恋愛できない人の特徴は？好きになれない理由や脱却方法を心理カウンセラーが解説

「このままだとずっと恋愛できないのでは？」と思ってしまうことはありませんか？心理カウンセラーの服部希美さんに、恋愛できない人に多く見られる特徴やその理由、脱却方法を教えてもらいました。恋愛や結婚に興味を持てないし必要性を感じない、人を好きになれない、仕事が好きで、デートする時間も相手もいない……。だけど、恋愛したい、人を好きになりたいとどこかで思っているならば、少しだけ考え方や行動を変えてみるだけで、恋が始まるかもしれませんよ。

男性・女性共に、恋愛できないタイプの人には共通する特徴があります。

恋愛への興味が薄い

恋愛にどのぐらい興味があるのかは人それぞれ違います。趣味が充実していて恋愛への興味が薄い、恋人はいたらいたでいいけれど、いなくてもそれほど困らない、と恋愛に対して淡白な人もいます。

慎重である

相手が信頼できる人物であるか見極めるのに時間がかかるタイプ。また、自分に気があって確実に付き合えるという保証がない限り、恋愛はしないという人もいます。

理想が高い

高い理想を持つのは悪いことではないですが、「欠点のない完璧な相手でなければ付き合いたくない！」と思っていると、恋人候補が日常にいなくなり、恋愛ができなくなってしまうことがあります。そのため、アイドルやホストなど交際するのが難しい人に、本気で恋をしてしまう人も……。

もともとの性格や個性だけでなく、恋愛できないと考えるのには以下のような恋愛に積極的になれない７つの理由が考えられます。

仕事が忙しすぎるから

真面目で、目の前のことに集中して取り組むタイプの人の中には、生活の多くの時間を仕事に注いでしまい、恋愛の入る隙間がなくなっている人も少なくないようです。

自分に自信がないから

自分に自信がないと、失恋したり、嫌われたりすることが怖くなります。傷つかないように恋愛をしようとすると、自分は好きではないけれど、自分のことを好きでいてくれる人を選んでしまったり、相手を条件だけで選んで好きになろうとしたり……。自分があまり好きではない人と付き合おうとした結果「人を好きになれない」と感じてしまうことがあります。

本当に自分と合う人と、まだ出会っていないから

好みは人それぞれ違いますし、出会うタイミングもそれぞれです。今までの交流関係の中で、自分に合う人と出会えなかったことで、好きになれなかっただけかもしれません。

一人でいる方が楽だから

人に気を使ったり、合わせたりするのが苦手で、ひとりでいる方が楽なため、「恋愛は面倒だから必要ない」と感じやすいかもしれません。

過去のつらい恋を引きずっているから

失恋したけれど、いまだに忘れられない人がいたり、「もう二度とあんなつらい思いをしたくない」「恋愛なんてこりごりだ」と感じたりするような恋愛を経験していると、恋愛に対して積極的になれないことが多いです。

異性や恋愛、結婚に良いイメージがないから

「男（女）はきっと浮気をする」「恋愛は、恋人に束縛される面倒くさいもの」「結婚は墓場」など、異性や恋愛、結婚に対するイメージが悪いと、異性に対して恋愛感情を抱けなくなることもあります。

恋する自分が恥ずかしいから

異性のことを好きだと感じている自分を気持ち悪く感じ、人に誰かに恋をしていると知られるのが恥ずかしすぎて、無意識に「好きにならないよう」ブレーキを踏んでしまうことがあります。人によっては、恋愛対象に見られないように、明るくおどけたキャラクターを演じてしまう人もいます。

恋愛が全てではありませんが、心のどこかで恋愛をしてみたい、人を好きになりたいと考えているなら、次の４つの方法を試してみてください。少しずつ心境が変わっていくのが感じられるかもしれません。

１.自分や人のいいところを探して褒める

自分に自信がないと、自分や人の欠点ばかりに注目してしまいます。少し意識をして、人や自分のいいところを見つけて自信を回復していきましょう。

自分にとっては当たり前のことでも「笑顔であいさつができる」「毎日、遅刻せずに出勤している」など、小さないいところを探してみてください。そして、「今日の服のコーディネートがおしゃれ」「元気で一緒にいると楽しい」「お箸の持ち方がきれい」など誰かのいいところを見つけたときには、その人に伝えてみましょう。

誰でも褒められると嬉しいもの。そして、自分を褒めてくれた人を大事にしたいと思うものです。自ら褒めることで対人関係もぐんと良くなります。

２.幸せそうな夫婦やカップルに話を聞いてみる

恋愛や結婚、異性に対していいイメージがない場合には、幸せな見本を探して話を聞いてみましょう。異性といってもいろいろな人がいますし、世の中には、幸せな恋愛をしている人はたくさんいます。

ふたりでいるとどんなことが楽しいのか、どんな場面で助かるのか、また、どういった経緯でお付き合いが始まったのかなど、幸せな恋愛について聞くことで、自分がいつか恋愛をしたときにいい気分になれそうだと、前向きな気持ちになるかもしれません。また、信頼できる友人に、恋人募集中の人を紹介してもらうのもいいでしょう。

３.ゆっくりする時間を作る

気ぜわしく過ごす現代人は、一日中仕事のことを考えていたり、スマホを見て情報を集めたり、頭を使いっ放し。好きという感情は、頭で感じるものではなく心で感じるもの。頭ばかりを使っていると、心が感じにくくなってしまいます。

１日５分でいいので、スマホやテレビを見て、考え事をするのをやめて、のんびりする時間をつくってみてください。感動できる映画などを見て、心を動かし、涙を流してスッキリするのも効果的です。

４.失恋の傷を癒す

失恋の傷が大きく影響している場合、「もう一度恋をしたいな」と思える状態に心を整えてあげましょう。

心から好きになった人に失恋をすれば、誰でも傷つきますし、大切な人であればあっただけ、長く引きずってしまうことがありますよね。だからこそ、両思いになれたら嬉しいし、恋人との関係を大切に育んでいきたいと思えたりするものです。

信頼できる友人やカウンセラー、専門家に話を聞いてもらうなど、心の整理の方法はいろいろありますが、自分一人で取り組む場合は「出さない手紙」を書いてみるといいかもしれません。元恋人への思いを書き切ることで、気持ちに区切りをつけることができます。

恋愛をするかしないかは自由で、恋愛できない自分を責める必要はまったくありません。ただ、もしあなたが「恋愛をしてみたい」「誰かを心から好きになりたい」と感じているのであれば、ぜひ、その気持ちを大切にして、行動や考え方を少し変えてみるのはいかがでしょう。

変わるために頑張って、本気の恋愛が成就した時には、大きな喜びを感じることができますし、恋人を大事にして、ひとつひとつの出来事を宝物のように感じられます。ぜひ、自分のペースで取り組んでみましょう。

もし、恋愛のきっかけをつくりたいなら、恋活・婚活を始めてみるのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関する疑問や不安などを相談できる無料カウンセリングを実施しています。これから婚活を始めてみたいという人は、活用してみてはいかがでしょうか。

取材・文／竹本紗梨

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。『さびしさを笑顔に変えるカウンセリング』をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代女性の恋愛をサポート。「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。
公式サイト：https://www.hattori-nozomi.jp