- 最初に挨拶や相手をねぎらう言葉を入れる
- 次のデートに繋がる内容を入れる
- 相手が返信しやすいように質問で終わる
- 悩みやネガティブな内容に気を付ける
- 適切な長さの文面を送る
- 質問内容に気を付ける
- 送る時間を考慮する
結婚相談所での婚活を成功させるには、メールやLINEのやりとりも大切なポイントとなります。お相手とのメール・LINE交換のタイミングは?やりとりの頻度は?どんな内容を送ればいいの?仮交際中と真剣交際中のやりとりの頻度から、返信の内容で気を付けたいこと、お見合い後やデート後などのシーン別のやりとり例文を、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。
メールやLINE交換のタイミングはいつ?
メールやLINEなどの連絡先の交換はどのタイミングですればいいのか?気になる人もいるでしょう。
例えばゼクシィ縁結びエージェントの場合、直接の連絡先交換はトラブル防止のため推奨していません。お見合いの後、ふたりの意思確認ができた場合に、システム上のマイページで連絡先とフルネームを開示することになっています。
このように連絡先の交換には結婚相談所ごとにルールがあるため、確認・順守するようにしましょう。
交際中のメール・LINEのやりとり頻度
メール・LINEのやりとりの頻度も、婚活がうまくいくかを左右する大事な要素です。仮交際中や真剣交際中のやりとりの頻度は、どれくらいが適正なのしょうか。
仮交際中のやりとりの頻度
まめに連絡を取りたい人もいれば、不精な人もいるので、人によって快適と思う頻度は異なりますが、結婚相談所での仮交際中は毎日やりとりしなくても問題ないでしょう。
仮交際中は知り合いからのスタートですし、多くの人が3人くらいの相手と同時交際しています。毎日だと大変と感じる人もいますので、2、3日に1度くらいのペースがお互い心地よいと感じるかもしれません。
ここでのポイントは、連絡の頻度は相手に合わせること。お相手が毎日連絡をくれるようだったら毎日返信した方がいいですし、2、3日に1度だったらそれに合わせて返信しましょう。まだお互いのことをよく知らない仮交際中だからこそ、お相手に合わせた方がよいです。
真剣交際中のやりとりの頻度
真剣交際はお互いが1人に絞って、結婚に向けて関係を深めていく時期です。いわゆる恋人としてお付き合いしている状態なので、真剣交際中は毎日連絡を取り合う人が多いようです。
おすすめなのが、毎日決まった時間帯に連絡をすることです。特に、仕事から帰ってきてホッとする夜の時間がよいかもしれません。毎日同じ時間帯にメールやLINEが来ると、人は習慣化しやすいのでお相手は自然と意識して待つようになる可能性が高いです。お相手の生活に自分を擦り込んでいくのは、相手の心をつかむ上で効果的です。
しかし、真剣交際中のやりとりの頻度も、人によって快適と思える回数には差がありますので、普通のカップルと同じようにお互いに心地よい頻度で連絡を取り合えばよいでしょう。
どんなメール・LINEを送ればいいの?
仮交際は真剣交際へ進むかを判断する大事な時期でもあります。仮交際中はどんなメール・LINEを送ればよいのか、心掛けたいことをまとめてみました。
最初に挨拶や相手をねぎらう言葉を入れる
「今日も一日お仕事お疲れさまです。
今日は残業で遅くなったので、前から気になっていたカフェで一人ご飯をしてきました。
○○さんは一人でご飯をするときはどんなお店がお気に入りですか?」
いきなり今日あった出来事やお相手への質問を送るのではなく、相手をねぎらうひと言を入れると印象はよいでしょう。
次のデートに繋がる内容を入れる
「映画の『○○』が公開されましたね。
○○さんはどんな映画がお好きですか?」
食べ物や映画などのデートに繋がるような内容を入れると、自然と次のデートの予定が立てやすいです。ポイントは、食べ物や映画といった大衆受けする内容にすること。多くの人が興味のあることの方が、デートもトントン拍子に決まりやすいでしょう。
相手が返信しやすいように質問で終わる
「今日は休日でしたが、たまっていた家事で一日が終わってしまいました……。
○○さんはどんな休日を過ごされましたか?」
最後を疑問形で送ると、相手は返事をしやすいです。質問をすると、「自分に興味を持ってくれている?」とお相手への好印象にも繋がります。
メール・LINEのやりとりで気を付けたいこと
反対に、メールやLINEでの注意点とは?やりとりの際に、気を付けたいこともまとめました。
悩みやネガティブな内容に気を付ける
意外とやってしまいがちなのが、メールで相談をしてしまうこと。真面目な人は、「相談されたらきちんとアドバイスしてあげなければ」と、内容を真剣に考えてしまい、返信が負担になってしまいます。
また、仕事の愚痴や不平不満、誰かの悪口などを送るのは控えましょう。軽い気持ちで送ったとしても、文面を読むと、自分が思っている以上にネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。「付き合ったら毎日聞かされるのか」とか、「楽しい時間を過ごせない」と思われてしまうかもしれません。
適切な長さの文面を送る
ひと言やスタンプのみの短すぎるメッセージを送ったり、スクロールしないと読めないような長すぎる文面は、「返信したい」という気持ちをなえさせてしまいます。メッセージの内容でこの人とは「合わない」とお相手に思われてしまってはもったいないです。
相手から2、3行のメッセージが来たら、こちらも2、3行で返しましょう。メッセージの長さも相手に合わせると好印象に繋がります。
質問内容に気を付ける
個人的な質問をしたり、質問攻めにしたりしないこと。個人的な深い質問は会ったときにすればよいことですし、お相手からまだ返信がないのに質問を送ったりしては、お相手は返信をプレッシャーに感じてしまいます。
質問は、あまり深い内容にしないことがポイントです。すぐに答えられることや、当たり障りなく答えられるような質問がベターです。
送る時間を考慮する
メッセージを送る時間も大切です。仕事中や忙しい時間にメールやLINEが送られてきても、お相手は返信できません。
自分が返信は後でもいいからと思っていても、気になってしまう人もいますので、時間を考慮するのはお相手へのマナーと考えてよいかもしれません。
【シーン別】メール・LINEやりとり例文集
最後に、返信の内容を例文でレクチャーします。「お見合い直後」「1回目のデート直後」「2回目のデートが決まった後」「3回目のデート直後」のシーン別にメッセージの例を紹介しますので、参考にしてください。
お見合い直後のメール・LINE文例
「今日は緊張しましたが、○○さんのおかげでとても安心できました。初対面の男性とこんなにお話しできたのは初めてかも?お相手が○○さんでよかったです。
また近いうちにお会いできたら嬉しいです」
お見合い直後のお礼メールは、この後仮交際になるかが決まる大切なメッセージです。
もしお見合いのときに緊張してうまく話せなかったり、あまり盛り上がらなかったりしても、「緊張していた」とカミングアウトすると、お相手は「緊張していただけなんだ」と安心できます。
「○○さんのおかげで」や「安心できる」、「よかった」、「嬉しい」という言葉は、お相手の心をくすぐります。また、「初めて」というのがポイントで、お相手は「経験したことがないものを自分がさせてあげた」という気持ちになり、特に男性は言われたら嬉しい人が多い言葉です。
このお礼メールは早く送った方がいいです。遅くなればなるほどお互いモチベーションが下がるので、「この人はいい」と思ったら、なるべく早めに送りましょう。
1回目のデート直後のメール・LINE文例
「今日もまたすごく楽しかったです。お店の雰囲気もお料理のお味も大好きなティストでした。
こういうお店にデートで行ってみたかったので嬉しかったです。今日お話しされていた○○、次回ぜひご一緒しましょう」
お見合い後、1回目デートが終わった後のお礼メールです。
「今日もまた」と伝えることで、「前回も楽しかったけど今回もまた楽しかった」という気持ちを伝えられます。
また、「大好き」という言葉を文面に入れると、特に男性は嬉しいでしょう。直接お相手のことを「好き」と言っているわけではありませんが、男性はドキドキする人が多いかもしれません。
最後にお誘いをしているところもポイントです。1回目のデートの後は、2回目のデートに繋げていかなければいけないので、このくらいの勢いがあってよいでしょう。「ご一緒しましょう」と柔らかくお誘いしていることも、ポイントが高いです。
2回目のデートが決まった後のメール・LINE文例
「○○さん、デートのお誘いをありがとうございます。
またお会いできるのが素直に嬉しいです。当日は緊張しちゃうかもしれませんが、今から楽しみにしています」
仮交際に入って、2回目のデートをお相手から誘われた場合の返信メッセージです。
2回目のデートでも、お互いが相手のことをまだそんなに知らないので、おそらく緊張する人が多いでしょう。デートの前に、「緊張してしまうかもしれない」というのは伝えておいた方がよいです。
特に男性は、女性が自分と一緒にいて楽しんでいるか、満足しているかを気にする人が多い傾向があります。事前に「緊張するかも」と伝えていたら、当日うまく話せなかったり、笑顔がこわばったりしていても、「緊張していたんだな」、となります。
「素直に嬉しい」「今から楽しみ」という言葉も、とても楽しみにしている様子が伝わります。
3回目のデート直後のメール・LINE文例
「今日も楽しかったです。
前回も思ったのですが、○○さんと一緒にいると時間がたつのがあっという間で、楽しくてついお酒を飲みすぎてしまいました。あんなにお酒を飲んだのは初めてかも?次回の○○、今から楽しみにしています」
3回目のデート直後のメールを送る時期は、仮交際から真剣交際にステップアップする状況か、真剣交際に入っている人もいるでしょう。
まだ真剣交際に入っていないケースとして、「そろそろ次のステップに進みませんか?」という気持ちを文面に込めています。「今日も楽しかった」「時間がたつのがあっという間」「楽しくてついお酒を飲みすぎてしまいました」という言葉で、間接的に好意を伝えています。
デートが盛り上がると、料理やデートスポットなどの次のデートに繋がる話題が出ることが多いです。デート中に次のデートの約束をしているかもしれませんので、このメールは次のデートの確認とフォローをしています。ここまで来ると、次のデートで真剣交際に進むかもしれませんね。
婚活を成功させるには、メールやLINEのコミュニケーションも大切ということを伝えてきましたが、あまり考えすぎると疲れてしまいますので、マナーを守りながら楽しむ気持ちでやりとりをするくらいがいいかもしれませんね。また、メールやLINEは今の関係を維持するため、お相手に「早く会いたい」と思わせるためのものです。お相手と仲良くなるのは実際に会っているときにしましょう。
ゼクシィ縁結びエージェントでは活動中もマッチングコーディネーターに相談できます。もしお相手とのメッセージのやりとりに迷ったら、気軽に相談してみてください。やりとり一つでも相談できるサポーターがいるのは、婚活を成功に導く心強い味方になりますよ。
取材・文/坂田圭永
【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』(幻冬舎)、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』(総合法令)などがある。
公式サイト: https://sawaguchitamako.com/
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