- 感情的になる
- 相手の短所をあげつらう
- 恨み言を言う
- 相手に費やしたものへの対価を求める
- 相手の悪評を吹聴する
- 冷静に相手の話を聞く
- 素直に別れを受け入れる
- 相手への感謝を伝える
- 別れた後は連絡を絶つ
- 何度も連絡する
- 探りを入れる
- 相手のSNSをチェックする
- ステップ1:別れた原因を振り返る
- ステップ2:別れた原因を解消する
- ステップ3:第三者に意見を聞く
- ステップ4:元恋人の現況をリサーチする
- ステップ5:会って復縁の可能性を探る
恋人同士が別離を選択するとき、その多くは「どちらかが未練を残した状態」で別れることになります。思いを残している方は「やっぱり別れたくない」「復縁したい」と考えることも多いでしょう。そこで重要になってくるのは「別れ際の態度」と「別れた直後の対応」です。本記事では「復縁の可能性を少しでも上げるためには、どんな別れ方が望ましいか」について、心理カウンセラーの竹内えつこさんと共に考えていきます。
復縁のためにやってはいけない別れ方
「別れ際」はどうしてもネガティブなものになりがちです。しかし先の復縁を望んでいる場合、できるだけ「相手がよりを戻すのをちゅうちょするような別れ方」はしないでおきたいところ。
ここでは「復縁を見据えたときに避けたい別れ方」について考えていきます。
感情的になる
「相手をどうにか引き止めたい」と号泣したり、ヒステリックに叫んだりするのは逆効果です。
物に当たって大きな音を立てたり、相手に手を上げたりするのはもっての外。自分が感情的になればなるほど、相手の心はどんどん冷め、離れていってしまいます。
相手の短所をあげつらう
思いもよらないタイミングで別れを切り出され、ショックを受けない人はいないでしょう。そのとき「お返し」とばかりに相手の短所をあげつらい、攻撃してしまうことがあるかもしれません。
しかし復縁を見据えたときには悪手となってしまいます。仮に相手を傷つけることができたとしても後からむなしくなるだけです。
恨み言を言う
「◯年も付き合ったのに」「時間を無駄にした」など、相手が罪悪感を覚えるような恨み言をぶつけるのは復縁の可能性を下げる別れ方です。
どんな人との交際であれ、人生経験として何かしらプラスになっているはず。これまでの交際期間を、できるだけポジティブに捉えるよう努めましょう。
相手に費やしたものへの対価を求める
相手にあげたプレゼントやデートに使ったお金、相手に費やした時間などを、何らかの形で返してもらおうとするのはやめましょう。
たとえ「費やすバランス」が自分側に偏っていた場合でも、交際中は納得していたはず。そこはすっぱりと割り切るべきです。
相手の悪評を吹聴する
「ひどい別れ方をされた」と周りに吹聴したり、陰で相手を誹謗中傷したりするのは避けた方が無難です。人づてに相手へ伝わった場合、印象が非常にネガティブなものになります。
仮に相手をおとしめるつもりはなくても、「友人への愚痴」が意図せず「中傷」として相手の耳に入る場合もあるので、気を付けたいところです。復縁を視野に入れているのであれば、愚痴はグッと我慢しましょう。
相手に復縁したいと思わせる別れ方
では逆に「相手から復縁したい」と思わせるには、どんな別れ方をすればいいのでしょうか。
冷静に相手の話を聞く
相手から別れ話を切り出されたら、できるだけ冷静に話を聞きましょう。泣いたり感情的になったりすると、相手は「抑え込もう」として、強めの態度をとる可能性があります。
たとえ途中で言い返したいことがあっても、まずは相手の言い分を最後まで聞き入れるよう努めましょう。
素直に別れを受け入れる
相手が「別れを決意している」とわかったら、素直に別れを受け入れましょう。
相手が「抵抗される」「ごねられる」ことを想定していた場合ほど、あっさり別れを受け入れた方が強い印象を残します。
相手への感謝を伝える
「あなたと付き合えてよかった」「交際が自分にとってプラスになった」など、交際期間に対する感謝の気持ちを伝えましょう。別離後の印象を、ポジティブなものにしてくれるはずです。
たとえ泣いてしまうことがあっても、最後は「笑顔でお別れ」が理想的です。
別れた後は連絡を絶つ
別れた後は「友達に戻ろう」ではなく、一切連絡を絶つことをおすすめします。
物理的に距離を置いた方が、お互い冷静になれるはず。もしかしたらこのとき「やはり復縁すべきではない」という結論に落ち着く可能性があるかもしれません。
別れた後、復縁が遠ざかるNG行動
ここまで「別れ際」の行動について考えてきましたが、復縁を見据える場合は「別れた後の態度」も重要なポイントです。ここでは復縁が遠ざかる行動についても考えていきます。
何度も連絡する
別れた相手が気になり、つい別離後も連絡をとりたくなることがあるかもしれません。
しかし前述したように「交際期間を客観的に振り返る」ために、まずは連絡を絶ち、一定の冷却期間を持つ方がよいでしょう。
探りを入れる
友人や知人を使って相手の近況を確認したり、自分の近況を相手ににおわせたりするのはやめましょう。
場合によっては相手に「ストーキングされているのかも」「この先問題行動に発展するのでは」と捉えられる可能性があります。
相手のSNSをチェックする
別離直後は相手のSNSをチェックするのは控えましょう。中途半端に相手の近況を知ることで、ネガティブな妄想を膨らませてしまうことになるかもしれません。
また相手のアカウントに「いいね」を付けて反応したり、足跡を付けたりすると、相手にプレッシャーを与える可能性も。逆に自分のアカウントで「相手に対する思い」を“におわせ”ることも、できれば避けたいところです。
復縁の前に必要な冷却期間とは
前述の通り、別離後はお互いが冷静になるための「冷却期間」を置くことをおすすめします。では「理想的な冷却期間」にはどのぐらいの期間が必要なのでしょうか。
どんな「別れ」にも必ず原因があります。仮にすぐに復縁しても、その原因が解消されなければ、再び別れを繰り返すことになってしまいます。
まずはふたりの交際期間を客観的に振り返り、別れの原因を分析するには少なくとも1~3カ月程度の冷却期間を置きましょう。
復縁したことのあるカップルに対して行った「別れてから復縁するまでの期間」についてのアンケート調査でも、ボリュームゾーンは「1~3カ月」、次いで「3~6カ月」となっています。
全体 | (回答数) |
---|---|
1カ月未満 | 6 |
1~3カ月未満 | 12 |
3~6カ月未満 | 11 |
6~9カ月未満 | 7 |
9~12カ月未満 | 3 |
1~2年未満 | 8 |
2~3年未満 | 3 |
3年以上 | 9 |
※出典:マクロミルアンケート(別れた恋人と復縁した経験のある人のみ回答/59人)
「Q.別れてから復縁するまでの期間はどのくらいでしたか?」という問いに対しての回答
自分に別れた原因がある場合、復縁には相手に「原因が解消された」「改善した」と思ってもらう必要があります。逆の見方をすれば、原因を自分なりに分析し、改善へ向けて行動を起こし、相手に「変わった」と認めてもらうために必要な時間である、ともいえそうです。
もしかしたら原因を分析する過程で、復縁自体が「本当に必要かどうか」疑問を抱くこともあるかもしれません。
時間を置いても復縁したい。どうしたらいい?
十分な冷却期間をおいてから復縁に向けて動き出すにあたって、具体的にどんな行動をとるべきでしょうか。ここでは「復縁へ向けたステップ」について考えてみましょう。
ステップ1:別れた原因を振り返る
まずはこれまでの交際を振り返ってみましょう。そして「なぜ別れることになったのか」原因を分析してみましょう。
もし明らかに相手の態度に変化があった場合「それがどのタイミングで起きたのか」を、できるだけ細かく思い出してみましょう。
ステップ2:別れた原因を解消する
別れた原因が自分側にあった場合は、その点を改善する必要があります。もし交際中に「相手の態度が変わった」と感じていた場合は、「変化を避けられなかったか」という角度からも考えてみましょう。
このときに「改善すべき点」を具体的に書き出すと、問題点を俯瞰(ふかん)して見ることができます。もし原因が心理的なもので、ひとりで向き合うことが難しい場合は、カウンセリングなどを利用するのも一つの手です。
ステップ3:第三者に意見を聞く
そもそも復縁が客観的に見てベターかどうかを、ふたりを知る友人や知人に意見を聞いてみましょう。
相手から別れを切り出された場合、告げられた側が「相手に執着を抱いてしまう」ということがよくあります。「復縁したい」という思いが「単なる執着」になっていないか、冷静に見極める視点も大切です。
ステップ4:元恋人の現況をリサーチする
そしてこのあたりでそろそろ「相手が今どうしているのか」をリサーチしてみましょう。「SNSのチェック」「相手への連絡」も解禁です。
連絡を取る場合は「元気?」など、軽く様子をうかがう程度にとどめましょう。そこで「新しい恋人がいる」「別に好きな人ができた」などの事実が判明した場合は、深追いをしない方が無難です。
それでも「まだ復縁を諦め切れない」という場合は、「新しい恋人とうまくいかない可能性」に期待しつつ、さらに半年から1年ほど、静観する覚悟も必要です。
ステップ5:会って復縁の可能性を探る
もし相手に新しいパートナー候補が現れていないことがわかったら、いよいよ直接会うタイミングです。相手のリアクションから、復縁の可能性を探ってみましょう。
このとき、別れの原因を解消できた点をアピールすることも忘れずに。
最終的な選択権は相手にあります。もし「どうしても復縁したい」というのであれば、ある程度時間がかかることを覚悟しましょう。それでも難しい場合は、復縁を諦めることも必要です。
「本当に復縁すべきか」を一度じっくりと考えよう
十分な冷却期間を経た上で「それでもやり直したい」と思うのであれば、素直に相手へ思いを告げてもよいでしょう。
ただし、「復縁したい」と思っている間は、相手のいい部分ばかりを思い出しがちです。一度冷静になって「果たして復縁することが幸せか」を考えてみることをおすすめします。そこでもし「やはり復縁は諦めるべき」という結論に至ったのなら、新しい恋へ向けて動き出すのも選択肢のひとつです。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関する無料カウンセリングを実施中です。結婚を視野に入れた新しい出会いを探すのであれば、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022年10月19日~2022年10月21日
有効回答数:男性165人、女性165人
(インターネットによる20~40代向け男女アンケート調査 調査機関:マクロミル)
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