- 相手の気持ちを尊重できる
- 感情にのまれず話ができる
- 周囲まで配慮できる
- 相手に「与える」ことができる
- 精神的に自立している
- 気持ちの切り替えができる
- 相手に対して依存的である
- 情緒が不安定である
- 自己肯定感が低い
- 承認欲求が強い
- スペックで評価する
- 相手の話をよく聞く
- 相手のためにできることを考える
- 自己肯定感を上げる
- 相手に振り回されない
- 多くの人と関わる機会を持つ
- 恋愛精神年齢診断項目
恋愛において、ひとりの相手と長期間いい関係を築いている人もいれば、短いスパンで次々と交際相手を変える人もいます。両者の違いは、いったいどんなところにあるのでしょうか。本記事は「良好な恋愛関係には、ふたりの心の成熟度が関係する」という前提に立ち、その成熟度を測る指針を「恋愛精神年齢」としました。恋愛精神年齢が高いとはどういうことかについて、心理カウンセラーの竹内えつこさんと共に考えていきます。
恋愛精神年齢が高い人の特徴
恋愛精神年齢が高い、ということは具体的にどういうことなのでしょうか。
相手の気持ちを尊重できる
「今日は相手が疲れていそうだから、家でゆっくりさせてあげよう」など、常に相手の立場を考え、相手の気持ちを尊重できる人は恋愛精神年齢が高いといえます。
誰かと付き合っていくには、自分の希望や要望を押し付ける前に「相手はどうだろう」と考える視点が大切。相手は「自分が尊重してもらえている、受け入れられている」という実感を覚え、自分もまた相手を尊重したいと考えるようになります。
感情にのまれず話ができる
恋愛精神年齢が高い人は、けんかをしたときや相手と意見が食い違ったときでも、感情にのまれることなく話ができる冷静さを持っています。
頭に血が上ってしまうと、つい相手を言い負かそうと揚げ足を取ったり、逃げ場なく追い詰めたりしてしまうときもあるでしょう。しかしその場はすっきりしても、その先のふたりの関係を考えるとデメリットの方が大きいはず。
相手の言葉で納得できない部分があってもまずは受け入れ、「でも自分はこう考えるけれど、どう思う?」と、冷静に意見を伝えることで、勝ち負けではなく建設的に話し合う余地を見せることができます。
周囲まで配慮できる
恋愛にのめり込むと周りが見えなくなり、ふたりのことだけに意識が向いてしまうことがあります。しかし恋愛精神年齢の高い人は、自分たちの周囲にもきちんと目配りをすることができます。
例えば相手の仕事や友人・家族への思いやりや、相手がトラブルを抱えていることを察してのフォローなど、配慮の積み重ねが相手に「自分の周囲も大切にしてくれている」という安心感を抱かせます。
相手に「与える」ことができる
相手に「何かしてほしい」と求めるだけでなく、自分から相手に「何かしてあげたい」という気持ちを持っている人は、恋愛精神年齢が高いといえます。
喜ばせたい、励ましたい、力になりたい、という与える姿勢が、相手に「自分からも与えたい」と感じさせます。
精神的に自立している
精神的に自立している人は、相手に依存することがありません。たとえ相手と会えない時間が長くても、ひとりの時間を楽しみ、相手と自分を切り分けて考えられる人は恋愛精神年齢が高いといえるでしょう。
相手は恋人から精神的に依存されるプレッシャーを感じることなく、自然体で付き合うことができます。
気持ちの切り替えができる
たとえ落ち込んだり、ネガティブな気持ちにとらわれたりしても、恋愛精神年齢の高い人は、気持ちを上手に切り替えることができます。
いつ会っても情緒が安定しているので、相手も安心して過ごすことができます。
恋愛精神年齢が低い人の特徴
では逆に「恋愛精神年齢の低い人」とはどのような人のことをいうのでしょうか。
相手に対して依存的である
何を決めるにも相手の意見を求め、常に一緒に行動したがる依存的な人は、恋愛精神年齢が低いといわざるを得ません。
相手に「束縛がきつい」「重い」と思わせてしまうだけでなく、自分もまた過度に相手に合わせることで疲弊してしまいます。
情緒が不安定である
恋愛精神年齢が低い人の特徴の一つに、ささいなことで泣いたり、ヒステリーを起こしたり、落ち込んだりする、といった情緒不安定な点が挙げられます。
たとえ相手が「恋人にできる限り寄り添いたい」と考えていたとしても、それがしょっちゅう続けば疲れてしまうでしょう。
自己肯定感が低い
相手が愛情を伝えたり、褒めたりしてくれても「どうせ……」「でも……」と否定してしまう自己肯定感の低い人は、恋愛精神年齢も低いといえます。
自分に自信のない人は、心のどこかに「いつか恋人が心移りしてしまう」という恐怖感から、必要以上に自分を貶めます。
相手は自分の言葉をストレートに受け止めてもらえないことに「信用されていない」とがっかりし、「そんなことないよ」とフォローし続けることに、いつしか疲れてしまうでしょう。
承認欲求が強い
「すてきだね」「すごいね」と常に褒め言葉を求める、承認欲求の強い人も恋愛精神年齢が高いとはいえません。
このタイプの人は、自分が優れている部分を周囲に認めてもらいたいと思っています。時に「自分の方が勝っている」と認めさせるために周囲をネガティブに評価したり、評価してもらいたい部分を大げさに伝えたりすることもあります。
相手は、不用意に周囲を貶める発言に居心地の悪さを感じたり、褒め言葉を求められ続けたりすることに面倒くささを覚えるかもしれません。
スペックで評価する
恋愛精神年齢が低い人には学歴やルックス、肩書といった「スペック」を過剰に評価する傾向があります。
相手は「性格や人間性を見てもらえない」と感じ、がっかりしてしまうでしょう。また、行き過ぎたスペック重視は、人を値踏みしていると捉えられる可能性もあります。
恋愛精神年齢を高めるためにできること
では「恋愛精神年齢を高めたい」と思ったら、具体的にどんなことを心がければいいのでしょうか。
相手の話をよく聞く
まずは相手の話をさえぎらず、最後まで聞いてみましょう。このとき決して否定せず、「そうだね」「わかるよ」と共感を示しながら聞くとベターです。
仮に「自分とは考え方が違う」と感じる点があっても最初は指摘せず「なぜこう考えるのだろう」と、相手の心情や立場を考えながら受け入れることが大切です。
相手のためにできることを考える
「デートで相手を喜ばせるにはどうしたらいいか」「今大変な相手の力になるため、自分に何ができるか」など、相手のために自分が今できることを考えるようにしましょう。
「してもらう」という受け身ではなく、「してあげたい」という意識を持つことで、相手もまた「自分も相手のために何かしてあげたい」と感じ、好循環が生まれるはずです。
このとき「してあげたい」が自己満足に陥らないために、まずは対話を増やし相手が求めることを理解しようとすることも大切です。
自己肯定感を上げる
自己肯定感の高い人は自分の長所を理解するだけでなく、自分の短所にもありのままで向き合い、克服するすべを知っています。
「できないから恥ずかしい」ではなく、「できるようになるにはどうしたらいいか」「周囲にカバーしてもらうにはどう伝えるか」という意識改革とともに、自分の優れている部分も認め、自信を持つことが大事です。
相手に振り回されない
相手に決定権を委ねることは、相手を喜ばせることとイコールではありません。時には自分が主導権を握り「こうしよう」と決めることも重要です。
また「常に恋人と一緒にいたい」と思い束縛してしまう傾向のある人は、ひとりで過ごす時間を楽しむ趣味を見つけましょう。やりたいことを相手の中に求めるのではなく「今自分が何をしたいのか」を考える意識が必要です。
多くの人と関わる機会を持つ
「世間には自分とは異なる価値観を持つ人がいる」と頭で理解していても、実際に人と関わらなければ実感を持って理解することはできません。
会社の先輩や上司、後輩、クライアントと積極的に話す機会をもったり、また社会人サークルなど社外のコミュニティーに参加したりするのもおすすめ。
できるだけ多くの人と交わることで視野が広がり、ものの考え方に柔軟性が生まれます。
【診断】自分や気になる人の「恋愛精神年齢」をチェック!
そろそろ自分の恋愛精神年齢はどのぐらいか、気になってきた人も多いのでは?以下の「恋愛精神年齢診断項目」で当てはまるものにチェックを入れてみましょう。
恋愛精神年齢診断項目
□相手の意見を否定せず最後まで聞く
□相手の周囲に配慮ができる
□相手に「何かしてあげたい」と思う
□相手の短所を受け入れられる
□自分が主導権を持ち、ものごとを決められる
□自分ひとりの時間を楽しめる
□相手と意見が異なっても感情的にならない
□自分の非を認められる
□気持ちの切り替えができる
□自分の短所をカバーするすべを知っている
□自分の長所を周囲に認めさせようとしない
□相手に弱みを見せられる
□周囲を頼ることができる
□多くの人と交流を図っている
□スペックだけで人を判断しない
チェック数が11以上:恋愛精神年齢が「大人」
恋愛における精神年齢は十分成熟しているといえます。恋人もあなたを信頼し、あなたとの交際に安らぎを覚えているでしょう。
チェック数が6~10:恋愛精神年齢が「思春期」
まだ成熟の余地を残しています。交際相手の立場を思いやり、相手の気持ちに寄り添うことを意識してみましょう。
チェック数が5以下:恋愛精神年齢が「子ども」
まだまだ恋愛において未熟であるといえます。まずは自分の普段の行動が身勝手なものになっていないか、顧みることを習慣化してみましょう。
自分の行動や考え方の癖を見直すことから始めよう
恋愛精神年齢において「どの結果が正しい」ということはありません。ただ相手のことを考え、お互いに歩み寄ることで気持ちが楽になったり、幸せ度が増したりすることも多いはず。
もし自分を変えたいと思っているのであれば、まずはこれまでの行動や考え方の癖を見直してみましょう。なりたい自分に近づき、相手との交際も長く続くようになるでしょう。
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取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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