恋愛相談をする男性とは？してくる心理、異性に相談してもいいのか解説

恋愛の悩みを異性に対してするのはどんな気持ちからでしょうか？恋愛やパートナーシップの相談に強い心理カウンセラーの竹内えつこさんにお話を伺いました。恋愛相談する異性の心理として、男性が女性にする場合と、女性が男性にする場合に分けて解説します。また恋愛相談相手に向いている人や向いていない人の特徴、恋愛相談するときの注意点なども伺い、恋愛相談してくる異性と恋仲になれるかどうかも聞いてみました。恋愛相談についての疑問やモヤモヤが解決してすっきりできるようぜひ参考にしてください。

異性に恋愛相談する心理は、男女それぞれ違っています。男女別にその心理を紹介します。

女性に恋愛相談する男性の心理とは

同性には相談しづらい
男性は女性のように同性に恋愛相談をすることはあまりありません。プライドもあり、同性に恋愛相談するのは恥ずかしいと感じる傾向があるので、異性である女性に恋愛相談をすることもあるでしょう。

相手を信頼している
「異性だから……」と言うよりも、相談相手の女性を人として信頼したり、尊敬したりしているから、恋愛相談の相手として選んでいる可能性もあります。純粋に相談相手から役に立つ意見やアドバイスを聞きたいと思っていると言えるでしょう。

実は相手に興味がある
恋愛相談という形をとってはいるものの、実は相談相手の女性に恋愛対象として興味があるということも考えられます。その場合は好きな相手の情報をオープンに話すことができないので、「○○さんだったらどうしてほしい？」などと質問して、相談相手の好みや思考・行動パターンを聞き出そうとするでしょう。

男性に恋愛相談する女性の心理とは

男性心理を知りたい
女性は基本的に同性に恋愛相談をすることが多いです。あえて男性に恋愛相談をする場合は、男性心理を知りたいと思っているからです。好きな相手の言動の意味を、他の男性に教えてほしいと思って相談しています。

次の彼氏候補として意識している
恋愛相談の中でも、彼氏とうまくいっていないことを他の男性に相談するのは、次の彼氏候補として相手を意識しているからです。「優しい言葉をかけてほしい、慰めてほしい」などと思っていて、相談相手との距離を縮めたいと感じています。

恋愛相談の相手に向いているのはどんな人でしょうか？男女別に主な特徴を解説します。

恋愛相談相手に向いている男性の特徴

聞き上手
女性は話をしたとき、相手に共感を求める傾向があります。相談という形を取っていても、「実は話を聞いてほしいだけ……」ということもあるでしょう。そのため、共感力がある男性の方が相談相手として向いています。

異性だと感じさせない/お互いに異性として意識していない
女性が恋愛相談をするのは主に同性に対してです。ですから異性を感じさせない男性や、お互いに恋愛感情を抱かない関係でいられる男性は、相談相手に向いています。

結婚している/パートナーがいる
結婚していたり、長く付き合っているパートナーがいたりする人は、恋愛経験者として恋愛相談の相手に向いています。特に精神的に安定し、心に余裕があるように見える男性には、いろいろ相談に乗ってもらえそうな気がするので、恋愛の悩みを打ち明けたくなる女性も多いでしょう。

恋愛相談相手に向いている女性の特徴

恋愛経験が豊富
恋愛経験が豊富な女性は恋愛相談相手に向いています。自分の経験から女性への効果的なアプローチ方法、ケンカやトラブルの対処法や、男性には理解しにくい女ゴコロを教えてあげられるからです。

理論的な女性
男性は悩みを打ち明けるとき、共感よりも具体的なアドバイスを求める傾向があります。そのため理論的で具体的なアドバイスができる女性の方が相談相手として向いています。

恋愛相談に向いていないのはどんなタイプの人でしょうか？男女別に特徴を紹介します。

恋愛相談相手に向いてない男性の特徴

相談者に恋愛感情を持っている
相談者の女性に対して恋愛感情を持っている男性に、恋愛相談をするのはおすすめできません。相談すると優しくしてくれたり慰めたりしてくれるでしょうが、今の彼氏との関係を良くしたい場合には避けるべき相手です。かえって彼氏との関係が壊れたり、悪い方向に向かったりしかねないからです。

恋愛経験が豊富で女好き
恋愛経験が豊富で女好きな男性は、恋愛相談をする相手としては向いていません。相談に乗りつつ、「あわよくば……」という下心を持っている可能性もあるからです。女性の弱っている心に付け込む隙を与えないように注意が必要です。

恋愛経験が少ない
恋愛経験が少ない男性は、恋愛相談をする相手としては適していません。女性の恋愛の悩みに対して具体的なアドバイスをすることができないので、相談者の女性はイライラしてしまうでしょう。

恋愛相談相手に向いていない女性の特徴

男勝りでサバサバしている
考え方が明解でサバサバしている女性は、男性から見ると相談しやすいかもしれませんが、恋愛相談相手としては向いていません。「そんなの気にしなくていいじゃん！」「他にもいい女性がいるって！」などと男性の相談を真面目に聞かなかったり、笑われてしまったりする可能性もあるでしょう。

自分のことを話したいタイプ
恋愛相談を持ちかけても、「私の場合は……」と自分の話題にすり替えてしまう女性は、相談相手としては向いていません。人の話を聞くよりも自分のことを話したいタイプなので、相談しても消化不良に感じてモヤモヤしてしまうでしょう。

恋愛相談を異性にする場合、注意してほしいことを紹介します。

相談したいのか？話を聞いてほしいのか？

まず、相手に何を相談したいのかを自分自身に問いかけてみましょう。相手からの具体的なアドバイスが欲しいのでしょうか？異性の心理を教えてほしいのでしょうか？話を聞いて共感してほしいのでしょうか？自分が何を求めているのかを考え、その目的に合わせて相談相手を選ぶことが大切です。

弱さに付け込まれないようにする

恋愛相談をするときは自分の弱い部分を相手に見せることになります。相手が自分に恋愛感情を持っていると、そこに付け込まれる可能性があるので注意が必要です。相談の目的は、あくまでも自分の恋人や好きな人とうまくいくことです。「相談相手が優しくして、慰めてくれたから」「親身になってくれたから」などといった一時的な感情から、相談相手にほだされて思わぬ関係に引き込まれないよう気を付けましょう。

相手が信頼できるか見極める

相談相手が信頼できる人かどうかの見極めも大切です。共通の知人や恋人、好きな人に対して相談した内容を決して話したり漏らしたりしない人を選びましょう。口の軽い人や、後々、からかったり笑い話にしたりしそうな人を誤って選ばないよう注意してください。

ところで恋愛相談してくる異性とは恋仲になれるのでしょうか？答えは、「YES」です。ただし、そのためには長期的な視野を持って、焦らずに、相手の信頼を得ていくことが大切です。

「恋人とうまくいっていない」という相談を受けると、「自分にも異性としてチャンスがあるかも？」と浮足立ってしまうこともあるでしょう。そのときは気持ちを落ち着けて、相手と適度な距離を保ちながら相談相手の役割に徹することを心がけましょう。

相談されたことに真剣に答える人や、相手の気持ちに立った言葉をかけることができる人は、「誠実で思いやりがあって、頼りになる人」として相手の信頼を得ていくはずです。やがて、「心を開いて何でも話せる人」「なくてはならない存在」になっていく可能性もあるでしょう。また相談相手が今の恋人と別れたときに、あなたの存在を思い出して連絡をしてくるかもしれません。そんなときに恋愛のチャンスが生まれるでしょう。

異性に恋愛相談をすることで、異性の心理を知ることができたり、違った視点でのアドバイスをもらえたりすることもあります。異性に相談することで、恋愛の悩みやモヤモヤが解消し、すっきりした気持ちで毎日を送れるようになるかもしれません。そのためにも、相談相手は人として信頼できる人を選ぶことが大事です。また恋愛相談をしてくる人の中には、相談相手に対して下心を持っている人もいますので見極めが必要です。相手の気持ちに寄り添いつつ、常に冷静な目を保つことも忘れないようにしましょう。

真剣に長続きする恋愛がしたいなら、新たな出会いを求めて結婚相談所を選ぶのもいいでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターによる親身なサポートが受けられます。興味のある人は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか？

取材・文／Jun

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦関係・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/