目次
男性が嫌がる束縛とは
  • 頻繁に連絡や〝即レス〟を催促される
  • 生活習慣に口出しされる
  • 友人との関係を制限される
  • SNSを細かくチェックされる
男性が可愛いと思う束縛とは
  • ちょっとしたリクエスト
  • 同じ時間を共有したいと伝える
  • 軽い嫉妬
束縛が嫌いな男性の心理とは
  • 自由でいたい
  • 指図されたくない
  • 干渉されたくない
  • 子ども扱いされたくない
  • 信頼されていないと感じる
  • 人との距離感を大切にする
  • 過去束縛されたことによる心の痛みがある
束縛を嫌う男性への効果的な伝え方とは
  • 自分の意見を押し付けない
  • 相手の価値観を尊重する
  • 小さなお願いをする
  • 特別感のあるリクエスト
束縛嫌いな男性との関係では、相手を信頼し尊重することが大切!

もし気になる男性が、束縛を嫌うタイプの人だったら……。できるだけ嫌がられないように、束縛と感じさせるような行動を取るのを避けたいものですよね。そこで、この記事では、心理カウンセラー近藤あきとしさんの監修の下、「束縛嫌いな男性」の心理やコミュニケーションの取り方で気を付けたいポイントについて解説します。

男性が嫌がる束縛とは

男性が嫌がる束縛とは

男性は、交際相手やパートナーからどんなことをされたときに、「束縛されている」と感じ、不快に感じるのでしょうか。嫌われがちな女性側の行動を具体的に見ていきましょう。

頻繁に連絡や“即レス”を催促される

毎日連絡することを求められる、返信が遅いと不満を言われるなど、常に連絡が取れるように催促されることにプレッシャーを感じます。特に仕事中や友人と会っている時などに連絡を求められることは、強いストレスになります。

束縛を嫌がる男性は自由であることを求め、自分だけの時間や空間を大切にしたいと思う傾向があります。そのため、頻繁な連絡や“即レス”を要求されると、「自分の自由を尊重してもらえない」と不快感を覚えます。

生活習慣に口出しされる

掃除の頻度、ゴミの出し方、食事の内容など、自分の生活習慣にあれこれと口を出されたり指図されたりすることが苦手な人が多いでしょう。束縛を嫌い、自由を好む男性は、自分の生活習慣は自分自身で決めたいという強い意志があり、そこに口出しされた場合、自分のペースややり方を否定されたと受け止め、それが不快感につながることがあります。

生活習慣は人のプライバシーに深く関わる部分。あれこれ指図されると、自分のプライベートな領域を侵害されたような気持ちになり、強い束縛と感じるでしょう。

友人との関係を制限される

「友達とばかり遊んでないで、もっと私との時間を優先してよ」などと、仲の良い友人と自由に話したり会ったりするのを制限されることで、束縛感を覚えます。特に友人との時間を大切にしている男性にとっては、とても強いストレスになります。

友人関係は社会的なつながりであるため、制限されることで、孤立感や疎外感を覚えることもあるのです。

SNSを細かくチェックされる

SNSの投稿もプライバシーに深く関わる部分のため、パートナーに細かくチェックされたり、干渉されたりすることで束縛されていると感じやすいでしょう。

自由に情報を発信したり、つながっている友人たちとの交流をチェックされたりすることで、束縛を嫌う男性は、自分が大切にしたいことを尊重されていないという受け止め方をします。自分の投稿の内容、友達の投稿へのコメントや、「いいね!」などの反応が監視されていると思い、強い束縛と感じる場合が多いのです。

男性が可愛いと思う束縛とは

男性が可愛いと思う束縛とは

束縛することで不快感を与えるのは避けたいものの、全く干渉しない関係というのも寂しいものです。嫌われる束縛もあれば、「これなら可愛い」と思える束縛もあるので、チェックして上手に取り入れてみましょう。

ちょっとしたリクエスト

「今日は一緒に夕ご飯食べたいんだけど、早く帰ってこられそう?」など、ちょっとしたお願いはプレッシャーに感じにくく、たまのリクエストなら特別感もあるため、男性側も受け入れやすいでしょう。

同じ時間を共有したいと伝える

「一緒に帰ろう!」「私も一緒にやってみていい?」など、ふたりで同じ時間を共有したり、一緒に何か楽しむことを提案してみましょう。前向きな気持ちで声を掛けられるなら、男性側も自由を奪われるという感覚にならず、安心して楽しみたいと思ってくれるはずです。

軽い嫉妬

「他の人に優しくしてばかりなのは、ちょっと嫉妬しちゃうなあ」などと、冗談交じりの軽い嫉妬なら、自分への愛情として感じられる場合が多いです。男性の行動を制限せずに、できるだけ軽やかに伝えられると良いでしょう。

束縛が嫌いな男性の心理とは

束縛が嫌いな男性の心理とは

束縛を嫌うことにはさまざまな心理的背景が影響しているようです。男性自身が大切にしたい在り方もあれば、過去の経験による心の痛みまで、その傾向をチェックしてみましょう。

自由でいたい

自分の行動や時間を誰かに制限されることを嫌がる人は、束縛を避けたくなります。誰にも干渉されたくない、邪魔されたくない、自分の意思で行動を決めたいということを望んでいると、いつも自由でいたいという欲求も強くなります。

指図されたくない

束縛を自分への指図と受け取る傾向があります。中には、命令されている、行動や考え方をコントロールされていると感じる人もいます。すると、恋愛の場面では、ふたりの関係が対等なものではない、または、自分が下に見られていると感じる場合もあり、相手への反発心が出てくることがあります。

干渉されたくない

自分のプライベートな時間と空間(パーソナルスペース)を大切にしているので、そこへ踏み込まれることに強い抵抗を感じます。プライバシーを尊重されない、自分のペースを乱されるといった干渉を、極度に嫌うことが多いでしょう。

子ども扱いされたくない

束縛を嫌う人は自立心が強いケースが多く、自分のことは自分で決めて、行動したいという欲求を強く持っています。周りからあれこれ心配されないことで、自尊心を支えているともいえます。そのため、心配されたり、指図されたりすると、子ども扱いされたように感じ、自尊心が傷ついて、大人としての尊厳を尊重されていないと受けとる傾向があります。

信頼されていないと感じる

自分のプライバシーや自分の意思を大切にしたいので、恋愛では相手から自分の行動や時間を制限されないことで、尊重されていることとして受けとります。逆に、束縛された場合には、相手との信頼関係が築けていない、信頼されていないと思い、ストレスを感じやすく、傷つくこともあります。

人との距離感を大切にする

自分ひとりで過ごす時間と空間、いわゆるパーソナルスペースをとても大切にしているので、相手のパーソナルスペースも尊重します。「人には何かしらその人だけのスペースが必要だ」「その人にはその人の意思があり、その人のやりたいことがある」ことを深く理解しています。そのためパートナーに対しても適度な距離感を取ろうとしますし、それによってお互いを束縛しない関係をつくりたいと考えています。

過去束縛されたことによる心の痛みがある

過去の人間関係で自分のパーソナルスペースを侵害されたり、意思を尊重してもらえなかったりなど、誰かからコントロールされたり、支配を受けてきたりした経験がある場合、その体験が心の痛みになっているケースがあります。そのときの心の痛みが強ければ強い人ほど、「二度とあんな目には遭いたくない」という思いも強化されます。すると、人に対して心の壁をつくることで、自分の心を守ろうとします。周りからのちょっとした干渉もはねのけて、束縛されることに過剰に反応してしまうことがあるでしょう。

束縛を嫌う男性への効果的な伝え方とは

束縛を嫌う男性への効果的な伝え方とは

束縛を嫌う男性へ、何かをお願いしたり、自分の気持ちを伝えたい場面が来たら、気を付けたほうがいいポイントはあるのでしょうか。心理を理解した上で、次のようなことに配慮してみましょう。

自分の意見を押し付けない

自分の意見や思いを伝えることは大切ですが、その際は押し付けになりすぎないように注意しましょう。例えば、「私はこう思うんだけど、●●君はどう思った?」などと、相手の気持ちにも配慮したいもの。

また、束縛を嫌う男性は自由を奪われると反発したくなるので、「~してよ!」「~したらダメだからね」などと、彼の自由を制限するような言い方も避けましょう。

相手の価値観を尊重する

「●●君が好きなことをしている時、すごく楽しそうだよね。私も見てみたい」など、彼の好きな本、映画、趣味などに興味を持ってみましょう。さらに一緒に楽しめれば、なお喜ばれるはずです。

彼が大切にしている価値観や世界観を肯定したり、人生の目標やビジョンを応援してあげたりすることで、男性の心の扉は開き始めます。そんなパートナーを理解者や同志のように感じ、パーソナルスペースへ入れてくれる可能性が高くなるでしょう。

小さなお願いをする

「家に着いた時に連絡くれたら嬉しいな」のような、たまにする小さなお願いは、愛情と感じられることが多いです。束縛を嫌う男性は、関係が対等であることを重視していますので、上から目線にならないような言い方に注意しましょう。

「あの時、●●してくれたのが嬉しかったよ」など、過去お願いしたことを叶えてくれたことへの感謝を伝えるのも効果的です。

特別感のあるリクエスト

「週末はあなたの好きなあのお店に一緒に行きたいな」「あなたが入れてくれたコーヒー美味しかったからまた飲みたいなあ」のようなリクエストもおすすめ。「あなただから」という特別感を感じてもらえるでしょう。

さらに、ふたりの関係を大事にしているというメッセージも暗に伝えるころになるので、彼の抵抗感も小さくなります。

束縛嫌いな男性との関係では、相手を信頼し尊重することが大切!

束縛嫌いな男性との関係では、相手を信頼し尊重することが大切!!

束縛される感覚は、自分には選択権がないと思うこと、つまり自由がない感覚です。束縛を嫌う男性は、不自由を嫌い、自由があることを何よりも大事にしている人ともいえます。その分、干渉されたり、指図されたりするなど、誰かに過度に影響されることを嫌っているのです。

また、彼がそれだけ「誰にも影響されたくない思い」が強いという場合は、裏を返せば「自分は簡単に影響されてしまうような人間なんだ」と、心のどこかで感じているともいえます。ひょっとしたら、誰の影響も受けないように、一生懸命に束縛に抵抗したり、逃げたりしているのかもしれません。

そんな束縛嫌いの男性と関係を築くためには、まずは、彼の抱えている不安に意識を向けてあげることが先決。彼のプライバシーやペースに配慮して関わってみましょう。
次に、男性が大切にしている価値観や世界観に興味をもってみましょう。あなた自身も男性から良い影響をもらってみようと思って関わることがポイントです。

彼からすれば、自分の影響を受けた彼女が楽しそうな様子でいたら「自分は良い影響力を持っている存在なんだ」と安心感を得るでしょう。すると、あなたに心の内を見せやすくなります。彼の心の世界をふたりで共有できた時は、きっともう彼を束縛する必要はなくなっているはずです。

信頼し合える恋人や結婚相手と結ばれたいなら、恋活や婚活をするのも手。婚活のプロが、結婚相手との出会いをサポートしてくれるゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関するカウンセリングを実施中。無料で相談できるので、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

取材・文/小松ななえ

【監修】
近藤あきとしさん
カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー。失恋・浮気・片思いといった恋愛の悩みをはじめ、不倫・離婚・セックスレスなどパートナーシップの相談、親子間の葛藤など家族関係に表れる問題の解消においてクライアントから非常に高い評価を得ている。人生の問題を通して心の奥深くに眠る「本来の願い」を掘り起こし、癒やしを通して人生を切り開く力、自己成長を力強くサポート。理論を駆使した「心理分析」と、感覚を活用する「セラピー(心理療法)」の両面で感情を癒やすことを得意とする。自身の「うつ病」の回復過程でカウンセリングと出会い、人生の転機を得てカウンセラーへ転身。その実体験に基づくアドバイスの説得力から、「うつ」に悩む本人はもとよりその家族・援助者からも支援を求める声が集まっている。また自らの経験から、ハードワーク・燃え尽きの解消へのアプローチにたけており、問題の泥沼から抜け出すサポートを提供し続けている。
オフィシャルブログ:https://kondouakitoshi.blog.jp/

マッチングコーディネーターが、
一人一人に合った「出会い」をサポート!

受付時間 / 11:00~19:00

記事一覧