「告白するタイミング」に正解はありませんが、基本的に出会ってから早めのタイミングなら「３回目のデート」が、王道と言われています。この場合、学生の方なら友人やサークル仲間と学校帰りに、社会人の方なら職場の同僚と仕事帰りにお茶というケースはデートの回数には数えません。夜や休日の昼間にちゃんとお誘いして、ランチやディナーにふたりで行く３回目のデートを一つのタイミングと考えるとよいでしょう。

１回目のデートのお誘いは、まだ相手に少し興味があるというくらいでも気軽にOKしますが、実は１回目から２回目のデートへ進むハードルが高いのです。１回目のデートで相手の性格や話題が合わないと思ったら、２回目のデートにはつながりませんよね。そのハードルをクリアした上で３回目のデートにつなげている時点で、結構イイ線まで来ている」と考えられます。

逆に、５回・10回とデートを繰り返しているのに告白されない状態だと、「誘うだけ誘って告白しないって、どういう関係なの？」と相手が戸惑ってしまうかもしれません。少なくとも５回目のデートまでには告白する方が、うまくいく可能性は高くなりそうです。

また、告白は男性からするもの・女性からするもの、といった決まりはありませんので、男女どちらから告白してもOKです。

見逃したくない！相手の脈ありサイン

３回目のデートが目安とはいえ、相手が告白にOKしてくれるか不安な気持ちもありますよね。そこで、相手が自分のことを恋愛対象としていいと思っている脈ありサインを紹介します。

LINEやメールの返信がすぐ届く

LINEやメールを送ると、すぐに返事が返ってくるというのは脈がある可能性が高いです。また、何回も会話のラリーが続いているというのも脈ありポイントです。

普段LINEやメールがマメではないタイプの人でも、いいと思っている人からの連絡にはすぐ反応するものです。仕事の大きなトラブルなどで連絡できないというケースもありますが、基本的にはその日中に返事があるか・ないかをひとつの目安として考えましょう。

未来の約束が多い

「このカフェ行ってみたいね」「春になったら花見に行こうか」など、どこかに一緒に行きたいという希望が、会話の中でいくつも出てくるのも脈ありサインです。

一緒に行きたい場所を話して約束するのは、先々も関係性を持ちたいと思っているということ。相手との未来をしっかり考えているということにつながります。

友達を紹介してくれる

友人や家族、職場の同僚や先輩・後輩など、「自分の世界の人」を紹介してくれるのは、きちんとした関係を築きたいと思ってくれている証拠と考えられます。また、紹介してくれた人と話していると、今パートナーや恋人がいるかいないか知りやすくなります。

スケジュールを自分から教えてくれる

一日のスケジュールを教えてくれるという行為も脈ありです！気になる相手には、「デートを断る口実では？」と誤解されないように、自分から予定を説明したくなるもの。デートの日時を決めるときに、「この日はダメ」だけではなく、「職場の〇〇さんと約束があって、夜は学生時代の友人と飲みに行くんだ」「仕事先の人とゴルフの予定がある」とスケジュールを詳しく教えてくれるのは、かなり心を開いてくれていると言えるでしょう。

告白の切り出し方の３つのコツ

脈ありサインを感じて告白の意思が固まっても切り出し方は難しいですよね。告白するとき、まず切り出すのに勇気が必要です。切り出し方を間違ってしまうと、相手に告白だと思われなかったという失敗にもつながってしまいます。切り出すときの大切な３つのコツをお伝えします。

真剣な話だとまず伝える

まず大事なコツとして、話の流れやノリで告白したと思われないように伝えることが大切です。真剣に伝えないと、相手も真剣に受け取ってくれないので意味がありません。

大人になると、話の流れで器用に話せてしまうので、「真剣に伝える」ことが意外と難しいのかもしれません。勢いで告白されたと思われないように、きちんと時間を作り、あらたまった雰囲気で話をするというシチュエーション作りがまず大事になってきます。

照れ隠しで笑わない

告白のときは真剣な表情で話しましょう。照れくさい気持ちを笑いでごまかしてしまうと、相手も笑ってごまかせてしまいます。いざ告白するというとき、思いが本気だからこそ、照れくさく感じる人も多いでしょう。恥ずかしくて照れ隠しで笑ってしまいそうになっても、あえて笑わないのが大切なコツです。

静かな空間を選ぶ

しっかりとお互いの声が聞き取れるような場所で告白しましょう。ガヤガヤした居酒屋などで告白して、相手がうまく聞き取れなかったりすると、勇気を出した告白が台無しになってしまいます。飲食店であれば落ち着いたカフェや個室、半個室のある店を選び、ふたりだけの空間を演出するのもコツの一つです。

告白のシチュエーションおすすめ３選

告白にふさわしい静かな空間やおすすすめのシチュエーションについて、もう少し詳しく見ていきましょう。告白される側にとっても、大事な場所になります。

デート帰りに通った素敵な場所

デートや食事の帰りに、イルミネーションが輝いているきれいな通りや、雰囲気の良い公園、落ち着いて座れるベンチがあるような場所に行って話すとよいです。ロマンチックな場所は告白のシチュエーションとしてピッタリです。

食事後のバーやカフェ

食事後のバーやカフェも、告白するシチュエーションとしておすすめです。告白に成功したときは、そのまま良い雰囲気でお酒やお茶を楽しめます。

デートでレストランに入ってすぐ告白し、保留にされたり少し考えさせてほしいと言われたりした後に、コース料理が始まってしまうと気まずいですよね。その点、２軒目に行くバーやカフェなら告白後すぐにOKをもらえなかったとき、ドリンク１杯で退店することも可能です。

遊園地や映画館などのレジャースポット

告白が成功して、その後何年か付き合って結婚することになった場合、告白したスポットはふたりにとって、とても大事な思い出の場所になります。

結婚式のムービーで思い出の場所を紹介したり、記念日に訪れてSNSにアップしたりするカップルも多いですよね。「思い出の場所になるかもしれない」と考えると、テーマパークやレジャースポットなどはおすすめです。他にも、ロマンチックな風景が見える場所や有名ホテルのラウンジなどゴージャスな場所も、特別感があって素敵です。

【告白の切り出し方】３選

奇をてらったセリフでなくても、思いが伝われば告白は成功します。ここでは、どのようにして告白のムードを持っていくのがいいか、告白の切り出し方の具体例を３つ紹介します。

「ちょっと話があるんだけど」

オーソドックスな切り出し方ですが、それまでの日常会話や世間話から区切ることが大切です。これから真剣な話をしますと最初に伝えて、告白にふさわしい空気を醸し出すと良いでしょう。

「真剣だからちゃんと言うね」

告白は、今はLINEやメールでもできてしまう時代です。ただ、真剣な思いを伝えるにはやはり対面できちんと目を見て話すことが大切です。

相手に向かいあって「真剣だからちゃんと言うね」と言葉に出して伝えることで、相手もこれから大事な話があるとわかり、真剣に考える心構えができます。

「こんなことを言う機会がないから緊張している」

緊張していることを伝えると、相手はフォローしてあげようと感じ、優しく聞こうと思ってくれます。これは、田中絵音さんいわく、“告白のハードルを下げるテクニック”だそう。「自分は不器用だから」「本当にうまく言えないんだけど」といった切り出し方でもOKです。

成功させるためにも、心を込めた告白で思いを伝えて

告白するときには、なぜ好きなのか、相手のどんなところが好きなのか、熱意や感情と共に伝えることが大切です。ただ、「好きです、付き合ってください」だと、どこを好きになったのか分からず、見た目だけが好きなのかも？と思われてしまうこともあります。それでは、せっかく告白しても気持ちが伝わらないですよね。なぜ好きなのかしっかりと伝えることで、相手の心をつかみ揺さぶることができます。

告白した後は、答えは急がないと伝えましょう。すぐに答えを聞きたくなるとは思いますが、「答えは急ぎません、待っています」と相手に考える時間を用意するのが思いやりです。

また、将来的に結婚も視野に入れて付き合いたい場合、交際後にお互いの温度感に差が出てしまわないように。告白の際に「真剣に付き合いたい」気持ちを伝えるのも一案です。

もし、本気で告白したくなるような恋愛相手、結婚相手を探しているなら恋活や婚活を始めるのも良いでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが婚活の相談やアドバイスなど、婚活全般をサポートしてくれます。無料カウンセリングも実施していますので、まずはお気軽にご相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／竹本紗梨

【監修】
田中絵音（たなかえのん）さん
一般社団法人日本合コン協会会長。恋愛アドバイザー。きき酒師。
数々の婚活イベントの運営に携わり、恋愛心理やコミュニケーション学に精通する。また１児の母でもある。著書に『こじらせ男子の取扱説明書（トリセツ）』（双葉社）など。
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