効果的な好意の伝え方は？LINE・会話・行動をそれぞれ紹介

婚活中には、「気になる相手への好意の伝え方がよく分からない」と、迷ってしまうことも多いかもしれません。上手く好意を伝えられるかどうかで、よいお付き合いに発展させられるかどうかも決まってきます。効果的に好意を伝えるためにはどうすればよいのでしょうか。

効果的な好意の伝え方について、異性間コミュニケーション協会の理事佐藤律子さんにお話を伺いました。「告白」と「好意を伝える」ことの違いや、好意を伝えるときに気を付けたいことのほか、「LINE編」「会話編」「行動編」に分けて、効果的に好意を伝えるための具体例もご紹介します。

「好きという気持ちを伝える」と聞と、告白することを思いつく人も多いかもしれません。

ところが、「あなたのことが好きです」や「付き合ってください」という告白は、告白された側にとって選択肢は、受け入れるか、断るかの2通りしかありません。告白するタイミングによっては、そのあとのお付き合いが気まずくなったり、続かなくなったりする可能性もあるのです。

よいお付き合いに発展させるためには、告白する前に、「あなたのことが気になっている」と好意を伝えるステップを踏むことを大切にしましょう。

上手く好意を伝えることができれば、相手にも恋愛感情を持ってもらいやすくなります。このあとご紹介する効果的に好意を伝えるためのポイントをぜひ参考にしてください。

効果的に好意を伝えるためには、避けたほうがよい言動もあります。まずは、好意を伝えるときに気を付けたいポイントを確認してみましょう。

直接的な言葉は避ける

相手の気持ちの準備ができていないうちに、「好き」「付き合って」とストレートに伝えてしまうと、気まずい雰囲気になったり、距離を置きたいと思われてしまったりする可能性もあります。

直接的な言葉は避け、さりげなく好意を伝えることから始めるのがおすすめです。

しつこくしない

好意を伝えるのも、度が過ぎると「しつこい」「くどい」と思われてしまいかねません。相手に不快感を抱かせてしまっては逆効果です。

相手の反応をよくみて、しつこくなりすぎないよう気を付けましょう。

仲良くなりすぎない

デートを重ねて仲良くなれたと思っても、友達感覚のままでは次の関係にステップアップしにくくなってしまうことがあります。

友達のように仲良くなりすぎないことを意識して、自分の好意を伝えられれば、相手にも恋愛感情を抱いてもらいやすくなるでしょう。

婚活中も大切なコミュニケーションツールの一つになるLINE。効果的に好意を伝えるための、LINEで使える具体例をご紹介します。

褒め言葉を盛り込む

人はささいなことでも褒められると、「自分のことを理解してくれている」とうれしく感じるものです。LINEやメッセージのやりとりでも、褒め言葉を意識して使うことで、さりげなく好意を伝えることができます。

まずは、「今日の服装、とても似合っていた」「今の髪型、かっこいいです」と容姿やファッションをサラっと褒めるだけでも効果的です。

デートを重ねて人となりが分かってきたら、趣味や仕事でがんばっていることやデートのときの行動、性格、考え方などについて、「素敵な考え方だと思う」「がんばっていてすごいね」などと伝えてみてください。

「また明日連絡していい？」と聞く

LINEやメッセージで楽しくやりとりができたと感じたら、「明日また連絡してもいい？」と聞いてみるのも、好意が伝わる一つの方法です。

「また明日連絡していい？」と聞くことで、「あなたとのLINEのやりとりが楽しかった」「すぐにまた連絡したい」という気持ちを伝えることができます。

「今度一緒に行こう」と誘う

次に会う予定を立てようとすることで、「また会いたい」「もっと一緒にいたい」という好意を伝えることができます。

直接、顔を合わせて誘うのは恥ずかしくても、LINEやメッセージなら気軽に声をかけやすいですよね。

好きなカフェや趣味でよく行く場所などがやりとりの中に出てきたら、「今度一緒に行こう」「今度連れてって」と誘ってみましょう。

直接会って話しているときは、自分の気持ちをさりげなく言葉にすることが大切です。

会話の中で効果的に好意を伝えることができる具体例をご紹介しますので、どんな気持ちを言葉にすればいいのか、ぜひ参考にしてください。

「あなたみたいな人が恋人になってくれたらなぁ」

「あなたと付き合いたい」と伝えると、答えはイエスかノーかになってしまいますが、「あなたみたいな人が恋人になってくれたらなぁ」という会話なら、さりげない感じでありつつ強く好意を伝えることができます。

相手も同じ気持ちなら、これからのふたりについて会話が弾むでしょう。

「あなたと一緒にいると落ち着く」

特に結婚を前向きに考えている同士なら、「落ち着く」「安心する」という感覚は大切なものです。

一緒にいるとリラックスできる、安心できるという感覚があるなら、「あなたと一緒にいると落ち着く」とぜひ言葉にしてください。

「もっと一緒にいたい」「帰りたくない」

「もっと一緒にいたい」「帰りたくない」という言葉を口にすることで、「デートが楽しかった」「まだ一緒にいたい」という気持ちが伝わります。

デートの帰り際にこんなひと言を添えるのも、効果的な好意の伝え方の一つです。

LINEや会話以外に、ちょっとしたしぐさや行動にも好意は表れます。最後に、効果的に好意を伝えることができる行動についてご紹介します。

自分から質問する

単純に話しかける回数を増やすだけでも、「興味を持ってくれているのかな」と思ってもらえる可能性が高まります。

デートでも、出身地や趣味、仕事のことなど、こちらから積極的に質問することで、「あなたに興味がある」と伝えることができます。デートの前は、聞きたいことを事前に整理しておくのもおすすめです。

相手を真っすぐ見る

ふたりで話しているときは、できるだけ相手を真っすぐ見て、やや前のめり気味に、「あなたの話を聞きたい」という気持ちを姿勢で表しましょう。

「あなたに興味がある」と態度で示すことで、さりげなく好意が伝わります。

さりげないボディタッチ

不意に体が触れると誰でもドキッとしてしまいますよね。気になる相手からならなおさらです。さりげないボディタッチも、効果的な好意の伝え方の一つです。

会話をしていて共感したときに「そうだよね」と軽く肩に触れる、ドアを通るときにエスコートするように軽く腰に手を添えるなど、ベタベタしすぎない、さりげないボディタッチを心がけましょう。

「告白」と「好意を伝える」ことの違いや、好意を伝えるときに気を付けたいことのほか、効果的に好意を伝えるための具体例もご紹介しました。

気になる相手とよいお付き合いに発展させるためには、好意の伝え方が大切なポイントの一つです。いきなりストレートに気持ちをぶつけるよりも、さりげなく好意を伝えるステップを踏むことで、ふたりの関係もよりよい形にステップアップできるでしょう。

結婚を前向きに考えていて、デートやお見合いに悩みがあるなら、結婚相談所に相談するのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントなら、リーズナブルな料金体系ながら、丁寧なカウンセリングを受けることができ、婚活や結婚に関するお悩みも相談できます。まずは、気軽に受けられる無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

取材・文／相川聡子

【監修】
佐藤律子(さとうりつこ)さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会理事長、婚活のスペシャリスト。1972年宮城県生まれ。OLからウエディングプランナーへ転職し、仙台初のレストランウエディング事業で驚異的な売上げを達成。婚活イベント、ウエディング事業を通して1000組以上を結婚に導いた経験から、2016年一般社団法人異性間コミュニケーション協会を設立。認定講師は全国に100名以上在籍。自治体の婚活イベント、企業研修と講師業を中心に活躍している。著書に『ジェンダーレス時代の男の子女の子の育て方』(秀和システム)、『夫を変える！魔法の言い方』(自由国民社)、『理屈で動く男と感情で動く女のもっとわかり合える会話術』『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』(共に、かんき出版)など。『乃木坂工事中』(テレビ東京)、情報番組『グッディ』(フジテレビ系列)など、テレビ番組の監修・出演も多数。