- 相手のことが好きかどうかわからなくなった
- 他に気になる人ができた
- 仕事や勉強に集中したくなった
- 別れたいと思うようになった
- 感情的になるのを避けられる
- 自分の気持ちと向き合う時間をつくれる
- ルールその1:期間を決める
- ルールその2:連絡手段や頻度を決める
交際相手と距離を置くことになりそうだけれど、どんな状態になるのかイメージできないという人も多いのではないでしょうか。別れるわけではなく、「距離を置く」という選択には、どんな意味や効果があるのか、そもそも、なぜ距離を置くことになってしまうのかなどを恋愛心理カウンセラーの鶴岡李咲さんに教えていただきました。交際相手と距離を置きたいと思っている人も、逆に距離を置きたいと言われた人も、ぜひ参考にしてみてください。
「距離を置く」とはどういう状態?
「距離を置く」とは、 まだ交際中ではあるけれど、お互いの関わりを限りなくゼロに近い状態にしたカップルを指します。緊急時を除き、LINEなどの連絡を一定期間しなくなるのが一般的です。もちろん、食事をしたり遊びに出かけたりといったデートの機会もなくなります。
主な分類としては、交際相手への気持ちがまだ残っているケースと、完全に冷めているケースの2パターンがあります。
「距離を置く」に行きついてしまう原因とは
パートナーと距離を置くという結論になった理由として考えられる原因と、そうしたいと思う心理についてひもといていきます。
相手のことが好きかどうかわからなくなった
一定期間交際すると、付き合い始めの頃の高揚感がなくなることがあります。そんなとき「好きではなくなったのかも?」と相手への好意に自信を持てなくなってしまい、「距離を置くことで本当に好きかどうか確かめたい」という選択をする人もいます。
他に気になる人ができた
交際相手以外に気になる人ができてしまい、「どちらが好きかわからない」という状態になることがあります。その状態のまま付き合うことで罪悪感に苛(さいな)まれてしまったり、自分の気持ちを整理したりするために距離を置く選択肢を取ることがあります。
仕事や勉強に集中したくなった
仕事や勉強などが忙しくなり、そちらに集中していると恋愛が後回しになることがあります。もしくは恋愛以外のことに集中するあまり相手を好きかどうかわからなくなってしまい、距離を置きたいと感じることがあります。
別れたいと思うようになった
別れたいと思う原因はさまざまですが、自分から別れを切り出すことをおっくうに感じ、責任を感じたくないという気持ちから「別れたい」とはっきり言わずに「距離を置こう」という言い方で伝える人もいます。そうして自然消滅をすることで、なるべく別れ際の罪悪感など煩わしさを減らしたいという気持ちである可能性も考えられます。
「距離を置く」=冷却期間を持つメリット
すぐ別れるのではなく、あえて「距離を置く」という冷却期間を持つことで、どんなメリットがあるのかを解説します。
感情的になるのを避けられる
感情的になり、ケンカすることが多くなると、どんどん相手への気持ちが冷めていきます。感情のままに別れて後悔しないために、あえて距離を置くことで冷静にふたりの関係を見つめ直すことができるでしょう。
自分の気持ちと向き合う時間をつくれる
交際相手がいると、ふたりで過ごす時間が多くなります。 すると、ひとりでじっくり考える時間が持てなくなり「自分が本当に相手を好きなのか?」がどんどんわからなくなっていくことがあります。距離を置いて自分の気持ちを見つめ直すことで、何にモヤモヤしていたのか、本当はどうしたいのかに気付きき、「別れる」以外の選択肢もあるということを見いだせる場合もあります。
距離を置く際にルールはある?決めておきたいこと・注意したいこと
きちんと意義のある冷却期間を持つために、お互い納得の上でルールを決めておくことをおすすめします。
ルールその1:期間を決める
距離を置く期間は、長くても1カ月程度にしましょう。1カ月以上かけて考えたとしても、大きな変化が起こることはあまりありません。最初に期間を決めることで「距離を置いたけど無意味だった」となるのを防ぎましょう。自分が距離を置きたいと思っている側であれば、仕事が忙しい場合でも目安を付けて期間を伝えることをおすすめします。相手が距離を置きたい場合も同様に、1カ月以内の期間を提案してみましょう 。
ただダラダラと距離を置くだけでは意味がありません。何のためにどのくらいの期間、距離を置くことが必要なのかをはっきりとさせておきましょう。目的を定めることで、自分の気持ちを確認してふたりの関係を見つめ直せるため、意義のある時間を過ごすことができます。
ルールその2:連絡手段や頻度を決める
お互いが好きなタイミングで連絡を取り合える状態だと、距離を置いていることが実感できなくなる可能性が高いです。連絡手段やその頻度についても、相手と一緒に決めておくことをおすすめします。また「必ずこうする」とは決め切らず、目安としておくことが大切です。相手の心境や自分の気持ちの変化に応じて、柔軟に対応できるようにしておくことをおすすめします。
距離を置いている期間中、相手がこのまま離れていってしまうのではないかと不安になり、つい連絡してしまうことがありますが、それは逆効果で相手の心がもっと離れる原因になることがあります。相手の気持ちを確かめるような連絡や、すがるような連絡は控えるようにしましょう。
距離を置くことで自分の気持ちを確かめられる
距離を置くことは、必ずしも悪いことばかりではありません。冷却期間を持つ理由はカップルによってさまざまですが、しっかりと自分の気持ちを確かめられる機会です。いったん冷静にひとりの時間を過ごすことで、相手のことを本当はどう思っているのか、そして自分はどうしたいのかが明確になります 。ふたりのより良い未来のために冷却期間を持って、自分の気持ちを確かめてみましょう。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが婚活中の不安な気持ち に寄り添ったサポートをしてくれます。無料カウンセリングも実施していますので、自分の恋愛観に悩んでいる人や、自分と相性が良いタイプがわからないという人も、相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/ペパーミント
【監修】
鶴岡李咲さん
恋愛心理カウンセラー。株式会社Cherime代表。自身の恋愛経験を役に立てたいと、恋愛心理カウンセラーとして起業。現在は、ありのままで愛される恋愛ノウハウを4カ月でレクチャーする少人数スクール「Real me」や、永遠に幸せなパートナーシップが築けるようになるスクール「Real Partner」を主宰。主な著書に、『「妄想」を操る女は100%愛される 気になる彼が一生夢中になる“秘密の16時間”』、『「依存型こじらせ女子」だった私が彼から溺愛される女になれた方法』(共に大和出版)がある。
オフィシャルサイト: https://cheri-me.jp/
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/risa-t-0105/
記事一覧
-
別れた恋人と復縁したい人が取るべき行動とは?成功率が高まる切り出し方とは?
「別れた恋人とやっぱり復縁したい!」と思ったとき、一体どうしたらよいのでしょうか?復縁しやすいタイミングや成功率が高まる切り出し方などをご紹介します。復縁のきっかけをつくる..
詳しく見る -
マンネリ化するカップルの状態や特徴を解説!予防や解消する方法も教えます
恋人とのマンネリ化が気になっているカップルはいませんか?マンネリ化とはどのような状態なのでしょうか。マンネリ化しているカップルの状態から、そうなりやすいカップルの特徴を...
詳しく見る -
男性・女性が「結婚したい」と思う異性の特徴は?相手がいない場合はどうすればいい?
結婚したいと思い始めたのだけど、相手とまだ出会えていないし、どうしたら彼氏や彼女ができるのかもかわからないという人のために、今の婚活事情を紹介します..
詳しく見る
その他のカテゴリ
-
婚活のはじめ方
「結婚はしたいけど、婚活まではちょっと。」「自分には結婚なんて。。。」と思っている方、実は今が大事かも!?将来結婚するために今知っておきたいことをチェック!
詳しく見る -
年代別・婚活ポイント
「自分には婚活はまだ早い」という方必見!20代~40代の年代別、男女別で結婚に向けてできること、やっておきたいことをご案内します!
詳しく見る -
結婚相談所で婚活
「婚活に興味はあるけれど、どんなものがあるんだろう?」という方へ、「結婚相談所」を中心にいろいろな婚活の方法をご紹介します!
詳しく見る -
結婚相談所の特徴
結婚相談所は何を基準に選べばよい?タイプ別のおすすめやかかる費用、結婚までの交際期間などのリアルな話についてお話します!
詳しく見る
一人一人に合った「出会い」をサポート!