目次
結婚したい?したくない?多様化する価値観 なぜ結婚をめんどくさいと感じてしまうのか
  • 理想の相手に出会えない
  • 一人を自由に楽しみたい
  • 損得を考えてしまう
  • 結婚式の段取りや各種手続きが大変そう
  • 親戚付き合いが大変そう
結婚の“めんどくさい”に向き合って気持ちを切り替える方法
  • 一気にゴールを目指さず、細かく目標を設定してみる
  • 結婚のメリットを考えてみる
  • パートナーがいる人生、いない人生を考えてみる
「結婚ってめんどくさい」という気持ちに向き合って、一歩踏み出そう!

結婚に前向きな気持ちがあって婚活をしていても、「結婚ってめんどくさいかも……」 と感じてしまったことはありませんか?そんなときは、結婚の何を「面倒だ」と感じているのか、婚活や結婚に対する自分の気持ちと向き合ってみるのも一つの方法です。この記事では、結婚をめんどくさいと感じる理由や、気持ちを結婚に対して前向きに切り替える方法などについて、異性間コミュニケーションの専門家・佐藤律子さんにお話を伺いました。

結婚したい?したくない?多様化する価値観

結婚はめんどくさいもの?面倒に感じてしまう理由と気持ちの切り替え方法

近年、人生で一度も結婚しない人や、ひとり親世帯が増加するなど、結婚や家族に対する価値観も多様化しています。

例えば、令和4年の男女共同参画局の報告書(※)に、結婚の経験がない独身の人を対象として結婚願望を聞いた調査のまとめがあります。

20~30代の男女では4~6割の人に結婚願望があるのに対し、「結婚したくない」「できればしたくない」と答えた人は20代の女性で14.0%、30代女性で25.4%、20代男性で19.3%、30代男性で26.5%となっています。

結婚したくない理由としては、「結婚に縛られず、自由でいたい」「結婚するほど好きな人に巡り合ってない」などが男女ともに上位に挙げられています。

※出典:「 令和4年版 男女共同参画白書 」(内閣府男女共同参画局)

積極的に結婚したいと思う人や、できれば結婚したいと思う人が多くいる一方で、結婚したくないという人も一定数いるということが分かります。

なぜ結婚をめんどくさいと感じてしまうのか

結婚はめんどくさいもの?面倒に感じてしまう理由と気持ちの切り替え方法

結婚を面倒に思う理由は、結婚したくない理由に共通する部分もあるようです。まずは、結婚を面倒に感じてしまう理由を整理してみましょう。

理想の相手に出会えない

結婚するためには、結婚したいと思えるような相手と出会うが前提になります。

そもそも出会いがないという人から、理想の人が見つからないという人まで、事情はそれぞれですが、相手探しに時間や手間がかかってしまい、結婚そのものを面倒に感じてしまうこともあるでしょう。

一人を自由に楽しみたい

独身なら、自分の時間やお金は、好きな時に好きなように使えます。結婚すると、パートナーと生活を共にすることになりますから、独身の頃のようにすべて自分のペースで、というわけにはいかなくなります。

趣味に時間やお金をかけたり、誰に気兼ねすることなく友達と出かけたりと、ひとりの時間を楽しめている人ほど、結婚を面倒だと感じてしまうかもしれません。

損得を考えてしまう

結婚して家族が増えるほど、掃除や洗濯、食事の用意など、家事も増えます。お互いに仕事で稼いだお金を分かち合うことにもなります。収入に差がある場合、多い方が損だと思うことがあるかもしれません。

このように家事や経済的な負担のバランスについてパートナーと相談する必要が出てくることで、自分の方が負担が大きくなるかもしれないと感じてしまう人も多いようです。

結婚の段取りや各種手続きが大変そう

婚姻届の提出に始まり、姓が変わる場合は運転免許証や銀行などの名義変更、勤め先への報告など、結婚には各種の手続きがつきものです。

また、結婚式を挙げるなら会場から招待客まで決めなければいけないことが多くありますし、新居へ引っ越すなら不動産の契約も進める必要があります。

このような結婚の段取りやいろいろな手続きは、モチベーションを維持できないと、負担に感じてしまうこともあるでしょう。

親戚付き合いが大変そう

結婚すると、本人同士だけでなく、家同士のつながりも生まれます。お互いの親やきょうだいとうまく付き合うことはもちろんですが、親戚付き合いもあり、相手側との人間関係が広がります。

家族や親戚とのお付き合いが煩わしいと感じてしまうことも、結婚を面倒に感じる理由の一つです。

結婚の“めんどくさい”に向き合って気持ちを切り替える方法

結婚はめんどくさいもの?面倒に感じてしまう理由と気持ちの切り替え方法

ここまでで、さまざまな要因によって結婚を「めんどくさい」もの、と捉える人も少なくないことが分かりました。ここからは、「結婚ってめんどくさいかも……」という気持ちに向き合って、気持ちを切り替える方法について考えていきましょう

一気にゴールを目指さず、細かく目標を設定してみる

結婚に限らず、高すぎる目標を設定すると、途中でつまずいたときに、気持ちを立て直すのは難しいものです。婚活のゴールはもちろん結婚ですが、まずは出会い、次にお見合い、次にデートと、一歩ずつ目標を設定して、その段取りを楽しむようにしましょう。

そうすることで、多少つまずいても、「婚活がうまくいかなかった」とショックを受けるのではなく、「今回のお見合いはここがうまくいかなかった」「次はこうしてみよう」と前向きに考えることができるようになるはずです。

結婚のメリットを考えてみる

好きな人と一緒に暮らすことや家族が増えることには、「幸せ」のイメージを持つ人も多いでしょう。また、生活していく上でも、家事や収入を分担してお互いに助け合うことで、負担を軽くすることができます。

結婚の「めんどくさい」部分が気になったら、このような結婚のメリットを考えてみるのもおすすめです。

パートナーがいる人生、いない人生を考えてみる

結婚のもう一つの大きなメリットは、人生を共に歩むパートナーができることです。さまざまな経験を共有し、一緒に笑ったり感動したり、時には一緒に悩んだりできる存在がいることは、人生を豊かにしてくれます。

また、「このままパートナーのいない生活でいいの?」と考えてみると、一人では寂しいという感覚はもちろん、体調が悪いとき、経済的に困ったときなど、家族がいないのは不安が大きいものです。

結婚したらどんな人生を送りたいのか、もう一度、自分の気持ちに向き合ってみましょう。

「結婚ってめんどくさい」という気持ちに向き合って、一歩踏み出そう!

結婚はめんどくさいもの?面倒に感じてしまう理由と気持ちの切り替え方法

「結婚はめんどくさいもの?」と感じてしまう理由や、気持ちを切り替える方法についてご紹介しました。

婚活をしていて疲れてしまうと、「結婚ってめんどくさいかも……」と感じることもあるかもしれません。気持ちを前向きに切り替えるためには、どうして面倒だと感じるのか、どうして結婚したいと思うようになったのか、自分の気持ちと向き合ってみてください。

「めんどくさい」にきちんと向き合うことで気持ちが整理でき、次の一歩を踏み出すことにつながるはずです。

「自分一人では気持ちを切り替えるのが難しい」というときは、結婚相談所に相談するのもおすすめです。リーズナブルな料金体系ながら、丁寧なカウンセリングを受けられるゼクシィ縁結びエージェントなら、婚活や結婚に関するお悩みも相談できます。まずは、気軽に受けられる無料カウンセリングを体験してみてはいかがでしょうか。

取材・文/相川聡子

【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会理事長、婚活のスペシャリスト。1972年宮城県生まれ。OLからウエディングプランナーへ転職し、仙台初のレストランウエディング事業で驚異的な売上げを達成。婚活イベント、ウエディング事業を通して1,000組以上を結婚に導いた経験から、2016年一般社団法人異性間コミュニケーション協会を設立。認定講師は全国に100名以上在籍。自治体の婚活イベント、企業研修と講師業を中心に活躍している。著書に『ジェンダーレス時代の男の子女の子の育て方』(秀和システム)、『夫を変える!魔法の言い方』(自由国民社)、『理屈で動く男と感情で動く女のもっとわかり合える会話術』『ずるいくらい思いのままに恋が叶う』(共に、かんき出版)など。『乃木坂工事中』(テレビ東京)、情報番組『グッディ』(フジテレビ系列)など、テレビ番組の監修・出演も多数。
佐藤律子 公式ホームページ:https://www.iseikan.jp/

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