好きな人へのアプローチ方法！やるべきこと、NG行動を紹介

好きな人ができたら、誰しも「いつかは両想いになりたい」と思うはず。それまでのふたりの関係性もありますが、お互いにお互いをよく知らない状況から「両想い」へと至るまでには、いったいどんなステップを踏むのがベストなのでしょうか。ここでは好きな人ができたときに「次なる一歩」をどう進めるべきか、心理カウンセラーの竹内えつこさんに話を伺いました。

気になる人が現れたときに、まずはどんなことを確認すべきでしょうか。以下で3つのポイントを紹介していきます。

1.パートナーがいないかどうか

最初に確認すべきなのが「パートナーの有無」です。仮にパートナーがいる相手と関係を進めた場合、その先には必ずトラブルが待っています。加えて相手が「既婚者」だった場合、一歩間違えれば不倫問題に発展する場合も。まずは関係を進める前にしっかりと確認しておきましょう。
ここで問題となるのが、相手にパートナーの存在を隠されていた場合です。不安なときは「パートナーの有無」だけでなく「土日にも会えるか」「夜に連絡が取れるか」なども、併せて確認しておくと良いでしょう。

2.連絡先を教えてくれるかどうか

例えばマッチングアプリで出会った相手が「アプリ内でしかメッセージがやりとりできない」「連絡先を教えてくれない」という場合、パートナーの有無以外にも重大な隠し事をしているかもしれません。特に本名や職業、経歴を隠そうとする人は、何らかの事情を抱えている可能性があります。まずは相手の情報が信頼できるものなのかどうかを、しっかりと見極めることが大切です。

3.離婚歴や子どもの有無

「離婚歴がある」「子どもがいる」こと自体は決して悪いことではありません。しかし付き合った後に「実は離婚歴があって」「子どもがいて」とカミングアウトされた場合、心の準備ができずパニックに陥ってしまうかもしれません。また離婚歴や子どもの存在は、慰謝料や養育費など、経済面で苦労を抱えている可能性をはらんでいます。まずはこの点を確認し、それでもなお交際できるか否かを判断した上で関係を進めていくといいでしょう。

好きな人には、自分に対しても同様に好意を抱いてほしいと願うもの。ステップを進める前に、まずは相手の前で「おすすめできない行動」について、胸に留めておきましょう。

しつこく連絡する

SNSでのメッセージ連投や、時間を考えず頻繁に電話することは避けましょう。自分の気持ちが盛り上がっていると、つい客観的な視点を欠きがちですが、まずは相手の都合を考えることを忘れずに。頻度の加減がわからない場合は、相手の返信ペースを観察してそれに合わせましょう。
特に「お酒に酔っているときに、勢いで連絡を取りがち」という自覚のある人は「連絡は一晩置いてから」をモットーにしましょう。

外見やスペックばかりを褒める

アプローチの際に外見やスペックばかりを褒められると、相手は「中身を評価してもらえない」と感じてしまいます。もちろん相手の外見やスペックに魅力を感じている面もあるかもしれませんが、褒めるときは相手の内面に言及することを意識しましょう。

交際前から踏み込み過ぎない

付き合う前から相手の予定を細かく聞き出したり、他の異性に嫉妬したり、踏み込んだアドバイスをしたりすることは避けましょう。一歩間違えると、相手に「恋人気取り」「ずうずうしい」など、マイナス評価されてしまう可能性があります。多少踏み込んだ質問やアドバイスは、関係を進めていく中で少しずつ解禁していくといいでしょう。

急に距離を詰める

適度なスキンシップは問題ありませんが、過度にスキンシップを取ったり、急になれなれしい口調になったり、突然呼び捨てで呼んだりすることはやめましょう。極端に距離感を詰め過ぎると相手も戸惑い、場合によっては警戒されてしまうかもしれません。「適度な距離がわからない」というときは、自分に対する相手の態度を参考にして、少しずつ距離を縮めるようにしましょう。

ネガティブな話ばかりする

ちょっとした愚痴は構いませんが、周りの人をおとしめる発言や、延々と愚痴を話すことはやめましょう。一見優しく聞いてくれているように見えて、心の中では「話を聞いていると疲れる」「空気が重たい」「陰では自分も悪く言われているかも」とネガティブにジャッジされているかもしれません。会話はできるだけポジティブな内容を心がけ「一緒にいて楽しい」と思ってもらえるようにしましょう。

相手の興味を自分へ向け、好意を抱かせるためにはいったいどんなアプローチが効果的でしょうか。ここでは男女それぞれの「効果的なアプローチ方法」について考えていきます。
まずは「男性が女性へアプローチするときの方法」を見ていきましょう。

マメにメッセージを送る

彼女がSNSで頻繁にメッセージを送るタイプだった場合は、自分からもマメに返信するといいでしょう。
メッセージを多くやりとりすることで、相手を深く知ることができますし、デートにも誘いやすくなります。もしメッセージの内容が思い付かない場合は、「相手に質問をする」ことを意識すると、やりとりが続きますので、試してみてください。

会う回数を増やす

心理学では「接触回数の多い人に好感を抱きやすい」とされています。例えば彼女が同じ職場だった場合は、出勤・退勤時間を合わせたり、彼女がいるフロアに行く機会を増やしたりして彼女の目に入る機会を増やしましょう。遠距離などで物理的に会いにくい場合はSNSなどを活用し、自分の存在を意識させる回数を増やすと効果的です。

積極的に話しかける

積極的に話しかけ、相手に自分の存在をアピールしましょう。「相手に興味を持っている」ことを嫌みなく伝えるには、ポジティブな話題や、彼女の興味がある話題を選ぶと効果的です。逆に自分の自慢や性的な下心を感じさせる話題、ネガティブな話などは避けましょう。

「相手の話を覚えている」ことをアピールする

誰でも自分が話したことを相手が覚えてくれているとうれしいものです。以前、彼女が話した内容を思い出し「前に、◯◯って言っていたよね」「◯◯は苦手じゃなかったっけ」など、聞いたエピソードを織り交ぜることで「あなたが話していたことをちゃんと覚えていますよ」とアピールでき、同時に好意をさりげなく伝えることができます。

デートに誘う

彼女が興味を持ちそうな場所や、「打ち上げ」「忘年会」など、何か理由をつけて誘ってみましょう。
おすすめは「◯◯を一緒に選んでほしい」「母（または姉・妹）へのプレゼントを買いたい」など、彼女のセンスを買っての「お買い物デート」。「相談に乗ってもらう」という大義名分があるので誘いやすいですし、彼女自身の好みを知るきっかけにもなります。

次に「女性が男性へアプローチするときの方法」について考えていきます。

笑顔を見せる

彼と話しているときは、笑顔でいることを心がけましょう。笑顔は「あなたと一緒にいて楽しい」という意思表明。笑顔でいることが彼を安心させ、ポジティブな気持ちにするでしょう。
そのときに合わせ技としておすすめしたいのが「彼と視線を合わせる」ことです。笑顔で目を合わせつつ、時折真顔でじっと見つめる瞬間を織り交ぜれば、彼もドキッとすること請け合いです。
「緊張して笑顔になんてなれない！」という人は、「今、緊張しています」と告白してしまうのも手。その素直さがきっと「かわいげ」として彼に映るはずです。

軽めのスキンシップをする

行き過ぎたスキンシップは彼をびっくりさせてしまいますが、軽いスキンシップであれば、彼との距離を着実に縮めてくれるでしょう。例えば話をしながら肩に触れたり、軽く手に触れたり。彼に作為を感じさせない程度のさりげなさが理想です。

相手の良いところを褒める

相手の良いところを大いに褒めましょう。褒められて嫌な気分になる人はいませんから、多少大げさになっても大丈夫です。彼が頑張っている姿、センスの良さ、優しいところ、気遣いができるところ、尊敬できる点、などできるだけたくさん見つけて、しっかりと言葉で伝えるとベスト。併せて「いつも助けられているよ」「頼りにしているね」など、感謝の気持ちを一緒に伝えると効果的です。

隙を見せる

彼に頼ったり、甘えたり、おっちょこちょいな面を見せたり、とあえて「隙」を見せるのもおすすめ。「真面目で近寄りがたい」と思われがちであるほど、隙を見せることでギャップを演出でき、その落差が「かわいらしさ」につながります。「作為的な演出はちょっと……」という人は、例えば「高い場所のものを取ってもらう」「重いものを運んでもらう」など、自然な流れで彼を頼ってみましょう。

「自分は特別だ」と意識させる

「こんな話、あなたにしかできない」「あなたといるとリラックスできる」など「彼だから」見せられる姿、話せる話題があることを伝えましょう。言われた側に「自分は彼女にとって特別な存在なんだ」と意識させることができます。
また「（彼にしか見せない）素顔を見せる」、すなわち自己開示することによって心理的距離が近くなるので、おのずと彼の方も自己開示してくれるようになるはずです。

心の中で想い続けているだけでは恋愛は進展しません。勇気を出して一歩踏み出すことによって、初めて恋愛は動き出します。気になる相手には、思い切ってアプローチしてみましょう。そこで感じる恋のドキドキが、あなたをより魅力的にしてくれるはずですよ。

もし本気でアプローチしたい人をこれから見つけるのであれば、コーディネーターと一緒に恋活・婚活をするのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中です。ぜひ一度相談してみてはいかがですか？

取材・文／吉田美奈子

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/