- 1.返事をせかさずに相手のペースで回答を持ち続ける
- 2.連絡は途切れさせず、ただし返事は聞かない
- 3.定期的に告白し続ける
勇気を出して「好きです」と告白したのに返事は保留……。その場合、付き合える可能性はある?保留期間としてどれだけ待てばいい?返事の切り出し方は?など、告白を保留されたときの気になるポイントを「一般社団法人日本合コン協会」会長の田中絵音さんに聞きました。モヤモヤする状況ではありますが、対処法や考え方など具体的なアドバイスをご紹介します。
告白の返事を保留にされるって、脈なし?
実際に「告白の返事を保留にされた後付き合うことになった」という人がどのくらいいるのかアンケートで調査しました。
Q.告白の返事を保留にされた後付き合うことになりましたか?
回答 | (回答者数88人) |
---|---|
付き合えた | 30人 |
付き合えなかった | 49人 |
覚えていない | 9人 |
※出典:マクロミルアンケート
告白を保留にされると不安な気持ちになりがちですが、実は「保留」=「断られていない」ということ。アンケートの「付き合えた」という結果から見えてくるのは、見込みはある。だけど、相手にとって決定打がないから保留にされているのです。
友達止まりだけど、異性としての恋愛対象で“ナシ”ではないから、ちょっと悩んでいる。実は告白を保留されているという状況にはいろいろな打開策があります。
告白を保留にする理由・心理
Q.告白の返事を保留にした理由は何ですか?(複数選択)
回答 | 割合 | |
---|---|---|
1位 | 急なことでびっくりしたから | 35.5% |
1位 | 恋愛対象として見られるかを考える時間が欲しかったから | 35.5% |
2位 | 今までの関係を壊したくなかったから | 26.2% |
3位 | 相手のことをよく知らないから | 23.4% |
4位 | 断り方が分からなかったから | 21.5% |
5位 | 他に気になる相手がいたから | 15.0% |
6位 | 将来のことを考えたかったから | 8.4% |
7位 | 恋愛への興味が薄いときだったから | 7.5% |
8位 | その他 | 0.9% |
※出典:マクロミルアンケート(複数回答/男女計)
1位は「急なことでびっくりしたから」「恋愛対象として見られるかを考える時間が欲しかったから」。“いい人だな・いい子だな”と思って仲良くしていたのに、相手に恋愛対象で見られていたのだ!と驚き、自分はそこまで考えていなかった……というギャップが原因です。
恋愛的な意識の差を感じつつも、そういうことならちょっと考えてみようと保留にされているので、人としては良い相手だと思っているということ。これからの関係の深め方でまだまだチャンスはあります。
2位は「今までの関係を壊したくなかったから」。友人・知人としていい関係を築いていたため、恋愛関係に発展することにまだ迷いがあるケースですね。
ちなみに男性の1位は「急なことでびっくりしたから」、2位は「恋愛対象として見られるかを考える時間が欲しかったから」、3位は「今までの関係を壊したくなかったから」という結果になりました。
女性の1位は「恋愛対象として見られるかを考える時間が欲しかったから」、2位は「急なことでびっくりしたから」、3位は「相手のことをよく知らないから」と、1位・2位が逆転する結果になっています。
一般的な傾向として、女性の方が好きになるのに時間がかかるタイプの人が多いそうです。男性はどちらかというと直感で「好き」。「女の子として好き」「この子は友達としていい子だな」という区分けを、瞬時に行うタイプが多いよう。女性にも直感タイプはもちろんいますが、3カ月、半年、一年かけて、じっくり相手のことを見定め、信頼できるかどうか確認して、ゆっくりと好きになっていく人が多いため、男女で恋愛関係になるまでのタイムラグが多少あるのかもしれません。
少しよくないパターンが考えられるのは、男性の3位に挙がっていた「今までの関係を壊したくなかったから」。もちろん、大切な友人としての関係を崩したくないという人もいますが、「恋人として付き合うほどではないけど、これからも気軽に遊びたい」と下心で返事を保留にしている人も。誠実さを感じない場合は、残念ながら諦めた方がよいケースです。
告白を保留にされた後のアプローチはどうする?
まず言えることは、保留にされた時点で「見込みは結構ある」ということ。告白を保留にされたときの対応方法としては、次の3つのポイントが大事になります。
1.返事をせかさずに相手のペースで回答を持ち続ける
告白している方は「好き」「付き合いたい」と思っているから告白したので、早く返事が欲しいと思ってしまいますよね。でも、返事をせかされると気持ちの温度差が大きすぎて、相手はすごく嫌になったり、もう断ろうと思ったりするので、決してせかさず回答を持ち続けることが大切です。
2.連絡は途切れさせず、ただし返事は聞かない
返事を待っている間、何もアクションを起こさないと忘れられてしまうし、「やっぱりその程度の気持ちだったんだ」と思われることも。LINEを送る、できれば会うなど、返事をもらうまでの間は連絡を途切れさせないようにしましょう。
ただし、いったん回答を相手のペースに任せているので、返事を聞く連絡ではなくあくまで日常会話で。世間話をしながら、日頃の連携をさりげなく取っていきましょう。連絡を取る中で誠実さをアピールするのはとても大事です。例えば、他愛もない連絡だったとしても、「今日も一日頑張ってね」「応援しているよ」など、相手のことをちゃんと好きなんだという誠実さを、ちょこちょこ伝えるのがおすすめです。
3.定期的に告白し続ける
一回告白して、それっきりになってしまうと、「思い付きで言ったのかな」「そんなもんか」と思われてしまうかもしれません。「どちらかが定期的に告白し続けて、根負けして、付き合って結婚した」なんて話を身近で聞いたことありませんか?半年や一年かけて好きになっていくタイプの人もいるので、告白の回数がアプローチの実績になると考えて、告白を積み重ねましょう。
告白の保留期間として、どれくらい待てばいい?
告白の保留期間というのは、本当に人それぞれで難しい問題です。
毎日~週5回程度連絡を取り合っている関係なら1カ月後、週に1回程度連絡を取っているなら3カ月後ぐらいを目安にしてみてください。遠慮しすぎて、1年後など間が空きすぎてしまうと、相手に好きな人や恋人ができちゃったなんてことも。あまり間を置きすぎないのがポイントです。
期間を決めるのが難しいなら、季節ごとのイベントに誘うのはいかがでしょう?クリスマス、バレンタイン、お花見、花火大会など、3カ月ごと、季節が変わるごとに会って雰囲気に合わせて話を聞いていくことで、自然に関係が発展していきそうです。
切り出し方は「告白の返事はどうなの?YES・NOで答えて!」みたいな感じだと、圧迫感を与えてしまいます。言い方は「本当に全然せかせるわけじゃないんだけど、この間、告白したじゃん。気持ちが固まったら教えてね」というふうに優しく誘導してあげると良いでしょう。
告白を保留されても「脈あり」に変わることはある!
アプローチを続けて連絡を途切れさせないでいると、相手もその連絡が楽しみになり、いつの間にか生活の一部になっていきます。そんな中で、告白の返事を聞かれたとき、「断ったら連絡が一切なくなるんだな」と思うと、おそらく相手は寂しい気持ちになるはず。断るということが相当大きな決断になるので、連絡が途切れず続いているなら、基本的には「脈あり」で付き合える可能性が高いと言えそうです。相手がもう嫌だと思っているならなら、徐々に返事が少なくなっていきます。
繰り返しますが、保留にされたのは「決定打がない」ということ。ただ、断られていないので、脈は0ではありません。返事をもらうまでの間に、アプローチをする時間をもらっている状況、チャンスの期間と捉えれば、可能性は十分にあります。
告白した時点では、相手からすると燃え上がるような恋愛相手として、ビビビ!という直感は持ってもらえなかった……それはもう仕方がないことです。でも、「超タイプ」「どストライク」ではないけれど、「保留にしたのに返事を待ってくれている人」として、安心や誠実さを感じて、支えてくれる人と思ってくれている可能性も考えられます。時間をかけて関係をつないでいるうちに安心して長く付き合える相手だと感じて、最終的にOKしてくれるというパターンは少なくないでしょう。
恋愛や結婚、男女のことは、本当にタイミングが大事。告白して保留にされたときは、もしかすると相手が仕事やプライベートが絶好調で、調子がいい時期かもしれません。他にも気になる人がいて、告白されているのかもしれません。総じて、調子がいいときというのは、自分の事を好きだと言ってくれる人に対して、あまり重点を置かず、無下にしてしまうタイミングであったりしますよね。状況が変わったとき、それでもずっと好きだと言ってくれる誠実な相手に、「やっぱりこの人だ」とOKの返事をしたり、パートナーになってほしいと相手から思ってもらえたりする可能性が高まることもあります。
恋愛はタイミングがとても重要なので、焦らずに、ベストなタイミングで付き合えるようにアクションすることが大事です。もし保留にされ続けて、結果うまくいかなかったとしても、そこまで真剣に相手と向き合った時間は無駄ではありません。
もし、一つの恋を終わらせて次は本気で婚活を始めようと考えている人には結婚相談所の利用もおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは「無料カウンセリング」を実施していますので、婚活に興味があれば活用してみてはいかがでしょうか。
取材・文/竹本紗梨
【監修】
田中絵音(たなか えのん)さん
一般社団法人日本合コン協会会長。恋愛アドバイザー。きき酒師。
数々の婚活イベントの運営に携わり、恋愛心理やコミュニケーション学に精通する。また1児の母でもある。著書に『こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)』(双葉社)など。
公式ブログ:https://ameblo.jp/enon0820/
Twitter:https://twitter.com/enon0820
TikTok:https://www.tiktok.com/@enon0820
Instagram:https://www.instagram.com/enon0820/
【データ出典】
マクロミルアンケート
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/11/22~2022/11/25
有効回答数:163人(男性)165人(女性)
(インターネットによる20~40代向け男女アンケート調査 調査機関:マクロミル)
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