- 日本における離婚経験者の割合
- なぜバツイチの婚活は難しいと思ってしまうのか
- 婚活が難しいのは「バツイチ」が原因ではない
- 離婚理由は隠さない・ごまかさない
- 元配偶者をおとしめるようなことは言わない
- 子どもとの関わり方を伝える
- 元配偶者と比較しない
- 質問・疑問には何でも答える姿勢を見せる
- 友人・知り合いの紹介
- 結婚相談所
- ターゲット層に適した婚活アプリ
婚活をしている人の中には、バツイチで再婚を考えている人もいるでしょう。離婚経験者にとっては、婚姻歴が婚活で不利になったりしないのか気になる人もいると思います。離婚歴は婚活に影響するのか、実情を調べてみました。さらに、離婚経験者の婚活を前向きに進めるために守りたいことや、離婚経験者に向いている婚活方法を、婚活コンサルタントの菊乃さんに伺いました。
バツイチであることは婚活に影響する?
離婚経験者の再婚は難しいのでしょうか。データから離婚の割合を調べるとともに、離婚経験者の婚活に対する不安や懸念点を挙げてみました。
日本における離婚経験者の割合
※出典:「 令和2年(2020年) 人口動態統計 」(厚生労働省)
厚生労働省が発表した「令和2年(2020年) 人口動態統計」によると、人口1000人に対する離婚の割合は、1970年の0.93%に対して、2000年は2.1%と約2倍に増えています。ピークの2000年からは減っているものの、2020年は1.67%ですので、50年前と比べると離婚率が上がっていることが分かります。
離婚率が上がっている背景には、価値観の多様性や女性の社会進出が関係しているかもしれません。また、出会い方の種類が増えたことも考えられます。
なぜバツイチの婚活は難しいと思ってしまうのか
そもそも「婚姻歴を気にしない」という人はいても、「離婚経験者がいい」という人は多くはありません。離婚の理由や子どもの有無など、確認事項が多いことも難しいと思ってしまう原因となるでしょう。また、離婚経験者の中には、一度婚姻関係を解消しているから、また繰り返すのではないかというイメージを持たれることを気にして、婚活に積極的になれない人もいるかもしれません。
婚活が難しいのは「バツイチ」が原因ではない
バツイチの人は離婚していることを気にしがちですが、お相手が気にするのは離婚経験があることではありません。なぜ離婚に至ったのか、理由を気にしていることが多いです。
例えば、価値観の違いや性格の不一致などが理由であれば納得しやすいでしょう。一方、借金やDVなどの理由は不安に感じてしまう人は多いかもしれません。とはいえ、そうなってしまった結果をどう受け止め、どう改善していくかの姿勢を見せることで印象も変わってくるでしょう。
離婚経験者の婚活を前向きに進めるために守りたいこと
離婚経験者が婚活を前向きに進めるために守るべきことを解説します。
離婚理由は隠さない・ごまかさない
離婚の経緯をすべて事細かに話す必要はありませんが、「うまくいかなくて」「タイミングが合わなくて」などとはぐらかさず、きちんと説明できるようにしておきましょう。隠し事をすると、それが後で分かった時のイメージダウンは避けられません。ある程度のことは正直に伝えた方が良いでしょう。
元配偶者をおとしめるようなことは言わない
離婚の経緯を説明する際、元配偶者のことをおとしめるような説明は避けた方が良いです。どちらか一方に問題があるような言い方はネガティブな印象を与えてしまいます。事実に沿って、自身の反省点や次はこうしたいなどの希望も兼ねて説明すると良いでしょう。
子どもとの関わりを伝える
お相手に対しては子どもの有無をきちんと説明する必要があります。元配偶者が子どもを引き取っている場合も同様です。特に、子どもと定期的に会っていたり、養育費を払っていたりする場合は、お相手にあらかじめ伝えておいた方がよいです。そして、子どもの年齢にもよりますが、子どもにも再婚に対する意見を求めることも大切でしょう。
元配偶者と比較しない
お相手を元配偶者と比較することは避けましょう。お相手に比較をにおわせるような発言をすることはご法度です。離婚経験があるからこその「次はこうしたい」と思う希望は問題ありませんが、元配偶者の苦手だった点、良かった点と比較してお相手を探したりしては、出会いの可能性を狭めてしまいます。過去に固執しすぎないようにすることも大切です。
質問・疑問には何でも答える姿勢を見せる
離婚をネガティブに捉えず、離婚理由に対する質問には基本的に何でも答える姿勢を見せるようにしましょう。隠し事やうそがない様子が伝わるので、お相手が悪い印象を持つことは少ないはずです。プロフィールなどに、「離婚理由が気になる方は何でも話せますので、気軽に聞いてください」と書いておくのもおすすめです。
バツイチに向いている婚活方法3選
最後に、バツイチに向いている婚活手段を紹介します。なぜ離婚経験者に適しているのか、理由とともに見ていきましょう。
友人・知り合いの紹介
自分とお相手をよく知っている友人や知り合いの紹介であれば、離婚理由についても遠慮なく聞けるので、良い面も悪い面もポジティブに捉えられやすいです。友人から見て人柄や価値観が合うかが紹介の基準になる場合が多いので、気にしがちな婚姻歴や子どもの有無などに対しても問題ない可能性が高いでしょう。
結婚相談所
婚活は自分の魅力をアピールしなければいけないので、第三者が自分を紹介してくれる結婚相談所はお相手への印象がプラスに働きやすいといえるでしょう。プランによってはマッチングコーディネーターに相談できるので、プロの力を借りながら婚活をすることもできます。
ターゲット層に適した婚活アプリ
初婚層の多い20~30代向けのアプリより、30~40代向けのアプリで活動した方が婚活はスムーズに進むかもしれません。年齢を重ねている方が経験を積んでいる分、再婚に対する考え方も寛容である傾向があります。アプリによっては「婚姻歴がある会員が多い」といった特色がある場合もあります。
バツイチだからと再婚を諦めないで!
離婚経験者は、婚姻歴や子どもの有無など、婚活するにあたって気にすることが多いでしょう。しかし、隠し事をしないで何でも話す姿勢を見せれば、バツイチをネガティブに捉える人は少ないはずです。婚姻歴があるからと再婚を諦めたり、謙遜したりせず、前向きに婚活を頑張りましょう。
ゼクシィ縁結びエージェントは、初婚も再婚も関係なく活動できる結婚相談所です。離婚経験者を含め、会員にはいろいろなタイプの方がいますサポート体制などが気になる方は、気軽に無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
取材・文/坂田圭永
【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。管理職時代に培った人材育成スキルを活用した女磨きと同時に、備忘録として始めたブログが、ロジカルで毒舌と人気になり、2011年に恋愛コンサルとして独立。主な著書に、『あなたの「そこ」がもったいない。』(すばる舎)、『なぜか愛される女がしている73の習慣』(双葉社)などがある。
公式サイト:https://www.bestpartner-prj.jp/
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