マンネリ化するカップルの状態や特徴を解説！予防や解消する方法も教えます

恋人とのマンネリ化が気になっているカップルはいませんか？マンネリ化とはどのような状態なのでしょうか。マンネリ化しているカップルの状態から、そうなりやすいカップルの特徴を、心理カウンセラーの竹内えつこさんに伺いました。マンネリ化の行く末には、浮気や別れといったネガティブな結果も考えられるので、できればマンネリ化を防いだり、もしふたりの関係がマンネリ化しているなら食い止めたりしたいところ。恋人と新鮮な関係を続けて長く付き合っていくためにも、マンネリ化を予防する方法や、解消する方法も紹介します！

「マンネリ化とは、恋人のことを好きかと聞かれたら好きだけど、ときめきがなく、新鮮味や代わり映えのない状態のことをいいます。

相手がいるのが当たり前になっており、マンネリ化すると場合によっては別れに繋がるケースもあります。

カップルにおいて、「マンネリ化している」とはどういう状態を指すのでしょうか。具体的な例を挙げてみました。

連絡や会う頻度が減った

付き合い始めた頃は1日に何回もLINEのやりとりをしていたけど、最近は「おはよう」「おやすみ」のあいさつのみだったり、予定を決めるときしか連絡を取らなかったりする状態です。また、休日に仕事や友達との予定を優先することが多くなったり、もともと休みが合わないカップルの場合は、無理をしてまで休みを合わせようとしなくなったりしてしまいます。

お互いに連絡を取ることや会うことの優先度が落ちており、コミュニケーションを取ることの必要性を感じなくなっています。

デートのときの気持ちの高ぶりがない

久しぶりのデートなのに準備をしていてもテンションが上がらない、昔よりも相手に会える喜びやデートへのワクワク感が減っている状態です。

良くも悪くもお互いが慣れすぎてしまった証拠です。デートに楽しさを感じなくなってしまうと、カップルでいる意味を見いだしづらくなるかもしれません。

会うときの身だしなみが適当になる

会うのが当たり前になると、相手によく見られたいという気持ちが薄れてきます。付き合い始めの頃は力を入れていたはずのファッションやメイクなど、身だしなみに気を使わなくなりやすいです。

結果として、お互いに魅力を感じづらくなってしまうでしょう。

お互いに休日の予定を聞くことが減った

お互いが休みの日に「今日は何しているんだろう」と相手のことを考えなくなったり、相手からも「今日は休みだけど何しているの？」と聞かれなくなったりします。

休日に一緒にいたいという気持ちが薄れている可能性が高いです。

デート中にスマホばかり見ている

デート中でも関係なく、友達にLINEしたり、ゲームしたりと、スマートフォンばかり見ているので、会話がほとんどない状態です。

また、スマートフォンばかり見ているのは一緒にいても話すことがないということ。お互いのことに興味を持たなくなっているのかもしれません。

マンネリ化しやすいカップルの特徴はあるのでしょうか。

一緒にいる時間が長い

同棲を始めたり、一緒にいる時間が長かったりすると、相手がいることが日常になってしまうので、新鮮さやワクワク感がなくなります。

「いつもいる」「いつでも会える」と思ってしまうので、デートやふたりの時間の過ごし方に気を使わなくなります。お互いのことを知りすぎているように錯覚して、興味を失うのでしょう。

デートがワンパターンである

新しい場所に出掛けるよりも、「いつもと同じ店」「いつも家デート」などと、同じようなデートを繰り返しているカップルです。ふたりで出掛ける場所をリサーチすることはせず、行きたい場所があったらひとりで行くか、友達と行こうと考えています。

そうなると刺激がなく、面白みがないので、一緒にいる意味が分からなくなってしまう人もいるでしょう。

一緒に楽しめる趣味や話題がない

趣味や好きなものなど、共通の話題がないと徐々に会話が減ってきます。「次はここに一緒に行こう」ということもなくなるので、デートもマンネリ化してしまいます。

一緒にいること以外のカップルとしての楽しみ方が見出しにくくなってしまうということです。

世の中にはふたりの関係がマンネリ化していないカップルも存在しています。つまり、マンネリ化は自分たち次第で防げるということです。そこで、マンネリ化を予防するにはどうしたらよいかをお伝えします。

相手を尊重する

いくら一緒にいる時間が長くても、相手は他人です。相手がいるのを「当たり前」と思うことはやめましょう。

また、自分とは違う人だということを認識して、相手を尊重することが大切です。一緒にいるとき、「相手は楽しいのか」「どうしたら相手は喜ぶのか」など、お互いが相手の気持ちを考えて行動するとよいです。

愛情表現を忘れない

一緒にいることが当たり前になっていると愛情表現を忘れがちです。

「ありがとう」「ごめんなさい」などの感謝や謝罪だけでなく、「すごいね」「好きだよ」といった愛情表現を忘れないようにできるとよいですね。

身だしなみや態度に気を付ける

同棲しても、お互いを“異性”だと意識するために、身だしなみや態度には気を付けましょう。“異性”から“いつもいる人”になってしまうと、マンネリ化はもちろんセックスレスにも繋がってしまいます。

お互いに魅力を感じなくなってしまわないように、だらしない格好や態度は見せすぎない努力をしましょう。

最後に、マンネリ化を解消する方法を紹介します。もしマンネリ化して悩んでいるカップルがいたら、ぜひ参考にしてください。

相手が喜ぶデートプランを提案する

お互いが相手を喜ばせるためのデートプランを考えて、そのデートを実践してみましょう。「こういう所が好きかな」「これを一緒にしたら喜んでくれるかな」などと考えるうちに、相手の良いところを思い出せるはずです。

そして、相手が自分のために一生懸命考えてくれた気持ちも分かるので、愛情が深まるでしょう。

友人を紹介する

マンネリカップルに足りないのは“共通点”であることも多いです。お互いの趣味を共有するのが難しかったら、友人を紹介し合ってみましょう。

友人を通じて相手の知らない一面を知ることができたり、友人を交えて遊びに行ったりすることで、マンネリ化を改善できます。

ふたりだけの思い出の場所に行く

ふたりで初デートした場所に行ってみましょう。そこで付き合い始めた頃の思い出を話したりすると、初心を思い出せるはずです。

付き合い始めた頃は、今よりはずっとドキドキしていたでしょうし、相手のことをたくさん考えていたはずです。出会った頃の感覚を思い出すことで、お互いに新鮮な気持ちで接することができるきっかけになるかもしれません。

愛情や感謝は言葉で伝える

相手がいることが当たり前になってしまうと、愛情や感謝を言葉で伝えることが少なくなってしまいます。

「そんなこと知っているでしょう」「言わなくても分かっているはず」と思わず、小さなことでも感謝の言葉を掛けたり、愛情を伝えたりすることは大切です。

ドレスアップしてデートする

ファッションや身だしなみに気を使わなくなったマンネリカップルは、ドレスアップが必要な場所や店でデートすることもおすすめです。同棲中のカップルは、家から一緒に行くのではなく、どこかで待ち合わせしましょう。

付き合い始めた頃の緊張感やドキドキ感を取り戻せたり、ふたりで慣れないことをするとお互いに新たな魅力を知れるかもしれません。

デートのほか、旅行の計画を立てるのもよいでしょう。計画したり準備したりすることで、自然と会話も弾むはずです。

交際期間が長くなると、ふたりの関係がマンネリ化してくるのも仕方のないことです。でも、中にはマンネリ化していないカップルや夫婦もいます。本人たちは気付いていなくても、お互いに努力しているはずです。

まだマンネリ化していないカップルは予防する方法を、マンネリ化しているカップルは解消する方法を、ぜひ試してみてください。

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取材・文／坂田圭永

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルはパートナーシップ・人間関係。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/