交際経験なしでも恋愛できる！恋愛できない原因、恋人をつくる方法って？

恋愛をしたことがない人が、今、男性にも女性にも増えているようです。今回は、恋愛経験のない原因や恋人をつくる方法を心理カウンセラー・服部希美さんに伺いました。恋人がほしくてもどうすればいいのかわからないと不安を感じている人はこの記事を参考にしてください。

リクルートブライダル総研が発表した「恋愛・結婚調査2023」によると、20～40代の未婚の男女で、恋人がいる人は29.7％、いない人は70.３％でした。交際経験のない人の割合は34.1％で、調査を始めて以来最も高い数値となっています。また、恋人がいなくて交際経験もない人は、20代男性では46.0％、20代女性では29.8％と高く、その割合は年々増えています。

恋愛経験のない人ほど、「みんなは恋愛に慣れている」「恋愛したことがない自分は、相手に迷惑では？」と不安になってしまいがちですが、そんなことはありません。データからわかるように、恋愛経験のない人は決して少なくないのです。また、初めての交際相手と結婚まで進む人もいるのだから、今、恋愛の経験がなくても負い目を感じることはありません。

【データ出典】
リクルートブライダル総研「恋愛・結婚調査2023」

これまで恋愛をしたことがない男性や女性に見られる特徴や恋愛に踏み出せなかった原因を紹介します。自分自身を重ねてみて、当てはまる項目があるかどうかを確かめてみましょう。

異性との接点がない

男子校や女子校出身だったり、異性が少ない業種で働いていたり、異性との接点が少ない環境にいると恋愛をする機会も生まれにくくなります。

傷つくのが怖い

交際を始めると、相手にフラれる可能性も出てきます。それが怖くて、「つらい思いをするぐらいなら、人を好きにならない方がいい」と恋心にブレーキをかけてしまい、恋愛に至らないケースも少なくありません。

恋愛に偏見がある

「恋愛すると相手に振り回される」「恋愛は自分の自由を奪うもの」など、恋愛に対して偏った考えを持っていると、そもそも交際に発展しそうな状況を避けてしまうので一歩を踏み出すことができなくなります。

恋愛が恥ずかしい

「恋する自分が恥ずかしい」「そんな姿を想像したくない」という気持ちから恋愛を避けてしまう人もいるでしょう。恋愛に慣れていない人や恥ずかしがり屋の人、また、日頃はてきぱき行動する人、硬派な雰囲気の人などに見られがちな傾向です。

異性に苦手意識がある

「男性は浮気するもの」「女性は面倒くさい」などの思い込みや、これまで異性とあまり関わってこなかったことで、異性を避けてしまうこともあります。異性にネガティブな印象を抱いていると恋愛を遠ざけることにつながります。

ひとりでいる方が楽

恋愛をすると、相手の言葉や行動に心を振り回されたり、相手の要望を優先することになったり、また、相手の前で自分の言動にも気を使ったりもします。それらを負担だと感じると、「一人でいる方が楽」だと思い、恋愛したくないと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

今が楽しい

仕事や学業が充実していたり、スポーツや趣味に打ち込んでいたり、今、夢中になれるものがあると、「恋愛している余裕がない」「恋愛しなくても毎日が楽しい」と恋愛をしないことにつながります。

恋愛に期待しすぎる

ドラマや漫画のようなドキドキハラハラした恋愛への憧れや、「王子さまやお姫さまのような人が現れるに違いない」という妄想を抱いて恋愛に期待しすぎると、現実の異性にときめかず、恋愛できないこともあります。

恋愛をしたことがない原因がわかったら、次はそれを解消する方法を実行しましょう。恋人をつくるにはどうすればいいかを具体的に解説していくので、参考にしてください。

外見を整える

初対面のときは、まず視覚から情報を得て「この人はどんな人だろう？」と想像します。内面がどれほど素晴らしい人でも、視覚情報をクリアできないと内面を知ってもらうチャンスがなくなってしまいます。髪型やファッションはもちろん、姿勢や表情、しぐさなども意識して、整えましょう。

清潔を心がける

男女とも相手に清潔感を求める人は多いもの。実際に清潔を心がけることはもちろん、見る人にとって清潔に見えるようにヘア、メイク、ひげ、爪などを手入れしておくようにしましょう。

親しみやすい雰囲気をつくる

美男美女でないと愛されないのでは？と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。深く長く付き合っていくには、「この人とずっと一緒にいたいと感じるかどうか」、つまり内面の魅力こそが重要です。もっと近くにいたい、もっと話したいと思ってもらえるような親しみやすい雰囲気をつくるよう心がけてください。

毎日を楽しむ

恋愛にばかり意識を向けていると余裕がなくなり、相手に必死さが伝わってしまったり、深刻になりすぎて笑顔が消えてしまったりすることも。趣味を楽しんだり、友人と会ったりする自分の時間を大切にしましょう。そうした心の余裕や毎日を楽しむ姿勢は、周りから魅力的に映るはずです。

出会いの場に行く

異性と出会わなければ恋愛は始まらないので、実際に異性と触れ合う機会を増やしてみましょう。合コンや街コンのほか結婚相談所やマッチングアプリなどの方法もあるので、自分に合いそうなものを選んで挑戦してみては。自分がどんなタイプの人が好きなのかはっきりしたり、自分で思っているより好意的に見てもらえることがわかって自信につながることもあるでしょう。

恋愛を始めるときには注意点もあります。特に初めて恋愛をするときに気を付けたいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

自分一人で突っ走らない

自分だけでなく、相手もふたりでいることを幸せに感じていたら、かけがえのない思い出が増え、ふたりの絆は強くなります。自分が「こうしたい」と突っ走ることなく、相手の好みも聞きながら計画を立て、楽しさや幸せを共有できる時間をたくさんつくりましょう。

不満や疑問もしっかりと伝える

優しい人ほど、何かが引っかかったり、不満を感じたとしても、「自分が我慢すればいい」と思いがちです。しかし、こうした小さな不満が積もり積もって、ふたりの関係を壊してしまうことがあるのも事実です。長く付き合っていくには、たとえ不満や疑問でも自分の気持ちをきちんと伝えなくてはなりません。

愛されているかどうか気にしすぎない

恋愛をしたことがないと、相手の行動や言動の一つ一つが気になって「本当に愛されている？」「嫌われていない？」など、不安にとらわれてしまうかもしれません。そんな時は「自分は相手が好き。だからちゃんと愛そう」と心のベクトルを変えてみるといいでしょう。前向きな考え方は不安を消すだけでなく、相手に好印象を与える効果もあっておすすめです。

これまで恋愛をしたことがなくても、恋人がほしいと思った瞬間から恋愛は始められます。意識を少し変えて、小さなことでもいいので行動を起こすことが大切です。ステップを重ねていくと、きっと新しい出会いにつながるでしょう。

もしその一歩がなかなか踏み出せないという人は、頼れる人と一緒に恋活や婚活を始めるのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを行っているので、活用してみてはいかがでしょう。マッチングコーディネーターが恋愛や結婚についての疑問や不安に応え、一人一人にぴったりな婚活の進め方を提案してくれます。

取材・文／福原敦子

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変える”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代からの女性の恋愛をサポート。また、「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンラインにて相談を受け付けている。
公式サイト：https://www.hattori-nozomi.jp

【データ出典】
リクルートブライダル総研「恋愛・結婚調査2023」