- 自分の違和感を大切にする
- 疑わしいときは具体的に質問をする
- 友人や知人に聞いてみる
- 年代別の平均年収を調べておく
- 業界や企業名を聞く
- 具体的な仕事内容を聞く
- 学生時代の話を聞く
- ズバリと年齢を聞く
- 仕事を選んだ理由を聞く
- 社名や部署名を聞く
- 土日に会えるかを聞く
- ストレートに聞く
- 年収証明など審査があるアプリを利用する
- 婚活パーティなど直接会える場を利用する
- 結婚相談所を利用する
マッチングアプリの相手のプロフィールが好条件すぎて不安に感じたことはありませんか。嘘にだまされて時間を無駄にしないために、嘘を見破る方法とだまされないためにできることを婚活や恋愛心理に詳しい心理カウンセラー・帆南尚美さんに伺いました。「この年齢でこの年収?」「こんなにハイスペックなのに独身?」など、疑わしいプロフィールに行き当たったら参考にしてください。
マッチングアプリの嘘プロフィールを見分けるコツ
マッチングアプリに登録して、相手のプロフィールがあまりに好条件すぎて疑わしいと感じたとき、本当か嘘かを見分けるコツを紹介します。まずは落ち着いて、次のようにして確かめましょう。
自分の違和感を大切にする
第一は、自分の直感を信じることです。例えば「こんなに年収が高いなんて本当かな?」「こんなに素敵な人なのにパートナーがいないのは信じられない」など、プロフィールを見たときやメッセージのやりとりを始めたときに感じた違和感を大切にしましょう。
別の言い方をするなら、相手を疑うことを自分に許すということです。人を疑うなんてよくないと考えがちですが、自分を守るためにも「この人は信頼しても大丈夫」と納得できるまでは、疑わしいと思うことにしっかり向き合って、一つずつ疑いを晴らしていきましょう。
疑わしいときは具体的に質問をする
親しくなる前に具体的な質問をするのは失礼なことだと思っているかもしれませんが、自分の一生に関わることですから、遠慮せずに質問して構いません。
質問するときのコツは、ズバリと聞くことです。「誠実なお付き合いをしたいので、最初に質問させてください」と切り出せば、相手も真面目に答えてくれるはずです。もし相手が質問されることを嫌がるようなら、嘘プロフィールの可能性が高いでしょう。
友人や知人に聞いてみる
「疑わしいと思うのは自分だけ?」など、自分の判断に自信がないときは、自分以外の人の意見を聞いてみるといいでしょう。友人や知人、家族など信頼できる人に状況を話して、どう思うかを尋ねてみましょう。客観的な意見は大いに助けになります。
自分としてはマッチングした人を信じたいという気持ちがあるときに、友人に「それはだまされてるんじゃない?」と言われると、反発したくなる場合もあるかもしれません。また、人によって捉え方もさまざまなので、友人や知人の意見をうのみにするのではなく、最終的には自分で判断する必要があります。
相談に乗ってくれた人には「参考にさせてもらうね」「教えてくれてありがとう」と伝えるのを忘れずに。
アプリの嘘を見分ける方法1:年収
少しでも高く、経済力があるように見せたくて書いている人もいるようです。380万円を400万円に切り上げるくらいなら許容範囲だとしても、100万円単位のプラスや一桁上げる盛り方はやりすぎです。しっかり見極めていきましょう。
年代別の平均年収を調べておく
例えば20代で1000万円など明らかに年代別の平均年収を大きく超えている場合は、怪しいと考えていいでしょう。
対策として、あらかじめ就活サイトや新聞のサイトなどで年代別の平均年収を調べておくのが大事。ただし、地域や職業によって違いがあるので、住んでいる場所や業界、職種も踏まえて総合的に判断しましょう。
業界や企業名を聞く
医師や弁護士、公認会計士など特別の資格が必要な職業、外資やIT、金融系企業の会社員、起業家など、年収が高い人は、仕事量が多い、任される範囲が広い、責任が重いなど忙しく働いていることが多いもの。年収が高いのにあまり忙しそうではないときは嘘をついている可能性があります。
対策としては、業界や企業名、仕事内容について聞くことが一番です。業界の平均年収から、また、勤務先や肩書がわかれば企業ホームページから年収の見当をつけられるでしょう。
具体的な仕事内容を聞く
例えば公務員といっても、国家公務員や警察官、役場職員など多様な働き方があり、医師でも勤務医や開業医、臨床医、研究者などの種類があるので、年収は違ってきます。漠然とした職業のジャンルしか言わない場合は、何かをごまかそうとしている可能性が考えられます。
対策としては、職業のジャンルだけでなく具体的な仕事内容まで聞くことが効果的です。どこで、どんな仕事をしているかを教えてくれるなら、プロフィールは本物の可能性が高く、言葉を濁すようなら嘘の可能性が高いでしょう。
アプリの嘘を見分ける方法2:年齢
年齢については、実年齢より若く偽る人が多いのですが、中には、10代だと真剣に恋愛や結婚の対象として選んでもらえないと考えて20代と言う人も。理想の相手を探すためには事実をしっかりと見極める必要があります。
学生時代の話を聞く
メッセージのやりとりを始めて、年齢に不相応の落ち着きを感じたり、学歴や職歴に不自然な点があったりしたときは、年齢について嘘をついている可能性があります。
自分と同年代かどうかを探るには、学生時代の話を聞く、好きだった曲やアーティスト、映画、本などについて質問をするとある程度見当がつきます。これをきっかけにやり取りが盛り上がる可能性もあり、おすすめです。
ズバリと年齢を聞く
やり取りの中で年齢についての話題を避け、はやったことを聞いてもはぐらかされるのは、年齢をごまかしているからかもしれません。
はぐらかす人への対策は、「本当に〇歳ですか?」とズバリと聞いてみるのが一番です。そのとき相手が慌てたり、イラっとしたら嘘の可能性が大。誠実な人ならきちんと答えてくれ、年齢を証明できるものを見せてくれるかもしれません。
アプリの嘘を見分ける方法3:職業
相手に好印象を与えたい、自分の仕事にコンプレックスを持っているなどの理由で、職業について嘘をつく人もいます。嘘とまではいえませんが、医療従事者や○○関係とぼやかして書いている場合もあります。
仕事を選んだ理由を聞く
職業について質問しても、不明瞭な説明しか返ってこないとき、専門用語の説明ばかりで理解できない、ごまかされているように感じるときは、嘘のことがあります。
「何をしているか」に答えてくれない対策には、その職業を選んだ理由や仕事で感じるやりがいや達成感などを聞く方法もあります。もし転職したばかりで仕事内容がうまく説明できないときも、入社の経緯についてなら話せるはずです。
社名や部署名を聞く
例えば「流通」「製造業」など大きなくくりしか教えてくれないとき、「小さい会社だから知らないと思う」などとはぐらかす人もいるでしょう。真剣度が感じられないときは、職業で嘘をついているかもと思ってよさそうです。
会社員の場合は、社名や部署名を聞きましょう。相手に気を使って遠慮していては、嘘を見抜けないかもしれません。「名刺を交換しましょう」「名刺をください」でもOKです。
アプリの嘘を見分ける方法4:パートナーの有無
独身証明が不要なため、マッチングアプリに登録する人の中には、遊びが目的の既婚者が紛れていることもあります。パートナーの有無という重要項目に嘘をつくくらいですから、そういう人はプロフィール全体からも、やりとりの中からも、「秘密が多そう」「隠し事がありそう」という印象を与えることが多いです。
土日に会えるかを聞く
結婚している人や子どもがいる人は、土日・祝日は家族と過ごすことが多いもの。土日に会えるかを聞いたときに断ったり、はぐらかしたりするときはパートナーの存在を疑った方がいいかもしれません。
ストレートに聞く
既婚者やパートナーのいる人は、住所やよく出かけるエリアなど自分の生活を隠します。日常生活に関する話をはぐらかされたら、疑ってみるべきかもしれません。
嘘を見抜くための方法は、「パートナーはいませんか?」とストレートに聞くことにつきます。ハッキリと「いません」と返事をしてくれるまでしっかり確認することが肝心です。無駄な時間を過ごさないためにはあいまいにできないポイントだからです。
マッチングアプリでだまされないためにできること
効率よく多くの人に出会えるマッチングアプリですが、一般的に証明が要求されることはないので、プロフィールに嘘が書かれている可能性がないとは言えません。ここでは、だまされないためにできることを紹介します。
年収証明など審査があるアプリを利用する
マッチングアプリの中には、登録の際に年収証明が求められたり、審査があるものもあります。こうしたサイトやアプリを利用すると安心感は高まります。
婚活パーティなど直接会える場を利用する
婚活パーティや街コンなど直接人と会える出会いの場では、顔を見ながら質問ができるので、人となりがわかりやすいでしょう。100%安全とは言い切れませんが、相手の反応が見られるのは有力です。
また、条件面から入るマッチングアプリでは気付きにくい、相手の長所を見つけやすいという利点もあります。
結婚相談所を利用する
年収証明や独身証明などが求められ、ある程度の入会金や会費が必要な結婚相談所は、結婚に真面目に向き合う人が登録するケースが多いため安心・安全を優先する人にぴったりです。
また、専属のコーディネーターが付く結婚相談所の場合は、その都度、不安や疑問を相談できるので心強いでしょう。
不安なときは確認しよう!
マッチングアプリで怪しいなと感じたら、付き合う前にきちんと確認するのが大事です。「もしかして嘘かも」と疑いながらもズバリと聞かずにいて、お付き合いを始めてから相手の嘘に気付くのでは時間を無駄にしてしまいます。
もし一人でマッチングアプリを利用して婚活するのに不安を感じているのなら、結婚相談所の利用もおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを行っているので、興味があれば活用してみてはいかがでしょう。
取材・文/福原敦子
【監修】
帆南尚美さん
カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー
大学卒業後30年間、外資系IT企業に勤務。40代後半になって本格的に自分の心と向き合い始め、心理カウンセラーに転身。仕事は好きだが対人関係や恋愛・夫婦関係がうまくいかない、などの問題を精力的にサポート。男性/女性心理、対人心理の分析により、対処法を一緒に考えていくカウンセリングスタイル。「前向きになれる」「自分の成長が実感できる」などの声が多数。心理学を身近なシチュエーションでわかりやすく解説する講座や講演も多くの支持を得ている。
公式ブログ:https://honaminaomi.blog.jp/
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