良き理解者だと感じたときに、「こんなに自分のことを分かってくれる人はいない」と恋愛感情を持ち始めることがあります。

例えば、冗談を言ったときに笑ってくれた、趣味の話をしたときに「すごいね、私もやってみたい」と興味を持ってくれた、仕事の愚痴を言ったときに自分のことのように共感してくれた、などがきっかけになるでしょう。

ギャップのある姿を見たとき

いつも元気で面白い子だと思っていたら、ふとしたことで傷ついて悲しい顔をしていたり、繊細な面が見えたり……。意外な一面を見ることで相手が気になったり、思わず「自分がそばにいてあげなきゃ」と感じたりすることもあります。

体を気遣ってくれたとき

「仕事が忙しいんだから早めに寝た方がいいよ」と心配してくれたり、喉の調子が良くないときに「よく効くのど飴を買ってきたよ」とくれたり、さりげなく体調のことを気遣ってもらうと心地よさを感じます。

そうすると、「彼女としてそばにいてほしい」と気持ちに変化が起こりやすくなります。

異性関係の相談を受けたとき

「○○さんが私のこと好きみたいで、しょっちゅう連絡が来るの……」と相談を受けたとき、それまでと違う視点で女友達のことを見るようになることも。

「明るいし可愛いところがあるからやっぱりモテるんだな」と思い、他の男性と付き合ってしまったら、これまでのように気軽に連絡が取れなくなるかもしれないという気持ちから、焦りや独占欲が出てきて恋人にしたいという感情が生まれるケースもあります。

庇護欲が働いたとき

女友達が仕事やプライベートなどで頑張っている様子を見て、「そんなに頑張らなくてもいいんだよ」と自分が守ってあげたい気持ちになり、庇護欲が働くこともあるでしょう。

「もっと楽しい時間を過ごさせてあげたい」「おいしいものを食べに行ったり、どこかに連れて行ったりしてあげたい」という気持ちになります。

女友達から恋人になる方法

では実際に、女友達から恋人になるには、どのような方法があるのでしょうか。友達以上の関係へと発展させるきっかけづくりの具体例とともに紹介します。

ふたりきりになる時間をつくる

例えば仲間同士でバーベキューをするときも、途中で彼がひとりになったときはチャンスです。そばに行き、グループから離れておしゃべりを楽しみましょう。

また飲み会の帰りに、「今日は私もこっちの電車なんだ」と一緒に帰るなど、意識してふたりの時間をつくると距離が縮まります。

体調を気にかける

「仕事、忙しそうね。ちゃんと睡眠取れてる？」「バランスのいい食事してる？」など、気遣う気持ちを伝えましょう。

気にかけてもらっている、見守ってもらっていると感じると人は安心します。優しい言葉に癒やされ、彼の気持ちは恋愛感情へと変わっていくかもしれません。

話の聞き役になる

話をするときは、なるべく聞き役に徹しましょう。自分のことを分かってもらいたいからと、つい自分のことばかり話すと、「よくしゃべるやつだなあ」と思われ、発展性が低くなってしまうかもしれません。

「うん、うん、そうなんだ」「へー」「それでどうしたの？」と相づちを打ちながら、どんどん話を聞きましょう。たくさん話した後は彼もすっきりして、「なんか楽しかった」「自分のことを分かってくれた」と思い、また話したいという気持ちになるはずです。

弱いところを見せて励ましてもらう

仕事や自分がいま取り組んでいることで自信のないことがあれば彼に話してみましょう。

励ましてもらったら「ありがとう。すごく頑張れる気がしてきた。○○君も何かあれば話してね」と感謝の気持ちを伝えましょう。「役に立てた」「頼りにしてもらえた」という気持ちから、守ってあげたい気持ちに発展しやすくなります。

さりげないアピールをする

例えば食べ物の話の流れになったら「私、ご飯つくるの好きなんだ。今度食べに来て」など、さりげなく誘ってみましょう。

実際に場を設けるかどうかは別として、誘われたというアピールだけでも特別な感情が生まれる可能性があります。

彼の興味があることに共感する

彼の趣味や興味のあることが話題に出たら、積極的に共感して会話を弾ませましょう。

例えば、車を買ったと聞いたら「どんな車？今度乗せてね」とお願いしたり、ライブやイベントなどの話題から、「私も一度行ってみたい！チケット取ってみようか？」と誘ったり、一緒に出かける機会に繋げるのも手。実際に叶ったら一歩前進です。

相談事をする

「相談したいことがある」と彼を頼ってみましょう。自分のことを信頼してくれるからこそ話してくれたのだなと、彼も受け止めてくれるはず。

このとき、「誰にも話さないでほしい」と言うと、ふたりの秘密ができて、よりその思いは強くなるでしょう。

部屋に来るチャンスをつくる

最初は数人で焼き肉やお鍋パーティなどで、一度自宅の部屋に遊びに来てもらう機会をつくりましょう。次に来てもらうときのハードルが下がります。

タイミングを見て、「重い家具をちょっと移動したいのだけれど、手伝いに来てくれない？」とお願いしてみましょう。来てくれたお礼に軽くご飯をつくるなど、距離を縮めるきっかけになるでしょう。

男性が彼女にしたいと思う女性の特徴

男性が、友達よりも彼女にしたいと思う女性とは、どんな人なのでしょうか。その特徴を紹介します。

安心感を持てる女性

友達ならにぎやかに楽しい時間を過ごせればいいけれど、彼女にしたい女性は、何も話さなくてもホッとしてくつろげる雰囲気を持っている人だったりします。安心感を持てる人に対しては、すぐまた顔を見たくなったり、一緒にいたくなったりします。

ありのままを受け入れてくれる女性

どんなに素敵な女性でも、一緒にいて緊張するような相手だと友達のままの方がいいと考えることもあります。素の自分を見せても、ダメなところがあっても、自然に受け入れてくれる女性こそ彼女にしたいと思うでしょう。

素直で信頼し合える女性

女友達とは、毒舌の言い合いなども楽しかったりしますが、彼女にしたい女性とは、もっと深いところで繋がることを望むケースがあります。お互いに素直な気持ちになれて信頼し合える関係性を求めるでしょう。

芯がしっかりしている女性

表面的には強さを感じられなくても、いざとなったら頼りになり、何かあっても冷静でいられる面がある女性は恋人にしても心強さがあります。

芯がしっかりしている女性となら、恋人同士になってからも共に支え合える関係を築いていけそうというイメージが持ちやすくなります。

性的魅力を感じる女性

どんなに仲良くなっても、性的魅力が感じられないと仲のいい異性のまま。

清潔感のあるさりげない色気がある女性には、「触れたい」という気持ちが自然と湧いてきます。「彼女にしたい」という思いを強くする要因の一つです。

友達から彼女になるには行動を起こすことも大切

仲のいい女友達から恋愛対象に変わるというケースは決して少なくありません。そのためには、なりゆきに任せるだけより、自らも行動を起こすことが近道といえそうです。

もし、出会いがあっても友達止まりということが多いなら、恋活・婚活を始めてみるのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施中。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション代表
一般社団法人エグゼクティブ・イメージコンサルタント代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php