マッチングアプリで会うまでの流れと理想の期間は？ポイントも解説

「マッチングアプリって、どういう流れで進んでいくの？」「マッチングアプリで会うまでの期間や効果的なやりとりの方法が知りたい」そんな疑問について恋愛＆婚活コンサルタントの松尾知枝さんにお話を伺いました。マッチングアプリで相手と会うまでの理想の期間や初デートまでの手順を説明し、メッセージのやりとりのコツや、初デートにつなげるためのポイントを紹介します。また相手とのやりとりで絶対にしてはいけないこと、会わない方がいい相手などについても解説しますので、参考にしてください。

マッチングアプリで会うまでの期間として、おすすめは２週間です。１週間の場合、勢いに乗ってトントン拍子に進展する可能性がありますが、短期間で判断して会うので、「会ってみたら違っていた」ということも往々にしてあるでしょう。

３週間の場合、十分な時間をかけてお互いを知ることはできますが、他に積極的な人が現れたりすると相手を奪われてしまう可能性もあります。ですから、２週間程度でお互いの価値観やライフスタイルをある程度知った上で会うのがベストといえるでしょう。

マッチングアプリで会うまでの５つの流れと手順を紹介します。

１．プロフィール設定

マッチングアプリでは、プロフィール設定が第一印象を決める大きなカギになります。まず自分らしさが伝わる写真を選ぶこと、そして自己紹介では、趣味や休日の過ごし方、好きなものなど、できるだけ分かりやすく自分のことを伝えること。さらに「一緒にカフェ巡りをしましょう」などと交際後のデートのイメージが浮かぶような文章も付け加えるといいでしょう。

２．「いいね」を送る

相手のプロフィールを見て、興味がある相手には積極的に「いいね」を送りましょう。ここで大切なのは、送る相手を厳選しすぎないことです。マッチングする確率を上げるためにも、一つでも惹かれる点がある人には、気軽に「いいね」を送ってみましょう。

３．マッチング後、あいさつをする

受け身な人はマッチング後に相手からメッセージが来るのを待ってしまいがちですが、自分から進んで早めにあいさつをすることが大切です。その際に相手のプロフィールに触れたコメントをするようおすすめします。例えば、「こんにちは。マッチありがとうございます。プロフィールを見ると、音楽が好きなんですね。どんなアーティストがお好きですか？私は〇〇が好きです。よろしくお願いします」などと送るのもいいでしょう。

やってはいけないのは、あいさつ文をコピペして送ること。相手もそれに気づいてしまうため、相手のプロフィールに関するコメントを一言でも添えることで印象に残り、覚えてもらえやすくなるはずです。

４．メッセージのやりとりを続ける

あいさつの後、メッセージのやりとりを続けることが大切です。相手のペースに合わせながら返信するよう心がけましょう。すぐにデートに誘うと、相手に警戒される可能性があります。まずはお互いを知るためのコミュニケーションをとることがポイントです。

５．「会いませんか」と誘う

ある程度、信頼が構築できたなと感じたタイミングで、会う日時と場所を提案することが大切です。「続きは、実際に会ってお話ししたいですね」「もっと詳しく話を聞きたいです」などと誘ってみましょう。「私は週末に〇〇に行くことが多いですが、〇〇さんはどの辺りだと出やすいですか？」などと具体的な待ち合わせ場所や日時を決めましょう。

マッチングアプリでメッセージのやりとりに役立つコツを７つ紹介します。

最初は敬語を使う

やりとりの最初は敬語を使うことをおすすめします。最初からタメ口やフランクすぎる言葉だと、相手に悪い印象を持たれたり引かれたりする可能性があります。ある程度、相手との信頼関係が築かれるまでは丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

絵文字やビックリマークを使う

仕事のやりとりとは違うので、堅苦しくない雰囲気を出すために絵文字やビックリマークなども使うといいでしょう。例えば、「ありがとうございます！」「めっちゃイイですね！」。さらに「○○ですよね〜」と波線を語尾に用いると、親しみやすい感じが生まれます。

１日１回は返信する

マッチングアプリでは大勢の人とやり取りする可能性があり、返信するのを忘れてしまいがちですが、特に初回のデートまでの期間は１日１回の返信を基本と考えて対応するといいでしょう。

「好きなこと」を知る

相手の好きなことを知るように心掛けましょう。食の好みやファッション、生活スタイル、趣味など何かしら自分も共感できるものが見つかると、自然にやりとりが続きやすいはずです。

質問を心がける

やりとりを続けるコツとしては、相手に質問することも大切です。「普段は週末に何をしていますか？」「この時期に食べたいものはありますか？」など、相手が答えやすい質問をするのがいいでしょう。

自己開示する

相手に質問するだけでなく、自分のことを伝えることもおすすめします。「カフェ巡りが趣味で、週末はおいしいケーキとコーヒーのお店に出かけます」「夏になるとかき氷の食べ歩きをします」「パン好きなんですね！最近、〜〜駅にできたパン屋さんがすごくおいしいです！」など趣味や好きなことから自己開示するのが自然でしょう。

感情ワードを入れる

「楽しい」「好き」「感動した」「泣いた」「はまった」など感情を表す言葉を用いると、やりとりが盛り上がる可能性が高まります。「好きな食べ物はなんですか？」「感動した映画や笑った映画はありますか？」「最近、ハマっている飲み物はありますか？」など自分のことも伝えつつ、相手に質問してみましょう。

マッチングアプリでデートにつながりやすいポイントを７つ紹介します。

複数人とやりとりする

マッチングアプリでは複数人と同時にやりとりをすることをおすすめします。その方が出会いのチャンスが広がるし、比較検討もできるので、自分の理想の相手を見つけられる可能性が高まるでしょう。

相手のペースに合わせる

メッセージのやりとりは相手のペースに合わせることが大切です。例えば、相手の返信がスローな感じなら、それに合わせて自分も返信をすぐには送らない方がいいでしょう。相手に「早く返信しないといけない」と負担に思われないようにすることをおすすめします。

プロフィールを読み込む

当たり前ですが、相手のプロフィールを読み込むことが大切です。マッチングアプリでは大勢の人と同時進行でやりとりすることが多いため、中には同じメッセージをコピペして複数人に送ってしまい失敗する人もいます。そのようなことがないよう、相手のプロフィールをしっかり読み込んでからメッセージを送るよう心がけてください。

共通点を探す

相手との共通点を見つけて、メッセージの中に織り交ぜることがポイントです。「あなたに興味があります」と相手に伝えることができる有効な方法ですので、ぜひ活用してください。趣味や好きな食べ物、時間の使い方など最初のきっかけをつかむための話題ならなんでもOKです。

プロフィールには具体的なことを書く

プロフィールではできるだけ具体的な内容を書くことが大切です。例えば、趣味や興味のあることとして、単に「食べ歩き」と書く代わりに、「カレーを食べ歩くことが好きです」「夏になると氷活。美味しいかき氷のお店を回るのが好きです」などと書く方が、日常の過ごし方が伝わってきて好感が持たれるでしょう。

多めに「いいね」を送ってみる

前にも言いましたが、「いいね」を送る相手は１人に絞る必要はありません。交際相手として想定いていなかった職業の人でもＯＫです。少しでもピンと来るものがある相手には、「いいね」を送ってみましょう。何よりも出会いの確率を上げることが大切です。

積極的にデートの提案をする

受け身で待ってしまう人が少なくありませんが、ある程度、やりとりが続いて信頼関係が築けたと感じたら、積極的にデートのお誘いをしましょう。「今度、お茶でもいかがですか？」と女性の方から軽く誘ってみるのもいいでしょう。最初は気軽に会えるようランチやカフェに誘うのもいいでしょう。

初デートが決まった後で、やってはいけないやりとりや気を付けるべきことを紹介します。

下ネタ話

メッセージのやりとりだけで相手と親しくなったと錯覚し、下ネタを話してしまう人もいるようです。性的な内容を想起させる言葉は、相手を不快にさせるので絶対に使わないこと。「遊び目的の軽い人」と受け取られてしまいます。

元カレ・元カノの話

初デートの前の段階で元カレや元カノの話をするのも避けるべきです。「この人は自分より遊んでいるかも」「経験豊富かも」などという可能性もあります。ある程度、親しくなって信頼関係が築かれるまでは、話題にしないよう気を付けましょう。

自宅の場所を聞く

「どこに住んでいるの？」「住所を教えて」と自宅の場所を聞くのもやめましょう。初デートは顔合わせと同じで、 本交際の前の段階なので、相手のプライバシーに立ち入らないことが大切です。「この人ストーカーかも？」と誤解されないためにも、詳しい住所を聞くことはやめましょう。

ネガティブな話題

ネガティブな話題や暗いメッセージを送るのも避けましょう。「この人と会っても楽しくないかも」と初デート前にキャンセルされてしまう可能性があります。芸能ネタやゴシップネタも避けて、できるだけ明るい話題を取り上げるよう心がけましょう。

マッチングアプリで会わない方がいい人、注意すべき人の特徴を紹介します。

すぐに会いたがる人

マッチングアプリでやりとりを始めた最初から「会いましょう」というメッセージが来た場合は、要注意です。お互いをある程度知ってから会うという手順を踏まない人は避けた方がいいでしょう。

電話番号を聞いてくる人

すぐに電話番号を聞いてくる人も要注意です。会うと決まる前に、個人的なことを聞き出そうとする人には気を付けてください。

別のSNSに誘う人

別のSNSに誘ってくる人も恋愛目的ではない可能性があるので、注意が必要です。できるだけ遠ざけた方がいいでしょう。

投資などの勧誘をする人

いろいろともっともらしい理由を付けて投資に誘ってくる人もいます。そういう相手は、勧誘目的でマッチングアプリを利用している可能性が高いので、会わない方が無難です。

密室に誘う人

いろいろな理由を付けて、密室デートやカラオケなどに誘ってくる人もいます。その場合は、丁重にお断りして遠ざけましょう。

なれなれしい人

会う前から、いきなり親しげな口ぶりやなれなれしい言葉遣いでメッセージを送ってくる人もいます。そういう相手はコミュニケーションに問題があると思われるので、避けることをおすすめします。

プロフィールが不完全な人

写真がなかったり、職業欄が空白だったりなどプロフィールが不完全な人にも基本、会わない方がいいでしょう。
特定の職業に就いている人の中には顔写真や職業を明確にしにくい事情もあるかもしれませんが、ひとまず疑ってかかった方が無難です。

マッチングアプリの流れや利用のコツを一通り理解したら、後は行動あるのみです。気になる人がいたら、「いいね」をどんどんしてみましょう。理想の人との出会いがマッチングアプリで叶うかもしれませんので、気軽に楽しみながらチャレンジしてください。

マッチングアプリ以外の出会いを求めたくなったら、新たに恋活または婚活を始めるのもいいでしょう。婚活ならば、婚活のプロのサポートが受けられる結婚相談所もおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを受けることができますので、興味のある方は体験してみてはいかがでしょうか。

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、株式会社インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、合コン総研アナリストとしてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious　美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』（青春出版社）、『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』（KADOKAWA） 他
公式サイト：https://chie-matsuo.studio.site/