- 1位.性格の違い(36.2%)
- 2位.価値観の違い(34.0%)
- 3位.生活習慣(27.7%)
- 4位.外見の好み(25.5%)
- 5位.家事のスキル(23.4%)
- 5位.家族との付き合い方(23.4%)
- 1位.外見の好み(31.7%)
- 2位.仕事の雇用形態や収入(31.7%)
- 3位.価値観の違い(25.4%)
- 4位.性格の違い(23.8%)
- 5位.家事のスキル(17.5%)
- 将来設計が似ているかどうか
- 話し合えるかどうか
- 人柄が信頼できるかどうか
- 価値観や相性が合うかどうか
- 生活できる経済力があるか
未婚の男女に実施した、結婚相手に求める条件についてのアンケート調査では「安定した収入」「安定した職業」「長時間一緒に過ごすことが苦にならない」「相手の健康面」などの回答が多くありました(※)。でも実際には、条件に妥協せずに結婚した人たちはどのくらいいるのでしょうか?結婚相手への妥協についてもアンケート調査を行ったので、その内容を紹介します。また、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに、結婚相手に対して妥協してはいけないことや「思っていたのと違った!」とならないためのコツを教えていただきました。
※婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)
【DATA】結婚相手に対して妥協した?
既婚の男女208人にアンケートで「結婚を決めるにあたって結婚相手に対して妥協した点はありますか?」と質問をしたところ、次のような結果になりました。
Q.結婚を決めるにあたって結婚相手に対して妥協した点はありますか?
※データ出典:マクロミルアンケート
※データ出典:マクロミルアンケート
男性は半数以上の人が「妥協していない」と回答していますが、女性は半数以上の人が「妥協した」と回答しています。
結婚相手に対して妥協したこと【男性編】
もう少し詳しく見てみましょう。既婚男性が結婚相手に妥協した点の上位5位と、それがどのように結婚生活に影響しているかを紹介します。
1位.性格の違い(36.2%)
「自分は大ざっぱだが相手は細かい性格のため、しばしけんかの火種になっている」(28歳)
「彼女が物を散らかす性格だけど妥協して結婚。気にしすぎないようにしている」(29歳)
「性格の違いはあるけど自分が我慢すればいいと思った。でもストレスがたまる」(35歳)
「彼女は性格が細かい。結婚後は彼女に合わせて自分もそうなった」(27歳)
「相手が大ざっぱな性格なので、家事などは自分がすることが多い」(34歳)
「細かい」「大ざっぱ」程度の性格の違いを妥協したという男性が多くいました。結婚する前から「性格が違う」と相手を受け入れているので、あまり気にせずに我慢できるケースが多いようです。
2位.価値観の違い(34.0%)
「何でも新しい物を買うので、物が増えるのが気になる」(27歳)
「家計のやりくりで意見が異なったけど、お互い必要な物を優先することでけんかがなくなった」(27歳)
「妻がお金を気にせず使うので、自分が金銭管理をしている」(34歳)
「異性との付き合い方の考えが違うので、女友達になかなか会えなくなった」(28歳)
価値観の違いでは、金銭感覚の違いが気になるというコメントが多くありました。将来設計をする上で大切なことなので、擦り合わせたり自分が管理したりと工夫が必要かもしれません。
3位.生活習慣(27.7%)
「彼女が朝起きることができないので、朝食はおのおのにしている」(33歳)
「寝る時間が合わないので、生活リズムに違いが出ている」(33歳)
「何でも後回しにするタイプなので、やることが遅くなりがち」(27歳)
「掃除やゴミ出しの意識が異なるので、自分がやるようにしている」(29歳)
「仕事の休みがバラバラなので、休みを合わせて一緒に出かけるのが少し難しい」(34歳)
アンケートでは、「性格の違い」「価値観の違い」「生活習慣」など、共に暮らしていく上で必要になってくる相性を妥協していると回答した人が多くいました。「今は合わないけど一緒に暮らしていくうちに合っていくだろう」と考える傾向があるといえます。
4位.外見の好み(25.5%)
「おしゃれにあまり気にしない点に妥協したが、結婚したらそんなことは気にならなくなった」(29歳)
「ロングヘアが好きだったがショートヘアの女性と結婚。結婚生活には問題ない」(25歳)
「顔がタイプではなかった。正直見飽きてしまう」(29歳)
「結婚するなら可愛い子が良かったけど、実際の結婚生活には全く関係ない」(34歳)
外見の好みは妥協したが、結婚生活への影響はないという意見が多く見られました。
5位.家事のスキル(23.4%)
「料理が得意ではないので、外食が多い」(29歳)
「家事があまりできないが、今のところ特に問題はない」(28歳)
「掃除が苦手でサボりがちなので、気付いたら自分がやるようにしている」(35歳)
「大ざっぱな性格なので洗い物は自分がやるようにしている。それ以外は任せることで気になってはいない」(35歳)
「家事のやり方が気になっていたけど、教えながらやればその方法でやってくれた」(29歳)
「お互い得意なことをやる」「教える」など協力し合っている人が多く、大きな問題とはなっていないようです。
5位.家族との付き合い方(23.4%)
「自分の家族について意見を言ってくるので、嫁姑問題になりつつある」(27歳)
「親に結婚を反対されていたが、親よりも妻を選んだ。結婚生活は問題ないのでこれで良かったと思っている」(37歳)
「妻が家族の意見に流されやすいのが気になったけど、特に問題なく過ごしている」(34歳)
「彼女は気が利くタイプで、自分にもそれを求められた。親戚付き合いの帰りにはよく怒られてしまう」(27歳)
女性のアンケート結果では「家族との付き合い方」を妥協した人は少ないのに対し、男性のアンケートでは5位に挙がっています。気になることはあっても、大きな問題とは捉えていない意見が多く見られました。
※データ出典:マクロミルアンケート(複数回答可)
結婚相手に対して妥協したこと【女性編】
既婚女性にも結婚相手に妥協した点と、それがどのように結婚生活に影響しているかを聞きました。
1位.外見の好み(31.7%)
「顔がタイプではないが、見慣れると別に何も思わなくなった」(31歳)
「スマートなシュッとした人が好みだったが、夫の頼もしい感じの方が良いと思うようになった」(39歳)
「チャラチャラしたタイプが好きだったけど、真面目そうなタイプの夫と結婚。穏やかで頼りになるので何の問題もない」(39歳)
「外見が好みではないので、我慢している」(39歳)
「特別好みの外見というわけではないが、彼氏にしたい人と結婚したい人は別と考えて結婚を決めたので特に困ることはない」(29歳)
「外見の好み」が一番多い妥協点でした。男性のアンケート結果と比較すると、「性格の違い」「価値観の違い」「生活習慣」を妥協した人が少ないのが特徴です。女性はとても現実的に結婚生活を考え、相性や生活に関わる条件を重視しており、外見は結婚生活にあまり影響しないと判断していることがうかがえます。
2位.仕事の雇用形態や収入(31.7%)
「年収が少なかったが、人柄が良かったので我慢した。結婚生活に問題はない」(35歳)
「彼の収入が高くなかったので、その分自分の収入を上げるように努力した」(34歳)
「正社員ではなく安定した職業でもない。今のところ特に問題はないけど、老後が心配」(38歳)
「収入や経済面に心配があったが、好きだったので乗り越えていけると思った。でも、結婚後にお金のことでぶつかり、けんかすることが多くなった」(32歳)
「夫の年収が低いので、生活水準が低下した」(38歳)
男性よりも「仕事の雇用形態や収入」を妥協する人が多くいました。「もう少し収入が高い人の方が良かった」などと、元々の理想が高くて現実的なところで妥協したケースも考えられます。
アンケートでは、「結婚生活には大きな問題はない」というコメントがある一方で、「生活水準の低下や将来に対しては不満を抱えている」というコメントも見られました。
3位.価値観の違い(25.4%)
「お金に対する認識や感覚が合わず、イライラすることが多い」(37歳)
「仕事のやりがいを理解してもらえずけんかすることもあるが、気にしない」(27歳)
「彼は好きなものをすぐ買ってしまうので、出費ばかりで困る」(28歳)
「記念日に対する感覚が違うけど、私もあまり気にしなくなった。むしろ無駄な出費が減ってよい」(28歳)
「考え方が大きく違わなければそのままでいいと思った。特に困ることはない」(32歳)
「価値観の違い」も「仕事の雇用形態や収入」と同様、結婚生活において重視されています。収入を妥協すると不安を抱えることになり、金銭感覚を妥協するとイライラやけんかの原因になるようです。価値観が異なる方が夫婦の関係性に影響出る傾向が見られます。
4位.性格の違い(23.8%)
「パートナーが情緒的なコミュニケーションが苦手。共感してほしいときは親しい友人に話すようにしている」(32歳)
「細かい点や気になるポイントが違う。けんかはするけど言い合えるのでストレスはない」(28歳)
「趣味や好みが合わないので、それぞれ自分の時間を持つようにしている」(39歳)
「気が利かず、大ざっぱ。でも、多少家事を手抜きしても怒られないなどメリットを感じている」(29歳)
「根本的な性格が違うところがあると気になったが、他に好きなところがあったので妥協した。しかし、ささいな考え方のズレでぶつかることは多い」(32歳)
多少の性格の違いは受け入れる覚悟で妥協している人が多いようです。夫に改善を求めるのではなく、お互いがストレスにならないように工夫しているという回答が多く見られました。
5位.家事のスキル(17.5%)
「彼は家事が何もできないけど、私がやれば問題ない」(34歳)
「何もできないので、自分の負担が増えている」(28歳)
「大ざっぱな性格なので、私が家事をしていなくても気にしないでいてくれる」(25歳)
「自己流を通すので家事に時間がかかる。そのため自分の家事の負担は大きい」(39歳)
「生活スキルに乏しいが、教えればいいと思った。でも、やり方に不満があるので自分がやり直すことが多い」(32歳)
男性よりも「家事のスキル」を妥協する人が少ないのは、結婚条件としてあまり重視していない人が多いからだと言えそうです。夫の家事スキルを向上させるよりも「自分がやればいい」という対処をしているコメントも多く寄せられました。
※データ出典:マクロミルアンケート(複数回答可)
【DATA】妥協して結婚した結果、後悔している?
妥協して結婚した人に、後悔しているかどうかもアンケートで聞きました。男女それぞれ次のような結果になっています。
Q.妥協して結婚した結果、後悔する気持ちはありますか?
※データ出典:マクロミルアンケート
※データ出典:マクロミルアンケート
男女共に、半数以上は後悔していないとの回答ですが、後悔しているという人も2~3割ほどいます。どのような点で後悔しているのか、コメントを見てみましょう。
「性格が合わない。考え方がモラハラ気質でネガティブ思考なので、子どもに悪い影響を与えないか不安」(29歳/女性)
「夫が共働きを望んでいたが、仕事と家事育児を両立する中で私が体調を崩し退職。それから夫婦仲が悪化している」(29歳/女性)
「お金に対する考え方の違いは、けんかの火種になります」(28歳/男性)
「外見や服装が好みじゃないけど、変えてくれない。家事ができないから部屋が汚い。金銭感覚も合わず出費ばかりでイライラする。私も夫もお互いの親と合わないので、家族の仲が悪い」(28歳/女性)
「妻の浪費が激しいので生活に余裕がない。家事能力が低いので自分の負担が大きい。頻繁に実家に帰るので精神的な負担が増える」(38歳/男性)
結婚当初は妥協点も気にせずうまくやっていても、子育てが始まると性格や価値観の違いが気になり始めるようです。また、妥協点が多い人も、細かい不満が募り結婚生活にストレスを抱えているようなコメントでした。
結婚相手に対して妥協してはいけない5つのこと
理想の条件にぴったりで文句のない相手、というのは現実的に難しいところです。何かしら妥協し相手の個性を受け入れることも大切ですが、結婚するにあたって妥協しない方がいい重要なポイントを紹介します。
将来設計が似ているかどうか
共働きを続けるのか、将来子どもを持つのか、家事や育児の分担はどうするのか、住宅を購入するのかどうかなど、結婚したらどのような暮らしをイメージしているか将来設計を確認することは大切です。また、親の老後や介護に対する考えも確認しておけるとよいでしょう。
将来に対する考えの方向性が同じかどうか、譲れないポイントは何かなど、お互いに歩み寄りができないと将来別々の道を歩むことになる可能性もあります。
話し合えるかどうか
意見が違ったりけんかになったりしたときに、最終的に納得できるまできちんと話し会える相手であることも重要です。不機嫌になると黙り込んだり話し合いを拒否したりする相手だと、自分ばかりが歩み寄らなければならなくなり、我慢することも多くストレスがたまってしまいます。
お互い話し合って妥協点を見つけていく作業が一緒にできる相手だと、結婚生活は長く続きやすいでしょう。
人柄が信頼できるかどうか
真面目で誠実でうそをつかないなど、異性である前に人として信頼、信用できるかどうかもポイントです。結婚は“家族プロジェクト”という、人生で一番大きなプロジェクトをふたりで運用していかなければなりません。
その相手として信頼できるか。出産を希望する場合は特に、将来子どもの親としてふさわしい人かどうかも見極める必要があります。
価値観や相性が合うかどうか
道徳観念や金銭感覚、判断基準など、さまざまな価値観が合うかどうかも確認しましょう。表面的な癖や習慣などはお互いに修正できても、根本的な部分である価値観が合わないと結婚生活は不安定になってしまいます。
また、性格や生活リズム、食生活、性生活など、共に生活する上で必要な相性が合うかどうかも重要です。ここが合わないと一緒に過ごすのが苦痛になることもあるので、付き合いの段階で観察し、確認するようにしましょう。
生活できる経済力があるか
結婚は毎日続く日常であり、長く続く生活です。ある程度経済的な余裕がないと生活が苦しくなり、ふたりの仲もギスギスしてしまう可能性もあります。
経済的な余裕は心の余裕につながります。特に、借金があったりお金を無心してきたり、無計画にお金を散財したりなど、お金にルーズだと金銭感覚が合わずに苦労します。
安定した収入と将来性、金銭感覚は、冷静に判断するようにしましょう。
結婚前に話し合い、確認し合うことが大切!
結婚後に「思っていたのと違った!」とならないためには、ささいな違和感にふたをしないことです。相手を受け入れることも大切ですが、自分にとって譲れない条件を明確にして、そこにはこだわりを持ちましょう。
「結婚したらきっと変わってくれる」「親になったら変わるはず」などとは思わない方がいいです。相手の変化を期待して結婚すると、期待通りにいかなかったときに「思っていたのと違った!」ということになります。
ささいなことでも違和感を覚えたら、「どうしてそうするの?」「どう考えているの?」と聞いてみましょう。話し合い、歩み寄り、価値観を確認し合うことはお互いの将来にとって大切なことです。
理想に近い結婚相手に出会っていないなら、恋活や婚活に一歩踏み出してみるのも一案です。本格的に婚活をスタートするなら、結婚相談所を利用するのもおすすめです。結婚相談所では、プロによる第三者の視点に頼ることができます。妥協する点で悩んだときなどに相談すると、的確なアドバイスがもらえるはず!
ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中。詳しい婚活の流れやサービス内容を確認できるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
取材・文/仲西なほ子
【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」 幸せになるための最短ルート』(幻冬舎)、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』(総合法令出版)などがある。
公式サイト:https://sawaguchitamako.com/
【データ出典】
・婚活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/1/19~2024/1/20
有効回答数:208人(男性104人、女性104人)
(インターネットによる20~30代向け女性アンケート調査 調査機関:マクロミル)
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