- お互いへの興味を失っていない
- お互いの価値観の違いを尊重している
- よく会話している
- ピンチを支え合っている
- 対等な関係性がある
- お互いを自分のことのように応援している
- 相手の大切にしているものを大切にしている
- 一方、または両方が我慢している
- 約束を守らない
- 感謝できない
- 相手への気配りがない
- 相手の価値観を尊重していない
- 束縛しすぎる
- 日常会話を欠かさない
- 自分で自分を満たす
- 感謝を伝える
- 素直に非を認め、謝る
- 相手を許す
- 不安・不満は早めに伝える
- 詮索しすぎない
- 一緒に楽しむ時間をつくる
- デートする
- 共通の友人をつくる
- まめに連絡を取り合う
- 顔を見る機会をつくる
- 寂しい気持ちを無視しない
- 映画や動画を遠隔で一緒に見る
恋愛が長続きするには、難しい努力や特別な資質が必要なわけではありませんが、相手や自分自身との向き合い方やちょっとした心がけで、その可能性はグッと高まります。この記事では心理カウンセラー、池尾千里さん監修の下、心理学な視点も踏まえた恋愛関係が長く続く秘訣を解説します。
長く続くカップルの特徴7選
交際が長続きするのは、性格がいいとか、相性といった理由だけではありません。相手への接し方や関わり方、ちょっとした心の持ち方に、ポイントがあります。具体的には恋愛が長続きするカップルには次のような特徴があるようです。
お互いへの興味を失っていない
たとえ自分と考え方や価値観が違っても、傷ついたり違和感を持ったりせずに、「そんなふうに感じるんだ!なるほど!」などと、面白がることができるカップルです。相手の考えや行動を正しい正しくないではなく、興味を持って見るのがポイントです。
お互いの価値観の違いを尊重している
もしお互いの行動や発言に違和感や不快感を持ったとしても、あからさまに否定せず、いったん受け止めたり、事情を聞いたりし合えるなら、関係性は続きやすいでしょう。
どんな人同士でも価値観が全て一致する可能性はとても低いもの。違うことを許容し合えるとお互い気持ちは楽になります。
よく会話している
関係性をつくっていくのはコミュニケーション、つまり会話です。日頃から何げない会話でも交わす習慣があると、いざというとき、お互いの思っている気持ちを伝えたり、向き合うことができます。問題があったとしても、解決しやすい関係性といえるでしょう。
ピンチを支え合っている
風邪を引いて熱を出したり、仕事でミスをして悩んだり、いざというときは、やっぱり恋人にケアしてもらったりサポートしてもらったりしたいものです。
また、日々、話を聞いてあげたり、さりげなく気にかけてあげることも大切。その積み重ねが信頼関係の土台になります。
対等な関係性がある
どちらかだけが相手に尽くしてばかりいたり、相手に気を使っていたりするアンバランスな関係だと長続きは難しいでしょう。
お互いに対等に物事を伝え合ったり、相手のために何かをやってあげたり、してもらったりがバランスよくできていると、心も健やかに保たれ、無理なく長く付き合えます。
お互いを自分のことのように応援している
例えば仕事で頑張っていたことが評価されたり、逆に認められなくて悔しがっていたときに、自分のことのように、喜んだり、悔しがったりされたら、人はとても嬉しいものです。
また、本人は当たり前だと思ってやったことを、相手が喜んでくれることで、自分自身も喜びを実感できたりします。そんなふうに感じさせてくれる恋人を、手放したいと思う人はなかなかいないはずです。
相手の大切にしているものを大切にしている
大切にしているペットを可愛がってくれたり、趣味の世界に興味を持ってくれたり一緒に楽しんでくれたりすると、人は自分のことを尊重してもらえたという実感を持ちます。
もし相手が何か大切にしているもの、存在があるなら、興味を持ってみることで、相手からの信頼や愛情も深まる可能性があります。
長続きしないカップルの特徴6選
なかなか関係性が続かないというカップルがやっていることをピックアップ。長続きするには、お互いを大切にしたり、尊重したりすることが大切ですが、次のような行動は関係にヒビを与えかねません。もしどちらかが、こんな行動を取っていたら、できるだけ改善したいものです。
一方、または両方が我慢している
長く続くカップルは対等でコミュニケーションができているカップルとお伝えしました。その逆で、どちらか一方が、または両方とも我慢して言いたいことが言えないようなふたりだと、長続きする可能性は低くなります。
上手にコミュニケーションができないことから、お互いの本当の気持ちがわからないままに、擦れ違いが起きてしまいます。
約束を守らない
デートの約束に遅れてきたり、ドタキャンしたり、連絡が来るはずが来なかったり……。ふたりで約束をしたことをいつも守らない相手のことは、なかなか信頼できないもの。いざというときに、向き合ってくれる人に思えません。
たとえ小さな約束事だったとしても、いつも破られてしまうと、大切にされていないと思っても仕方のないことです。長続きする交際には信頼関係が必要です。
感謝できない
「ありがとう」はできるだけたくさん言えた方がいいです。物事の大小問わず、「ありがとう」と言われてイヤな人はいません。反対に、本人は当たり前だと思ってやったことだとしても、やってあげた相手からも当たり前のように受け取られ、感謝されることもないと悲しくなるものです。
感謝を伝え合えることは、関係性を末永く続けるためのコツとも言えます。
相手への気配りがない
パートナーがこちらの気持ちに配慮できず、意識的か無意識か問わず傷つくようなことを言ってくるようなら、関係を続けていくことは難しいでしょう。
例えば、連絡が取れなくなることが頻発して不安な思いや寂しさを感じさせられることが続くなら、幸せな関係性は遠のいてしまいます。
相手の価値観を尊重していない
価値観や意見が一致しないのは、仕方のないことですが、自分とは違う考え方を否定したりされたりすると、付き合っていくのが苦しくなってきます。
いつも否定されてばかりいると、何も言えなくなり、会話が成り立ちません。コミュニケーションができないと、パートナーシップは成立しにくいのです。
束縛しすぎる
どちらかが相手を束縛したり、口うるさく意見したりするような関係だと、された側は息苦しくなるもの。
無意識であったとしても、相手をコントロールしてしまうような場合は、相手は離れたくなります。お互いを尊重するスタンスは、長い関係性を築く上で必要です。
カップルが長続きする秘訣!心掛けたい10のこと
付き合いが長くなるほど、心理的な距離の変化、そして環境の変化があるもの。その変化を受け入れつつ、相手と関わり続ける気持ちを持つことが、長続きの秘訣です。具体的には次のようなことを心がけましょう。
日常会話を欠かさない
何も深い話である必要はありません。日々、「こんなことがあったよ」「今日は顔色がいいね」「あれがおいしかった」などと、何げない日常会話を交わしたいもの。普段の会話はふたりのつながりの土台になります。
日々話ができているからこそ、いざというときも向き合って深い話ができるのです。
自分で自分を満たす
落ち込んだり悩んだり、つらいときは恋人を頼りたくなるものです。しかし、相手の状況によっては頼れないときもあります。
全てをパートナーに満たしてもらうということに執着せず、自分で自分のご機嫌を取る手段を持っておきましょう。自立した大人であることも、末永く続くパートナーシップには有効です。
感謝を伝える
付き合いが長くなるほど、いちいち感謝を伝えるのもなあ……と気恥ずかしく感じることがあるかもしれません。
しかし、感謝されてイヤな気持ちになる人はいません。できるだけ意識して、小さなことにでも「ありがとう」が伝えると、お互いの中に幸せな絆が育まれていくはずです。
素直に非を認め、謝る
意見の食い違いがあったり、ケンカしたりしたときには、素直に「ごめんね」「言いすぎたね」と言える自分でありたいものです。長引いてしまうと、修復が難しくなってしまうこともあるからです。
もし面と向かって謝ったり、非を認めたりすることが難しい場合は、手紙やメッセージを送る形でもいいので、素直な気持ちを伝えましょう。
相手を許す
素直に謝れるだけでなく、相手を許す気持ちを持つこともパートナーシップにおいては大切です。
「許さない」という感情は、パートナーシップだけでなくあらゆる人間関係を止めてしまうものです。納得できないということがあるかもしれませんが、どうしても許せないということでなければ、できるだけ相手の状況や感情にも心を配ってみましょう。
不安・不満は早めに伝える
不安や不満は我慢して抑え込むほど、膨らんでしまいます。相手に言えないことでネガティブな妄想がどんどん大きくなり、その段階で伝えると感情的で重くなりがちです。
不安や不満は小さい段階で伝えると、言われた相手側が受けるダメージや負担も小さく済みます。何か違和感があるときは、小さな段階で軽やかに伝えてみましょう。
詮索しすぎない
長続きするカップルはお互いが自立した大人であることが多いもの。頼ることは決して悪いことではありませんが、時にはそれぞれの時間を尊重することも必要です。
相手が自分だけで楽しみたいこと、打ち込みたいことがあるなら、信頼して送り出してあげましょう。人は、信頼してくれる相手を大切にしたいと思います。
一緒に楽しむ時間をつくる
会話したり、ふれあったりということもパートナーシップでは大切ですが、常に向き合うだけが関わるということではありません。
例えば、毎週同じ番組を見ながらごはんを食べたり、料理を一緒に作ったり、同じ方向を向いて共に何かをするという時間も大切にしたいコミュニケーションの一つ。一体感の中で絆を育むことができますし、新たな一面や魅力を知るきっかけにもなります。
デートする
付き合いが長かったり、一緒に住んだりしていると、マンネリ化してしまうこともあります。時には、雰囲気のいいレストランで食事するなど、おしゃれして非日常感のあるデートを楽しむのもおすすめです。
たまに、特別感のある時間を持つことで相手の新たな一面に気づいたり、関係性に新しい風をもたらすことができるでしょう。
共通の友人をつくる
ふたりの間で絆を育むことはとても大切ですが、共通の知人やそれぞれの友人とごはんを食べたり、一緒に遊んだり、繋がっておくのがおすすめです、周囲の応援や見守りに支えられて、よりふたりの結びつきも強くなるでしょう。
周囲への影響を考えて向き合う努力ができたり、いざというときは相談したり。周囲の人間関係に助けられることもあるはずです。
遠距離カップルが長続きする秘訣
遠距離恋愛はふたりの間に物理的な距離ができてしまいます。相手の様子も見えない部分が多いだけに不安も大きくなってしまいますが、お互いの事情を理解することも必要です。
そのためには心の距離はできるだけ離れないようにキープしておきたいもの。近くに住んでいる環境以上に、いつもつながっていると感じられるようなコミュニケーションを心がけるのが長続きのポイントです。
まめに連絡を取り合う
日々できるだけこまめに連絡を取り合いましょう。朝起きたときに「おはよう」と伝え合うくらい、ライトなやりとりでOKです。すぐに連絡が取り合えるという感覚が大切です。
顔を見る機会をつくる
ビデオ通話など顔や目を見てコミュニケーションする機会もできるだけつくりましょう。文字だけのやりとりに比べて、相手の様子など感じ取る情報も多いので、お互いを身近に感じ、コミュニケーションが深まります。
寂しい気持ちを無視しない
会いたいけれど会えないこともあるのが遠距離恋愛。どちらかが寂しく感じたら、思いを素直に伝え、もう一方はできるだけその気持ちに寄り添ってあげるスタンスはとても大事です。
すぐに会えなかったとしても、会話をしたり、次に会う約束をしたり、ふたりでそのときできることをやってみましょう。
映画や動画を遠隔で一緒に見る
長く交際する秘訣として、「一緒に何かする」ということをお伝えしました。遠距離なら、オンラインミーティングツールやビデオ通話などで繋がり、映画やテレビ、動画を一緒に見るという手があります。
同じ時間を共有し、感想を伝え合いながら観ていると、一体感に包まれるでしょう。
お互いの本音を大切に、末永く続く幸せなパートナーシップを!
パートナーシップは、お互いの心と心が近づき、また受け入れていく関係性です。親との心の距離感以上に近い存在になり得るからこそ、「素」で付き合うことが一番。パートナーシップがうまくいかない、長く続かないというときは、お互いが本音でコミュニケーションできていないため、擦れ違いや誤解が起きていることが多いのです。
まずは、自分の本音を把握し、そして相手に素直に伝えることにチャレンジしましょう。自分の本音を大切にすると相手の本音も大切にできるようになります。人間は価値観が異なるのは当たり前。違いを受け入れ合い、尊重し合えることで、ふたりの絆は強くなり、安心感の中で関係性を育んでいけるはずです。
末永く続くパートナーシップを築けるような相手を探したいなら、恋活や婚活を始めてみるのも手。婚活のプロが結婚へと繋がる出会いをサポートしてくれる、ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施しています。婚活に興味があれば、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
取材・文/小松ななえ
【監修】
心理カウンセラー 池尾千里さん
「自分らしく自分の人生を生きることに、もっとこだわってもいい。好きなことをもっとたくさんして、もっと幸せになっていい」。そんな思いから恋愛・夫婦関係などのパートナーシップをはじめ、職場、ママ友などの人間関係、子育てに関する問題など、経験に基づいたカウンセリングを提供。夫は、カウンセリングサービス所属カウンセラー&講師 池尾昌紀氏。18歳の娘、15歳の息子の4人家族。夫婦で手掛ける心理学講座や、夫婦で行われる「カップルカウンセリング」(1名でもカップルでも可能)も、息の合ったコンビネーションで多くの支持を集めている。
公式ブログ:https://ikeochisato.com/
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