恋愛に興味があるのに、いざ行動しようとなると、めんどくさい気持ちが勝って後回しにしてしまう。確かに恋愛より一人で過ごしたり、気心の知れた友人と出かけたりする方が楽ですよね。でも、恋愛をめんどくさいと思う気持ちを克服できなければ、恋は始まりません。この記事では、恋愛がめんどうと思う理由や心理、克服する方法について婚活スペシャリストの佐藤律子さんの意見と共に解説します。恋愛が面倒ではなく楽しみになるよう、参考にしてみてください。

恋愛がめんどくさいと思う理由・瞬間は？

佐藤さんによると、恋愛がめんどうだと思う人は結構多いとのこと。めんどうだと思う理由や瞬間はさまざまで、恋愛相手を探すとき、交際前のデート、お付き合いが始まってからと、段階ごとにめんどうなことが発生します。ここで紹介するのは多くの人が「めんどくさい」と感じるものです。

出会うまでが大変

恋愛がめんどうと思う人の多くは、恋愛対象者に出会うまでが大変ということを挙げます。そもそも周囲に恋愛対象者がいない場合や出会いが望めない場合は、自分から能動的に出会いを探さなくては始まりません。また、出会ったからといってうまくいく保証はないので「めんどう」ということを理由に尻込みしてしまうのです。

初対面の人と会話をするのが苦手

恋愛を始めるに当たって、職場や知り合いなど、すでに顔なじみの人が対象になる場合は別ですが、紹介でもマッチングアプリでも初対面の人と会話するシーンが出てきます。「初めまして」の人と会話をするのは気を使うし、話題探しをしなくてはいけないので、めんどうなことだと思ってしまいます。

生活のペースが崩れる

デートの約束やLINE・電話でのコミュニケーションなど、恋愛をしていないときと恋愛中では生活の行動パターンが変化します。休みの日は全部自分だけの時間だったのに、恋愛が始まればデートの時間が必要になります。また、LINEや電話の頻度を相手に合わせたり、相手の都合を考えて行動したりといったことが発生し、それに伴いわずらわしさや悩みも生まれます。このように生活のペースや気持ちが乱されることでめんどくさいと感じるのです。

恋愛がめんどくさいと感じる心理とは

「恋愛をめんどくさい」と感じる心理にはどんなものがあるでしょうか。男女共に共通する心理として次の4つが挙げられます。

自由でいたい

恋愛をめんどくさいと思う人は「自由でいたい」という気持ちが強いことが多いです。デートしないといけない、連絡しないといけないなど、恋愛に関することに義務や束縛を感じている人はその傾向が高いといえるでしょう。また、休日や余暇の時間は自分のためだけに使いたいと思う人も恋愛をめんどうなことと捉える傾向があります。

一人の方が気楽

一人が気楽という心理も恋愛を遠ざける大きな要因です。誰かと一緒に過ごすことは、たとえ気心の知れた友人でも多少の気を使います。それが恋愛相手であれば、小まめに連絡を取り合ったり、デートの提案をしたりと、気を使うことが多くなります。それがストレスとなってめんどうだと思ってしまうのです。

お金を使いたくない

恋愛をするとファッションや美容代を使ったり、デートの際はお茶・食事代がかかったり、何かと出費します。どの世代でもお金を使いたくないという人たちは一定数います。趣味など他のものにお金を使いたい人たちにとっては恋愛での出費はマイナス面と感じるでしょう。

うまくいかないと思っている

恋愛経験が少ない人が「頑張ってもうまくいかないだろう」という感情を「めんどくさい」という気持ちにすり替えているケースもあります。失敗したくないから恋愛から逃げている心理といえます。

【男性】恋愛がめんどくさい人の特徴

恋愛がめんどくさい人の特徴は男女でやや傾向が異なります。男性は下記の2つが主な特徴です。

女性との会話が苦手

男性に多いのが「女性との会話が苦手」というタイプです。何を話していいかわからない、会話のキャッチボールが続かない、話していても面白くないなどの経験から、女性とのコミュニケーションに苦手意識がある人です。このタイプの人は、周囲の人と何げない会話をするように心がけてコミュニケーション力を付けると苦手意識が少なくなるでしょう。

束縛がストレスになる

恋愛関係になると頻繁に連絡を取り合ったり、デートをしたりする状態が発生し、会えない日は「何をしていたの？」「誰と一緒にいたの？」など質問されることもあります。これらの状態を「束縛されている」と感じてストレスになるタイプの人は、恋愛をめんどうだと思ってしまいます。

【女性】恋愛がめんどくさい人の特徴

恋愛がめんどうと思う人の中で、女性ならではの特徴は下記の2つが挙げられます。

生活や気持ちが変化するのが苦手

恋愛を始めると定期的にデートや連絡をしたり、相手の気持ちを考えたりと、それまでの生活リズムや心理状態が変化することになります。恋愛がうまくいっていても変化はありますし、うまくいっていないのであれば嫉妬や不安など、悩む時間も増えてしまいます。こういった生活や気持ちの変化が負担になり、めんどうだと感じるのです。
また、過去に恋愛で傷ついたり、怖い思いをしたりという経験がある女性は、同じような思いをするのが怖く、めんどうだと思うこともあります。

おしゃれやメイクをするのがおっくう

もともとおしゃれやメイクに興味がない人の中には、恋愛をめんどうと感じる女性もいます。出会いを探すにしても、デートをするにしても普段よりおしゃれをしたりきちんとメイクをしたり、美容室に行ったりということに時間やお金を使うことになります。実際問題として男性より女性の方が労力を使うので、時間やお金がもったいない、めんどうだと感じるのです。

「恋愛がめんどくさい」を克服する方法

恋愛がめんどくさいと思うことを克服し、恋愛を楽しめるようにするには、次の4つの方法が効果的です。できそうなものから取り組んで、恋愛を楽しいものと思えるように少しずつ気持ちを変化させていきましょう。

生活を整える

恋愛をめんどうと思う人は、日常生活もめんどくさがっているケースが多いので、生活を整えるところから始めるのがおすすめ。部屋を片付け、身だしなみを整え、適度に散歩や運動をするなど、規則正しく、心地よい暮らしができるよう努力してみましょう。生活が整うと、恋愛をしようという気持ちも湧いてきます。まずは、ここからスタートさせて。

恋愛のポジティブな面を見る

恋愛の大変な部分、手間のかかる部分にフォーカスしがちな人は、恋愛の良いところ、ポジティブな面を具体的に想像してみてください。恋愛を楽しんでいる人やパートナーとうまくいっている人の話を聞くのも効果的です。

ムリなことをしない

恋愛をめんどくさいと思う人の中には、相手に合わせようとしたり、いつもと違うことをしなくてはと思っていたり、背伸びをしてしまう人がいます。多少の頑張りは必要なものの、無理をした状態が続くとストレスになり、恋愛がイヤになっていきます。「つらい」「大変だ」などと感じることはせず、自然体で楽しめる出会いの場に出かけるなど、工夫しましょう。最近では、趣味をテーマにした婚活パーティなども開催されています。

めんどくさくない相手と付き合う

話題を考えなくてはいけない、デートの行き先を決めなくてはいけない、など負担になる気持ちが強い人は、本当に好きな人、相性の良い人と出会っていないという可能性があります。もし、相手と会うことやおしゃべりをすることがめんどうだと思うようであれば、めんどうだと思わない、自分に合った相手を探すのがベターでしょう。

恋愛がめんどくさいと思う人は意外に多い！

恋愛をめんどくさいと思う人は意外に多くいるものです。仕事や趣味に打ち込んでいるときなど、一時的に「恋愛はめんどう」と思う人もいるでしょう。そんなときは、恋愛がしたいと思えるようになったら行動しようと前向きに考えておけばよいのです。
今は恋愛がめんどくさいと思っていても、好きな人ができれば変わるかもしれません。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活のプロであるマッチングコーディネーターが出会いから交際までサポートするので、婚活もめんどうにならず、楽しみながら進めることができます。活動の途中でめんどうだな、と思うことが起こってもマッチングコーディネーターがあなたにぴったりな方法をアドバイスしてくれます。無料カウンセリングも行っているのでぜひ気軽に相談してみてはいかがでしょうか？

取材・文／関原のり子

【監修】
佐藤律子(さとうりつこ)さん
「異性間コミュニケーション」考案者、婚活のスペシャリスト。1972年宮城県生まれ。OLからウエディングプランナーへ転職し、仙台初のレストランウエディング事業で驚異的な売り上げを達成。婚活イベント、ウエディング事業を通して1,000組以上を結婚に導いた経験から、2016年一般社団法人異性間コミュニケーション協会を設立し、婚活イベントの企画・運営や講師業を中心に活躍している。著書に『ジェンダーレス時代の男の子女の子の育て方』(秀和システム)、『夫を変える！魔法の言い方』(自由国民社)、『理屈で動く男と感情で動く女のもっとわかり合える会話術』『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』(共に、かんき出版)など。テレビ番組の監修・出演も多数。
公式ホームページ：https://www.iseikan.jp/