１回目のデートは、相手にちょっと興味があって、いいなと思って行ったはずなので、感じの良い態度で好感があることを少なからずアピールしていたのではないでしょうか。しかし、デート以降は態度を変えることがとても大事です。１回目と同じテンションや態度でデートを断ると相手も驚いてしまうので、あまり好感がなくなってしまったという態度に変えていきましょう。

感謝の気持ちを伝える

2回目とはいえ、相手は勇気を持って誘ってくれています。恋人候補としては考えられなくても、人として向き合い、「また誘ってくれてありがとう」と感謝を伝えましょう。

あからさまなうそをつかない

断る理由として、「親が危篤」「来週引っ越す」など、唐突なうそをつくのはやめましょう。断るときにリアルに感じられる理由を考えるのも優しさです。

デート中に2回目を誘われたときの断り方

１回目のデート中に次のお誘いを断るのは、とてもつらくハードルが高い場面です。大前提として、デート中の空気を壊さず、相手の心をポッキリ折らず、でもOKはしないという点が大事になります。

その場で返事せず持ち帰る

「まだ予定が分からないから帰ったら確認するね」とタイミングを引き延ばします。デート中にきっぱり断ると、「このデートは何なの？」と思われてしまうので、いったん持ち帰ってから返事をしましょう。

デートが終わってから返事する

相手からの強いプッシュで１回目のデートをしているなら、「今日のデートが終わってから次は考えます」といたずらっぽく伝える方法もアリです。「今日のデート次第でまだ分からない」「今日のデートが終わり次第検討させて」ということを楽しい雰囲気のまま伝えます。

恋愛相談を始める

デート中に、「この人とは絶対付き合うことがないな」と感じた場合の断り方です。「実は今気になる人がいて」「別れた恋人が忘れられなくて」など、″今一緒にいるあなたは恋愛対象ではない“ということを暗に伝えます。

デート後に2回目を誘われたときの断り方

１回目のデート後に誘われたときの断り方を、気持ちやシチュエーション別に見ていきましょう。

友達としてはいい人だと感じているとき

「友達みんなで遊びましょう（飲みましょう）」
恋人や結婚相手としては違う相手だと思った場合は、また友達として会いたいということを伝えましょう。１回デートしただけなので、相手の傷もまだ浅いはず。さらりと「友達」という言葉を使うことで、相手も「ちょっとアプローチしてみたけどダメだった。友達でいいかな」と思えるかもしれません。

マッチングアプリで出会った場合

「落ち着いたらまたこちらから連絡します」
マッチングアプリなど、お互いに出会いを探しているシチュエーションなら、相手も他の人ともデートしている可能性が高いです。「他の候補者とのデートがもっと好感触なら、もう連絡しないかもしれない」ということを匂わせつつ、今回のデートの相手は少し保留にしておく断り方です。

「あのデートのあと気になる人ができちゃったのでごめんなさい」
恋活や婚活中なら、複数の人と会っていてもおかしくありません。もう会うことはないと思った相手には、「他に気になる人ができた」と伝えて、いつまでも返事を引き延ばさない方がよいでしょう。

今後会いたくないとき

「仕事（勉強、資格試験など）が忙しくて、時間がつくれません」
１回デートに行って、態度やマナーが悪く「もう会いたくない」と思っているときは、時間をつくるのが無理だとはっきり断るのがおすすめです。

電話で何度も誘ってくるとき

「何か用があったらメッセージしてください」
今の連絡方法は、メッセージアプリなどが主流です。電話を何度もかけてくるのはかなり熱量の高い相手です。「今バタバタしているので、電話にあまり出られません。デートもできなさそうなので、何かあったらメッセージで送ってください」とバッサリ断ってOKです。

メッセージで軽く誘われたとき

「用事があって残念です」
相手が納得するまで切れない電話とは違い、短文でさらっと返事ができるのがメッセージアプリのいいところ。「用事があって」「しばらく忙しい」と送り、スタンプなどで話を切り上げましょう。

しつこく2回目を誘ってくるときの対処法

勇気を出して断ったのに相手がずっと諦めずに誘ってくると悩んでしまいます。そのようなときは、次の４つの方法を試してみてください。

具体的に事情を話す

「今後会いたくないとき」と同様に、「仕事（勉強、資格試験など）が忙しいから時間がつくれません」とはっきり言いましょう。「プロジェクトのメンバーになって、半年以上は仕事に集中したい」「同僚が辞めてしまい、その仕事を自分が引き受けて余裕がない」など、具体的な事情も話して忙しさをアピールします。

他の人に話題を移す

失礼な方法ではありますが、「紹介したいお友達がいて」「合コンしませんか？」「誰かいい人がいたら紹介してください」と、相手が恋愛対象ではないことを伝えます。1回デートはしたけれど、「お互いに出会いを求めている仲間」にシフトチェンジしていきましょう。

既読にし返事を遅くする

断っているのに何度もメッセージアプリで誘ってくる場合は、既読にした上で返事を遅くします。未読のまま返事しない状態だと、「忙しいのかな」「間違って通知オフになっているのかも」と相手がポジティブに考えてしまう可能性があります。翌日ではなく数日寝かして返事すると相手も察してくれるでしょう。

好きな人ができたと言う

うそはできるだけつかない方がいいですが、あまりにもしつこい相手には「好きな人ができた」「彼氏・彼女ができた」と話すのも奥の手です。そこまで言われたら、きっと諦めてくれるはずです。

2回目デートを断るときの注意点

人の好意を断るのはつらいことです。しかし、縁があって１回デートした相手なので次の３つの注意点を忘れないようにしましょう。

敬意を持って接する

2回目のデートは断っていますが、どんな交友関係、縁がその人と発展するかこの先分かりません。その人の友人と知り合う可能性もあります。また、逆恨みされて大きなトラブルに発展しないように、「ありがとうございます。でも本当にすみません」としっかり敬意を持って対応することが大切です。

うやむやにしない

きっぱり断るのは冷たく感じるかもしれませんが、相手のことを思いやった行動です。断るのがつらくてうやむやにし続けていると、相手は「もうワンプッシュでいけそう」と変に誤解して期待してしまいます。2回目以降はないと思っているなら、きちんとお断りしましょう。

義理を欠かない

メッセージアプリをブロックしたり、電話を着信拒否したり、急な絶縁はNGです。相手に向き合うのが面倒だからと絶縁や自然消滅を繰り返していると、人間関係を断ち切る悪い癖がついてしまいます。世の中は広いようで狭いもの。どこかで人の縁がつながったときに、うわさが流れていると、良い出会いが広がっていきません。

相手が納得できるようにしっかり断ろう！

デートの誘いを断られるとショックですし、プライドが傷つくこともあります。断るときに大切になってくるのが「大義名分」です。「断られたけど何か忙しいみたい」「資格試験が近いんだって」など理由があると、断られた方もふに落ちて、次に進むことができます。気遣いを忘れずに、相手が納得できる断り文句を考えて、しっかり気持ちを伝えましょう。

1回デートした相手を断って、新たな相手を探すなら恋活・婚活を始めるのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施しています。初めて婚活するなら、分からないことや不安なことを相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／竹本紗梨

【監修】
田中絵音（たなかえのん）さん
一般社団法人日本合コン協会会長。恋愛アドバイザー。きき酒師。
数々の婚活イベントの運営に携わり、恋愛心理やコミュニケーション学に精通する。また1児の母でもある。著書に『こじらせ男子の取扱説明書（トリセツ）』（双葉社）など。
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