話題も

お見合いでは何を話すべき？会話が弾んだり、お相手に笑顔が多かったりと、お見合いがうまくいったかどうかは、会話で判断する人が多いのではないでしょうか。次のステップへ進むお見合いでの会話とは？スムーズに会話するための事前準備から、会話を盛り上げるポイント、NGな話題まで、お見合いの会話について、異性間コミュニケーション協会代表理事で婚活スペシャリストの佐藤律子さんに伺いました。「また会いたいな」と思ってもらえるには、どんな会話をするべきかを一緒に見ていきましょう。

お見合いでの会話は、次の婚活ステージに進むためにとても大切なものです。

人は会話のキャッチボールができたり、会話が盛り上がったりすると、その相手と「気が合うかも」と思う傾向があります。反対に、お見合いでの会話が弾まなかったら、また「会いたい」とはならないでしょう。

相手に興味を持つきっかけにもなりますので、会話がスムーズだったり弾んだりすることはお見合いではとても大事なことです。

お見合いの前に準備しておくこと

何の準備もせずにお見合いに行っても、初対面同士で会話が盛り上がらないのは当然のこと。会話を盛り上げるには、それなりの準備が必要です。お見合いの前に、どんな準備をすればよいのでしょうか。

見た目の第一印象を良くする

見た目の印象はとても大切です。人は目からの情報で、初対面の人を判断する傾向があります。「何を話そうかな」と頭でっかちになっているよりも、まずその前段階として、「素敵な人だな」と思ってもらえることがカギになります。

服装から髪型、足元、笑顔まで、まずは第一印象で良いイメージを与える雰囲気を出すようにしましょう。

お相手のプロフィールに目を通しておく

お相手のプロフィールに目を通して、仕事や好きなこと、休日の過ごし方などを認識しておきましょう。人は自分のことに興味を持ってくれたり、知っていたりしてくれていると嬉しくなるものです。

共通点があったら「私も○○が好きなんですよ」という、会話が盛り上がるきっかけにもなるので、お相手のプロフィールは見ておいた方がいいでしょう。さらに、プロフィールを見てお相手への質問を考えたり、お相手からの質問に備えておいたりすると、話が続かないというピンチに陥る可能性も低くなるかもしれません。

優しそうな印象を心掛ける

万人受けする印象は、優しそうな人です。第一印象が優しそうな人だと、初めて会ったお見合いのお相手も安心するでしょう。

お見合いは緊張するかもしれませんが、怖そうな雰囲気を出してはもったいないです。笑顔の練習をしたり、ゆっくり話す癖をつけたりと、なるべく優しそうな雰囲気を出すように心掛けましょう。

お見合い会話を盛り上げるポイント

準備ができたら、次は実際のお見合いです。どのような点に気を付ければよいのか、お見合いの会話を盛り上げるポイントを見ていきましょう。

相手の話を聞く

会話が成立する基本は、相手の話を聞くことです。

「何を話そう」と自分が話すことで頭がいっぱいになると、相手の話を聞き逃す可能性が高くなります。すると会話がかみ合わなくなってしまいます。

また、聞き上手であることは相手に好印象を与えます。話すよりも聞くことの方に、力を入れるようにしましょう。

適度な相づちを打つ

「そうなんですね」「すごいですね」といった、程度な相づちで自分の話を聞いてもらえると、話している方は気持ちよく感じます。

ただ、やみくもに相づちを打てばよいわけではなく、適度に、そしてその話の内容に合う表情が大切です。大変だったときの話は、「大変でしたね」「それはつらかったでしょう」といった、その場面と会話の内容に適した相づちを心掛けましょう。

話を遮らない

お相手の話は最後まで聞くこと。たとえ補足したいことや、自分の体験があったとしても、お相手が一つの話題を話しているときは最後まで聞きましょう。

途中で「私は」となると、相手は話を遮られたと感じてしまいます。話は最後まで聞いて、その後に「私も同じようなことがありました」と自分の話をした方がいいです。

１トーン高めの声を意識する

地声より１トーン高めの声を意識すると、相手は聞き取りやすくなります。高めの声は、場の雰囲気も明るくなりますし、印象も良いです。

笑顔で話すと、発音の仕方が少し変わって、声が少し高めになります。笑顔を心掛けることもおすすめです。

ネガティブな言葉は使わない

「でも」「だって」「私なんか」といった、マイナスと受け取られる言葉や愚痴っぽい話は避けた方がいいです。

どんな話でもあっても、基本は肯定的に捉えた返事をするようにしましょう。明るく、前向きな印象を与えることができます。

お見合い会話が弾む4つのステップ

会話を弾ませるには、話の展開や段階を踏むことも大切です。お相手と会って、段階的にどんな会話をすれば話がスムーズに進んでいくのか、4つのステップで解説します。

1．軽い話からスタートする

「初めまして」の後は、天気や移動手段などの軽い話からスタートした方が話しやすいです。ありきたりの話題ですが、そこから入った方がお相手も安心します。

「どちらからいらしたのですか？」や、「電車で来たのですか？」、「今日は寒いですね」といった、当たり障りない内容から始めましょう。

2．相手のポジティブな印象を伝える

「その洋服の色が似合っていますね」や、「優しそうな人で安心しました」といった、パッと見たお相手の印象や良いところを伝えましょう。

洋服や印象など、気軽に褒められるポイントがあるはずです。それを伝えると、お相手は嬉しい気持ちになって、話しやすい雰囲気になるでしょう。

3．プロフィールについて話す

お相手のプロフィールに書いてあった、仕事や趣味、好きなこと、好きな食べ物などについて話します。

お相手に聞くときは素直に質問すれば問題ないですが、自分が話すときは熱くならないように注意しましょう。自分を知ってもらいたいあまり、自分語りになってしまう可能性がありますので、専門用語が出たり、武勇伝になったりしないように気を付けてください。

4．前の話題から共通点を見つける

好きな食べ物の話から「私もそれは好きです」や、好きな場所の話から「私もそこに行きたいと思っていました」など、前の話題に共通点があるはずです。それを掘り下げていきましょう。

仕事の内容が興味深いと思ったら、質問しても問題ありません。共通点を見つけて深掘していくと、会話は弾むでしょう。

ただ、どうしても会話が盛り上がらない場合もあるので、そのときは素直に「緊張しますね」と言った方がいいです。「うまく話せなくてすみません」と言うことで、相手もホッとしますし、好印象です。

お見合い会話でのNGな話題

お見合いでの会話の中には、できれば避けた方がいい話題もあります。最後に、NGな内容についてお届けします。

今までの婚活状況や過去の恋愛

「お見合いで何人くらいと会ったのか」、「どんな人と付き合ってきたのか」など、お相手の婚活状況や昔の恋愛経験など、過去の話は聞かないようにしましょう。

もし気になるなら関係が進んでから質問すればいいので、お見合いでは聞かないこと。自分が話すこともNGです。

容姿ばかりを褒めること

「美人ですね」、「スタイルいいですね」、「タイプです」といった、容姿ばかりを褒めることはやめましょう。そこで判断する人なのかなと思われてしまいます。

「洋服が似合いますね」は問題ないですが、容姿に特化して褒めると、中には引いてしまう女性もいるかもしれません。

詳細な個人情報

年収や勤め先の情報、家族構成など、細かい個人情報はお見合いの席では避けましょう。

結婚するかもしれない人と思ったら、いろいろと聞きたい気持ちは分かりますが、初対面で聞くのは失礼です。「常識がない人だ」と良くない印象を持たれる可能性もあるので気を付けましょう。

政治や経済、宗教の話

政治や経済、宗教、病気など、デリケートな話題もNGです。

いろいろな価値観があるので、お相手が全く反対の考え方の可能性もあります。初対面の人と話す内容としてはリスクが大きすぎるので、最初のお見合いの席ではやめましょう。

うまく話せなければ素直に伝えよう

お見合いでの会話は、弾んだ方がふたりの気持ちも盛り上がりますが、初対面同士でうまく話せないのも当然のことです。そんなときは、「緊張してうまく話せなくてすみません」と素直に伝えるのも手です。

ゼクシィ縁結びエージェントでは、お見合いでの会話もコーディネーターに相談できます。「結婚したい」という気持ちをサポートいたしますので、気になる方はぜひ無料カウンセリングにご相談ください。

取材・文／坂田圭永

【監修】
佐藤律子さん
婚活スペシャリスト。異性間コミュニケーション協会代表理事。株式会社アートセレモニー代表取締役社長。会社員からウエディングプランナーへ転職し、2001年ウエディングと婚活事業で起業。1000組以上を結婚に導いた経験から、異性間コミュニケーション協会を設立。自治体婚活イベントのカップル成立率60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者はのべ3万人を超える。主な著書に『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』（かんき出版）、『7日間で運命の人に出会う！頭脳派女子の婚活力』（青春出版社）などがある。
公式サイト：https://www.iseikan.jp/