片思いの相手へのLINEの連絡頻度は、どれくらいが正解でしょうか。男女間のコミュニケーションに詳しい佐藤律子さんによれば、基本的にLINEの頻度は相手に合わせるのがおすすめとのこと。相手がまめに返信する人ならテンポよく送り合えばいいですし、2日に1通程度のペースであれば、それに合わせます。頻度を合わせることで、相手はストレスを感じずにやりとりができるのです。

返信が来ないのに何通も重ねて送ったり、返信を催促したりすると相手にとっては重荷になり、避けられてしまう恐れがあるのでやめましょう。

片思いを実らせるLINEテクニック！

片思いの相手とLINEでコミュニケーションを取りつつ、仲良くなるにはテクニックも必要です。目指すのは「相手からの返信を引き出す」ということ。どうすればいいのか、そのテクニックを見ていきましょう。

文字量を相手に合わせる

文字量を相手に合わせるのは、とても有効なテクニック。相手が1〜2行の短い文章を送ってくるのであれば、こちらも短めの返信をします。同じぐらいの文章だと相手への負担が軽く、LINEのやりとりが続きやすくなります。
もし、相手が長文を送ってくるのであれば、脈がある可能性が高めです。その場合は相手の文章より長くならないように気を付ければ問題ありません。

絵文字やスタンプの量を相手に合わせる

絵文字やスタンプの量、できればテイストも相手に合わせると、相手は心地よく感じます。もし、相手がキャラクターのスタンプを愛用しているようであれば、自分も同じキャラクターのスタンプを購入し、送ってみるのもおすすめ。相手は「好みが同じ」と認識し、親しみを感じます。

ただし、相手がスタンプのみ送ってくるのであれば、返信を面倒に思っている可能性も高いので、スタンプ以外の返信も来るのかチェックを。いつもスタンプのみであれば、関心を持たれていないかもしれません。

相手が暇そうな時間を狙う

通勤時間帯や昼休み、退勤後のリラックスタイム、休日前の夜など、相手が暇でスマホを見ていそうな時間帯を狙ってLINEすれば、返信の可能性は高くなります。

返信しやすい質問を送る

「はい」「いいえ」だけで成立する簡単な質問を送るのも、相手からの返信を引き出すテクニックです。「はい」「いいえ」で答えられる質問は、あまり考えずにコミュニケーションができるので返信しやすいのです。LINEのやりとりを始めたばかりのタイミングでは有効なテクニックです。

片思い相手に送るべきLINEの内容は？

片思い相手にLINEを送る際、一番気になるのは内容ではないでしょうか。ここでは、片思いの相手に送るおすすめのLINEの内容を紹介します。

相手の興味のあること

相手が何に興味を持っているのか知っているのであれば、その話題に触れてみましょう。自分も興味があったり知っていたりするジャンルなら話題にしやすいのですが、なくても「教えてほしい」というスタンスで話に出せば、相手の気を引くことができます。

褒める

相手を褒めるのは、男女を問わず効果的です。
ただし、男性が女性に「スタイルがいい」「顔がかわいい」など、身体や容姿に関する褒め言葉を送ると警戒される恐れがあるので注意。もし、相手が「〇〇をがんばった」「仕事がうまくいった」など報告してきたら、それに対してやや大袈裟なぐらい褒めると話が弾みやすくなります。

簡単な相談をする

相手に相談を持ちかけて、返信をくれたら感謝のLINEを送ります。難しい相談ではなく、相手が簡単に答えられるような軽い内容がおすすめです。

面白い・かわいい動画や画像をシェア

共通の話題がなく、何も送る内容が思い付かない場合、相手が好きそうな面白い・かわいい動画や画像をシェアして「面白い動画（画像）を見つけました」と、送ってみるのも手です。その後、その動画や画像をきっかけに話を膨らませる工夫も必要です。

お店やイベントの情報とデートの誘い

デートに良さそうなお店やイベントの情報を送り、デートのお誘いをするのはとても良いLINEの使い方です。あまり構えずにさらっと誘うのが成功の秘訣（ひけつ）です。

片思い相手に送らない方がいいLINEとは？

片思い相手に送らない方がいいLINEをいくつか紹介します。

自撮り写真

片思い相手に自撮り写真を送るのはNG。好きな人や仲良しの友達以外からの自撮り写真はコメントしづらく、戸惑わせてしまいます。

自分の話だけ

好きでもない人に自分の話題だけを送られても退屈に感じるもの。軽い質問をしたり、相手の興味を引きそうな話題を振ったりという工夫がないと、つまらない人と思われ、恋愛対象から外されてしまいます。

長文

長いLINEは読むのも大変な上、同じように長文で返信をしなくてはとプレッシャーを与えてしまいます。相手のLINEの長さに合わせるようにしましょう。

あいさつだけ

「おはよう」「おやすみ」などのあいさつLINEは、好きな人以外とは面倒くさく感じられがちです。あいさつだけのLINEは片思い相手には送らない方がよいでしょう。

非常識な時間のLINE

早朝や深夜に送るのはやめましょう。また、通常の勤務時間帯に頻繁に送ると「仕事をしていないのかな？」などと余計な臆測を生むので避けた方がいいでしょう。

返信が来る前の追いLINE

返信が来る前に新たにLINEを送る、いわゆる「追いLINE」は相手に返信を催促するのと同じでプレッシャーを与える行為です。「忘れられているかも？」と思ったら、一度だけ送るのはありですが、それでも返信が来ない場合は、2週間〜1カ月程度期間を空けるのがおすすめです。

LINEの脈あり・脈なしの見分け方

相手からのLINEの返信で脈あり、脈なしを見分ける方法を紹介します。もちろん、LINEの返信だけでは判断できませんが、目安にしてみてください。

返信が来るなら脈ありの可能性

返信が必ず来るのであれば脈ありの可能性はあります。さらに相手から新しい話題や質問が来るようであれば可能性は高くなります。
ただし、好意はなくても礼儀として返信をする人もおり、LINEだけでは判断はできません。次のステップとしてデートに誘い、反応を見ましょう。

既読・未読スルーなら脈なし

既読スルー、未読スルーされるようであれば、相手から「関心がない」と言われているのと同じです。その相手のことは諦めて次の恋愛を探しましょう。もし諦められないのであれば、一度きちんとデートに誘ってみてください。そこで断られたら、諦めがつくはずです。

LINEだけで関係を深めるのは限界があります。いつまでもLINEだけでやりとりしていては、恋愛モードになりません。LINEはあくまでもツール。LINEでデートに誘い、実際に会うことが大切です。

焦らず、相手に合わせてLINEしよう！

片思い相手へのLINEは、思いが強くなりすぎて長文になったり、独りよがりの内容になったりしがち。そのようなLINEは返信しづらく、スルーされてしまう恐れも。
あくまでLINEをする目的は相手とデートに出かけ、関係を深めること。最初は短く、簡単に返信できるようなLINEを送って、相手と「LINEを送り合う関係」を目指し、それができたら次はデートに誘い、関係を深めていきましょう。

もし、LINEを送り合える相手を探したいなら恋活・婚活を始めるのもおすすめ。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターがプロの視点から、自分に合った相手探しをサポート。さらに相手とのコミュニケーションの取り方など、活動状況に合わせたアドバイスももらえます。まずは気軽に無料カウンセリングを受けてみませんか？

取材・文／関原のり子

【監修】
佐藤律子（さとうりつこ）さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事、婚活スペシャリスト。「異性間コミュニケーション協会」は恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQなど人間関係についての研修や講演、運営、相談を行う専門協会で、認定講師100人以上が在籍している。運営した自治体婚活イベントのカップル成立率は60％以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ３万人を超える。『2年以内に幸せをつかむ　大人婚活　完全ガイド』（ビジネス社）、『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』（かんき出版）、『最高に幸せな“たった１つの恋”を実らせるレッスン』（大和書房）他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
公式ホームページ：https://www.iseikan.jp/