目次
2021年の再婚率は26.0% バツイチ子持ちであることが再婚のハードルとなる理由
  • 時間のやりくりが難しい
  • お相手と子どもの相性や関係性が不安
  • 周りの反応が気になってしまう
バツイチ子持ちとの再婚、周囲から反対されたら?
  • 急に子どもの親になることへの心配
  • 離婚理由や元配偶者との関係性への不安
バツイチ子持ちのハードルを乗り越えるために大切なこと
  • デートの時間を相談しながら決める、会えないときはSNSを活用する
  • お相手と子どもの関係性がよくなるための機会を意識してつくる
  • 自分の人生は自分で決めるという意識を持つ
バツイチ子持ちが再婚に向けて心がけたい3つのこと
  • 離婚を前向きに捉える
  • 自分を磨き続ける
  • うまくいかなくても諦めない
バツイチ子持ちにおすすめの婚活方法3選
  • 結婚相談所
  • マッチングアプリ
  • 婚活パーティ
幸せな再婚のために前を向くことが大事!

バツイチ子持ちだと結婚相手が見つからないのではないか?と不安がある女性・男性に向けて、再婚のハードルになる理由と乗り越え方、周囲から反対されたときの対策などを紹介。離婚経験をバネにして、幸せな再婚をするために必要な心構えやおすすめの婚活方法などについて、ブライダルコンサルタントで恋愛の心理に詳しい江頭美鈴さんに教えてもらいました。

2021年の再婚率は26.0%

2021年の再婚率は26.0%

再婚というと、難しいイメージを持つ人も少なくないでしょう。しかし20年前からの日本国内での再婚率はやや上昇傾向にあります。

2021年に実施された「人口動態調査」(※)によると、2021年に結婚したカップルのうち、「夫妻とも再婚又はどちらか一方が再婚」というケースは26.0%。結婚するカップルの4組に1組以上が再婚していることがわかります。

バツイチ子持ちの再婚率の公的なデータではありませんが、再婚率の中には子持ちのケースも含まれていることから同じように時代の変化はあると考えられるのではないでしょうか。

※出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)「人口動態調査(2021年)」

バツイチ子持ちであることが再婚のハードルとなる理由

バツイチ子持ちであることが再婚のハードルとなる理由

再婚カップルが増えつつあるとはいえ、バツイチ子持ちであることをハードルに感じる人もいます。実際にどんなことが、なぜハードルになりやすいのか、解説します。

時間のやりくりが難しい

一人で子どもを育てていくには、仕事も家事も子育ても頑張らなければならず、どうしても自分の自由時間が少なくなりがち。その中で婚活をするとなると、時間のやりくりが必要です。

例えばデートの約束をするときには、自分の予定だけではなく子どものことも考慮して決めなければなりません。夜のデートを避けたり、休日は子どもを預かってくれる人の協力が必要だったりします。

またデートから帰る時間を気にしたり、子どもの体調が不調の場合には、予定を直前で変更せざるを得なかったりと、自分の気持ちを優先できない場面もあるでしょう。

思うように進んでいかないと、「再婚は難しいのかな」と消極的になり、婚活へのモチベーションが低くなることもあります。

お相手と子どもの相性や関係性が不安

子どものためにも再婚したいと思う半面、お相手と子どもが仲良くやっていけるか不安になることも。

子どもがお相手に懐くかどうか、一緒に生活する中で、子どもに我慢や緊張をさせてしまうのではないかなど、子どもに与える影響を考えるのは、親として自然な感情です。

子どもの年齢によっては、実の父や母のことが記憶に残っている場合もあり、余計に子どもの心情を考えてしまうケースもあります。

実際にお相手と一緒に暮らしてみないと分からないことも多いため、なかなか再婚に踏み切れないこともあるでしょう。

周りの反応が気になってしまう

「バツイチ子持ち」と言うと驚かれたり、いろいろな価値観がある中で、「今は恋愛より、子どものために一生懸命に働いて立派に育てた方がいい」という考え方の人が身近にいるかもしれません。

そのような周りの反応や意見が気になって、気持ちが揺らぐこともあります。再婚したい気持ちはあるのに、自分が恋愛をしてもいいものなのか、迷ったり悩んだりする人も多いことでしょう。

バツイチ子持ちとの再婚、周囲から反対されたら?

バツイチ子持ちとの再婚、周囲から反対されたら?

自分がバツイチ子持ちの場合、そのことでお相手が周囲から反対されるのでは、という不安もあるでしょう。反対される理由としてどんなことが考えられるのか、それに対する対策を解説します。

急に子どもの親になることへの心配

<反対される理由>
子どもがいないカップルの結婚は、ゼロから家庭をつくり、出産・育児を経験しながら、親として成長していく過程があります。その過程がなく、急に子どもの親になることへの難しさを懸念して、お相手が周囲から反対されることもあるでしょう。

子どもとの関係性がうまくいくのか、結婚と同時に親になることで、責任の重さや経済的負担などの心配も理由になります。

<対策>
周囲が反対するのは、心配しているから。その根底には「幸せになってほしい」という気持ちがあります。反対されたからと自分も態度を硬化させるのではなく、周囲の心配する気持ちをくむことが大切です。

強い決意の下で、家族としてこれから人生を共にしていく意思と、具体的に子どもを含め自分たちがどのような幸せな家庭をつくっていきたいのか、根気強く伝えていきましょう。

離婚理由や元配偶者との関係性への不安

<反対される理由>
離婚に至るまでには必ず原因がありますが、本当の理由は当人しか分かり得ない部分もあります。

その不透明さや、元配偶者は子どもの親であることに違いはないことなどから、今後、新家庭に関わりが出てくるのか否かなど、想像がつかないことに対しての不安も反対の理由になり得ます。

それならば、初婚同士の方が良いのではないかという考えから反対されるケースがあります。

<対策>
離婚理由や元配偶者との現在の状況を伝えられる範囲で誠実に話すことも大切です。きちんと元配偶者との関係性が整理できていない部分がある場合には、うやむやにせずに、しっかりと対応しておきましょう。

新しい第一歩のためには、お相手にも周りにも不安を与えないことが必要です。

バツイチ子持ちのハードルを乗り越えるために大切なこと

バツイチ子持ちのハードルを乗り越えるために大切なこと

上に挙げたようなバツイチ子持ちの再婚へのハードルを乗り越えるために、どのようなことが大切なのか見ていきましょう。

デートの時間を相談しながら決める、会えないときはSNSを活用する

お付き合いに発展しても、思うようにふたりの時間をつくることができないこともあります。

申し訳ない気持ちが湧いてくるかもしれませんが、そういうときは、正直に相談をしながらお付き合いを進めると良いでしょう。

お相手に子育ての経験がない場合、時間のやりくりの難しさがよく理解できないかもしれません。しっかりと状況を伝え、素直な気持ちを伝えましょう。

もしお相手が本気でふたりの未来を考えているのであれば、子どもと一緒に楽しめるデートプランを考えてくれるかもしれません。また、早く帰らなければならない状況などへの理解を示してくれるでしょう。

会う時間が取れなくても、SNSでやりとりを積み重ねたり、オンラインで顔を見ながら話したりすることで、お互いの理解度が増します。

そうしてふたりの時間を積み重ねていくことで、信頼と思いやりのある関係性を築いていくことでしょう。

お相手と子どもの関係性がよくなるための機会を意識してつくる

お付き合いが進んできたら、お相手と子どものタイミングを見て、一緒に過ごす時間をつくるとよいでしょう。

前もってお相手には子どもとのエピソードを、子どもにはお相手のことを繰り返し話しておき、心の距離を近づけておくとスムーズにいきやすいです。

会うときには、アミューズメントパークや水族館など、お相手も子どもも楽しめる場所を選びましょう。

心理学では、「単純接触の法則」というものがあります。何度も何度も会っているうちに、自然と心を許し親密度が増し好きになるという法則です。焦らずに、少しずつ仲良くなれるような環境をつくるよう心がけましょう。

自分の人生は自分で決めるという意識を持つ

何をするにも、周りの人はいろいろな見方をし、さまざまな意見を言うでしょう。近しい人ほど、親身にアドバイスをしてくれると思います。そのたびに気持ちがぶれたり、不安になったり、迷いが生じるかもしれません。

意見やアドバイスそのものは、ありがたく受け止めながらも、自分の人生は自分が責任を持ち、自分で決めるという意識が重要です。

自分が幸せになることが子どもの幸せ、周りの人の幸せにつながると信じて前を向いて進んでいきましょう。

バツイチ子持ちが再婚に向けて心がけたい3つのこと

バツイチ子持ちが再婚に向けて心がけたい3つのこと

バツイチ子持ちが幸せな再婚に向けて心がけたいことを3つ教えてもらいました。

離婚を前向きに捉える

「離婚」は「失敗」というマイナス要素ではありません。

真剣に未来を考えて、子どもにも恵まれたけれど、これ以上一緒に人生を送ることはできないという判断の下で、離婚するという決断をした人も多いでしょう。悩んだり傷ついたりした分、人間性が豊かになり、経験値も上がっています。

「こうすれば良かった」という学びもあったかもしれません。それはこれからの自分の人生に生かせばよいことです。未来の自分と子どもの明るい人生に向かって進むことが一番重要です。

自分を磨き続ける

日々忙しい中で、自分自身に使える時間は少ないかもしれません。

貴重な自分だけの時間だからこそ、自分磨きに使いましょう。親が生き生きとしていると子どもにも良い影響を与えます。

おしゃれをしたり、自分の興味のあることを勉強したりと、自分を磨き続ける姿勢そのものが、自分自身の魅力をアップしてくれます。そうすることで、新たな出会いが見つかることもあるかもしれません。

うまくいかなくても諦めない

出会いのチャンスに恵まれたとしても、途中でお付き合いが続かなくなるケースは多々あります。これは、バツイチ子持ちかどうかにかかわらず、どの人にも言えることです。

うまくいかなくても、諦める必要はありません。「人生の伴侶はこの人ではなかったということ」と捉え、また次へ進みましょう。幸せな結婚のためには、諦めないことが大切です。

バツイチ子持ちにおすすめの婚活方法3選

バツイチ子持ちにおすすめの婚活方法3選

仕事に、子育てに忙しいバツイチ子持ちにとって、再婚に向けて効率的な婚活方法にはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめの婚活方法を3つ紹介します。

結婚相談所

結婚相談所 たくさんのカップルを成婚に導いているプロの力を借りることは、心強く効率的な方法です。婚活に関する知識が豊富で、客観的な視点で相談に乗ってくれるので、悩みを一人で抱え込まずに済みます。

結婚相談所の担当者には、自分の気持ちを隠すことなく、オープンマインドで、気になることは小さなことでも相談しましょう。婚活のプロの視点でアドバイスをしながら、成婚までしっかりとサポートしてくれるはずです。

マッチングアプリ

子どもが寝た後などの時間を活用して、自分で婚活をしたい人は、マッチングアプリを利用するのがおすすめです。

マッチングアプリの良い面は、いつでもどこでも、自分の時間に合わせて活動できるところです。出会いのタイミングを増やしましょう。

婚活パーティ

さまざまな婚活パーティがありますが、本人確認が行われているか、実績のある会社が運営しているか、参加費用は適正かなどのリサーチをして、積極的に参加してみましょう。

実際にパーティに参加すると、「もっとコミュニケーション能力を身に付けよう」とか、「この服装は相手に好感を持たれやすい」など、気付きが得られます。

婚活パーティだけでなく、結婚相談所やマッチングアプリと併用するとさらにチャンスが広がるでしょう。

幸せな再婚のために前を向くことが大事!

幸せな再婚のために前を向くことが大事!

子どもと一緒に再婚に踏み出すには、考慮すべきことがたくさんありますが、自分やお相手、子どもの幸せのために何が良いのかを軸に考えることが大切といえそうです。

また、再婚したいという気持ちがあっても、生活に追われ再婚したくてもなかなか出会いがない……というケースもあるかもしれません。その場合は、無理なく始められる婚活をスタートさせるのも一案です。

ゼクシィ縁結びエージェントでは、入会を決めていなくても婚活の進め方について相談できる「無料カウンセリング」を実施しています。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文/前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション 代表
一般社団法人 エグゼクティブ・イメージコンサルタント 代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の4つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト:https://me-pro.biz/index.php

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