目次
「こじらせ女子」とは?言葉の意味 こじらせ女子に多い特徴12選 こじらせ女子が“恋愛をこじらせてしまう”3つの原因
  • 過去の恋愛がうまくいかなかった
  • ネガティブな想像にとらわれる
  • 相手の幻をつくり上げてしまう
  • 【まとめ】恋愛のこじらせには大元の原因がある
こじらせ女子を克服して恋愛をうまくいかせる方法
  • 恋愛がうまくいっている人の話を聞く
  • 不安になったら「それ本当?」と自問する
  • 自分のことを見つめ、知る
「こじらせ女子」は、悪いことばかりではないと考えて

こじらせ女子とは物事や人間関係を「もつれさせ、難しくしてしまう」ちょっと面倒な女性のことです。恋愛のシーンでは、意味なく不安になったり、相手を試したりして、関係をダメにしてしまうこともあります。この記事では、こじらせ女子の傾向やチェック診断、こじらせ女子から脱却する方法を恋愛・婚活コーチのJURIさんの意見を参考に解説します。「もしかして私、こじらせてる?」と思ったらぜひ読んでみてください。

「こじらせ女子」とは?言葉の意味

こじらせ女子とは?多い特徴や恋愛をこじらせる原因から克服方法まで解説!

こじらせ女子の「こじらせ」とはそもそもどんな意味なのでしょうか。「拗(こじ)らせる」という言葉には「物事をもつれさせ、難しくする」「面倒にする」という意味があります。つまり、こじらせ女子とは、人間関係をもつれさせ、ややこしくしてしまう面倒な女性を表す言葉といえるでしょう。

  こじらせ女子は、自己肯定感が低いので自分に自信がなく、思っていることを素直に伝えることができません。恋愛シーンでは思い込みから不安になったり、相手の気持ちを試したりして自分から関係を壊してしまうことも。恋愛でも、その他の人間関係でも「うまくいかない」と悩みがちなのがこじらせ女子なのです。

こじらせ女子に多い特徴12選

こじらせ女子とは?多い特徴や恋愛をこじらせる原因から克服方法まで解説!

こじらせ女子にはどんな特徴があるのでしょうか。下記の項目はこじらせ女子にありがちな傾向や行動パターンです。自分がどの程度あてはまるかチェックしながら見ていきましょう。

□他人を主語にして考える
自分が主語ではなく「彼がこうだから」「あの人がああ言うから」など、他人を主語にして考える癖ができており、自分の意思や希望はないがしろにしてしまう傾向があります。

□自分より他人の願いを叶えようとする
自分の願いではなく、「彼が」「親が」など、他人の願いを叶えようとします。もしくは他人に期待された自分になろうとして本当に自分のしたいこと、自分の気持ちがわからなくなっている人も。

□ネガティブな思考、発言が多い
自分に自信がなく、「どうせダメだろう」「だって〇〇だから」など、言い訳や最初からあきらめる発言をしがちです。

□不安になりやすい
マイナス思考なので、常に未来を不安視します。「うまくいかなかったらどうしよう」「よくないことが起こりそう」などムダな心配を重ねてしまいます。

□思い込みが強い
「〇〇すべき」「〇〇に違いない」といった強い思い込みがあるケースも。物事の一部しか知らない状態でも「きっとこうだ」と決めつけてしまう傾向があります。

□何事も悪い方にとる
他人の言葉を悪い方に深読みして悪い意味で理解してしまいます。例えば、「髪切ったんだね」と言われたのに対し、「変なのかな?」「似合ってないという意味?」などと人の言葉をねじ曲げて受け取ります。

□自虐してしまう
自信のなさから「私は可愛くない」「ダメな人」など、自分を低くアピールします。冗談で言っているつもりでもネガティブなイメージを相手に与えてしまいます。

□他人と比べてしまう
他人と比較することでしか自分の価値を確認できず、自分と他人を比べてしまいます。数値化できないことでも他人と比べることで安心したり、逆に「自分はダメ」など自己評価したりします。

□他人と戦おう、勝とうとする
勝ち負けで判断する傾向があるのもこじらせ女子の特徴です。たとえ好きな人でも張り合い、マウンティングや揚げ足取りをしてしまうこともあります。

□褒められても素直に喜べない
本当は嬉しくても感情を出すことが苦手で、ネガティブにとらえがちなので褒められても「お世辞でしょ」「冗談だよね」などと思ったり、言ったりする傾向があります。

□好きな人に興味がないふりをしてしまう
好きな人がいても「好きになってくれないかも」「私には興味がないだろう」と決め付け、興味のないふり、もしくは好きな人にあえて素っ気なくする「好き避け」をしてしまいます。

□相手を試す行動をする
相手の気持ちを常に確かめようとします。わざとすねてみたり、本当は別れたくないのに「別れる」と言ったりすることで相手の気持ちを確認したがります。

上記の12個の傾向、行動のうちいくつ当てはまりましたか?

●9個以上
ズバリ「こじらせ女子」です。まずは自分のことをよく理解するところから始めて、本当に自分のやりたいこと、ほしいもの、好きなものを見つめ直しつつ、自分の良いところにも目を向けてみましょう。

●5~8個
こじらせ度高めの黄色信号状態です。普段はこじらせ行動をしていないのに、好意を持っている相手や意識している人にはこじらせてしまう……など、恋愛の場面になるとこじらせ度が高くなる人もいるかもしれません。

●1~4個
こじらせ女子度は低めの予備軍状態です。こじらせないように自分のことを好きになって、自分の望みに正直に生きましょう。そんなキラキラしたあなたに惹かれる人がたくさん出てくるはずです。

こじらせ女子が“恋愛をこじらせてしまう”3つの原因

こじらせ女子とは?多い特徴や恋愛をこじらせる原因から克服方法まで解説!

こじらせ女子が「恋愛をこじらせてしまう」のは下記の3つが代表的な原因として挙げられます。1つだけの場合もあれば、2つ、3つと原因が重なっている人もいます。

過去の恋愛がうまくいかなかった

過去の恋愛でうまくいかないと次も同じことが起こるのではないかと不安になり、自分がどうしたいかではなく「嫌われたくない」という考えで行動してしまいがちです。自信をなくし、本当の自分の気持ちが出せなくなります。

ネガティブな想像にとらわれる

頭の中でネガティブな想像を膨らませ、実際の彼の行動をねじ曲げて受け取り、暴走してしまいます。ちょっと連絡がこないだけで「私は嫌われた」と思い込んで別れを宣言したり、「他に好きな人ができたのでは?」と彼を疑ったりし、自ら関係をギクシャクさせてしまいます。

相手の幻をつくり上げてしまう

「付き合っているならこうしてくれるはず」「こういうデートじゃなきゃイヤ」「〇〇してほしいのにやってくれない」などと、自分の中で恋人の理想像をつくり上げ、実際の彼とのギャップに落ち込んだり、不満をぶつけたりします。彼の本当の姿を見ておらず、自分の理想だけを押し付けているのでうまくいかなくなります。

【まとめ】恋愛のこじらせには大元の原因がある

恋愛をこじらせてしまう原因を3つ挙げましたが、実はこれらの大元になる原因があると、恋愛・婚活コーチのJURIさんは言います。

恋愛のこじらせは、たどっていくと育ってきた環境や家族関係の中で培われてきた思い込みや勘違いが原因になっていることが多いとのこと。例えば、親が忙しい家庭で育った人が「甘えず、我慢した方がいいんだ」と思い込み、恋愛でも「私が我慢すればいい」と思ってしまうのです。

「我慢した方がいい」という考え自体が思い込み・勘違いなので、それに気付いて事実だけを見る癖をつけていきましょう。思い込みからくるネガティブな感情がなくなるだけで、恋愛がスムーズに進み始めるはずです。

こじらせ女子を克服して恋愛をうまくいかせる方法

こじらせ女子とは?多い特徴や恋愛をこじらせる原因から克服方法まで解説!

こじらせ女子が、こじらせている性格や行動を克服し、恋愛をうまく進める方法はあるのでしょうか。恋愛・婚活コーチのJURIさんによると、次に紹介する3つの方法が効果的とのこと。もちろんすぐに克服できるものではありませんが、練習と思ってできるところから取り組みましょう。これらに取り組むことで恋愛はもちろん、その他の人間関係が好転していく可能性があるのです。

恋愛がうまくいっている人の話を聞く

過去の恋愛がうまくいかず、こじらせている人にとってはこちらの方法が効果的です。成功体験がないとうまくいく恋愛がどんなものであるか想像ができません。

思い描けないものは叶えることができないので、まずは身近な人でパートナーと良い関係を築いている人の話を聞いてみましょう。その際に、考え方やふたりの関係を聞きながら「私もこの人たちみたいになれるんだ」と、自分の未来を想像しながら聞くことが大切です。

不安になったら「それ本当?」と自問する

こじらせ女子の“こじらせ行動”は、ほとんど思い込みや妄想でできています。例えば彼からの返信がこないと「嫌われたんだ」「他に好きな人ができたんだ」など、悪い想像をし、不安になるのです。

そんなとき「それって本当?今、確かなのは返信がきていないということだけ。仕事かもしれないし、携帯を忘れただけなのかも」と考え、事実以外の悪い想像から離れるようにしましょう。まずは、自分の思い込みに気付くことが大切です。

【ネガティブ思い込みの克服法】
思い込みの癖を改める方法として効果的なのは「ノートに自分の思考を書き留めること」。今の状況と気持ちを書き、「こうあってほしい」「こうだったら嬉しい」などの前向きな考えを書きます。

例えば彼から返信がないのであれば、「今は忙しいけど、そのうち返信がくる」など。これは、物事をポジティブに考えるための練習の一つです。次第に思い込みの癖が直り、理不尽に彼にキレたり、落ち込んだりしなくなってふたりの関係も良くなる可能性が高くなります。

自分のことを見つめ、知る

こじらせ女子は、自分のことを知りません。自分が何をしたいのか、何が好きなのか即答できる人が少ないのです。

おすすめなのは「彼との関係が順調だったら、他にやりたいことはある?」と自問自答すること。恋愛ばかりに気を取られてそれ以外の時間、もっと言えば自分自身を大事にしていないのでは?

「見たい映画があった」「取りたい資格がある」「友達と旅行に行きたいと思っていた」など、小さなことでもいいので、自分の好きなこと、したいことに気付き、実践しましょう。

「こじらせ女子」は、悪いことばかりではないと考えて

「両片思い」とは?関係の特徴や両思いになる方法&片思いにならないための注意点

こじらせ女子について傾向や問題点、原因を解説してきました。このような「こじらせ女子」傾向は多かれ少なかれ、どんな人にもあるものです。自分に「こじらせ女子」要素があると気付いた人は、改善していくことができるので、気付いた段階でこじらせ女子克服への第一ステップを進んだことになります。しかも、こじらせ女子&元こじらせ女子は、他人のネガティブな感情や不安な気持ちをわかってあげられるという長所があります。その長所は、恋愛や婚活の場でもプラスに働くはずです。

  こじらせ女子でもそうでなくても、恋愛中は冷静に考えられないことや悲観してしまうことがたびたび起こるもの。そんなとき、第三者に相談しながら進めていくことで落ち着いて次の行動をとることができるようになります。

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取材・文/関原のり子

【監修】
JURIさん
2011年に恋愛・婚活セミナー講師として開業し、結婚相談所のカウンセラー、恋愛アカデミーのセミナー講師として活躍。担当した会員は100%お見合いに至り、60%という高確率で交際から半年以内で成婚に結び付けたという実績を誇る。現在は、恋愛・婚活コーチとして脳科学、心理学、メンタルトレーニングの観点から情報を発信。インスタグラム、YouTube、LINEなどを通じ、恋愛や結婚の成功方法を伝えている。著書に『次・また会いたい人』『彼女が欲しい方必見!必勝☆モテる出会いの技術』

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