気になる人と好きな人の違いは何？相手との距離を縮める方法

「気になる人はいるけれど、恋愛感情かどうか分からない」「そもそも好きの判断基準とは？」など恋愛の疑問は尽きないもの。気になる人と好きな人では態度や感情にどのような違いがあるのかをご紹介します。また思い人と距離を縮めるコツについても、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんに詳しく教えていただきました。

気になる人とは、「もっと相手のことを知りたい」と思う人のこと。明確な恋愛感情を持っていなくても何かしら印象に残っていて、後から思い出すのが「気になる人」です。自分が好意的な感情を持っていない相手でも、気になる人になる可能性があります。

一般的には気になる人＝好きな人と捉える人も多いですが、比較したときにどう違うのでしょうか。

シチュエーションごとにご紹介します。

ひとりでいるときに思うこと

まずは相手と一緒にいないときに考えることに、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。

■相手のことばかり考えているかどうか
気になる人：あまり頻繁に考えることはなく、ふとしたときに頭に浮かぶ程度であれば「好きな人」ではなくまだ「気になる人」だといえそうです。
好きな人：人によっては相手のことばかりがなかなか頭から離れないこともあります。この状態になるともう「好きな人」であると言えるでしょう。

■相手とふたりきりになりたいと思うかどうか
気になる人：なりたいとはっきり思うことは少なく、ふたりきりだと嬉しいと思うくらいです。
好きな人：ふたりきりになりたいけれど、緊張して身構えてしまうため、タイミングを計りたいと考える人もいるでしょう。

相手に対してしたくなること

次に相手と接するときには、どのような違いがあるのかをご紹介します。

■相手に触れたいかどうか
気になる人：触れたいと思うことは、ほとんどありません。偶然手が触れると少しドキドキすることがある程度でしょう。
好きな人：好きな人には触れたいと思うものです。しかし、好きの気持ちが大きい場合は、一緒にいると過度に緊張したり、嫌われるのを恐れたりして、行動に移せないことも多いです。

■相手と連絡を取りたいかどうか
気になる人：何かしらのきっかけがある、もしくはタイミングが合えば連絡を取りたいという程度でしょう。
好きな人：連絡するきっかけを、自発的につくりたいと思うものです。

■相手をデートに誘いたいかどうか
気になる人：デートをしたいとは思うけれど、誘うのが気恥ずかしい気持ちの方が強い場合は、「好きな人」ではなくまだ「気になる人」だといえます。
好きな人：好きな人とはぜひデートに行きたい！と思い、誘う方法を具体的に考えたり、行きたい場所を頭に浮かべたりするでしょう。

相手以外に関すること

最後に第三者に関することでは、どのような違いがあるのかを確認しましょう。

■他の異性への興味がなくなるかどうか
気になる人：相手のことがふと頭に浮かぶようになっても、他の異性への興味が変わらない場合は「気になる人」だと考えてよいでしょう。
好きな人：相手のことばかり考えてしまい他の異性への興味がなくなる場合は、「好きな人」だといえます。

■嫉妬の感情を持つかどうか
気になる人：嫉妬の感情を持つことはあまりないです。ただ相手に恋人ができた場合は、心から祝福する気持ちになれないこともあるかもしれません。
好きな人：誰かに取られたくない、他の異性と仲良くしているのが嫌だと感じることもあるでしょう。相手に恋人ができたときに、がっかりして落ち込み、改めて自分の気持ちを実感することもあります。

■友人との会話で相手の話をしたいかどうか
気になる人：あえて相手のことを話題にすることは少ないです。意識的にではなく、気付いたら話題にしていたということが多いです。
好きな人：恋愛トークになった際は必ず相手を話題の中心とし、もし共通の友人がいる場合は、相手についての情報を何かしら聞き出したいという気持ちにもなるでしょう。

気になる人や好きな人と距離を縮めるためには、どうすればよいのでしょうか。
意識すべきことやおすすめの行動をご紹介します。

相手のことを知る

何となく話はするけれども、まだよく知らない仲の場合、まず相手を知ることが大事です。距離を縮めたくても、相手の好みなどが分からないと、デートにも誘いにくいものです。相手の住んでいる場所、出掛けやすいエリア、好きな食べ物、好きなお店、休日の過ごし方など、なるべくたくさんのことを質問して、まずは相手を知りましょう。

待ちの姿勢はやめる

「誘われたら会う」のではなく、自分から食事などに誘ってみましょう。相手の住んでいるエリアが分かるならば、「〇〇にお住まいですよね？〇〇に気になるお店があってひとりじゃ行きにくいので付き合ってもらえると嬉しいです」などとお誘いしてみるのがおすすめです。

恋人の有無は早めに確認する

一緒に食事ができたら、恋人がいるかどうかを相手に直接確認しましょう。「〇〇さんとふたりで食事したら、怒る恋人はいませんか？」などと質問すればスマートです。相手に恋人がいないのであれば、「また誘ってもいいですか？」と聞いておくと次のデートの約束を取り付けやすいです。

気になる人と好きな人は共通する部分があるものの、さまざまな違いがありましたね。まだ「もっと知りたい」気持ちの状態かもしれませんが、それが好意的なものなのかどうか、まずは自分の気持ちを確かめてみましょう。そして積極的に相手のことを知り、どんどんアクションを起こして次のステップへと進んでいけるとよいですね。

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取材・文／ペパーミント

菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。
29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。
著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト https://www.bestpartner-prj.jp/
Twitter @koakumamt
恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog http://ameblo.jp/koakuma-mt/