結婚願望はある？結婚願望がない人が考えていることとは

「生涯独身」「未婚率増加」などと独身が話題になることもあり、そういった言葉を耳にしている人も少なくないかもしれません。昨今の独身の人たちは、結婚に対してどのように考えているのでしょうか。データを基に、独身者の結婚の意思を探ってみました。また、結婚願望がない人が考えていることや、結婚願望が湧いてくるタイミング、交際前に結婚願望を確認する方法を、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。

内閣府の男女共同参画局が発表しているアンケート調査から、独身者の結婚願望を探ってみました。

出典：内閣府「男女共同参画白書 令和4年版」

【女性】20代は結婚意思ありが64.6%、50代になると半数以上が結婚意思なし

20代女性は64.6%の人が、結婚意思があると答えたものの、年齢を重ねるごとに結婚の意思は薄れていくことがわかります。60代になると、「結婚意思あり」の女性はわずか7.9％となっています。そして、「結婚意思なし」の割合は、年代が上がるのと比例して増えていっています。50代になると半数以上の人が、結婚願望がなくなっていることが見て取れます。

【男性】年齢を重ねても女性よりは結婚願望がある人が多い

男性も女性同様に、年齢を重ねるごとに結婚願望が薄れていく人が増える傾向です。ただ、「結婚意思なし」の割合を見ると、女性よりは数値が低く、割合の増加も女性よりは緩やかです。そして、男性は20代よりは「結婚意思あり」の割合は減少しますが、年齢を重ねても「結婚意思あり」「どちらでもいい」と回答する男性の割合は女性より多いことがわかります。

「結婚したい」と思わない理由とは何なのでしょうか。結婚願望がない人が考えていることを挙げてみました。

他人との生活がうまくイメージできない

今まで気楽な独身生活を送ってきたので、今さら他人と一緒に生活するイメージができない人もいるでしょう。相手に合わせるのが面倒くさいと感じてしまい、結局一人でいるのが楽だと思ってしまうのです。

メリットを感じない

そもそも結婚する必要性を感じない人もいるかもしれません。結婚することによって、何がプラスになるのかイメージが湧かないということです。

お金を自分のために使いたい

結婚すると自分が稼いだお金をすべて自分のために使うことができなくなってしまう可能性があります。自分のためにお金が使えなくなると思い、結婚に対してネガティブなイメージを持っている人もいるケースもあります。

相手の人生に責任を持つ自信がない

結婚して相手や子どもの人生に責任を持つ自信がない人もいるでしょう。相手を幸せにする自信がなく、自分には結婚する資格がないと思ってしまう人もいる可能性があります。

今の仕事を続けたい

仕事が充実しており、結婚よりも仕事を優先したいことも考えられます。特に女性は、妊娠や出産、子育てでキャリアを断絶したくないと思う人はいるでしょう。

家事の負担が大きい

今は共働きが主流の時代なので、ある程度の家事能力は必要になります。結婚して仕事をしながら家事ができるのか不安な人もいるでしょう。また、一人暮らしの経験がなく、家事に対して不安を覚えたり、苦手意識があったりする人もいるかもしれません。

趣味などに忙しく寂しくない

結婚以外に、趣味が充実していたり、「推し活」など生涯を通して楽しめるものがあったりすると、それで心が満たされてしまうものです。時間も心も充実しているので、結婚しなくてもいいかなと思ってしまうこともあり得ます。

もともと結婚願望がなかった人でも「結婚したい」と思うきっかけがあるはずです。どんなときに結婚願望が湧いてくるのでしょうか。

一生一緒にいたいと思える人に出会えたとき

一生共に生活をしていきたいと思える人に出会えたときに、結婚願望が湧いてくる人は多いです。また、もうこれ以上の人と出会えないと感じたときにも、「結婚したい」と思う人は多いでしょう。

周囲で結婚や出産が増えたとき

友人や同僚など周囲の人たちの結婚が増え始めたときは、周りに影響されて結婚願望が高まるかもしれません。また、子どもが生まれて親になっている人を見ると、「自分も家庭を持ち、親になりたい」と思う人はいるはずです。

安定した収入が見込めるようになったとき

仕事が安定して継続的な収入が見込めるようになると、「結婚しても大丈夫」という安心感が生まれる人もいます。昇進したり、年齢を重ねたりして収入が安定することで、結婚願望が湧く人も考えられます。

相手との未来を思い描けたとき

「自分が落ち込んでいるときに明るく前向きな相手に救われた」「相手の第三者への態度から優しい人柄を感じた」など、お相手と結婚したら「楽しい結婚生活を送れるだろうな」と感じることがあるかもしれません。相手との幸せな未来が見えると、結婚を意識する人は多いはずです。

結婚願望の有無は人によって異なるため、相手の結婚の意思が気になる人は、交際前にさりげなく聞いてみるとよいかもしれません。空気が重くなってしまうと相手のプレッシャーになってしまう可能性があるので、あくまで軽く「何歳までに結婚したいと思っている？」「子どもは好き？」など、世間話の延長くらいの空気感で質問してみましょう。

「結婚」や「子ども」の言葉を出すのが厳しいようであれば、相手の将来設計を聞いてみるとのも一つの方法です。「10年後、どうなっていたら幸せだと思う？」などと質問し、その中に結婚や子どもを持つことが含まれているかを確認してみましょう。

「結婚したい」と思っている人は、相手の結婚願望が気になることでしょう。相手の言動や、仕事や友人などの周囲の状況から、結婚願望を探ってみてください。好きになった相手の結婚願望が知りたい場合や、次に付き合った相手と結婚したい場合は、交際前にさりげなく聞いてみることをおすすめします。

婚活で出会った相手でも、「本当に結婚の意思はあるのか」「いつごろ結婚したいと思っているのか」など、確認したいことはあるはずです。ゼクシィ縁結びエージェントには、専任のマッチングコーディネーターがサポートしてくれるプランがあるので、不安になったときにも相談できます。相手の気持ちがわからず、どうしていいかわからないときに頼れる人がいるのは心強いといえるでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントの主なサービス内容が知りたい方は、無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

取材・文／坂田圭永

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/