元カノへの嫉妬が止まらない！その心理と不安の対処法

彼の元カノがチラついて嫉妬してしまうのはとてもつらいことです。ふとした会話の中に元カノが出てきたり、思い出の品や写真に元カノの影を感じたりすれば、嫉妬してしまうのは自然なことだといえます。この記事では、元カノに嫉妬してしまう心理や原因、嫉妬しないための対策、元カノに未練がある男性への対処法などを婚活の専門家である澤口珠子さんの意見を参考に解説します。元カノに嫉妬してしまう心理や原因を知って、それを取り除く方法を学んでいきましょう。

付き合っている彼の元カノに嫉妬してしまう。彼と付き合っていて幸せなはずなのに、嫉妬心からモヤモヤした感情や彼を疑う気持ちが芽生えるのは、つらい状況ですよね。では、なぜ嫉妬してしまうのでしょうか？元カノへの嫉妬には主に2つの心理があり、その心理を引き出す原因がそれぞれあります。ここでは代表的なものを紹介します。

自分を一番にしてほしい心理

1つ目は「自分を一番にしてほしい」という心理です。彼にとって一番の女性になりたいのに、元カノの存在を感じてしまうと「元カノが一番なのかも？」と疑う気持ちから嫉妬が生まれます。「私と元カノ、どっちがいい？」といった比較をして、劣っているのではないか、元カノの方が好かれていたのではないかなどとやきもちを焼いてしまうのです。原因としては以下のようなことが挙げられます。

元カノと比較する言動がある
彼が何げなく言った元カノと比べる言葉が引き金になって嫉妬するケースです。「元カノは背が高かった」「元カノは料理好きだった」など、特に比べるつもりがない発言でも、比較され、元カノの方が優れていたという意味と捉えて嫉妬してしまうこともあります。

元カノに対して劣等感を感じる
元カノのことを写真やSNSで見て、自分より可愛い、自分よりモテそうなどと劣等感を感じると、その反動で嫉妬心が芽生えます。彼との仲は終わっているのに「可愛い元カノにまだ気持ちが残っているのでは？」と疑ってしまうのです。

彼の心の中に元カノがいるのがイヤという心理

2つ目は「彼の心の中に元カノがいるのがイヤ」という心理。彼の心や記憶の中に元カノがいること自体がイヤという心理から独占欲や嫉妬心が生まれます。次に挙げるような彼の行動が、この心理に関わる原因です。

元カノの話が会話に出てくる
彼との会話の中に元カノの話が出てくると、当然のことながら嫉妬してしまうでしょう。彼としては何げなく話しているつもりでも、何度も会話に出てくると「まだ元カノのことを忘れられないのかも」という不安が生まれるのは自然なことだといえます。

元カノの持ち物や贈り物が残っている
元カノの使っていた物や元カノからもらった贈り物が彼の部屋に残っていて、嫉妬心が生まれるケースもあります。元カノを想起させる物が彼の生活圏の中にあることで、彼の心の中に元カノがいるような感覚になり、嫉妬を覚えるのです。

まだ連絡を取り合っている
「元カノとはただの友達」といって連絡を取っているケースも嫉妬してしまう原因になります。恋人関係を解消したにも関わらず、友達としてつながっていたいという彼の気持ちやふたりの関係に不安を感じ、嫉妬するのです。

元カノが気になり、嫉妬心が芽生えた時に、その気持ちを抑える方法を解説します。

彼が選んだのは自分だと自信を持つ

まず、頭に置いておくべきことは彼が選んだのは他でもない自分という事実です。元カノとは何らかの理由があって別れるという選択をしており、彼女として選ばれたのは自分だという自信を持ちましょう。さらに、元カノと交際したから今の彼がある。良い男に育ててくれてありがとう！と元カノに感謝の気持ちを持つことで嫉妬の気持ちが和らぐでしょう。

外見、内面共に自分磨きをする

自分に自信がないことが元カノへの嫉妬の原因になるケースもあります。無意識に元カノと自分を比べてしまい、元カノが優れているような気がしてやきもちを焼いてしまうのです。この気持ちを払拭するためには、自信をつけること。外見、内面共に磨いて成長できれば、元カノと比べようと思わなくなるはずです。

元カノに負けないくらい彼との思い出を増やす

元カノに嫉妬してしまうのは、それだけ彼のことが好きだからです。元カノとの思い出よりも自分との思い出を増やすためにいろいろな所に出かけたり、ふたりで過ごす時間を充実させたりして楽しいことをたくさん行ってください。

彼との恋愛以外も楽しむ

元カノが気になり過ぎるのは彼との恋愛に依存しているからかもしれません。交友関係を広げる、新しく趣味や学びを始めるなど、自分の世界を充実させることに目を向けるようにしましょう。

元カノに嫉妬してしまった時にやってはいけない行動は次の通りです。

元カノの悪口を言う

元カノの悪口を言うのはどんなシチュエーションでもやめましょう。自分の人格を下げて見せてしまう行動です。

卑屈になり、いじけた言動をする

元カノに嫉妬して「どうせ私なんか」「元カノの方が可愛いんでしょ」など、卑屈でいじけたセリフを言うのは自分の価値を下げ、彼を冷めさせてしまう行動です。

元カノとの思い出の品を捨てるよう強要する

元カノとの思い出の品を捨てるように強要することはやり過ぎです。元カノとの思い出の品はあくまで彼の物。「気になってしまうから目につかないようにしてほしい」など、自分の気持ちを伝えることはいいのですが、物を処分するかどうかについては彼に判断を任せるべきです。

彼の周辺の人に元カノの情報を聞く

彼の友達や知り合いに元カノの情報を聞いて回るのはやめましょう。いずれ彼の耳に入り、「自分に隠れて詮索している。疑われている」と感じさせてしまいます。最悪の場合、彼の気持ちが離れてしまう可能性もあります。

元カノについて彼を責める

元カノについて彼を責めたり、詮索したりするのは良くない手段です。きちんと「元カノの話題はつらい」と伝えるのは良いのですが、嫉妬心から彼を責めるのは逆効果。彼にとっては過去のことなので、なぜ責められるのか納得がいかず、不満につながります。

元カノに未練がある彼に対する対処法を紹介します。彼にも原因があると思ったらこれらの方法を試してみるのも良いでしょう。

元カノのことをストレートに聞いてみる

気になりながらもモヤモヤとした思いを抱えつつ、彼に探りを入れたり、疑ったりするのが一番良くない動きです。彼としては悪いことをしていないのに詮索されてイヤな気持ちになってしまいます。どうしても気になるなら元カノのことをどう思っているのか素直に直接聞いてみましょう。

元カノの話題や未練がつらいと伝える

彼が元カノの話題を出したり、未練があるそぶりをしたりすることがイヤなのであれば、イヤだとはっきり伝えることが重要です。「元カノの話題は、私にとってつらいからやめてほしい」ときちんと伝えて、彼にどれだけイヤだと思っているかをわかってもらうべきです。

愛情を注いで今の恋愛に満足感を与える

元カノとの恋愛はすでに終わっています。今のあなたとの恋愛を楽しいものにして彼に元カノの存在を考える余地を与えないようにしましょう。そのためには彼に愛情を注ぎ、大切にすることです。

距離を置いて自分の大切さを実感させる

もし、彼の元カノへの未練が大きいと感じるなら、思い切っていったん距離を置くのも一つの手段です。黙って距離を置くのではなく「元カノへの未練が感じられるのがつらいので、冷静になってふたりの関係を見つめ直したい」など、何が原因なのかしっかり彼に伝えることが大切です。

対策をしても変わらないなら別れを選択する

彼が元カノの存在をにおわせてしまう、元カノに未練がある言動をする、今の彼女の愛情を確かめたくて元カノを持ち出して嫉妬させる。いずれの場合も女性を不安にさせる思いやりに欠けた行動です。上記の方法をしても変わらないようであれば別れを選択するのも一つの方法です。

元カノに嫉妬してしまうのは彼をそれだけ愛している証しであり、誰でも抱く自然な感情です。嫉妬してしまうことに罪悪感を感じたり、自分を責めたりする必要はありません。ただ、必要以上に嫉妬して不安になってしまう、つらくなってしまう場合は、自己肯定感が低かったり、恋愛に依存していたりと、自分自身に問題がある可能性も考えられます。大好きな彼から選ばれたのですから、もっと自信を持つように心がけ、彼との関係をよくしていきましょう。
もし、嫉妬心や彼を疑う気持ちが大きくなってしまい、新しい恋を始めたくなったら、プロのサポートを受けながら婚活を始めてみるのも一つの手段です。ゼクシィ縁結びエージェントにはマッチングコーディネーターに相談できるプランがあり、恋愛中の悩みを一緒に解決してくれます。まずは気軽に無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

取材・文／関原のり子

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント、スフィアロココス株式会社代表取締役社、特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナルとして活動中。これまでに1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポート、8000人以上の女性を１対１で婚活コンサルサポートなど数々の取り組みに従事。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の３軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/