- 子どもが再婚に反対している
- 子育てが忙しく婚活する時間が取れない
- 相手が「子持ち」にネガティブなイメージを抱いている
- 相手も「バツイチ子持ち」である
- 「精神的に成熟している」という印象を与える
- 相手が子どもを望んでいる
- 「バツイチ子持ち」であることをポジティブに捉える
- 子ども好きな人をターゲットにする
- 子どものことは自分で責任を持つ
- 結婚相談所
- 「バツイチ子持ち限定」の婚活パーティ
- マッチングアプリ
- 知人の紹介
近年の離婚率上昇に伴い「今はシングルで子どもを育てている」という人も多いのではないでしょうか。特に「この先もずっと独り身でいたいわけではない」と考える人にとって、「バツイチ子持ちの婚活」は、ぜひ知っておきたいテーマでしょう。本章では婚活市場における「バツイチ子持ち」のポジションや、婚活の際に気を付けるべき点などについて、シングルの婚活相談も数多く受けてきた心理カウンセラーの竹内えつこさんと共に考えていきます。
婚活市場で「バツイチ子持ち」は条件が悪い?
昨今、「バツイチである」ということは特別珍しいことではなくなりました。特に、ある程度年齢を重ねてからの婚活である場合「結婚経験がある人とマッチングする方が、不安が少ない」という声もあります。
ですが、そこへ「子持ち」という条件が加わると少し状況は変わってくるようです。子どもの年齢によっては子ども自身との相性の問題が出てきますし、経済力を求められる面もあります。特に相手の年齢が若く初婚である場合、「バツイチ子持ち」をパートナーとして選ぶことに負担を感じるケースもあるでしょう。
しかし「子どもがまだ小さく、関係構築がしやすい場合」や、逆に「子どもがすでに自立し家を出ているケース」などは、相性のハードルがグッと下がります。また「子どもを自分で持つことができなかったが、子どもが欲しい」という人にとっては、逆に「バツイチ子持ち」という条件が魅力と映る可能性も出てきます。
条件よりも大切なのは、当事者同士がお互いに理解し合えるかどうか。必要以上に「バツイチ子持ちは条件が悪いから」と委縮せず、まずは動いてみることから始めましょう。
「バツイチ子持ち」が婚活で不利になるケース
では婚活市場で「バツイチ子持ち」が不利となる要因として、どんなものが考えられるでしょうか。
子どもが再婚に反対している
「バツイチ子持ち」の婚活で一番ネックとなるのは「子どもの気持ち」です。子どもが再婚を受け入れられないと、話を進めるのはなかなか難しいでしょう。
大切なのは「子どもの気持ちを確認しながら、時間をかけて理解してもらうこと」。特に子どもが「自我は芽生えている」けれど「自立まではまだ時間がある」年齢である場合、新パートナーとの相性も慎重に確かめる必要があります。
逆に子どもから「恋人は作らないの?」「そろそろ再婚しないの?」といった発言があった場合、再婚を容認してくれる可能性が高いです。その場合は話を前向きに進めていってもいいでしょう。
子育てが忙しく婚活する時間が取れない
子どもが複数いる、年齢的に手がかかるなど、子育てに時間を取られてしまう場合は、婚活する時間を捻出すること自体が難しくなります。
婚活にあまり時間をかけたくない場合におすすめなのが「マッチングサイト」による婚活です。プロフィールで「バツイチ子持ち」であることを開示することになるため、おのずと相手も「バツイチ子持ちを受容できる人」のみに絞り込まれます。また、こちら側が求める条件による絞り込みもできますので、条件の合致した人のみと効率的に会うことができます。
まずは自分の空き時間で無理なくできる婚活を始めてみましょう。
相手が「子持ち」にネガティブなイメージを抱いている
自分は再婚に前向きでも、相手が子どもに対して苦手意識を持っていたり、子育てに責任の重さを感じていたりして、敬遠されるケースも考えられます。
バツイチ子持ちの婚活は「子どもを含めて家族となる」ことが前提となるので、その点を相手に理解してもらうことからのスタートとなります。
実際に子どもと会わせたり、時間をかけて話をしたりする中で、ゆっくりと「子どもと一緒に新たな家族を作る」ことに対するイメージをポジティブなものへと変えていくよう努めましょう。
「バツイチ子持ち」が婚活で有利になるケース
では、逆に婚活市場で「バツイチ子持ち」という条件が有利に働くケースにはどんなものがあるのでしょうか。
相手も「バツイチ子持ち」である
相手も自分と同じ条件だった場合は話を進めやすいはずです。お互いの状況を肌感覚で理解できるため、自然と助け合うことができ、信頼関係を築くのも早いでしょう。
しかしこの場合、いくら当人同士に問題がなくても、お互いの子ども同士が「しっくりこない」という可能性も考えられます。まずは早めに子ども同士を会わせ、「お互いの子どもを含めた新たな家族像」を描くことができるかを、さまざまな角度から検討する必要があります。
「精神的に成熟している」という印象を与える
「結婚」「離婚」「子育て」の経験をしている、という点を「精神的に成熟している」と受け止める人も多いようです。
「一人の異性と結婚し、結婚生活を送り、最終的に離婚に至った」という一連の流れの中で、さまざまな種類の感情を覚え、独身時代と比べて社会との接点も増えたはずです。さらに「子どもを育てる」ことに対する覚悟と責任を持つという経験が、人間的な深みを養うのは自然なことです。
婚活ではこの人間的な魅力が強みになります。
相手が子どもを望んでいる
近年、「ステップファミリー」という、血縁ではない絆で結ばれた新たな家族の形が注目を集めています。
相手が「子どもを望んでいるけれど、年齢や体質的な問題によって自分では持つことができない」という場合に、「バツイチ子持ち」という条件は十分に魅力となります。
ただしこの場合、「子どもの意志」を無視するようなことがあってはいけません。決して焦らず、子どもの声にじっくりと耳を傾けながら、少しずつ家族となるよう目を配りましょう。
「バツイチ子持ち」が婚活する上で大切なこと
では実際にバツイチ子持ちが婚活をスタートさせるにあたり、どんな点に気を付けるべきでしょうか。
「バツイチ子持ち」であることをポジティブに捉える
「バツイチ子持ち」であるという事実は変えられません。必要以上に「ネガティブな要素」と捉えないようにすることが大切です。
「自分は婚活市場で価値が低い存在だ」と考えるあまり、極端に自虐的になったり、しなくていい妥協をしたりして、結果望まない相手とマッチングしても、断りにくい状況に陥ってしまうかもしれません。
逆にポジティブなオーラを発していれば、自然と相手も「この人となら子どもを含めて楽しい家庭が築けそうだ」と、ポジティブな将来像を描いてくれるでしょう。
子ども好きな人をターゲットにする
「バツイチ子持ち」という条件を武器にして、最初から子ども好きな人をターゲットにしましょう。
婚活アプリなどでは「子どもが欲しい・欲しくない」など条件を選ぶ項目がありますので、その項目を参考に相手を絞ってみるのもよいでしょう。
子どものことは自分で責任を持つ
「再婚しても子どもの責任は自分が持つ」という意識を大切にしましょう。
子持ちの婚活は、その多くに「経済力の問題」を伴います。子持ちで婚活をしている背景に「経済面でのサポート」を求めているケースも少なくないでしょう。逆に相手は「これから子育てにどのぐらいお金がかかるだろう」という点を考えることになります。
子どもを養う「経済力」だけを目的に結婚をすると、その後にうまくいかなくなる事態も考えられます。「あくまで子どもの責任は、血のつながった親である自分自身が持つ」という心構えを持つことが大切です。
「バツイチ子持ち」に向いている婚活方法
では、バツイチ子持ちの婚活には、どんな手法が向いているのでしょうか。
結婚相談所
結婚相談所では自分のプロフィールをすべてオープンにした上で婚活がスタートします。相手は「バツイチ子持ち」ということを知った上で、ステップを進めていくことになります。
何度も「バツイチ子持ちの婚活」に立ち会った、経験豊富なコーディネーターがいる点も心強い要素。困ったときには経験に基づいた有益なアドバイスがもらえるはずです。
「バツイチ子持ち限定」の婚活パーティ
婚活パーティには「バツイチ限定」「子持ち限定」など、あらかじめ参加条件を課したものがあります。同じ条件の参加者同士なので、「バツイチ子持ち」であることを気後れする必要はありません。
再婚に前向きな人ばかりが集うため、一度マッチングすればそこからの話は、具体的かつ建設的に進めていけるはずです。
マッチングアプリ
前述したように、婚活にまとまった時間が割けない人にはマッチングアプリがおすすめです。
結婚相談所と同様に、プロフィールで「バツイチ子持ち」であることをオープンにするため、あらかじめ「条件に合う人」のみをふるいにかけられる点がメリットです。
登録のハードルが低く、スピード感のある婚活に向いています。
知人の紹介
ふたりの事情をよく知っている知人を通じて紹介してもらうのも一つの手です。
「バツイチ子持ち」という表面的なことだけでなく、「人としての魅力」など内面的な話を、事前に知人から伝えてもらうこともできるでしょう。
事情をよく知る第三者から「バツイチ子持ちであっても、このふたりならきっとうまくいく」という、一定のお墨付きを得ている心強さもあります。
「バツイチ子持ち」だからと再婚を諦める必要はない!
「バツイチ子持ち」だから再婚は難しい、と早々にあきらめてしまうのはもったいない話です。結婚、離婚、出産、子育て、とライフステージの大きなターニングポイントを数多く経験していることは、人としての強みとなるはず。
心理カウンセラーの竹内さんも、次のように「バツイチ子持ち」の婚活を後押しします。
「私の周囲には、バツイチ子持ちで恋愛を楽しみながら、ゆっくり再婚相手を探しているクライアントの方もいますし、バツイチ子持ちからマッチングアプリを通じて再婚し、今は再婚相手との間にも子どもが生まれて幸せにしている友人もいる。彼女たちを見ていると、決して『バツイチ子持ち』は、婚活市場で不利な条件ではないと感じます。」
もし、バツイチ子持ちであることを理由に婚活を躊躇しているのであれば、諦めずに新しいご縁を探してみてくださいね。
もしバツイチ子持ちでの婚活に不安があるなら、結婚相談所でプロの力を借りてみるのも一つの手です。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中ですので気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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