付き合ってすぐの結婚はアリ？みんなの交際期間やメリット・デメリットを紹介

付き合ってすぐにプロポーズされたら、嬉しい反面、不安に感じることもありますよね。この記事では、みんなの交際期間や結婚のタイミングなどのデータに加え、恋愛中の男女の心理に詳しい心理カウンセラー・服部希美さんに、付き合ってすぐに結婚するメリットやデメリットについて伺いました。また、早く結婚するためのステップも紹介するので、大好きな相手とすぐに結婚したいと思っている人は参考にしてください。

出典／マクロミル

アンケートで、プロポーズまでの交際期間について最も多かったのは「１年～２年未満」の29.8 ％です。次いで、「２年～３年未満」の21.２％、「６カ月～１年未満」の16.3％と続きます。50％を超える人が１年～3年ほど交際してから結婚を決めていることから、一生を共に過ごすパートナーは、時間をかけて慎重に選びたいと考えていることが読み取れます。

一方、5.8％が「3カ月未満」で結婚を決めており、少数ではありますが、付き合ってすぐに結婚を決めた人がいることもわかります。付き合い始める年齢にもよりますが、結婚後のライフステージを考えて早めに決意した人も含まれているかもしれません。

出典／マクロミル

「付き合ってどれくらいで結婚したいですか」という問いには、「1年～2年未満」の32.7 ％が最多で、2位は「2年～3年未満」の27.9％、3位は「３年～5年未満」の18.8％でした。時間をかけて知り合い、お互いを理解してから結婚を決めたいと思う傾向が高いようです。
実際の交際期間では5.8％の人が「3カ月未満」と答えていましたが、希望の期間では1.0％であることから、ある程度は時間を掛けたいという思いが読み取れます。

出典／マクロミル

付き合ってすぐのプロポーズについて、具体的に「2カ月」という期間を設定してアンケートを実施すると、アリが39.4％、ナシが60.6％と大きな差が表れました。お互いのことをよく知らない状態で結婚を決めることに不安を感じる人が多い反面、強く惹かれ合ったり、お互いに結婚への準備が整っていたりした場合は、2カ月でもアリと感じるのでしょう。付き合い始めたばかりのワクワク感や幸福感も2カ月での結婚の決意を後押ししているのかもしれません。

付き合ってすぐに結婚するときには、メリットとデメリットの両方があるので、それぞれを解説していきます。

メリット

人生プランを進めやすい
結婚までにかかる時間が短ければ、その時間を結婚後に使うことができます。また、結婚以前に「結婚したらこうしたいね」とふんわり話すより、結婚後に「今はこうだから、次はこうだね」と話し合う方が、ポイントが具体的になるので、人生プランを進めやすくなるでしょう。

タイミングを逃さない
交際中に「もっと他にもいい人がいるかも」と不安になったり、目移りしてしまったりして、なかなか結婚にたどり着けないという人は少なくありません。どんなにすてきな人にもイマイチなところはあるものです。考えすぎて動きが取れなくなる前に、「好き」と感じた気持ちを信じて結婚を決めると、タイミングを逃すことはなくなるでしょう。

新鮮な気持ちで結婚生活を送れる
付き合ってすぐに結婚するということは、お互いをあまり知らないこともある状態で結婚生活がスタートするので、ドキドキしたりワクワクしたり、恋人気分で結婚生活を送ることができるでしょう。

デメリット

結婚後に価値観のズレが発覚するかも
お互いを知る時間が少なかった分、結婚後に価値観のズレや知らなかった部分が見えてくることがあるかもしれません。「こんな人だと思わなかった」「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう人もいるかもしれません。

浮気など異性問題が起きることも
すぐに結婚を決めてしまったことで、結婚後に好みの人に出会ったとき「もう少し時間をかけて決めればよかった」「早まったかも」と思うことがあるかもしれません。中には、既婚であることを隠して交際するなど、浮気問題が起きてしまうことも。

周囲から反対されやすい
交際期間が短いと、友人や家族と相手が会う機会が限られてしまいます。相手をよく知らない心配や不安から、周囲に結婚を反対されるケースも少なくないようです。

結婚までの時間が短くても、きちんと必要なステップを踏んでいけば、デメリットを克服することができます。ここでは、付き合ってすぐに結婚するためにすべきことを解説します。

将来設計について話し合う

将来のことを考えて、お互いの考えをしっかりと話し合う時間を持ちましょう。結婚後に暮らす場所や働き方など理想の生活や家族について話し、人生のプランを共有すると結婚生活がスムーズに始まるでしょう。

価値観を擦り合わせる

交際期間が短いと、相手に気を使って本音を言い合わないうちに結婚することもあるかもしれません。結婚後にギャップを知って驚かないよう、食べ物の好き嫌いから、掃除の頻度、実家との付き合い方、金銭感覚まで、具体的に話し合って、価値観を擦り合わせていきましょう。

家族や友人に紹介し合う

家族との関係はどのようか、どんな友人がいるのかなど家族や友人を紹介し合うと、自分が知らない相手の一面も見えて理解が進み、安心もできるでしょう。また、結婚について周囲の理解も得やすくなるいといメリットも。

付き合ってすぐにプロポーズされて迷っているとき、待っているだけではその迷いは消えません。具体的にどんな行動を取れば前向きな気持ちになれるのか、その方法を具体的に紹介します。

不安要素を相手と話し合う

迷っているということは、不安要素があるということかもしれません。自分がどこに迷いを感じているのか、どんなふうに不安を感じているのか、自分の気持ちを素直に相手に伝えてみましょう。相手の気持ちも聞きながらふたりで話し合うことが迷いを払拭してくれるでしょう。

自分の心を見つめ直す

「この人を逃したらもう結婚できないかも」という焦りから、相手のプロポーズを受けなくてはいけないと思ってしまう人もいるかもしれません。そういう場合は、本当に「この人」と結婚したいのかどうか、自分の心を見つめ直してみましょう。その時は、「1週間考えてみよう」など期限を決めて考えると、答えが出やすくなります。
見つめ直して「やっぱり、この人がいい」と確認することができたら、迷いが消えるだけでなく、前向きに結婚を進めていくことができるでしょう。

一緒に旅行に出かけてみる

旅行に出かけて一緒に過ごしてみるのもおすすめです。デートより長い時間を一緒に過ごすことで、相手の人となりが見えたり、結婚後の生活をイメージしやすくなるでしょう。
結婚前の旅行は、絆を深めることはもちろん、結婚後に「あのとき旅行にも出かけたね」と忘れられない思い出になるという嬉しい効果もあります。

結婚するまでの時間は、どれくらいがいいと決まっているわけでも、長い方がいいというわけでもありません。時間の長さではなく、お互いが望んでいることが大切です。結婚はふたりでするものだから、どちらかだけが「結婚したい」と思っていてもうまく進んでいかないでしょう。

もし結婚したい相手と新たに出会いたいと思うなら、恋活や婚活を始めるのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを行っているので、恋愛のスタートに活用してみてはいかがでしょう。マッチングコーディネーターが相談に乗り、一人一人にぴったりな婚活の進め方を提案してくれます。

取材・文／福原敦子

【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変える”をテーマに高い共感力で親身に寄り添い、婚活や30代からの女性の恋愛をサポート。また、「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンラインにて相談を受け付けている。
公式サイト：https://www.hattori-nozomi.jp

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2024/2/14～2024/2/15
有効回答数：208人（男性104人、女性104人）
（インターネットによる20～30代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）