恋愛相談した相手を好きになるのはなぜ？心理と理由を紹介

恋愛相談した相手を好きになったことはありませんか？そんな心理や理由について恋愛問題に強い心理カウンセラーの竹内えつこさんにお話を伺いました。異性から恋愛相談された人はどんなふうに感じるのか、また恋愛相談した相手に対して気持ちが動いた場合、その気持ちが本物なのかどうかを見極めるポイントも紹介。恋愛相談の相手に異性としてアプローチする方法も伝授しますので、参考にしてください。

異性に恋愛相談するうちに、相手を好きになる理由や心理について解説します。

相手を信頼するから

恋愛相談では、特にプライベートな話をします。自分の個人的な話ができる相手に対しては信頼感や安心感が生まれるので、いつの間にか聞いてくれる相手のことを好きになるかもしれません。

自分の味方だと感じるから

恋愛相談をすると、相談した相手が自分の味方になってくれることが多いはずです。時には恋愛相手や今の状況に対して一緒に怒ってくれるかもしれません。つらい状況のとき自分の味方になってくれる人に対して、好意が生まれるのは当然ともいえるでしょう。

寄り添ってもらえるから

自分の思いを打ち明けたときに、気持ちに寄り添ってもらえたり、弱い部分を受け入れてもらえたりすると嬉しいものです。自分を受け入れてくれる相手と一緒にいると安心できるので、そこから恋愛感情が芽生えることもあります。

相手の良さが分かるから

恋愛相談するときには自分の気持ちだけでなく、相手の話を聞くこともあるでしょう。相手のことをよく知るうちに、相手の良さが分かってくる可能性もあり、今の恋愛相手と比べて、相談相手の方がよく見えたりすることもあるかもしれません。

自分の本音を話せるから

恋愛相談では自分の気持ちを相手に聞いてもらう場面が多くあります。自分の正直な気持ちや本音を話すことができる相手に対して、信頼感が膨らんでいくかもしれません。また偽らずに正直な自分でいられる関係性が心地よく感じられるので、好意につながりやすいでしょう。

異性から恋愛相談を受けた人はどのように感じているのでしょうか？相手に異性として好意を感じているかどうかで内容が異なりますので、分けて解説します。

相手に対して異性として好意がある場合

＊「自分にチャンスがあるかも？」と期待する
異性として意識している相手から恋愛相談をされると、「恋人とうまくいっていないのなら、自分にもチャンスがあるかも？」「相談を機に自分をもっとよく知ってもらえる」という期待も生まれます。

＊相手と近づけて嬉しい
恋愛相談を受けるということは、相手と一緒に過ごす時間が増えたり、コミュニケーションが増えたりするということです。そのため、相手と近づけて嬉しいと感じるでしょう。

＊自分は恋愛対象外なのだとガッカリする
恋愛相談をされるということは、「自分は相手から恋愛対象としては見てもらえていないんだ」と思ってしまう可能性もあります。「相談される＝脈なし」だと思ってガッカリするかもしれません。

相手に対して異性としての好意がない場合

信頼してもらえて嬉しい
プライベートなことを相談されるということは、「友人・知人として自分は信頼されているんだ」と喜びを感じるかもしれません。その場合、「相手からの信頼にできるだけ応えよう！応援しよう！」などといった気持ちが生まれるでしょう。

「相手の役に立ちたい！」と思う
「せっかく自分に相談してくれたのだから、友人・知人として相談してくれた相手の役に立ちたい！」と考える人もいます。異性にしか分からない気持ちを教えてあげたり、効果的なアプローチ方法を異性の視点から教えてあげたりするかもしれません。

恋愛相談相手に対して心が動いた場合、その気持ちが本物かどうかを見極めるポイントを紹介します。

軽くスキンシップしてみる

相手の手に触れるなど、軽いスキンシップをしてみましょう。相手に対して恋愛感情があるのなら、ドキドキしたり、幸せな気持ちを感じたりするでしょう。

距離を置いてみる

自分の気持ちが恋愛なのか友情なのか判断できないときは、一度、距離を置いて今の恋愛相手と向き合ってみるのも良いでしょう。しばらく会わないことで、相手の存在が自分にとってどれくらい重要なのかを知ることができると思います。

相手を自分の恋人と仮定して見てみる

「今までは友人だったのに、相談相手に対して恋愛感情を持っているかも？」と感じたときは、相手を自分の恋人だと仮定して観察してみましょう。友人としては許容できても恋人としては許容できない部分が見えてくるかもしれません。また逆に、恋人として見てみることで相手に対してより魅力を感じたなら、本当に好きになったといえるでしょう。

肉体関係を想像できるか？

恋愛と友情は、どちらも信頼をベースにしていますが、そこに性的な欲求があるかないかが大きな違いです。相手との肉体関係を想像したときにどんな気持ちがするかによって、自分の気持ちが恋愛なのか友情なのかを見極めることができます。

相談相手を好きになってしまった場合に、異性としてアプローチする方法を紹介します。

恋を終わらせたことを知らせる

相談相手に異性としてアプローチするためには、まずは今の恋愛相手との関係を終わらせることが大切です。そして相談相手に対して、「今まで相談に乗ってくれてありがとう。彼／彼女とは別れることにしたよ」などと伝えることが最初のステップです。

相手を異性として扱う

相手に対する接し方を今までの友人への接し方から異性に対する接し方に変えてみましょう。女性なら、男性の相談相手に頼ってみたり、甘えてみたりするのもおすすめです。また男性なら、女性の相談相手に対してさりげなく寄り添ってリードしたり、エスコートしたりするといいでしょう。

異性として相手を褒める

「◯◯なところがカッコいい」「◯◯なところが可愛い」など、相手を異性として褒めることも効果的です。相手の魅力的なところを言葉にして伝えることで、相手を異性として意識していることに気付いてもらえるかもしれません。

気持ちを正直に打ち明ける

「恋愛相談しているうちに好きになってしまった」ということを相手に対してストレートに打ち明けてみるのも良いでしょう。ただし、相手の返事次第では、もう今までのように気軽に会えなくなる可能性もあることを覚悟して伝えましょう。

恋愛相談をしているうちに、相談相手と親しくなって好きになるというのは往々にしてあることです。でもそれは恋愛で傷ついている自分に相談相手が優しくしてくれたから、「好きになった」と勘違いしているだけかもしれません。
心が弱っているときは気持ちが不安定になっているので、つい優しくされると気持ちが流れてしまうこともありがちです。ですから、すぐに恋愛感情と決め付けてしまうのはやめましょう。

恋愛相手と相談相手をてんびんにかけるのではなく、まずは今の恋愛相手との関係をはっきりさせてから相談相手との関係について考えることをおすすめします。相談相手は元々あなたにとって大切な友人・知人のはずです。
その関係を自分から壊したり、相談相手を傷つけたりしないよう注意して行動することが大切です。

相談相手への思いが恋愛とは違うことがはっきりし、新しい出会いを求めたくなったら婚活を始めてみるのもおすすめです。結婚相談所では婚活のプロによるサポートを受けながら、いろいろな人との出会いを楽しむことができるでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを受けられるので、興味のある人は試してみてはいかがでしょうか。

取材・文／Jun

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦関係・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/