- 相手に結婚願望がない
- 経済的な不安がある
- 結婚への障害がある
- 結婚後のイメージが持てない
- 子どもや住まいなど、将来のビジョンが違う
- 相手に結婚願望がない場合の対処法
- 経済的な不安がある場合の対処法
- 結婚への障害がある場合の対処法
- 結婚後のイメージが持てない場合の対処法
- 子どもや住まいなど、将来のビジョンが違う場合の対処法
- 1.価値観が合うか
- 2.違和感はないか
- 3.生活スタイルが合うか
- 4.話し合いができるか
- 5.お互いの家族を大切にできるか
- 6.相手と一緒にいる時の自分が好きか
- 7.楽しい結婚生活が想像できるか
- 8.お互いの生き方を尊重できるか
- 9.一生を共に歩む覚悟ができているか
- 10.相手を受け入れられるか
「この人と結婚して幸せになれるのかな」「このまま結婚しても大丈夫なのだろうか」恋人との結婚を意識し始めると、さまざまな思いや悩み、漠然とした不安が出てくる人もいるのではないでしょうか。今回は心理カウンセラーの竹内えつこさんに、恋人と結婚するか別れるかを迷う理由やその迷いを解消する方法を伺いました。相手と結婚して幸せになれるかどうかを見極めるポイントも紹介します。
恋人と結婚するか?別れるか?を迷う理由
恋人のことは大好きだけど、結婚を意識すると悩みや迷いが生じてくる人は少なくありません。
結婚という人生の大きな決断を前にすると、「本当にこの人でいいのか」「相手は結婚についてどう考えているのか」など考えることは自然なことです。では、どうして恋人と結婚するか別れるかという迷いが出てくるのでしょうか。
相手に結婚願望がない
相手に結婚願望がない場合、このまま相手が結婚したいと思うまで待つか、それとも今すぐに別れるか迷うことがあります。
早く結婚をしたければ、相手の気持ちがいつ変わるのか見えず、別れを意識することもあるでしょう。また、「将来的には」「仕事が落ち着いたら」などと言われると、なかなか別れる踏ん切りがつかないこともあるでしょう。
経済的な不安がある
一般的に、結婚して共働きをした場合、経済的には比較的余裕が生まれることもありますが、何らかの事情で結婚しても経済的に不安だと分かっている場合は、結婚するかどうするか迷うところでしょう。
将来的に子どもを育てたいなどの希望があると、収入から目を背けることはできません。
結婚への障害がある
相手や自分に結婚への障害となる問題があると、結婚するか別れるか迷います。
例えば、借金がある、家族の問題を抱えている、家業の継承などが当てはまる可能性があります。乗り越える障害が大きければ大きいほど結婚するか別れるか悩んでしまうでしょう。
結婚後のイメージが持てない
現時点ではお付き合いをしていても、ふたりがずっと一緒に暮らしていくこと、一緒に年を重ねていくイメージが持てないと「このまま結婚してよいのか」と考えてしまいます。
前に浮気をされた経験があり、生涯のパートナーとして相手を信頼できず、不安を感じて迷うケースもあるでしょう。
子どもや住まいなど、将来のビジョンが違う
結婚したらどこに住むか、子どもは欲しいか、親と同居するかなど、相手と自分の将来のビジョンが異なっていると、結婚に対して前向きに考えることができず、別れを意識することもあります。
結婚するか別れるか、迷った時の対処法
恋人と結婚するか別れるかは、すぐに結論を出せるような簡単な問題ではありません。では、どうすれば答えを出すことができるのでしょうか。ここでは迷いに対しての対処法を紹介します。
相手に結婚願望がない場合の対処法
結婚願望がない相手を待っているだけでは問題解決にはなりません。まずは「自分はあなたと結婚したい」という願望と「いつまでに結婚したい」という希望を、相手に伝えるところから始めましょう。そして、相手の返答次第でこのまま待つか、結婚に向かっていくか決めるとよいでしょう。
相手が結婚に対して良いイメージを持っていない場合は、結婚にポジティブなイメージを持てるように導いてみるのも一案です。「結婚したら毎日一緒にご飯が食べられるのっていいよね」「一緒に住んだらふたりでゲームたくさんできていいよね」のように、楽しいビジョンを共有してみるのもおすすめです。
経済的な不安がある場合の対処法
経済的な不安がある場合は自分と相手の経済状況を見直すところから始めましょう。
お互いの年収や貯蓄などを把握していない場合、公開し合うことも不安解消の一歩になります。資産状況を把握し合うことで、今後何をしていけばよいのかを話すことができるからです。
ファイナンシャルプランナーなどに家計管理やライフプランを相談してみるのもおすすめです。
結婚への障害がある場合の対処法
この対処法としては、お互いが納得するまで話し合うことが大切です。
結婚への障害となる問題を自分や相手が受け入れられるものなのか、その障害は将来的に解決できるものなのか、障害をふたりで乗り越えて結婚したいと思うのかなど、いろんな面から話し合いを重ねましょう。
結婚後のイメージが持てない場合の対処法
相手と一緒に生活するイメージが持てない場合、結婚して幸せに生活している友人夫婦の話を聞いてイメージを膨らませたり、週末だけ同棲してみて結婚後の生活を擬似体験してみるとよいでしょう。
相手を信頼できない、不安がある場合は、自分の気持ちをもう一度見直してみることが重要です。「本当にこの人と結婚したいのか」「無理して結婚しようとしていないだろうか?」と、自分の心に聞いてみましょう。
子どもや住まいなど、将来のビジョンが違う場合の対処法
将来のビジョンが相手と異なる場合も正直に話し合うことが大切です。
「結婚したら話が違った」ということが起きないように、自分の譲れないポイントを相手に伝えること、また相手の希望を受け入れられるかどうか考えてみましょう。
結婚して幸せになれる?10の見極めポイント
結婚するか別れるか迷う理由が解消されたとしても「この人と結婚して幸せになれるのか」と不安が残ることもあるでしょう。ここでは、恋人と結婚して幸せになれるかどうかを見極める10個のポイントを紹介します。
1.価値観が合うか
結婚するに当たって、価値観が合うかどうかは非常に重要な見極めポイントです。
価値観とは、人生における考え方や基準となるもので、結婚観や家族観、お金の使い方、仕事に対する考え方などさまざまなものに影響してきます。
必ずしも全ての価値観が合う必要はありません。価値観の違いがあるからこそ刺激や魅力を感じてうまくいくカップルもいます。ただ、価値観の違いによって違和感があれば、結婚するかどうか一度立ち止まって考えてもよいでしょう。
一方で、いろいろな価値観が合う相手とは一緒にいて気楽だと感じられるので、将来の結婚生活が良好に進む可能性が高いでしょう。
2.違和感はないか
例えば、「たまに見下されているように感じる」「向こうが悪くても謝らない」「約束を守らない」など、お付き合いしている時に何か違和感がある場合、その違和感は結婚後さらに顕著に現れる可能性が高いです。
違和感があれば、誰かに相談してみて客観的な意見をもらいましょう。
3.生活スタイルが合うか
起床や就寝、食事など一日のスケジュール、休日の過ごし方など生活スタイルが合うかどうかも大切です。例えば、平日休みと土日休み、朝型と夜型など、ふたりの生活スタイルが合わない場合、お互いのストレスになることが考えられます。
職業上生活スタイルを合わせることが難しい場合は、「その分いつふたりの時間をつくるのか」など、話し合う機会をつくりましょう。
4.話し合いができるか
結婚するか別れるか迷っている時は、ふたりで話し合うことが大切になりますが、結婚生活でも話し合いが重要になる場面が何度もやってきます。
もし現時点で話し合いがうまくできなければ、結婚してからも話し合いがスムーズにいかないことで何か支障が出てくる可能性が考えられます。
5.お互いの家族を大切にできるか
結婚したら相手の家族との関係性が生まれます。お互いの家族を大切に考えられるかどうかは大切なことです。
お互いの家族と会う機会を設け、相手が自分の家族に対してどう接していたか、自分は相手の家族にどんな印象を抱いたのかを思い出してみるとよいでしょう。
6.相手と一緒にいる時の自分が好きか
相手と一緒にいる時の自分が好きかどうか、無理していないかは大切な見極めポイントになります。
結婚生活は長く続きます。無理して相手に合わせても幸せにはなれません。自分らしく自然体で過ごせる関係かどうか考えてみましょう。
7.楽しい結婚生活が想像できるか
相手との結婚生活を想像した時にポジティブなイメージが浮かぶか、それともネガティブなイメージや不安が浮かぶかは幸せな結婚ができるかどうかもポイントのひとつです。
ネガティブなイメージや不安が浮かぶようなら、その問題を乗り越えることが先決です。
8.お互いの生き方を尊重できるか
お互いの目標や生き方などを尊重できるかどうかもポイントです。常にお互いの味方でい続けるためには、相手のことを尊重してお互いを応援できる関係が夫婦として望ましい関係です。
どちらかが相手に合わせることを強いられる関係は心地よい関係とはいえません。「気持ちに寄り添ってもらえていない」「いつも自分中心だ」と感じるのなら、一度結婚を考え直してもよいかもしれません。
9.一生を共に歩む覚悟ができているか
結婚はお互いがこれから先の長い人生を一緒に歩んでいくということです。お互いに結婚することへの覚悟ができているかを考えてみましょう。
熱量や覚悟が大きく違うと、後々で夫婦生活に対する考え方や、物事の優先順位など、食い違いが生まれる可能性があります。
10.相手を受け入れられるか
価値観や考え方、生活スタイルなど自分と全く同じ人間はいません。自分と違う点を受け入れられるかは大切な見極めポイントです。
「そんな考え方もあるんだ!」と、お互いに違いがあることを楽しめるようになるのが理想的です。
一度立ち止まって考え、話し合うことで解決策が見えてくるはず
結婚するか別れるかどうか、その答えはすぐに出てくるものではありません。人生の中での大きな決断になるので、迷った時は一度立ち止まって、自分はどうしたいのかゆっくり考える時間が必要です。
1人で抱え込んでしまうとつらくなるかもしれないので、信頼できる友人や家族に相談するのもよいでしょう。そして、最終的にはふたりで将来のことを真剣に話し合うことが大切です。結婚するとしても別れるとしても、あなたが幸せだと思う道を納得して決めるようにしましょう。
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取材・文/NANA
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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