異性の友達との上手な付き合い方＆男女の友情は成立するか問題を恋愛のプロが分析！

異性の友達とふたりきりで会うのはOK？NG？など、異性の友達との距離感や関係性に悩んだことはありませんか？この記事では、異性の友達との付き合い方から、同性の友達とも恋愛の相手とも違う異性の友達のメリット、そもそも男女の友情は成立するかについても紹介します。20～40代の男女に取ったアンケートの結果を基に、心理カウンセラー服部希美さんに分析とアドバイスをしていただきまいた。異性の友達との付き合い方の参考にしてみてください。

出典：マクロミルアンケート（2023年12月実施）

「異性の友達が欲しいと思いますか」というアンケートを実施したところ、48.6％と半数に近い人たちが「欲しい」と思っているとがわかりました。

同時に、「異性の友達がいることのメリットであると思うこと」について聞いてみると、「自分と違う視点での意見を聞くことができる」を挙げた人が80.8％と最も多く、「他の異性との交遊関係が広がる可能性がある（42.3％）」「異性と話すことに慣れることができる（37.6％）」「同性同士では行きづらいデートスポットやお店に行くことができる（31.0％）」が続きました。
※出典：マクロミルアンケート （2023年12月実施）／複数回答

アンケートの結果から、同性の友達とは違う見方や聞けない意見も示してくれるのではないかと期待して、異性の友達が欲しいと考えている傾向が見えてきます。

例えば恋愛について、好きな相手には聞きづらいことも聞ける貴重な存在なので頼もしいと考えている人もいるでしょう。また、交遊関係や行動範囲が広がって新しい経験ができ、恋愛にプラスになるのではと期待している人もいるようです。

アンケートで見えてきた異性の友達のメリットをもとに、特に恋愛について異性の友達がいると、どんないいことがあるのか服部さんに伺いました。

異性を理解することができる

感じ方や価値観は男女と言わず一人一人違うものですが、それでも「男性はこういうときにはこんなことを考えがち」だったり、「女性が言われたくないひと言」という傾向があります。異性の友達の意見を聞くことは、異性一般の心理を理解するための参考になるでしょう。

恋愛についての相談ができる

恋愛で行き詰まったとき、相談できる人がいるのは心強いもの。その相手が異性なら、同性では気付けないようなアドバイスがもらえることもありますし、同性には気を使ってしまって相談しにくいことも聞けるメリットもあります。

異性との出会いが増える

お互いの友人を紹介し合うことで、異性との出会いを増やすことができるのも異性の友達のメリットでしょう。友人と共通の知人であるという安心感がありますし、友人を介して話せば会話も盛り上がりやすいので、楽しい関係を築くことができるようです。

異性と関わることに慣れる

異性に慣れていなくて、どう接していいかわからないと緊張しますよね。特に好きな相手であれば緊張感は高まるものです。

一方、恋愛対象ではない友達とのコミュニケーションは比較的ハードルが低く、話しやすく感じられるのではないでしょうか。異性の友達と付き合うことで異性との関係に慣れて、緊張感や苦手意識が弱まることが多いようです。

好きな人ができた時に協力してもらえる

基本的に、同性同士の方が誘いやすかったり、本音を聞きやすかったりしますよね。そこで、好きな人ができた時には異性の友達が頼りになります。

例えば、より親密になれるようなイベントをセッティングしてもらったり、さりげなく自分に好意があるか聞き出してもらったりして、恋愛をうまく進めることができるかもしれません。

※出典：マクロミルアンケート （2023年8月実施）

「男女の友情は成立すると思うか」についてアンケートを実施したところ、半数を超える53.2％の人が「男女の友情は成立する」と思っていることがわかりました。では、実際にはどういう場合に男女の友情が成立するのかを服部さんに伺いました。

お互いに恋愛感情がない

男女の友情が成立することの大原則は、お互いに恋愛感情を持っていないことです。

どちらかに恋愛感情が芽生えてしまうと、純粋に友情関係を続けていくのは困難になります。その意識をお互いが持った上で、配慮し合って、恋愛感情がない状態を保つことができれば成り立つでしょう。

学校や職場など共通項がある

学校や会社で親しい異性の同僚や先輩、後輩ができることは少なくありません。

お互いに恋愛感情がなく、互いの立場を尊重して付き合うことが前提ですが、勉強や仕事を一緒にするなかで理解しあい、私生活のことも相談できるような友情を育むことができるでしょう。

グループで付き合っている

趣味やサークルの仲間、学生時代の友人など、１対１でなくグループで交流を続ける場合も男女の友情が成り立ちやすいケースです。

お互いの恋人が認めている

もし恋人がいる場合は、異性の友達を恋人に紹介してオープンな関係にする必要があります。

例えば、恋人に隠れて異性の友達とふたりで会ったりしてしまうと、いくらやましい関係ではなかったとしても、恋人を不安にさせてしまうからです。

服部さんによれば、異性の友情を続けていくためには、同性の友人以上に「程よい関係」を保つことを意識することが大切だそうです。

例えば、「ここまではOK」「これ以上はお互いのために踏み込まない」という線引きを常に意識し、友達の恋愛や恋人を大切にすることです。そうすることで、お互いを尊重し合える関係を築くことも可能です。

ここからは、具体的な５つのポイントを紹介します。

お互いの恋人に配慮する

自分や友達に恋人がいる時は、恋人がふたりの友情をどう感じているのか、どんなふうに見ているのかを意識しましょう。自分たちにその気がなくても、恋人が「浮気をしているのではないか」と不安を感じたり、「友達の方が大切なのではないか」と嫉妬したりすることもあるからです。

友達との時間を切り上げて恋人との時間を取り、また友達を束縛しないように心掛けるなど、お互いに恋人を優先するようにしましょう。

思わせぶりな態度を取らない

恋愛対象ではないからこそ、気心が知れ、何でも気軽に話しやすいのが異性の友達ですが、節度は必要です。

「○○さんが恋人だったら良かったのに」「君しか頼れる人はいない」など、相手が「自分のことを恋愛対象に見ているのでは？」と誤解するような言動や行動をしないよう気を付けましょう。

気軽にボディタッチをしない

物理的距離が近くなると、心の距離も近くなりやすいため、恋愛感情を抱きやすくなります。きちんと境界線を決めて、物理的な距離にも気をつけましょう。

なるべくふたりきりは避ける

会う時は共通の友達を交えるとか、人目のあるカフェなどに行くなどして、ふたりきりになるのは避けた方がいいでしょう。

ふたりきりが続くと、一時的な感情で急接近してしまう可能性も高くなりますし、お互いを特別で必要な人と思ってしまい恋愛に発展することもあり得ます。

会う時間や場所に気を付ける

例えば「夜にふたりきりで雰囲気のいいお店に飲みにいく」「うっかり終電を逃してしまったので、始発まで相手や自分の家で過ごす」「旅行でホテルの同室に泊まる」などは、いくら事情があったとしても避けた方がいいでしょう。

一般的には恋人とすると思われるようなことは異性の友達とはしないのが原則です。

異性の友達がいると、同性の友達には聞けない意見が聞けたり、新しい発見や出会いにつながりやすいなどいいことがあります。でも、同性の友達よりも、お互いの距離感やマナーを守るように気を付けて付き合うことが大切です。

異性の友達ではなくても、恋愛についてなら恋愛カウンセラーに相談することもできるし、婚活に関する悩みなら結婚相談所のコーディネーターに相談しながら婚活を進めていくこともできます。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが婚活についての相談に乗り、一人一人に合わせたアドバイスをしています。無料カウンセリングも行っているので相談してみてはいかがでしょう。

取材・文／福原敦子

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変える”をテーマに高い共感力で新味に寄り添い、婚活や30代からの女性の恋愛をサポート。また、「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンラインにて相談を受け付けている。
公式サイト：https://www.hattori-nozomi.jp

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2022/12/14～2022/12/16
有効回答数：219人（男性）219人（女性）
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）

・ご自身に関するアンケート
調査期間：2022/8/10～2022/8/12
有効回答数：163人（男性）162人（女性）
（インターネットによる20～40代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）