目次
恋愛で嫉妬されたいと思う心理
  • 愛情を確認したい
  • 自分に関心を持ってほしい
  • 自信がない
  • 相手の気持ちを独占したい
  • 相手より優位に立ちたい
上手に好きな人に嫉妬させる方法
  • 友人づきあいや趣味を優先する
  • 芸能人・有名人を褒める
  • 他の異性とも楽しそうに笑顔でコミュニケーションする
  • 少しだけ秘密を持つ
嫉妬されたいときのNG行動や注意点
  • 嫉妬は感じたくない感情と理解する
  • 誰かと比較しない
  • 他の異性と仲のいいところを見せつける
相手が嫉妬されたい素振りを見せたら?
  • カップルの場合
  • 交際していない相手の場合
幸せな恋愛関係には、駆け引きしすぎないコミュニケーションが大切

恋人がなぜかあなたを嫉妬させようとしたり、あなた自身が好きな人に嫉妬されたいと思ったりすることには、どんな心理が働いているのでしょうか。また、嫉妬させようとする人には、何か傾向があるのでしょうか。この記事では嫉妬させたいと思ってしまう理由や背景について、心理カウンセラーの大塚統子さんの監修の下、解説。また、上手な嫉妬の促し方や嫉妬を求められたときの対処法までご紹介します。

恋愛で嫉妬されたいと思う心理

恋愛で嫉妬されたいと思う心理

好きな人や恋人に「嫉妬されたい!」と思うとき、私たちの心の中には、多くの場合、愛されていることへの不安や自信のなさが隠されているようです。

愛情を確認したい

自分が相手を大切に思うほど、相手は自分を思ってくれていないかもしれないなどいうような、ちょっと不満な気持ちが、嫉妬させたい気持ちに向かうこともあります。

特に自分自身が嫉妬することを愛情表現の一つと考える価値観を持っているなら、嫉妬させることを大して悪いことだと思わず、かわいいヤキモチやコミュニケーションの一つとして深く考えずに行っています。

自分に関心を持ってほしい

片思いやちょっと気になる相手に対して、自分に気があるか、相手の気持ちを試したり、気を引きたいと思ったりしたときに、嫉妬させる行動を取る人もいます。

また、付き合って関係性が落ち着いてくると、連絡頻度が落ちたり、愛情表現が少なくなってしまい、「気持ちが離れたのかもしれない……」という不安を抱いて嫉妬させたくなる人も。そこには、交際当初のようにもっと情熱的に接してほしいという願望が秘められています。

自信がない

自分に自信がないと愛されていることにも自信が持てなくなってしまいます。相手に確認したくても自信がなければ、素直に「自分のことを好きかどうか」聞くこともなかなかできません。そのため、嫉妬されるというちょっと回りくどい方法を取って、自分に魅力があることや相手にとって大切な存在であることを実感しようとします。

また、自信がないため、他の異性と仲良くしている姿を見せつけたりすることで、見栄を張りたいという気持ちが隠されている場合もあります。

相手の気持ちを独占したい

好きな人に自分だけを見ていてほしいという欲求が、相手に嫉妬させる行動に向かわせることがあります。

過去に傷ついた経験や「自分には価値がない」という思いが潜んでいると、いつか自分から離れていってしまうかもしれないという不安が、嫉妬という形になって表れるのです。

相手より優位に立ちたい

嫉妬されることで、相手の感情をコントロールしたいという欲求を満たしている場合もあります。このような人は、相手の言動で自分が感情的になったり、振り回されたりすることを恐れています。

自分が嫉妬する側になったり、傷ついたりするのを避けるために、相手を嫉妬させる側になることで、相手より優位に立とうとするのです。

上手に好きな人に嫉妬させる方法

上手に好きな人に嫉妬させる方法

人はネガティブな感情を感じたくありません。嫉妬もその一つ。また、人は嫌な感情を感じさせる相手とは距離を取りたくなるもの。

相手に嫉妬させることは関係性に悪影響を及ぼすことの方が多く、基本的にはおすすめしません。もし上手に嫉妬させるとしたら、あくまでかわいいらしく、お互いの関係性のスパイスになる程度にとどめることを目指しましょう。

友人づきあいや趣味を優先する

恋愛するとつい恋人が最優先になってしまうという人は、常に相手といることばかりでなく、友人との時間や趣味を満喫する時間を持てるとよいでしょう。

自分の時間を生き生きと楽しめる人は、べったりとした関係を望む人に比べて、魅力的な人としてうつるはず。また、相手がひとりで待つ時間があなたを思う時間となり、ちょっとした寂しさが「もっと一緒にいたい」という思いに繋がっていくのです。

ただし、友人や趣味の時間に没頭しすぎて相手をないがしろにしてしまったり、異性と一対一で出かけたりするのは、相手の不安をあおり、過度な嫉妬へ向かわせてしまうので避けるのが無難です。

芸能人・有名人を褒める

異性が褒められているのを見ると、つい嫉妬してしまうという人はけっこういます。もし、褒めるなら、身近な人は避けて、現実的に出会う可能性の少ない芸能人や有名人がおすすめ。

このとき、「カッコイイ」や「かわいい」といった抽象的な誉め方ではなく、「言葉遣いが丁寧なところがいい」「共演者に感謝を伝えているところがステキだった」など、どういうところがいいのか具体的に伝えるのがポイントです。

あなたが何をしたら喜ぶのか、どういう人を好むのかを相手に知ってもらうことにもなり、ふたりの関係づくりの前向きなヒントになるはずです。

他の異性とも楽しそうに笑顔でコミュニケーションする

分け隔てなく異性と楽しそうに会話する姿を見られれば、相手は「こんな素敵な対応ができる魅力的な人を他の人に取られたくない」と思う可能性大。

ここでのポイントは、あくまで気を引こうとするのではなく、自然体でコミュニケーションすること。それによって、相手をコントロールするのではなく、あなたの魅力で引き付けることができるでしょう。

少しだけ秘密を持つ

あなたのことをよく知っているつもりでも、ちょっと知らないところがあれば、「もっと知りたい」という興味を引き出すことにつながります。

例えば、趣味や好きなことについて聞かれたときに「今度話すから」などと、すぐに答えずにいると、何か言えない事情があるのかもしれないとつい気になってしまうでしょう。その感情があなたを求める気持ちになるかもしれません。

ただし、基本的に人はわかりやすい人に好感を抱きます。あまりにも隠し事が多かったり、秘密を引っ張ったりしすぎると、相手は疲れてしまって逆効果です。

嫉妬されたいときのNG行動や注意点

嫉妬されたいときのNG行動や注意点

なかなか相手が自分に関心を向けてくれないときは、嫉妬されてみたくなるということもあるかもしれません。しかしながら、嫉妬させることはリスクも大きいのです。特に次のようなことに注意しましょう。

嫉妬は感じたくない感情と理解する

こちらはかわいいヤキモチくらいに思っていると、相手が離れてしまうリスクもあるということを覚えておきましょう。嫉妬は苦しいもので、できれば感じたくないネガティブな感情です。それを感じさせる相手とは一緒にいたくないと思われかねません。

もしあなた自身は、嫉妬をすることを苦しさよりも愛を感じる刺激程度に感じていても、相手はそうとは限りません。人によって感じ方が違うということは理解しておきましょう。

誰かと比較しない

元彼や元彼女を引き合いに出して、「あの人はこうだったのに~」などと、誰かと比較して嫉妬させるのはタブーです。なぜなら相手の劣等感を刺激してしまうからです。

恋愛対象になりそうな異性はもちろんですが、女性の場合は父や兄弟、男性の場合は母や姉妹といった異性の家族も対象となります。

「お父さんはわかってくれた」「おにいちゃんはこうしてくれた」というひと言が、相手にプレッシャーをかけたり、「こんな言い方をするなんて、自分は大切にされていないんだ」などと辛い気持ちにしたりする可能性があるのです。

他の異性と仲のいいところを見せつける

やけに親しげに特定の異性とやりとりしている姿は、相手の捉え方によってはとてもリスキーです。

あなたがもしちょっとした駆け引きを楽しむつもりでやったとしても、「自分は必要ない」「誰にでもいい顔をするんだ。なんだか信頼できない」「浮気しそう」などと相手に不安や不信感を抱かせ、関係性に負の影響を与えてしまうこともあります。

もし駆け引きなどの意図がなかったとしても、相手が男女関係に潔癖な場合は、恋人の目の前で異性と話す前後に、関係性や話すことについて説明するなど、フォローできるといいでしょう。

相手が嫉妬されたい素振りを見せたら?

相手が嫉妬されたい素振りを見せたら?

もし恋人や好きな人が、あなたを嫉妬させようとしているような素振りを見せたら、どんな態度を取るべきなのでしょう。今後の関係性を踏まえた対処法をお伝えします。

カップルの場合

まずは、愛情表現を増やしてみましょう。相手がもっと愛されたいと思っているようなら、こちら側が豊かな愛情表現をするということが肝心です。すると自然に嫉妬の欲求もなくなっていくでしょう。

それでも嫉妬させようとしてくるなら、その理由を相手に素直に聞いてみるのがおすすめです。なぜ嫉妬させたいのか、本人もわかっていない場合もよくあります。そんなときは上記に挙げた「嫉妬させたい心理」を確認して、相手の真意に気付いてあげるとよいでしょう。

今後のふたりの関係をもっといいものにしていきたいなら、「好きだから嫉妬させたいんだ。しょうがないなあ」と深刻にならずに受け止めるのが賢明です。その上で、「そういうの、あまり嬉しくないなあ」と、自分の気持ちも伝えることも大切です。

交際していない相手の場合

もしあなたが、相手に対して少なからず好意を抱いているとしたら、相手に肯定的なメッセージを伝えるチャンスです。

例えば、相手が異性と仲良くしているところを見せつけてきたり、特定の異性を褒めたりしているようなら、「モテるんだね」などのひと言に加えて、「私は〇〇さんのこういうところがステキだと思う」などといったことを伝えてみましょう。

一方、あなた自身が相手に気がない場合は、興味を示さないのが得策。否定や拒絶はせずに、「へえ、そうなんだあ」など関心を持たないような素振りを心がけましょう。

幸せな恋愛関係には、駆け引きしすぎないコミュニケーションが大切

幸せな恋愛関係には、駆け引きしすぎないコミュニケーションが大切

嫉妬させた側は「愛されているんだ」といい気分を味わえたとしても、そのとき相手は決していい気分ではないはずです。嫉妬で恋人や好きな人と愛を確認し合ったり、駆け引きしたりするよりも、相手を幸せな気持ちにしてあげられるような関わり方を選ぶことが、いい関係性を長く続けるコツなのです。

もし愛情を確認したくてもなかなか素直にできないなら、「私はあなたが好き。あなたは?」などと、相手が言いやすくなるような聞き方もおすすめ。まずは自分の気持ちを素直に伝えてみてはいかがでしょうか。

素直に気持ちを伝え合う恋愛関係を築ける相手を探しているなら、恋活や婚活をするのもおすすめです。婚活のプロが、結婚相手との出会いをサポートしてくれるゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関するカウンセリングを実施中。無料で相談できるので、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

取材・文/小松ななえ

【監修】
大塚統子さん
カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー。2009年6月より心理カウンセラー活動を開始。「自分が嫌い」「自分はダメ」「私は愛されない」といった自己否定をはじめ、ネガティブな感情・思考をリニューアルし、「ココロを整える」「自信を取り戻す」「幸せな恋愛関係を築く」「才能を見つける」サポートを得意とする職人カウンセラー。心理学のワークショップの講師も手がける。
HP:http://blog.livedoor.jp/cs_nori/

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