マッチングアプリで結婚はもう当たり前？近年の傾向と出会いの流れ

今やマッチングアプリでの結婚は一般的な選択肢となりつつあり、マッチングアプリで婚活する人が増えています。しかし、顔が見えない相手とのやりとりに不安を感じ、いまだ登録することができずに足踏みしている人も多いかと思います。近年の結婚相手との出会いの傾向を見ながら、マッチングアプリでの結婚について、恋愛心理カウンセラーの鶴岡李咲さんに教えていただきました。マッチングアプリでの婚活の不安を解消していきましょう。

リクルートブライダル総研の「婚活実態調査」によると、 マッチングアプリを介して結婚する人は2017年では「知人の紹介」と同等の数値でしたが、2021年には倍の数値に上昇しています。これはここ数年でマッチングアプリが普及し、利用者が一気に増えたことによる結果といえます。マッチングアプリが出始めた頃は「見知らぬ人と会うのは不安」という印象を持つ人も多かったものの、近年は利用者が増え、「アプリで出会った」ということも、周りの人に気兼ねなく言えるようになり、より利用しやすくなったと考えられます。

出典：リクルートブライダル総研 「婚活実態調査2022」 「婚活実態調査2018」

さまざまなタイプの人と出会える

友人の紹介や婚活パーティの場合、出会える人数（検討できる人数）が限られてしまいますが、マッチングアプリの場合は、多くの人が登録しているものもあります。分母が多いため、幅広いタイプの人と出会うことができ、自分が理想とする相手を探すことができます。

効率的に婚活できる

プロフィール以外に、アプリ内でメッセージのやり取とりができるため、実際に会う前にどんな人なのか、フィーリングが合うかなどを判断できて効率的です。

気軽に恋愛できる

共通の知り合いがいない、新しい関係性の人と出会うことができるため、友人の目を気にしたり、他の人間関係を気にしたりすることなくアプローチができます。一度会って合わなかった場合でも、後日お断りをして次に進むことができるので、気軽な気持ちでチャレンジできます。

隙間時間で婚活できる

実際に会って関係を深めていこうとなると、デート服を考えて、身支度を整えて、移動して……などの工程が必要です。しかし、マッチングアプリなら家にいるときや、仕事の休憩時間などに気になる人に「いいね」をすることで、出会いにつなげられます。

コストを削減できることがある

無料で登録できるものが多く、無料の範囲内でも十分に出会いの機会を作つくることができるアプリもあるため、結婚相談所や婚活パーティなどに比べてコストが少なくなることが多いです。また、直接お会いする前にメッセージなどのやり取りである程度判断もできるので、時間的なコストも抑えられます。一方、時間もお金も惜しまずにじっくり婚活したい人には結婚相談所がおすすめです。

（1）プロフィールは前向きな印象が吉

「〇〇な人はお断り」「〇〇な人は苦手」と、出会いの幅を狭めてしまうような内容は書かないようにしましょう。たとえ当てはまっていない場合でも、厳しくてシビアな人と感じ取られ、良好な関係をつくりにくそうな印象を与えてしまいます。人は自分が受け入れてもらえるかどうかを気にするものなので、否定的な言葉は控えるよう気をつけましょう。

（2）写真では明るい印象をアピール

顔がきちんとわかる写真や日中の日差しのある写真を使うと、明るいイメージを与えることができます。パーツの一部を隠すなど顔が見えにくい写真や、夜の店内などの暗い写真は避けましょう。また、全面に顔が大きく写っているものも圧迫感が出すぎてしまうので、上半身と顔が写っているアングルにしましょう。写真を複数登録できる場合は、全身の写真も載せると自分の雰囲気もよりアピールできるのでおすすめです。

（3）積極的に「いいね」をする

少しでも良いなと思ったら、どんどん「いいね」をすることが大事です。「いいね」をするハードルを上げすぎると、出会いはおのずと少なくなります。実際に会ってみたら写真よりも素敵だった、思っていたよりも楽しくてどんどん好きになっていった、ということもあります。可能性を上げるために、完全なタイプでなくとも積極的に「いいね」をしていきましょう。

（4）メッセージは自分から送る

マッチングしたら自分からメッセージを送るようにしましょう。相手が自分とマッチングしていることに気付いていない場合や、他の人とのやりとりを優先している場合があるため、待ちの姿勢はやめて積極的にメッセージを送ることをおすすめします。また、最初に必ず送るメッセージなどはスマホの辞書登録やメモ機能などに入れておけば、たびたび作成する手間も省けます。

（5）初デートはプランを立てて臨む

初デートで行くお店は、自分の好みだけで決めたり、すべて相手任せにしたりするのを避けましょう。普段食事をするお店のジャンルや、よく利用する駅などをお互いに確認しながら進めていくと良いです。また、初回は気を張って疲れてしまうので、長時間のデートだと好印象を残すのが難しい傾向があります。時間は大体２時間程度を心がけて、「もう少し話したいな」と思うくらいで終えましょう。

（6）次のデートの約束は初デート時がおすすめ

１回目のデート中に次回のデートの約束をすると、次のデートにつなげやすくなります。好きなご飯や趣味の話をしながら、「ここのお店おいしそうなんですよね、次回行きませんか？」「〇〇が好きなんですね。今度ご一緒したいです」などの提案をしてみましょう。

（7）2回目デートは変化感が大事

2回目のデートは、水族館や遊園地など一緒に楽しめるアクティビティーも組み込めると良いでしょう。共通体験をすることで、より相手との仲を深めることができます。また、服装を少しイメージチェンジするのも効果的です。1回目がキレイめな服装であれば、2回目は少しカジュアル要素を取り入れるなど、若干の変化を加えることでお相手がドキッとすることもあります。

（8）3回目以降のデートで告白

お相手とのペースにもよりますが、婚活の場合は一般的には３回目のデートで告白する流れが多いです。告白の成功率が高いのは、日が落ちて少し暗くなる時間帯とも言われています。タイミングはディナー後か、一緒にお酒を飲む予定なら食事の前に告白した方が誠実な印象に映るでしょう。不安要素があるのであれば、その思いを伝えてお試し交際として申し込むことをおすすめします。

また告白の際は、受ける側の視点に立つことも重要です。人目を気にして告白されることに集中できない人もいるので、静かな雰囲気の場所か、ムードのあるカップルが多い場所を選びましょう。

今や珍しくない婚活アプリを介しての婚活、そして結婚。うまく活用すれば出会いの幅が広がるのはもちろん、時間の節約にもなり、効率的に婚活ができます。マッチングからデート、告白までの大事なポイントを押さえて、まずはアプリの登録から始めてみましょう。まだ見ぬ素敵な出会いがきっとあるはずです。

じっくり婚活したいという人は、プロに相談しながらサポート体制がしっかりしている結婚相談所がおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが婚活の進め方や自分に合った相手探しのアドバイスもしてくれます。無料カウンセリングも実施していますので、まずは気軽にご相談してみてください。

取材・文／ペパーミント

【監修】
鶴岡李咲さん
"恋愛心理カウンセラー。株式会社Cherime代表。自身の恋愛経験を役に立てたいと、恋愛心理カウンセラーとして起業。現在は、ありのままで愛される恋愛ノウハウを4カ月でレクチャーする少人数スクール「Real me」や、永遠に幸せなパートナーシップが築けるようになるためのスクール「Real Partner」を主宰。主な著書に、『「妄想」を操る女は100%愛される 気になる彼が一生夢中になる“秘密の16時間”』、『「依存型こじらせ女子」だった私が彼から溺愛される女になれた方法」』（共に大和出版）がある。
オフィシャルサイト： https://cheri-me.jp/
オフィシャルブログ：https://ameblo.jp/risa-t-0105/"