- コミュニケーションに苦手意識がある人
- 異性に慣れていない人
- ひとりの方が落ち着く人
- 仕事の優先度が高い人
- 趣味に打ち込んでいる人、多い人
- 過去の恋愛で深く傷ついた人
- 相手に理想を求めすぎる人
- 自信がない人
- 失敗をネガティブなものとして捉える人
- 毎日が楽しくなる
- より魅力的になる
- コンプレックスがあまり気にならなくなる
- 恋愛に前向きになるための方法
- 恋愛映画、ドラマを観る
- 相談できる人を作る
自分は恋愛に向いていないと感じる人には、さまざまな理由があるようです。恋愛はめんどくさい、無理と感じやすい人の特徴や心理をご紹介するとともに、恋愛へのハードルを下げるための方法について、心理カウンセラーの桑野量さんに聞いてみました。苦手意識があったからといって、実際に恋愛がうまくいかないとは限りません。ちょっとした誤解を解くことで幸せなパートナーシップが手に入ることもあるでしょう。ぜひその方法をチェックしてくださいね。
恋愛に向いてないと感じる人の特徴は?
恋愛に向いていないと感じてしまうには、生育環境や過去の経験などによるさまざまな苦手意識が影響しているようです。ここでは、恋愛を特別なものとして捉えてしまいがちな人の傾向をご紹介します。
コミュニケーションに苦手意識がある人
恋愛はコミュニケーションによって成り立つものと言っても過言ではありません。つまり、もともと人とのコミュニケーションを苦手と感じていれば、恋愛に対しても苦手意識を持ってしまう可能性は高くなります。
ビジネスにおいてのコミュニケーションは問題なくできたとしても、恋愛となるとコミュニケーションがうまくできないという人もいます。なぜなら、恋愛でのやりとりでは、気持ちを相手に伝え合う感情面でのコミュニケーションが求められるからです。感情面でのコミュニケーションができないと会話も情報のやりとりのみになってしまい、そこにはときめきやドキドキする感情は感じにくいものです。
桑野さんによると、最近は特にSNSでの短文や定型文でのコミュニケーションが頻繁に行われることも多く、男女問わず、感情を表現することが苦手な人が増えているようです。
異性に慣れていない人
そもそも異性の兄弟がいない、男子校や女子校出身といったような環境で育つことで、同世代の異性に触れる機会が少なく、異性に慣れていないため、恋愛することに苦手意識を持つこともあります。
相手が未知の存在であるため、異性としての興味を持つ以上に不安や心配の方が勝ってしまうことがあります。たとえ同性とは上手にコミュニケーションができたとしても、異性とはうまく話せないといった人もいるでしょう。
ひとりの方が落ち着く人
「人と一緒にいると気を使いすぎて疲れてしまう」「ひとりの方が行きたい所に行けて、誰かに遠慮せず食べたいものを食べることができる」などと思っている人もいるのではないでしょうか。自分だけの時間がホッとするという人は、恋愛関係になった相手と一緒に時間を過ごすことを、少々おっくうに感じてしまう場合もあるようです。
また、「お付き合いはしてもいいけど、1カ月に1回くらい会えたらいい」というようなライトな関係性を求める感覚を持っていると、交際相手のニーズとバランスが取れず、気持ちがすれ違って恋愛がうまくいかないというケースも。
ひとりの方が落ち着くという人は、仕事でもプライベートでも気を使いすぎる頑張り屋さんであることが多いようです。一緒にいる人についつい気を配ってしまうので、ひとりになると気持ちが解放され、「やっぱりひとりは楽だ」と感じてしまいます。
仕事の優先度が高い人
生活の中でも仕事の優先順位が高い人は、そもそも恋愛に割ける時間があまりありません。仕事を頑張っているがゆえに、誰かと親密に関わったり、恋愛したりする時間を煩わしいものと捉えてしまう人もいるでしょう。すると、つい気になっている異性がいたとしても、その人への連絡が後回しになってしまったり、恋人とのデートの時間よりも仕事を優先してしまったりということをしてしまいがちです。
また、成果を出したいあまり仕事関係の異性をライバルのように感じてしまう人もいるようです。
仕事は給料や昇進といった数字によってわかりやすく評価されます。それに比べて恋愛は、何かを頑張ったからといって明確な結果が出るものではありませんし、気持ちは曖昧なもの。そのため、結果のわかりやすい仕事で頑張った方がいいと感じる人もいます。
趣味に打ち込んでいる人、多い人
最近ではオンラインで楽しめるエンターテインメントや習い事なども増えて、趣味を楽しむ環境はますます整ってきています。趣味や関わる人との交友関係が充実することによって、恋人との時間よりも優先順位が高くなることもありえます。
すると、デートと趣味のイベントが重なった場合に、恋人と一緒にいることに不自由さを感じてしまうこともあるかもしれません。
また、趣味の世界を大切にしている人にとっては、恋人が趣味に打ち込むことを理解してくれないことに不満や抵抗を感じてしまう人もいるようです。人は自分が好きなものを理解してもらったり応援してもらったりしたいもの。それが叶わないなら、誰にも気を使わず自由に趣味を満喫した方が幸せと感じてしまうのかもしれません。
過去の恋愛で深く傷ついた人
上記5つのような恋愛が向いていないと感じるタイプに当てはまる全ての人が、恋愛に苦手意識があるわけではありません。上記のようなことが原因でうまくいかなくなったと傷ついてしまった経験によって、自分は恋愛に向いていないと感じてしまうこともあります。
例えば「仕事の優先順位が高い人」の場合は、仕事を優先したことで恋愛がうまくいかなかったという実体験を通して、その思いを強化します。するとますます仕事にのめり込み、恋愛から遠ざかるという悪循環になってしまうのです。
相手に理想を求めすぎる人
理想が高いこと自体は悪いことではありませんが、その理想を優先してしまったり固執してしまったりすると、それ以外の相手の良さを見つけることが難しくなり、ダメなポイントに目がいきやすくなってしまいます。
心理的に見ると、異性への理想の高さは恋愛への苦手意識の裏返しの場合もあります。自分自身にいい恋愛関係を築く自信がないと、相手がより良い条件であったり、理想に近い人なら恋愛がうまくいくはずだと思うことで、理想や相手への要求がどんどん大きく膨らんでいる可能性もあるのです。
自信がない人
恋愛は相手との関係の上で成り立つもので、何か問題が起こったとしても自分に全ての原因があるわけではありません。しかし、なぜか恋愛においては、起こった結果全てを自分のせいと考えてしまう人がいるようです。すると、自分自身を責め自信をなくしてしまうことで、新たな恋愛に踏み出すのに抵抗を感じてしまう場合もあります。
恋愛関係において完ぺきな自分でいる必要はありません。自分自身の自信がない部分を受け入れてくれるパートナーを見つけることもできますし、今の自分でも十分いい恋愛はできるはずです。
失敗をネガティブなものとして捉える人
恋愛でうまくいかなかったことを悔やむあまり、次の恋愛になかなか進めない人もいるようです。しかし、恋愛に失敗はつきもの。失恋は、「自分に合わない人を見つけた証拠」とも言えます。
恋愛はある意味うまくいかないのが当たり前。なぜなら、自分にベストなパートナーを見つけるには、さまざまな人とのコミュニケーションを通してどんな人が自分に合うのか知っていく行程が必要だからです。
自分と合わない人がいるのが普通。うまくいかなくても大丈夫。そんな風に失敗をポジティブに捉えてみてはいかがでしょう。
恋愛するとこんないいこともある!
恋愛に向いていないと感じると、なかなか一歩踏み出せません。しかし、仕事への影響、コミュニケーションへの苦手意識といったネックになる事柄を超えるくらい、恋愛は大きなメリットをもたらしてくれることもあります。ぜひ、恋愛のポジティブな面にも目を向けてみましょう。
毎日が楽しくなる
好きな人ができると、なんだか気持ちがウキウキとして、見慣れた日常も彩り豊かに感じるという経験をしたことはありませんか?好きな人と何気ないやりとりをしたり、好きな人と遊びに行く予定を立てたり。心ときめく存在がいるだけで、辛いことも吹き飛ぶような幸せな気持ちを感じることができます。
さらに交際へ発展すれば、日々感じたことや楽しみを共有できる存在ができるということ。おいしいものに出合ったり、映画で感動したりしたとき、その思いを一緒に味わうことができれば、感動はさらに大きく膨れ上がるはずです。
より魅力的になる
相手からもっと素敵だと思われたい、カッコイイ・カワイイと言われたい。恋愛をしていれば、そんな気持ちになるのは自然なこと。外見はもちろん内面に至るまで、おのずと自分磨きに意欲的になる人も多いのではないでしょうか。すると、気づいたら以前より幸せそうで魅力的な自分になっているということも十分あり得ます。「なんだかキレイになった?」なんて周囲に言われることもあるかもしれません。
コンプレックスがあまり気にならなくなる
恋愛は時に、苦手なことを克服させてくれることがあります。人とのコミュニケーションが苦手と思っていたけど、好きな人に気持ちを伝えたり、関係を築いたりすることで、「やればできる!」と自信が付くこともあるでしょう。
自分のためだけだとなかなかできなかったこと、例えば、「彼の好きな手料理を作ってみよう」などとチャレンジできたりするかもしれません。
また、自分では短所と思っている部分を相手が気にしていなかったり、受け入れてくれたりすることで、コンプレックスを手放せることもあります。
恋愛に前向きになるための方法
恋愛への苦手意識がある人が恋愛へ向かうためは、恋愛を特別なことと思わないこと、ときめきを感じやすいように心の感度を上げること、そして、万一傷ついたときや不安になったときのために安心できる相談相手がいることが後押しとなるそう。そのために何をすればよいか、具体的な方法をチェックしましょう。
恋愛がうまくいっている人の話を聞く
まず、取り組んでほしいのは、恋愛がうまくいっている人や幸せな結婚生活を送っている人の話を聴いてみること。
自分は恋愛に向いていないと思ってしまうと、恋愛がうまくいくためには何か特別な才能や条件が必要なのではないか、自分には何か欠けているものがあるのではないかと思ってしまいがち。恋愛がうまくいっている人みんなが特別何かに秀でていたり、ずば抜けて美しかったりするわけではありません。
身近にある経験談をいろいろと聴いてみることで、恋愛は特別なものではないんだと意識付けするのが、恋愛に前向きになるための第一歩です。
恋愛映画、ドラマを観る
恋愛をテーマにした映画やドラマを見ると、感情移入して恋愛を疑似体験できます。すると、ドキドキやときめきといった心地よい感情を、再び感じたくなります。画面越しのドキドキを現実でも感じたくなるのです。
また、たくさん感情を味わう機会を持つことで、異性にときめく感度もどんどん上がっていきます。すると、出会いの可能性も高まるかもしれません。
相談できる人を作る
例えば初めてのゲームにトライするとき、攻略本や上手な人のアドバイスを参考にして進めませんか?
恋愛も同じです。苦手だと思うことにたったひとりで立ち向かう必要はありません。自分の恋愛をサポートしてくれる仲間を増やしていきましょう。身近に頼れる人がいないのなら、プロのアドバイザーやカウンセラーを頼るのも一つの方法です。
異性とのコミュニケーションなど方法論的なアドバイスだけではなく、不安なことを相談できる安心感が苦手意識を軽減させ、恋愛へと踏み出す勇気となるでしょう。
相手が恋愛に向いてないタイプなら?
もし気になる相手や好きな人が自分自身を恋愛に向いていないと思っている場合、けっして焦って気持ちを伝えようとしないことです。最初から恋愛感情があることを意識させてしまうと、相手の中にある苦手意識が強く刺激されてしまいます。
まず試みたいのは、意中の人と一緒にいるとき、「この人と一緒にいると落ち着く」「一緒にいると楽しい」といった、前向きで心地いい感情を感じてもらうようにコミュニケーションすることです。
繰り返しになりますが、人は心地いい感情はまた味わいたいと思うもの。そんな状態を相手の心にしっかりマーキングして、そこから少しずつ気持ち伝えていくといいでしょう。
恋愛を特別視しすぎず、自分のペースで向き合ってみて
好きな人ができると、「相手にどう思われているか」不安になってしまったり、自分のコンプレックスに敏感になったりしてしまうものです。そして、過去の経験によっては恋愛に対して「向いてないかも」と苦手意識を持ってしまうことも無理はありません。大切なのは、苦手意識に引っ張られすぎないこと。
恋愛でうまくいかないことがあったとしても、けっして自分に厳しくしすぎず、少しずつ恋愛に向き合ってみましょう。
恋愛に苦手意識があるけれどチャレンジしてみたいと思うなら、恋活や婚活を始めて“恋愛をする状況”に自分を置いてみるのも一つの手かもしれません。
ゼクシィ縁結びエージェントなら、多くの男女の出会いをサポートしてきたマッチングコーディネーターに相談しながら婚活を進めていくことができます。無料相談も行っているので、婚活を始めたい人は、ぜひ気軽に問い合わせてみてくださいね。
取材・文/小松ななえ
【監修】
桑野 量さん
カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー。心理学ワークショップの講師も務める。自身も18歳のときにカウンセリングに出会い、カウンセリングサービスの母体である神戸メンタルサービスで学び、2018年から心理カウンセラーとして活動。『楽にシンプルに自分らしく生きる』をテーマに、現在抱えている問題や不安に対し、その人の魅力や才能が輝き出すような提案やサポートを行う。恋愛やビジネスにおける心理学的なアプローチと実践的なアドバイスには定評があり、その人柄を生かした温かく優しいカウンセリングが好評。
オフィシャルブログ:http://blog.livedoor.jp/cs_ryokuwano/
記事一覧
-
恋愛できない人の特徴は?好きになれない理由や脱却方法を心理カウンセラーが解説
「このままだとずっと恋愛できないのでは?」と思ってしまうことはありませんか?心理カウンセラーの服部希美さんに、恋愛できない人に多く見られる特徴やその理由、脱却方法を教えてもらいました。恋愛や結婚に興味を持てないし必要性を感じない、人を好きになれない、仕事が好きで、デートする時間も相手もいない……。だけど、恋愛したい、人を好きになりたいとどこかで思っているならば、少しだけ考え方や行動を変えてみるだけで、恋が始まるかもしれませんよ。...
詳しく見る -
恋愛がめんどくさいと思う男女の特徴・心理とは?理由、克服する方法を紹介
恋愛に興味があるのに、いざ行動しようとなると、めんどくさい気持ちが勝って後回しにしてしまうときってありますよね。今回は、恋愛がめんどうと思う理由や心理、克服する方法について婚活専門家の意見と共に解説します...
詳しく見る -
「好き」とはどんな心理?恋愛として好きなのかわからないときの判断ポイントも解説
「好き」とはどんな気持ちなのでしょうか?誰か気になる存在ができたとき、恋愛として好きなのかわからないとき、自分の感情の意味や恋の正体が知りたくなりませんか?そこで、「好き」という感情の心理的な見解をカウンセラー浅野寿和さんに聞いてみました..
詳しく見る
その他のカテゴリ
-
婚活のはじめ方
「結婚はしたいけど、婚活まではちょっと。」「自分には結婚なんて。。。」と思っている方、実は今が大事かも!?将来結婚するために今知っておきたいことをチェック!
詳しく見る -
年代別・婚活ポイント
「自分には婚活はまだ早い」という方必見!20代~40代の年代別、男女別で結婚に向けてできること、やっておきたいことをご案内します!
詳しく見る -
結婚相談所で婚活
「婚活に興味はあるけれど、どんなものがあるんだろう?」という方へ、「結婚相談所」を中心にいろいろな婚活の方法をご紹介します!
詳しく見る -
結婚相談所の特徴
結婚相談所は何を基準に選べばよい?タイプ別のおすすめやかかる費用、結婚までの交際期間などのリアルな話についてお話します!
詳しく見る
一人一人に合った「出会い」をサポート!