目次
失恋すると無気力になる理由・原因 失恋の後に無気力になりやすい人の特徴
  • 情熱的な人
  • 前向きに頑張る人
  • 自分の弱さを嫌う人
  • 本音を話せる相手がいない人
失恋の辛さはいつまで続く? 失恋後の無気力から抜け出す方法5選
  • 自分に優しくすることを許す
  • 信頼できる人に心のうちを話す
  • 悲しさや悔しさ、今感じていることを書き出す
  • 掃除をしてみる
  • 生活圏を出て、行ったことがない場所へ行く
自分を責めず、誰かを愛した自分を褒めてあげよう

失恋は時に想像以上の苦しみをもたらすことがあります。なんとか立ち直ろうと思うほど、日常の生活もままならないくらい無気力になってしまうという人もいるでしょう。実は心理的に、それは無理もないことなのです。この記事では心理カウンセラー服部希美さんの監修の下、失恋後に無気力になってしまう心理や、やる気が出なくなってしまう人の特徴を解説。辛さを乗り越える方法もアドバイスします!

失恋すると無気力になる理由・原因

失恋すると無気力になる理由・原因

失恋するということは、好きな人を好きでいることを諦めなければいけないということ、そして、交際していた相手と一緒にいられなくなってしまうという悲しみを伴うことです。

悲しみを受け止めるのはとても難しく、心は自分自身を守るために感情を抑圧します。この時、悲しみだけでなくあらゆる気持ちが押さえ付けられるため、楽しさや嬉しさ、やる気といったポジティブな感情も麻痺してしまいます。

中でも、相手が生きがいと思えるほど生活の中心にいたり、全力で恋をしていたり、「早く前向きになって、次に進まないと!」などとつい頑張ってしまう人は、この無気力状態が長く続く可能性があります。

この状態は、悲しみから立ち上がるために通るプロセスの一つと言えます。どんなに辛くても、この先徐々に悲しみを受け入れることで回復へ向かっていくはずです。

失恋の後に無気力になりやすい人の特徴

失恋の後に無気力になりやすい人の特徴

失恋後、無気力になるパターンを持つ人には特徴があります。もし自分が当てはまるかを把握しておくだけでも事前に対策が考えられることもあるはず。まずは、「自分は無気力になる可能性があるんだなあ」と受け止めることから始めてみましょう。

情熱的な人

好きになると相手に一直線になったり、相手一筋で尽くすことが楽しみという人は、対象が失われることで気持ちのやり場がなくなります。すると、心の活力が失われた状態になってしまいます。

前向きに頑張る人

常にポジティブでいなければいけないという思いが強いと、気持ちに反して頑張ってしまいがち。そんな時心は空回り状態で疲弊してしまいます。

自分の弱さを嫌う人

強く生きようとする人は、悲しい、寂しい、悔しいといったネガティブな気持ちを「感じてもしょうがない」と切り離す傾向があります。それによって何をやりたいか、誰が好きか、といった自分の感情がわからなくなり、知らず知らずに無気力になってしまいます。

本音を話せる相手がいない人

寂しい時や悲しい時、ただ話を聞いてもらったり気持ちに寄り添ってくれたりする人がいると、心はグッと楽になります。特に失恋は大切な繋がりがなくなってしまうこと。人の温かさや心の繋がりを感じさせてくれる人が周囲にいないと、心はなかなか回復しません。

失恋の辛さはいつまで続く?

失恋の辛さはいつまで続く?

服部カウンセラーによると、状況や恋人との関係性にもよりますが、失恋の辛さは最低でも1、2カ月は続くと考えておくと良さそうです。多いのは半年くらいですが、何年も引きずっているという人もいます。

次の恋愛が失恋を癒やすこともありますが、無気力になっている時は無理に恋愛に進むとかえって傷ついてしまうことになりかねません。とはいえ、全く行動しなければ無気力状態のまま停滞してしまうこともあるでしょう。

心を癒やしながら、同時に少しずつ次の恋に向かっていくことが大切です。目安にしたいのは、まだ落ち込むこともあるけれど、「誰かと幸せになりたいなあ」という気持ちが芽生えた時。焦らず動き始めましょう。

失恋後の無気力から抜け出す方法5選

失恋後の無気力から抜け出す方法5選

辛い気持ちを感じた時、心は否認や怒り、抑うつといった状態を経て受容へ向かいます。心のプロセスに合わせて、その時の自分が無理なくできることを取り入れて、少しずつ無気力から抜けていきましょう。

自分に優しくすることを許す

失恋によって無気力になるのは当然のこと。徹底的に自分に優しくしてみましょう。まずは、何もしたくないことを許します。だらだら過ごしてもけして責めることなく、たっぷり睡眠を取ったり、ゆっくりお風呂に入ったりすることで、少しずつ心は力を取り戻していくでしょう。

信頼できる人に心のうちを話す

親友やカウンセラーなど、本音を伝えられる相手に「無気力な状態であること」を話してみましょう。自分の弱さに寄り添ってもらい受け止めてもらうことで、悲しみの中にも安心感が出てきて、それが気力の回復のきっかけになるはずです。

悲しさや悔しさ、今感じていることを書き出す

もし少し行動することができそうだなと思ったら、感情を解放してあげることが心の負担を軽くします。心の中にある素直な気持ちや相手に言えなかった言葉を、紙に書き出してみましょう。

言葉にならないなら、感情のままにぐるぐる円を書くだけでもOKです。涙が出てきたらどんどん流して、書き出した言葉とともにデトックスします。

トライしても向き合えないという場合は、けして無理はしないでくださいね。

掃除をしてみる

ちょっとでも動いた方が、気持ちが楽という状態なら、1日1カ所だけ片付けたり掃除したりしてみましょう。「辛いなあ」「悲しいなあ」と口に出しながら、片付けているうちに気持ちがスッキリします。

片付けが難しかったら、カーテンを開けて空気の入れ替えをしてみる、脱いだ服を1枚畳む、そんな簡単なことでも、不思議と心が軽くなったり、変化が起きたりします。

生活圏を出て、行ったことがない場所へ行く

いつもの生活の中ではやるべきことに追われ、心を休ませる時間を取るのが難しいこともあります。

行ったことがない場所へ移動し、何か食べたりボーっとしたりすることで、心がやらなければいけないことに引きずられることなくリフレッシュできるはず。日常から心を解き放ちゆっくり休養することで、回復するきっかけになるでしょう。

自分を責めず、誰かを愛した自分を褒めてあげよう

自分を責めず、誰かを愛した自分を褒めてあげよう

失恋によって無気力になったからといって、自分を責める必要は全くありません。それほど、誰かを大切に思い、愛情や時間をかけたということ。そんな自分を「よく頑張ったね」とぜひ褒めてあげましょう。きっとこの経験が、今後のよりステキな恋愛に向き合う糧になるでしょう。

少しでもまた誰かと幸せになりたいなあという気持ちが芽生えたら、恋活や婚活をするのも手。婚活のプロが、結婚相手との出会いをサポートしてくれるゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関するカウンセリングを実施中。無料で相談できるので、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

取材・文/小松ななえ

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変えるカウンセリング”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代女性の恋愛をサポート。「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンライン、電話で相談可。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp

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