- 育児・家事に積極的である
- 視野が広くマルチタスクである
- 女性の気持ちを理解できる
- 子どものことを第一に考える
- 家庭と切り分け女性とはライトに交際
- 恋愛に臆病
- ライトな交際からゆっくり進める
- 子どもや前妻に嫉妬しない
- 相手の生活リズムを尊重する
- 子どもの承諾を得る
- 子どもに隠し事をしない
- 前妻と比べたり過度な要求をしない
- 離婚にまつわる負を相手に負わせない
- 離婚に至った原因を解消する
- 相手の不安をきちんと聞く
離婚の敷居が下がったといわれる現代、再婚し新たな家庭を築くこともまた特殊なことではなくなりました。2021年の婚姻数50万1138件に対し、夫再婚・妻初婚は4万6872件、夫妻とも再婚は4万9052件(※1)。再婚件数の割合は1970年代以降上昇傾向にあるとされ、再婚者の割合は男性の方が高いという数字が出ています(※2)。本記事では「子どもを持つバツイチ男性」の特徴や恋愛観について考えていきます。
※1政府統計の総合窓口(e-Stat)「人口動態調査結果」(厚生労働省・令和3年10月発表)より
※2「結婚と家族をめぐる基礎データ」(内閣府男女共同参画局・令和4年2月7日発表)より
バツイチ子持ち男性の特徴とは
結婚や子育てという、大きな出来事を経験しているバツイチ子持ち男性。彼らと未婚の男性とを比べたときに、どんな特徴が見られるのでしょうか。
育児・家事に積極的である
バツイチで、かつ子どもを持つ男性は、一時でも育児をしながら仕事をした経験を持っています。
そのため「仕事・育児・家事を一人で背負う大変さ」について身をもって感じているので、仮に結婚した場合も育児・家事に積極的である可能性が高いです。
視野が広くマルチタスクである
バツイチ子持ち男性は、同時にさまざまなことを進める「マルチタスク」な能力が磨かれます。臨機応変さが求められる場面が多い子育てを経験することで、有事に即対応する能力も身に付いています。
子どもの行動に目配りをしながら物事を進める視野の広さも持っているので、心強く感じられます。
女性の気持ちを理解できる
結婚経験があるので、女性と生活する上で気を遣うべき点を把握しています。「男性に気遣ってほしい部分」を理解し、寄り添ってくれることが多いです。
育児・家事の苦労を「私事(わたくしごと)」として共感してくれるので、結婚したときには精神的に頼もしさを感じられるでしょう。
バツイチ子持ち男性の恋愛観
一度離婚を経た後、一人での子育てを経験しているバツイチ子持ち男性。彼らに見られる恋愛観の傾向について見ていきます。
子どものことを第一に考える
子育て中は子ども中心の生活になるので、自分が交際する場合であっても、まずは子どものことを第一に考えます。
子どもの視点に立ち「彼女を受け入れることができるか」「彼女との相性はどうか」「彼女は母親としてどうか」などさまざまな角度から、子どもと相手との折り合いについて考えます。中には「子どもが巣立つまでは再婚しなくても良い」とまで考える人もいます。
家庭と切り分け女性とはライトに交際
離婚した理由によっては「結婚はしばらく考えなくてよい」と思うバツイチ子持ち男性もいます。
その場合は「家庭は家庭、恋愛は恋愛」と切り分け、女性とはライトに付き合おうという姿勢になります。ゆえに結婚願望がない、経済的・精神的に自立している、関係性を割り切れる、といったタイプの女性を好む男性もいます。
恋愛に臆病
離婚理由によっては、次の恋愛に進むことをちゅうちょしてしまいます。「また同じように失敗してしまうかもしれない」という恐れや、次の恋愛や結婚で幸せになる自信がなく不安を覚えることもあるでしょう。
また「関係が深まれば、いずれ再婚することになるかも」と考えたときに「責任」という二文字が重くのしかかり、恋愛自体に臆病になってしまいます。
女性がバツイチ子持ち男性と恋愛・結婚を考えるときの心構え
もし、女性が「バツイチ子持ち男性と交際したい、結婚したい」と考えるとき、どんな点に気を付ければいいのでしょうか。ここでは女性が「バツイチ男性との恋愛・結婚」に臨むときの心構えについて考えていきます。
ライトな交際からゆっくり進める
まずはライトな交際からゆっくりと関係を深めていくのがおすすめです。最初は彼の育児・家事や仕事の負担にならないように、連絡頻度や会う頻度に気を付けましょう。
前述のように離婚理由によっては恋愛そのものに臆病になっている男性もいます。最初から「結婚」を持ち出すと、相手の腰が引けてしまうこともあるので注意しましょう。
子どもや前妻に嫉妬しない
彼は子どものことを第一に考えているので、子どもの存在に嫉妬するのはご法度です。将来的には家族になる可能性もあると考えて、子どもとコミュニケーションを取ることを意識しながら交際を進めていきましょう。
また交際中に彼が前妻と会うことも考えられます。このときに前妻と自分を比べて落ち込んだり嫉妬したりするのはやめましょう。
相手の生活リズムを尊重する
子どもがいると、どうしても子ども中心の生活になります。子どもの病気やトラブルなどでデートをドタキャンされてしまう場合もあるでしょう。
そんなときにも相手を責めず、受け入れてあげる器の大きさが求められます。彼の事情や生活リズムを尊重するように心がけましょう。
バツイチ子持ち男性が次の恋愛・再婚に踏み出すときに大切なこと
バツイチ子持ち男性が新たな恋愛に臨む、または再婚へと踏み出すに当たって、どんなことに気を付けるべきでしょうか。ここでは再出発に当たっての留意点を考えていきます。
子どもの承諾を得る
まずは子どもの意思を尊重することが大切です。交際することが決まったら相手を子どもに紹介し、承諾を得ましょう。
子どもに隠れて交際していても、いつかはバレてしまいます。子どもの心を傷つけないことを最優先に、紹介するタイミングなどは慎重に進めていきましょう。
子どもに隠し事をしない
恋人のことで子どもにうそをついたり、隠し事をしたりするのはやめましょう。本当のことを知ったとき、子どもが彼女に悪い印象を持つ原因となりますし、場合によっては父親を拒絶するようになるかもしれません。
可能な限り交際をオープンにし、聞かれたことには真摯(しんし)に答える姿勢が大切です。
前妻と比べたり過度な要求をしない
前妻と彼女を比較したり、前妻に足りなかった部分を過度に彼女に期待して求めたりするのはやめましょう。
前妻と彼女は違う人間です。比較するのではなく「彼女のいい部分」を見るように心がけましょう。
また交際中はあくまでも「彼女」であり、「子どもの母親」ではありません。母親としての役割を彼女に押し付けることがないように注意しましょう。
離婚にまつわる負を相手に負わせない
離婚の際、前妻との間で取り決めた慰謝料や養育費などの支払いがあるケースも多いでしょう。そのことで相手に負担をかけるようなことはやめましょう。
特に再婚を意識しているのであれば、経済的な事情は早い段階で相手に伝えておく方がいいでしょう。
離婚に至った原因を解消する
離婚を繰り返さないためにも、過去の問題と向き合う必要があります。
「なぜ離婚することになったのか」「原因は何だったのか」「改善するために何をするべきか」など、離婚の原因を冷静に振り返り、改善点はできる限り早めにクリアにしておきましょう。心理面のケアが必要な場合は医師や心理カウンセラーに相談するのもおすすめです。
相手の不安をきちんと聞く
相手に「結婚経験がない」「子どもがいない」という場合、バツイチ子持ち男性と交際することに不安を感じている可能性があります。
子どもがいるから、シングルファーザーだから「仕方ない」と考えるのではなく、その都度彼女の不安を聞き、解消するようにしましょう。
経験を糧に心地よい関係を一緒に築こう
「バツイチ子持ちだから、恋愛してはいけない」というわけではありません。
新しいパートナーと第二の人生を歩むことは、自分だけでなく、子どもの幸せにもつながるはずです。勇気を出して恋愛に飛び込んでみましょう。事情を理解して子どもと共に生きられるパートナーを、きっと見つけることができますよ。
またバツイチ子持ち男性との恋愛を考えている女性の中には、「ハードルが高い」と、恋愛関係に進むのをちゅうちょする人もいるかもしれません。しかし彼には結婚・離婚・子育てを経験しているからこその強みや魅力があるはず。「バツは経験の数」と前向きに捉えてみてください。きっと豊富な経験でリードしてくれるでしょう。
もし、これから結婚相手を見つけたいという場合は本格的な婚活を始めてみるのも一案です。例えば、結婚相談所であれば「どんな相手と結婚したいのか」の希望を伝えて、婚活のプロのサポートを受けながら婚活をすることができます。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中ですので、婚活に興味があれば、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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