- 自分に自信がなく、自己肯定感が低い
- 相手の言動を素直に受け入れられない
- 自分を磨かない、外見を気にしない
- 恋愛の知識だけはたくさん持っている
- 思っていても行動に移さない
- 固定観念に縛られる
- 目の前で起きていることだけを見る!
- 憶測に走らず、相手を信じる!
- ハッピーで楽しい話を聞く!
こじらせるとは、本来は簡単な物事をわざわざ複雑にして、解決できなくしてしまうという意味です。例えば、恋愛においては「自分なんて」と卑屈になったり、強こだわりを持っていたりしてなかなかうまくいかないときに、ネガティブな意味で「愛をこじらせる」などと表します。ここでは、恋愛コンサルタント・りすこさんに伺いながら、こじらせ男子・こじらせ女子の特徴や恋愛傾向を解説し、「こじらせる」から抜け出す方法も紹介します。
「こじらせる」の意味・言葉の使い方
「こじらせる」とは、もともとは「ねじれる」という意味です。本来は簡単で単純なことをわざわざ複雑にして、解決できなくすること、また、その状態を長引かせることをいいます。「風邪をこじらせた」とか、「時間を掛け過ぎて問題をこじらせた」という使い方です。
そこから、人の言葉を素直に受け止められず、相手を困らせるような行動をしてしまうような「面倒な人」「ひねくれた考え方をする人」を指すようになり、「こじらせ男子」「こじらせ女子」という表現が生まれました。恋愛において不器用な人もそう呼ばれることが多いです。
「こじらせ女子」「こじらせ男子」の特徴
「こじらせ女子」や「こじらせ男子」にはどのような特徴があるのでしょう。恋愛コンサルタント・りすこさんによると、そこには男女に共通した3つの特徴があるようです。
自分に自信がなく、自己肯定感が低い
「こじらせ女子」「こじらせ男子」の根本にあるのは、「何をしてもうまくいかない」「自分はどうせダメだから」という自己否定感です。何をしてもうまくいかないと思い込んでいると、人と話すにも行動を起こすにもその前に諦めてしまい、うまくいくはずのことでつまずき、始まるはずのことを摘み取ってしまいます。
すてきな人に出会っても声が掛けられない、グループでいると人の後ろに隠れてしまう。また、デートしていても「すぐにフラれるのでは」「二股をかけられているのでは」と引いてしまう――これらも自信がないことからくるものです。
相手の言動を素直に受け入れられない
褒められるのが苦手で、相手が本心から褒めているのに「そんなはずはない」「からかわれているのでは」と勘ぐって、素直に受け入れられないのも特徴の一つです。その結果、人との関係性をうまく作れないという人も少なくありません。
また、相手の言葉の裏を読もうとしてつまずいてしまうケースもあります。例えば、恋人と話している時に「料理」というワードが出ただけで、「料理が得意かどうかジャッジしようとしている」「結婚したら家事を任せようとしている」と深読みするようなことです。そんなふうに考えていると、その場は微妙な雰囲気になり、会話が滞ってしまいます。
自分を磨かない、外見を気にしない
第一印象は見た目が9割ともいうように、外見は自分を印象づける重要な要素のひとつです。それなのに「女性らしいメイクや服装は自分には似合わない」「どう頑張ってもイケメンには勝てない」など「どうせ自分は」と思い込み、自分を磨かずに、せっかくの魅力を半減させてしまうのが第3の特徴です。
話し方や表情が暗く、言葉が聞き取りづらい、目を合わせない――そういう人とは話が盛り上がりにくいもの。恋愛の始まりでは特に気を付けたいポイントです。
「こじらせ女子」「こじらせ男子」の恋愛傾向
自分に自信がなく、どんなことでも裏の裏を読んでしまう「こじらせ女子」「こじらせ男子」は恋愛においてはどんな傾向を持っているのでしょう。多くの恋愛相談に応えてきたりすこさんに3つの傾向について伺いました。
恋愛の知識だけはたくさん持っている
知識や情報を豊富に持つことは良いことですが、その内容がどんなものか、がポイントです。「こじらせ女子」「こじらせ男子」はもともと自分に自信がないため、ネットやSNSなどでネガティブなものに目を止めがちです。その結果、「恋愛は怖い」「結婚なんて」と思い込んで「こじらせ」を加速させてしまいます。こうした負のスパイラルに落ち込んで、交際に踏み出せない人、何かが起きたわけでもないのに自分から交際を終わらせる人が出てきます。
また、何かを否定するような情報にばかり触れていると、「男VS女」「結婚するVSしない」などの対立形式で物事を捉えるようになる傾向があるので要注意です。極端な考えに引っ張られて、相手に求めすぎたり、主張しすぎたりすると、恋愛を長続きさせるのが難しくなります。
思っていても行動に移さない
相手が気になっていても、それを表情や言葉に出せないという恋愛に不器用な人も「こじらせ女子」「こじらせ男子」では多数派です。また、あえて外に出さないという、さらにこじらせ度の強いケースも見られます。
根底にはコンプレックスや過去に恋愛がうまくいかなかったトラウマから抜け出せないこともありますが、多い原因は「どうせ自分なんて相手にされないだろう」という思い込みが考えられます。いわば、試合の前に負けてしまうパターンといえるでしょう。
固定観念に縛られる
固定観念に縛られることには二つのパターンがあります。一つは「男は、女はこうあるべき」や「結婚しらたらこうでなくちゃ」という固定観念を強く持っていることが原因で、そうなれない自分はダメだと自信をなくしてしまうことです。
もう一つは、ネットや雑誌で目にした「結婚しても人は浮気する」「人は見た目がすべて」などの決めつけや今の時代にそぐわないことを信じて、マイナス思考を加速させてしまうことです。どちらも自分の外のものに影響を受けすぎてこじらせているのです。
愛をこじらせるのをやめたい!卒業する方法は?
病気をこじらせるのと違い、恋愛をこじらせるのは、薬や他の人の力を借りなくても、自分で直していくことができます。自分の考え方や行動を見直して、できることから一つずつ変え、こじらせ状況から抜け出しましょう。その方法をりすこさんに伺いました。
目の前で起きていることだけを見る!
「なぜ」と考える前に、褒められたら「ありがとう」という感謝の言葉を、笑顔には笑顔を返しましょう。自分の目の前で起きていることを見て、素直に受け取ることがコミュニケーションの第一歩です。例えば、デートに誘われたら、「誘われた」という事実を受け止めて、行きたいかどうかを答えればいいのです。自分で見たり聞いたりした「事実」は、頭の中であれこれ考えることよりずっと確かなこととして、大切に受け止めましょう。
憶測に走らず、相手を信じる!
「きっと相手はこう思っているはず」「どうせダメになる」という憶測や思い込みは、気持ちをこじらせる最大の原因。先読みして傷つくのを恐れていては、何も始まりません。まず相手の言葉を信じましょう。こちらが相手を信じていれば、その思いは表情や言葉の端々できっと相手に伝わり、絆が強まっていきます。逆に、信じていないと相手は敏感に察知して、ふたりの関係が終わってしまうこともあるので、考えすぎないように気を付けましょう。
ハッピーで楽しい話を聞く!
自分の周りの幸せなカップルの話を聞きまくる、ネットでもラブラブなエピソードだけを見るなど、ハッピーな情報にたくさん触れましょう。人は思っている以上に環境に左右されるので、よい環境を自分でつくっていくのはとても大切なことです。
部屋をきれいにする、おいしいものを食べる、おしゃれをする、イメチェンをするなども幸せを引き寄せるには効果的。笑顔でいることも「こじらせ」から抜け出すには有効な方法です。
物事や人の言葉を素直に受け入れることが改善の第一歩
物事を複雑にしてしまうのが「こじらせる」ことです。そこから抜け出すには、物事や人の言葉を素直に受け入れることが第一歩です。裏を読まず、構えすぎないこと、そして、自分は自分だと認めて自信を持つことで改善できます。
恋愛コンサルタント・りすこさんも、一人一人長所があり、ポテンシャルを持っているのにそれを生かしていないのはもったいないことと指摘します。もし自分で自分のいいところが見つけられないなら、友人や家族などに聞いてみたり、恋愛アドバイザーなどのプロに相談してみてはいかがでしょう。自分のポテンシャルを知って、前向きに歩き出していきましょう。
もし結婚を見据えて相談をしてみたいなら、ゼクシィ縁結びエージェントの無料カウンセリングはいかがでしょう。マッチングコーディネーターがプロの幅広い視点から相談に乗り、アドバイスもしてくれるので、ぜひ活用してください。
取材・文/福原敦子
【監修】
りすこさん
日本心理学会認定心理士/恋愛コンサルタント
82人の男性とデートした経験と、認定心理士の知識をもとに、300名以上に恋愛のコンサルタントをしています。フジテレビ『めざまし8』出演。YouTubeは登録者3万1000人達成!
公式サイト:https://risu-ko.com
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